株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 41/91

本屋さん情報などなど

先日の,「たくさんの本を見比べて選ぶ」の記事,意外と役に立ったと言われる方も多かったので,もうちょっと続けていきます。
私の一番の趣味は,「読書」です。
気がついたら読んでる,ぐらいな感じの活字中毒なので,1日も本が手放せません。
海外旅行に行ったら現地の本屋さん巡りは必ずありますし,地方出張でもその地域の本屋さんにはほぼ毎回寄ります。
関東に住み始めたときには,秋葉原だけでなく,「神保町」に行くこともすごく憧れていました。
ただ,好みの本が新しめの本が多いので,古本屋よりも三省堂や書泉などの新刊の本屋さんに行くことが多いです。

問題演習には基本的に過去問を使う

今日,ある模擬試験問題の校正をするため問題を解いていて,久しぶりに頭が「???」となってしまいました。
問題に不備や誤りがあって,そのままだと答えが全然導けないのです。なんとか頑張ってかなり修正して,ちゃんと解けるようにはなったと思いますが,オリジナルの問題ってやっぱ怖いなぁ,と改めて感じました。
昨日,今年の過去問題を解説していたのですが,やっぱり本試験で出てくる問題は,答えが一意に導けるように,論理的に完全にできています。
もちろん,ある程度の自由度があり,ミスも全然ないことはないと思いますが,しっかり手がかかっている感じで,ほとんどのミスは事前に直されます。
質はやっぱり,本試験の問題は,すごく高いです。
民間で営利でやっていたら,この質は全然出せないと感じるぐらい差があります。
ですので,勉強の初期には,演習に過去問題を使うのを強くお薦めします。
過去問題を解き尽くした後に,実力判定に模擬試験を使うのは意義があると思いますが,普段の演習の段階では,過去問題以外には手を出さない方がいいと思います。
たまに,「過去問題はそのまま出ないから」と予想問題を使って勉強するのをメインにする人が多いのですが,基本情報技術者以上では,避けた方がいいです。本質とは全然関係ないところで,頭を悩ませてしまって時間を浪費する危険があるからです。
1日集中セミナーなどで,たまに,「この問題がどうしてもわからないんです」というのを持ってくる人がいるのですが,それが予想問題や模擬試験問題だったりすると,問題の不備で何日も悩んでいた,という場合も多いです。
過去問題だとそういう不備は,ほとんどありませんので安心です。
平成24年春向けの試験勉強をするときに,とても頼りになるのは,直近「3年分」の過去問です。
新試験制度が始まって3年がたって,出題傾向の変化が明らかになりました。
プロジェクトマネージャやデータベーススペシャリストなど,あんまり変わらないように見える試験区分でも,特に午後1は1問45分になって,深さが変わっています。
細かい活用方法は,試験区分ごとにも書きたいと思いますが,平成21年以降の問題はしっかり,それ以前は参考までに活用するのが大切です。
試験勉強を始めるにあたって,最初に過去問を解いて感触をつかむのもおすすめです。
過去問は公開されていますし,参考書で解答解説をダウンロードできるものも多いので,うまく活用して役立てていきましょう。

