「徹底攻略 基本情報技術者 科目Bの実践対策 第2版」発売のお知らせ
弊社で執筆しております,「徹底攻略 基本情報技術者 科目Bの実践対策 第2版」が発売されました。第2版では,プログラミング的思考を鍛えるための解説を新たに加え,演習問題を大幅に増やしています。その結果,写真のように,第2版は初版から大分分厚くなりました。内容のボリュームアップした一冊になっています。
科目B試験とプログラミング的思考
基本情報技術者試験の科目Bは,アルゴリズムとプログラミングを中心に,情報セキュリティを加えた構成で出題されます。多肢選択式ではありますが,単に知識を問うのではなく,与えられたプログラムやアルゴリズムを「読み解いて,動きを正しく追える」ことが求められます。
この「読み解く力」の土台になるのが,プログラミング的思考です。プログラムを順を追って処理していく力,条件分岐や繰り返しの動きを頭の中でトレースする力,問題を小さな手順に分解して考える力——これらが身についていると,初めて見る問題でも落ち着いて対応できるようになります。
トレースだけでは解けない
科目Bの対策というと,「トレース(プログラムの動きを1ステップずつ追うこと)」が注目されがちです。確かにトレースは大切な技術ですが,それだけで科目Bの問題が解けるようになるわけではありません。
トレースは,あくまでプログラミング的思考を構成する一つの要素にすぎません。実際の問題を解くには,
- 問題文の仕様を正しく読み取り,何を実現したいのかを把握する力
- 処理全体の流れや,アルゴリズムの「ねらい」をつかむ力
- 複数の選択肢を比較し,妥当なものを論理的に選び取る力
など,さまざまな力が組み合わさって初めて答えにたどり着けます。トレースだけを訓練しても,「一行ずつは追えるのに,全体として何をしているのか分からない」「結局どの選択肢が正しいのか判断できない」という状態に陥りがちです。
大切なのは,トレースを含めたプログラミング的思考を総合的に伸ばしていくことです。第2版では,この点を強く意識し,特定のテクニックに偏らず,科目Bを解き切るために必要な力をバランスよく養える構成にしました。プログラミング的思考そのものを鍛える解説を新たに加えています。
第2版の主な改訂ポイント
プログラミング的思考を鍛える内容を追加
プログラムを正しく読み解くための「考え方」を,第2版から新たに解説しています。
- 変数の値の変化を1ステップずつ追うトレースの手順
- 条件分岐・繰り返しといった制御構造の読み解き方
- 配列やリストなど,データ構造の動きのイメージのつかみ方
- 問題文の仕様を手順に落とし込む考え方の流れ
知識を暗記するのではなく,「どう考えれば解けるのか」という思考のプロセスを身につけられる構成にしています。プログラミングに苦手意識のある方でも,段階を追って読み解く力を養えます。
演習問題を大幅に増量
科目Bは,知識を入れるだけでは得点に結びつきません。実際に手を動かし,数多くの問題を解いて慣れることが合格への近道です。
第2版では,演習問題を大幅に増やしました。やさしい問題から本試験レベルの問題まで段階的に取り組めるよう問題を配置し,無理なくステップアップしながら実戦力を高められる構成にしています。豊富な演習量によって,本番でも安定して得点できる力が身につきます。
解説の強化
出題傾向を踏まえて,解説をさらに充実させています。つまずきやすいポイントや,受験者がよく間違える箇所を丁寧にフォローし,「なぜそうなるのか」が腑に落ちる解説を心がけています。
本書の特徴
- プログラミング的思考から実戦演習まで,一冊で完結 考え方の土台づくりから,豊富な演習による得点力の養成までを,この一冊でカバーできます。
- 多くの演習問題で「解く力」を徹底的に鍛える 読んで終わりではなく,実際に解いて身につける構成です。
- 科目Bの全範囲に対応 アルゴリズム・プログラミングから情報セキュリティまで,科目B試験で問われる内容すべてに対応しています。
サンプルコードや補足資料はGitHubのサポートページでも公開しています。あわせてご活用ください。
今後の学習に向けて
科目Bで身につけるプログラミング的思考は,試験合格のためだけのものではありません。プログラムやアルゴリズムを論理的に読み解く力は,これからITに関わるうえで,分野を問わず役立つ基礎力になります。
まずは本書でプログラミング的思考の土台をつくり,豊富な演習で「解ける」状態に仕上げていきましょう。科目B試験の合格を,しっかりとサポートする一冊です。
書籍の詳細はインプレスの書籍ページをご確認ください。Amazonでのご購入はこちらからどうぞ。