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2022年(令和4年)現在の情報処理技術者試験

2020年(令和2年)に春期試験が中止されて以降,情報処理技術者試験には様々な変更が加えられています。2022年(令和4年)現在はまだ,変わり続けている途中です。2023年(令和5年)にも大幅な変更が予定されており,今後の動向に目が離せない状況です。ここでは,2022年(令和4年)7月現在の状況と,今後の予定をまとめておきます。

情報処理技術者試験の実施時期(2022年現在)

情報処理技術者試験には現在,情報処理安全確保支援士試験を含めると,全13区分があります。このうち,CBT(Computer Based Testing)方式の試験でも,随時受験が可能なITパスポート以外は,受験時期が決まっています。全区分をまとめると次のとおりです。

春期試験(4月実施,紙試験)

  • ネットワークススペシャリスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • ITストラテジスト試験

春期試験(10月実施,紙試験)

  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • システム監査技術者試験

春期・秋期試験(4月,10月実施,紙試験)

  • 応用情報技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

春期・秋期試験(5〜6月,10〜11月実施,CBT試験)

  • 基本情報技術者試験

春期・秋期試験(7月,12月実施,CBT試験)

  • 情報セキュリティマネジメント試験

随時試験(毎月実施,CBT試験)

  • ITパスポート試験

基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験は,CBT試験ですが各期に1回,年間で計2回しか受験できません。次回,10〜12月の試験で,現在のCBT形式(午前,午後)は終了となります。
あと,秋期試験(紙試験)は昨年度から,10月第3週ではなく第2週に開催されており,今年(2022年)は 10月9日(日) に実施予定です。受験申込はすでに終了しています。

CBT試験の通年試験化(2023年から)

情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の変更内容の公表について(基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験化) の記事にあるとおり,2023年(令和5年)4月から,現在CBT方式で実施されている基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験が,通年で受験できるようになります。それに伴い,試験制度に大幅な変更が加えられる予定です。
一番大きいのは出題形式の変更で,午前→科目A,午後→科目Bとなり,午後の大問がなくなり,すべて小問での出題となります。基本情報技術者試験では,プログラミング言語問題がなくなり,すべて擬似言語での出題となります。

新試験の詳細については,また改めて記事にする予定です。個人的な意見としては,科目Bはプログラミング的思考(アルゴリズムなど)ができるかどうかが,合否のカギとなって,ごまかしが効かなくなると考えています。

プロジェクトマネージャ試験のシラバス変更

プロジェクトマネージャ試験(PM)の関連ドキュメントの一部改訂について にあるとおり,プロジェクトマネージャ試験のシラバスや出題範囲が,大幅に修正されています。アジャイル開発については,応用情報技術者試験や情報処理安全確保支援士試験など,他の試験区分でも出題が増えてきていますし,そろそろ必須の知識となっていると考えられます。デジタルトランスフォーメーション(DX)についても,『DX白書2021』が発行され,IPAが力を入れている分野です。DXは,すべての試験区分で,押さえておくべきポイントと言えます。

2022年7月現在の状況のまとめは以上です。試験制度の変更による影響については,また改めて記事にしていきたいと考えています。