データベース基礎理論の学習方法

本日,わく☆すた公開セミナー「データベーススペシャリスト対策 5回コース」の1回目が,無事終了しました。
講座に参加された皆様,お疲れ様でした。
講義内容のDVDは,編集が終わり次第,発売の予定です。
また,今回からは,講座にご参加いただいた皆様にもお送りいたします。
今回は,データベースの基礎理論についてがテーマです。合格には欠かせない,大切な知識ですので,できれば繰り返し学習にセミナーDVDをご活用いただければと思います。
一度基本を理解した後は,過去問演習がおすすめです。
データベースの基礎理論は,ほぼ毎回,午後1問1で出題されていますので,しっかり分かるまで,過去にさかのぼって学習されると,慣れてきて確実に解けるようになります。
あと,今回,講義に参加された方に紹介した,データベース基礎理論の学習に一番使える本を紹介します。
リレーショナルデータベース入門―データモデル・SQL・管理システム」です。
大学の教科書なので,正直,読みにくいとは思います。
でも,この1冊で,理論は十分です。今年(平成23年特別試験)のデータベーススペシャリスト試験で出てきた第4正規形など,高次の正規形も,こちらでしっかり対応できます。
理論をしっかり身に付けたいから,付け焼き刃でない実力を付けたい方にはおすすめです。
試験対策の参考書や問題集だと,言葉の定義が曖昧だったり,間違っていたりすることがあるので,辞書代わりに手元に置いておくと安心です。
正規化や候補キーの定義,更新時異状の状況など,しっかり書いてあります。このあたりはさすが教科書,という感じです。
基礎理論の学習は,自転車に乗るような感じで,一度コツをつかんでしまうと,間違える気はしなくなります。
少なくとも設問3つのうち2つぐらいは,どんな年度でも解けるようになると思います。
ただ,コツをつかむまでの時間には個人差があるので,なるべく早めにスタートすると安心です。
基礎理論,特に正規化や候補キーが理解できていないと,データベース設計の問題も解けません。
順番的には,基礎理論を身に付けてからデータベース設計を行うのが王道です。次回の「データベーススペシャリスト対策 5回コース」2回目では,基礎理論を踏まえた上での,データベース設計の学習を行います。
基礎をしっかり固めて,順番に積み重ねていきましょう。

たくさんの本を見比べて選ぶ

今日,ヨドバシアキバにデータベーススペシャリスト試験の本を買いに行っていろいろ見ていたら,他にもいろいろ欲しくなって,ついついいっぱい買ってしまいました。
秋葉原では,情報処理技術者試験関連の本は,アキバのヨドバシカメラ2階のPC書籍コーナーがかなり充実しています。
7階の有隣堂にもいろいろありますが,IT資格試験関連書は,2階の方が多いです。
ただ,IT関連以外の本は,7階の方が品揃え豊富です。
そして,書泉ブックタワーにも,いろいろあります。
ただ,こちらは少しずつ売場面積が減ってる感じで,昔みたいに,「技術書ならここ!」というほどの品揃えはなくなってきました。
理工学書がなくなってしまったのは,個人的にはとても残念です。
本の品揃え,ということで,秋葉原に限らなければ,情報処理技術者試験本を一番置いているのは,東京駅近くの八重洲ブックセンターかと思います。
ここの品揃えは,技術書でも圧巻です。待ち行列の理論書とか,モジュール結合度・凝集度(強度)の原典とか,いろいろ置いてます。
私も書いてる「アルゴリズムの基礎」とかの黒本もありましたし。^^;
その他,神保町の三省堂や書泉グランテあたりも,種類は豊富です。
池袋や新宿のジュンク堂は,本の種類も豊富ですが,座って本の見比べができますので,じっくり選びたい方にはとてもおすすめです。
新宿だと紀伊國屋書店もありますね。
マニアックなところだと,私の実家の近所(広島県福山市)に,フタバ図書という書店があるのですが,ここは,カフェでお茶しながら,本を選ぶことができます。
未精算の本を持ってきてカフェで読むことができる,というのは,実はアメリカでは結構多くって,バーンズ&ノーブルズっていうチェーン店がやってたりします。
こういうところで,ケーキとお茶しながら,じっくり本を選ぶ,というのも楽しいと思います。
参考書は,普通の本と違って,試験までの長いおつきあいとなります。
おすすめ参考書をそのまま選ぶのもいいですが,合う合わないがあると思いますので,じっくり,いろいろ見比べながら選んでみてください。

