試験合格で得られること

今日,多摩に行く途中,京王線に乗りました。
すると,目の前の吊り広告に,なんだか見たことのあるキャラクターが。^^
いつもの,「その手に,国が認めるIT力を」のキャラクターたちの,ITパスポートの宣伝でした。
一瞬,「情報処理試験って,申込締め切ったんじゃなかったっけ?」と思ってしまいましたが,ITパスポートはCBTになったから,いつでも受けられるんでしたね。^^;
ちなみに,ITパスポートに限らず,情報処理技術者試験に合格することで得られることは,このキャッチコピーに出ている
・就職に活用
・自分に自信
・仕事に活きる
の3点が代表的なものなんだろうなぁ,と改めて感じました。
就職に活用は,大手のIT系会社だと,資格を重視するところは,今も結構多いと思います。
私も毎年,新人研修で情報処理技術者試験対策を行っていますが,「基本情報技術者に合格していたから採用された」という新人は,結構多いです。
そして,自分に自信,というのは,意外と効用としては侮れないです。
きちんと勉強して,合格することで,「努力する自分」に対する自信がつきます。
自分がやれる,と感じられると,勉強以外のことにも,プラスの効果が大きいです。
「オレ,試験に受かったから転職するんだ」といって,より良い条件で転職,という人も,結構いっぱい見てきましたし,人生を変えるきっかけにもなると思います。
仕事に活きる,というのは,試験に受かった後の方が,実感される方が多いようです。
情報処理技術者試験の場合,一見,仕事と関係なさそうな,理論的な話が多いので,あんまり役立たなさそうに見えるかもしれません。
でも,ひととおり勉強すると,視野が広がりますし,大枠での大局観みたいなものが身に付きます。
そうすると,仕事で問題が発生したときの,問題の切り分けも行いやすくなりますし,解決方法も推測しやすくなります。
仕事のスキルを上げるときの基礎になって,よりレベルアップしやすくなる,という感じです。
ただ,この「仕事に活きる」は,実は試験に合格するかどうかには関係ないのかもしれません。
時々,「ネットワークスペシャリストには合格できなかったけど,ネットワークの勉強をしたおかげで,仕事上のトラブルが解決できた」という話も聞きます。
ゴールよりも,その過程が重要なのだとも感じています。
資格試験は,あくまで試験ですし,受かれば安泰,というわけにはいきません。
でも,試験勉強の過程で得られるものは,数多くあります。
あと1ヶ月半,残り6週間です。
試験を見据えて,できる限り力をつけていきましょう。