株式会社わくわくスタディワールド

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高度午前1の勉強方法

わく☆すた,美月です。
私事ですが,今日,東京マラソンを走ってきました。

完走は無理かもなぁ。。。とは思っていたのですが,結果はまさかの10km関門でのタイムオーバー。;_;
けんけんには,「午前1で足切りされたみたいだね」と言われました。
確かに準備不足,返す言葉もありません。。。

ちゃんと練習しさえすれば,10kmぐらいは普通は走れるようになります。
そして同様に,ちゃんと勉強しさえすれば,午前1は確実に突破できるようになります。
ただ,その方法には,少しコツがあります。

先日,「午前2問題の勉強方法」で,午前2は,過去問をしっかりやれば突破できる,という話をしました。
ただ,高度区分の午前1で,過去問演習だけで大丈夫か,といわれると,ちょっと微妙です。

高度午前1の30問は,応用情報技術者試験午前の80問からの抜粋です。
難しめの問題が選ばれている感じもしますので,難易度としては,高度午前1の方が若干高いような気もします。

そして,高度午前1は,応用情報技術者試験の午前で出てくる分野が,すべて出題されます。
具体的には,試験要綱のP.17にある(午前試験)〔試験区分別出題分野一覧表〕に出てくる23個の中分類について,全部が1問以上出てきます。

それぞれの中分類も,「ネットワーク」「データベース」みたいな感じで,1つ1つがとても広い範囲です。
ですので,実際に勉強しなければならない分野は,膨大になります。

そして,過去問の使い回し率も,午前2よりは低く,「ここが出る!」みたいなヤマをはることも難しくなります。
過去問を少しやったり,薄い本で軽く勉強して受ける,ということをやっても,運が良ければ受かることもありますが,普通はそれだけでは突破しづらいのが現状です。


高度午前1の本来の目的は,「高度なIT人材だったら,IT全般についてひととおりのことを知っている」ことを試すことです。
ですので,確実に突破するためには,IT全般について,ひととおり学習することが王道になります。

一番いいのは,「徹底攻略 応用情報技術者教科書」(平成24年度版平成25年度版)などの参考書で,応用情報技術者対策と同じ勉強をすることです。
ここまでやれば,高度午前1は確実に突破できますし,専門分野の勉強をする上での基礎力にもなります。

また,今回,高度午前1を受験される方に向けて,3月25日にわく☆すた公開セミナー「高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース」も開催しますので,よろしければご検討ください。
ちなみに,このセミナーは,1日でかなり知識を詰め込みますので,他のセミナーよりも1時間長くなっております。


高度午前1は,1回突破すれば2年間免除ですし,ついつい軽く突破する必要悪,みたいに考えている人も多いと思います。
ただ,それで午前1で足切りに合うと,午前2以降の専門分野は採点もされません。
合格するためには,一度は午前1をしっかり勉強する必要があります。

本来は,応用情報技術者試験に受かって高度に進むもの,という前提を飛ばすための高度午前1です。
広い範囲を見通せる基礎力をつける,という意識で,ぜひ前向きに取り組んでみてください。