「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」PMを開催いたしました

本日は,春試験に向けての第2弾セミナーとして,「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」プロジェクトマネージャ向けを開催いたしました。
ご参加された皆様,ありがとうございました。
終わった後の懇親会で,面白いことが判明しました。
懇親会に参加した6人の方が全員,データベーススペシャリスト持ちだったのです。
やっぱり,「プロマネ受けよう」と思う人は,皆さんレベル高いですね。
講義中に聞いてみても,いくつか高度区分に受かった後,という人がほとんどでした。
プロジェクトマネージャやITストラテジストなどは,高度区分の中でも別格の扱いだと思います。
一応,レベル4で,高度区分は同じレベル,ということにはなっていますが,基本的な難易度には差があるような気がしています。
プロマネ受ける時には,やっぱり高度区分に何個か受かって,そしてできれば論文系の試験にも1つぐらい受かって,という状況だと,無理なく取得できると思います。
それがなくて,いきなりプロマネでも,取れないことはないかとは思いますが,その分段階の飛びこしを埋めていく作業が必要になってきます。
段階は,一つ一つ重ねていきましょう。
あと,本日,ITパスポートのCBT試験,受験してきました。
今回は手元に書く紙が,ホワイトボードではなく,紙とシャーペンになっていました。
1時間半ぐらいで出てきたのですが,一応レポートとしては,

 合計     925/1000
 ストラテジ  1000/1000
 マネジメント 1000/1000
 テクノロジ  870/1000

でした。テクノロジ,一番得意なはずですし,もっとできてると思ったのですが。。。;_;
ちなみに,合格しているかどうかは,この時点では不明です。
というより,合否判定は,基準点が書いてあるだけで,特に出てきませんでした。
合格発表は,あくまで来年1月の模様です。
改めて受けると,意外と自信がないところもいっぱいでてきて,いい復習になりました。
何を間違えたのかわからないところが少し気持ち悪いですし,試験を受けた後の復習を考えると,紙の試験の方がいいですね。問題も公開されますし。
以上,受験報告でした。
明日受験される方も多いと思いますが,楽しんで受験していきましょう。

ITパスポートCBT試験開始

11月25日(金)は,夜に「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」セミナーのプロジェクトマネジメント向けを開催すると同時に,初日のITパスポート試験CBTを受験してきます。
試験会場は,東京・大手町の講話東京第一試験センターで,14時00分開始です。
今頃になってバタバタして,試験準備ができていなくって,「セミナーと同じ日にするんじゃなかった。。。」とは思っていますが,ベストエフォートで全力は尽くします。
どうも,CBTだと紙に比べて,集中力が途切れがちになることがわかったので,適度に休憩しながら,なるべく時間をかけて問題を解こうと考えています。
そして,計算問題は,面倒がらずに手元にある紙とシャープペンシル(リハーサルの時にはホワイトボードとマーカーでした)に全部書いて計算する予定です。
そして,ちょっとでも不安がある問題は,「後で見直すためにチェックする」にチェックを入れようと考えています。
ただ,CBT試験の場合,受験票に「試験室の机上に置けるものは、時計、ハンカチ、ティッシュ、目薬、確認票、会場で用意する備品です。」という記述があります。
お気に入りの筆記用具も持って入れないので,いつもと勝手が違って,アウェイ感満載って感じです。
CBT試験は,ベンダー試験と同様,受けるのに身分証明書が必要です。
また,受験票に「試験開始時間の30分前から開場及び受付を開始します。受付や注意事項の説明、試験開始前の操作確認などがありますので、試験開始時間の20分前までに来場してください。」とありますので,試験30分前~20分前の10分間の間に,うまく会場に到着する必要があります。(多分,それより前でもいいのでしょうが,時間がもったいないので。^^;)
そして,さっき気づいたのですが,試験結果って当日,持ち帰れないんですね。
公式ページ受験案内の試験当日によると,3-6試験結果確認に,「試験結果は印刷し持ち帰ることはできませんが、試験終了後2~3時間で、ITパスポート試験ホームページから試験結果レポートをダウンロードすることができます。」とあります。
家に帰ってから結果を印刷する必要があるようです。
そしてそして,ついさっき,気づいてしまった,重大な事実。
合格発表日,来年1月6日???
公式ページ公開情報の合格発表に,平成23年度11月分は,
「合格発表日 1月6日(予定), 合格証書発送日 1月下旬」
とあります。
試験結果レポート(PDF)も,よくよく見ると,一番下に,

