応用情報技術者合格体験記:ひろとさん
応用情報技術者試験の場合,試験範囲が膨大ですので,なんとなく勉強しているだけでは,合格できません。
特に,暗記に頼っていると,記憶はどんどん抜けていきますので,何度受けても合格できない,という負のスパイラルにはまることもあります。
どこかのタイミングで,一度,不合格の原因をきちんと分析し,対策を実行することが大切です。
専門知識にしろ,国語力にしろ,きちんと対処ができさえすれば,合格することは無理ではありません。
今日のブログは,4回目の挑戦で応用情報技術者試験に合格された,ひろとさんです。
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【基本情報】
氏名:ひろと
年齢:39歳
応用情報処理技術者試験:4回目(23年度特別試験)
点数:
午前 84点
午後 64点
勉強した問題。○は試験のとき選択
○経営戦略
・ネットワーク
○データベース
・情報システム開発
○セキュリティ
○プロジェクトマネジメント
○ITサービスマネジメント
過去の点数
1回目午前84点,午後58点
2回目午前84点,午後58点
3回目午前84点,午後55点
【受験の動機】
何となく15年もIT業界で受託開発をしてきたが,基本が頼りなく自信をもてない。
ORACLE MASTER10G GOLDをとれたので軽い気持ちでDBに挑戦し,2回受験したが不合格。
APに変更し広い全般的な勉強をしてからDBを受験することを決意。
【過去の経歴】
1.TACの通信講座でAPを受講。
APは試験範囲が膨大で,過去問を何となくこなしているだけで合格するとは思えないという考えに至る。しかし,1回目の受験は,午後58点。自分では50点行くかどうかという感覚で58点。次は何となく受かるだろうと天狗になる。
2.2回目はだらだら有りもしない自信で受験。やはり撃沈。
3.3回目を受験する前に,敗因の分析と対応策の実施。
【勉強内容】
1.「~文字以内で答えよ。」という形式の問題の対応。
わくすたから論理エンジンというツールがあるのを知り,LEVEL20まで勉強。3ヶ月。
マス目のノートを使用。20字,30字,40字等で聞かれたときの文字数の限界数になれる。
2.経営戦略の勉強範囲の確認。
美月先生から,「MBAマネジメント・ブック」を薦められた。
2ページずつ読み,要点をブログで公開しまとまりの無い文章で恥をさらす。
今ではそのHPは成果物として宝物となった。
3.ネットワーク関連。
TCP/IP関連1本に絞る。「マスタリングTCP/IP」読破。
NWは机上の知識では,厳しいため,実機での実践を行った。ルータや無線LANの実機での設定,サーバOS(WindowsServer2008等),電子メール製品(Exchange等),ディレクトリソフト(ActiveDirectry等)の設定。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
急がば回れということわざ通り,過去問ばかりやらないで,一分野毎に,専門書を読んだほうが 良いのではと感じた。
専門書は難しいけれど頭の片隅に10%でも残っていれば,良しとする感覚でやると,忘れたときの自己嫌悪は少ないと思う。
4回の受験は嫁子供の妨害以上に協力があって完走できたと思う。感謝を忘れず,次の目標(DB)へがんばる。