2024年(令和6年)の情報処理技術者試験
今年(2023年(令和5年))は,情報処理技術者試験の制度が大幅に変更され,実施された年でした。内容そのものの本質的な進歩はなかったのですが,以下のような内容に変化がありました。
- 基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験のCBT試験が,通年受験可能に変更
- 情報処理安全確保支援士試験の午後1試験と午後2試験が統合され,午後(4問中2問選択)に
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験の午後2が論述式に
- ITストラテジスト試験,及びシステムアーキテクト試験の午後1,午後2から組込み系の問題を削除
情報処理技術者試験の実施時期と形式(2024年度版)
2024年(令和6年)は,今のところ大きな変更は発表されていません。ITパスポートで生成AIに関する問題が出題される,という発表(ITパスポート試験におけるシラバスの一部改訂について(生成AIに関する項目・用語例の追加など))があり,2024年4月の試験から変更されるというのが唯一です。
情報処理技術者試験には現在,情報処理安全確保支援士試験を含めると,全13区分があります。試験センターのページ(令和6年度試験情報)から,2024年(令和6年)の実施情報をまとめると,次のとおりです。
春期試験(2024年4月21日実施,ペーパー試験)
- 応用情報技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験
- ネットワークススペシャリスト試験
- システムアーキテクト試験 ※午後1,午後2が1問ずつ減少(組込み)
- ITサービスマネージャ試験
- ITストラテジスト試験 ※午後1,午後2が1問ずつ減少(組込み)
秋期試験(2023年10月13日実施,ペーパー試験)
- 応用情報技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験
- データベーススペシャリスト試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- システム監査技術者試験
通年試験(CBT試験)
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
秋期試験(紙試験)は2021年(令和3年)度から,10月第3週ではなく第2週に開催されており,2024年(令和6年)も 10月13日(日) に実施予定です。
2023年12月現在のまとめは以上です。 時代の変化を見据えつつ,新しいスキルを身につけていきましょう。