<合否について>
合否は、経済産業大臣が判定します。合格者の受験番号は官報に掲載されるほか、情報処理技術者試験センターホームページにも掲載します。
合格者には、経済産業大臣から合格証書が交付されます。

という記述があります。
ってことは,合格基準を満たした点数を取っても,当日合格,というわけではないんですね。
この日程だと,"ITパスポート”の申請はできなさそうです。。。
とりあえず,基準点を突破して,合格発表を待とうと思います。
感覚的には,試験結果レポートが,今までの試験当日の,解答例での答え合わせと同じなんですね。
ITパスポートと基本情報技術者は,試験当日の解答例発表で,合否はだいたいわかりましたし。
そんなこんなで,新試験,ITパスポートCBT。
受験してきたらまた,体験談を掲載したいと思います。

人にやり方を教わる

最初に,わく☆すたよりお知らせです。
今週末より,平成24年春向けのわく☆すた公開セミナーをスタートします。
11月27日(日)の,「データベーススペシャリスト対策+平成23年春過去問解説 5回コース」が最初です。
今年は,5回コースでじっくり,最新の過去問を全部取扱いながら,データベーススペシャリストに必要なスキルを身に付けていきます。
復習用にDVDを配布いたしますので,来られない回もDVD受講できます。
データベーススペシャリスト試験の場合,過去問の演習量が合否のカギを握ります。
ですので,5回コース受講の皆様には,過去問DVD1期分もお付けしますので,過去問をしっかり学習するのにも最適です。
あと,11月25日(金)夜には,「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」セミナーのプロジェクトマネジメント向けも開催します。
早めのスタートで,確実に合格を勝ち取っていきましょう。
先日,データベーススペシャリストの「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」で質問されて,改めて考えてみたのですが,セミナーを受講することの利点には,以下のようなことがあると考えています。

  1.効率的に,知識を身に付けることができる
  2.合格するために必要な情報が得られる
  3.自分の思い込みが修正できる
  4.セミナーに参加することで,モチベーションが上がる
  5.仲間ができる

1,2は別に,本でもDVDでも,身につくと思います。
わく☆すたセミナーはDVDでも販売していますし,内容には自信は持っていますが,講義内容のDVDだけだとどうしても,一方通行になりがちです。
そのため,セミナーでは質疑応答を重視しています。
特に,データベーススペシャリストでは,質問や,問題演習のやりとりから,毎回いろんなネタが出てきます。
思い込みの間違いに気づいたり,効率的なやり方を知ることで,質問者以外にも学びになるように講義しています。
データベースの場合,独学でできる人はいいのですが,結構間違った思い込みをしている人が多いです。
特に正規化などの基礎理論は,ルールはすごくシンプルなのですが,一人だとどうしても思い込みを正当化して,そのままになっていることが多いのです。
そこが修正できると,一気にデータベースの問題は解けるようになります。
それ以外にも,セミナーに来ることで仲間ができることのメリットもあります。
私自身,いろんなセミナーに参加してできた仲間は,今でもとても大切な友人ですので,そういった場を,自分たちでも作っていきたいと考えています。
ですので,今期は,セミナー以外の勉強会やイベントも,充実させていきたいとも考えています。
資格試験の勉強をするときに,独学で十分な試験区分もありますが,どこかのタイミングで一度,セミナーを受けて人にやり方を教わると,受かった後の学習にも,とても助けになります。
もちろん,わく☆すた以外にもいいところはいっぱいあると思いますので,いろいろ検討してみてください。

ITパスポートのCBTに備える

11月25日のCBT試験に向けて,演習をして準備しています。
といっても,パソコンの画面上で過去問のPDFを開いて,Excelファイルに答えを入力していってるだけですが,これが結構,いい練習になります。
リハーサル試験の時にもすごく感じたのですが,CBT試験は,なんか集中力が続きにくいのです。
特に,計算問題が出てくると,なんかめんどくさくなってきます。
計算問題については,別にホワイトボードが用意されていて,そこで計算するのですが,これがなかなか,面倒なのです。
特に,アローダイアグラムとか,最適な戦略の選択とか,もともと本文に書き込んで計算していたものは,なんか大変な感じがします。
そして,紙の試験だと何度も見直しを行うのですが,CBTだと面倒になって,問100まで行ったら,さっさと終わりにしてしまいたくなります。
紙の試験よりも,疲労度が大きい感じです。
それで,ついついさっさと切り上げて終わりにしてしまうのですが,そうすると,結構ミスがあって,後悔したりしてしまいます。
あと,ITパスポートだからといって侮っていると,結構歯ごたえのある,難しい問題が出てきます。
特に,最初の30問程度のストラテジ系は,応用情報技術者試験と比べても,出てくる内容に遜色はない感じです。
ただ,ITパスポートが易しいのは,他の選択肢が,比較的楽に消せることです。
例えば,平成23年秋問54に,「サーバの仮想化に関する記述として~」という問題がありますが,これの選択肢が,「ア 現実感を伴った仮想的な世界をコンピュータで作り出す技術」だったりします。もしこれが正解なら,仮想化って,とっても楽しそうな感じなのですが。。。
とはいえ,ある程度用語を知らないと答えられないので,ひととおりの勉強は必要です。
うろ覚えでも知っていれば,他の選択肢がありえないと感じられるので,高得点を取るのは比較的楽ですが,だからといってまったく知らないと答えられない問題は多いです。
これ,まったくの素人というか初心者が勉強したら,結構大変なんじゃないかな,とも感じます。
初級シスアドの時に比べて,アルゴリズム的な要素も出てきますし。
今年(平成23年)の秋試験には,中問でアルゴリズム的な,画像を90度回転させる問題が出てきました。
これを紙じゃなくって,頭の中で回転させるのはかなり苦労します。アルゴリズムはやっぱり,紙に書いて実際にやってみないと,イメージがつかみづらいです。
基本情報技術者試験以上に合格されている方は,パーフェクトを狙って受験されるといいと思います。
そうすると,自分の弱点を完璧につぶそうとするはずですので,それが弱点補強になります。ITパスポートレベルが完璧にできると,応用情報技術者午前や高度午前1は,6割近くはいけるんじゃないかと感じてます。
それに,午前に関しては難易度が違うだけで同じ試験範囲なので,基礎固めには最適です。
私ももちろん,パーフェクトを狙って受けるのですが,今まで過去問を解いていて,一度も完璧にできたことがありません。;_;
ITパスポートのCBT試験,今週末に受験される方も多いと思います。
新しい試験を,一緒に楽しんでいきましょう。

プログラミングを楽しむ

今日,所用があって三鷹に行ったら,「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト」というポスターを見かけました。
なんか,こういうのを見るといいなぁ,と思ってしまいます。
今は,いろいろ,切磋琢磨する機会があっていいですね。
私自身,最初にプログラミングを覚えたのは11歳,小学5年生の頃でした。
こんにちはマイコン」片手に,見よう見まねでプログラミングを覚えていました。
パソコンを使いたい一心で,中学も高校も科学技術部や物理研究部に所属したのですが,特に目標もなかったので,適当にプログラム組んだり,ゲームしたりして遊んでました。
高校生の頃に作ったプログラムは,音楽作ったりグラフを描いたりしていただけで,特に何かに挑戦,ということはなかったのが,今思い返すと残念な感じがします。
この,情熱をもてあましていた頃に,何か大好きなことに熱中できると素晴らしいですよね。
ただ,プログラミングは,やり始めるのに遅すぎることはないと思います。
昔に比べて,開発環境も整ってきていますし,簡単なプログラミング言語も多いです。
PHPやVBAあたりなら,それほど難しく考えなくても,身に付けられるんじゃないかと思います。
何か一つでもプログラミング言語を使いこなせる,というのは,いろんな場面で役立つと思います。
ちょっとした作業なら,自分でプログラミングして解決できるようになりますし。
特に,応用情報技術者試験でプログラミング(アルゴリズム)を選択する場合には,実際にプログラムを動かす経験は,一度は積んでおくのがおすすめです。
本格的にやるに越したことはないと思いますが,全然使ったことないよりは,一度は体験しておいた方が,勉強をするときに,イメージしやすいと思います。
ただ,頑張って,「これをやらないとダメ」という感じでやってしまうと,プログラミングの作業はつらくなってしまいます。
トラブっている間はとってもつらく,でも出来上がるととっても気持ち良く楽しいのがプログラミングです。
楽しんでやらないと,ストレスでいっぱいになってしまいます。
自分の楽しめる範囲内で,無理なく学習するのがおすすめです。
そして,プログラミングの勉強時には,独学でもいいですが,行き詰まったときに聞ける相手がいると心強いです。
勉強会やセミナーなどで学習する意味は,そういった先輩や仲間の存在があります。
できる限り,無理のない形で,プログラミングを楽しんでいきましょう。

いろんなレベルで文章を読む

試験問題を解くとき,「問題文を速く読む」ことがポイントになってくることは,結構あります。
例えば,データベーススペシャリスト試験の午後2では,ほぼ間違いなく,時間との戦いになります。
こういったときに大切なのは,単に速く読むというよりも,「ざっと読む」と「詳しく読む」という2つのレベルの読み方を使い分けることです。
私自身,午後2問題を解く場合には,だいたい2回,読んでいます。
最初に,ざっと読んで,全体像をつかんで,それから設問に合わせて,2回目を読むのです。
このあたりの詳しいやり方は,講義などで実際の問題を例にしないと説明しづらいので省略しますが,最初から全部,詳しく読むわけではありません。
一般的に,文章の読み方には,大きく分けて次の3種類があると思います。

1.ざっと目を通す
2.普通に読む
3.詳しく,1行1行,なめるように読む

試験問題を解くときには,1のざっと目を通すレベルで,全体像を見通します。
午後1や午後2で問題選択するとき,可能であれば,このざっと目を通すレベルで全問を見ると,選択ミスはほぼなくなると思います。
そして,問題を選択して,設問を見た後で,2の普通に読むレベルで,問題を読みます。
それで問題が解ければ終わりです。
ただ,それだけだとヒントが足りない時や,答えが導けないときには,3のレベルでの読解が必要です。
特に,情報セキュリティスペシャリストの午後2などでは,普通に読んでいると気づかないところに,解答のヒントがあったりします。
時間の許す限り,詳しく,じっくり読みこなすことで,合格レベルの答案に近づいていきます。
ただ,「試験問題を速く読む」と言っても,このように,いろいろなレベルでの問題文の読み方があります。
全部丁寧に読んでいたら,どんなに時間があっても足りなくなります。
適度に,読む速度を変えて,使い分けるのが肝心です。
このあたりは,問題文に限らず,本を読むときなどにも,練習してみるのがおすすめです。
専門書などで,難解な文章を少しずつ,なめるように読んでいく読み方。
ライトノベルなどで,とにかく速く,読み飛ばしていく読み方。
雑誌などで,お気に入りの記事だけを,普通に読む読み方。
いろんなタイプの本を読むと,このあたりの練習は,自然にできていきます。
試験まで余裕のある今の時期には,試験に関係ない本もいろいろ読んで,こういった読解力を鍛えるのもおすすめです。

楽しんで学ぶプロジェクトマネジメント

週末なので,勉強っぽくなくって勉強できるネタを紹介したいと思います。
今年からプロジェクトマネージャ対策も行うので,最近プロマネブームなのですが,面白いものを見つけたので,つい衝動買いしちゃいました。
名内泰藏 PM格言カルタ」,プロジェクトマネジメントの名言が,なんとカルタになっているのです。
「今決めよ 後で変えると コストは百倍」みたいな,プロマネの格言が,50音で詰まってます。
今度の「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」のプロジェクトマネージャの回には持っていこうと思っていますので,来られる方はぜひご覧ください。
ちなみに,セキュリティバージョンの「セキュリティいろはかるた」もありますので,こちらは「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」の情報セキュリティスペシャリストの回に持っていく予定です。
かるたって,結構必死で頭の中で唱えるので,記憶にとどめるのには最適です。
セキュリティかるたに,「ゼロデイ攻撃」が出てくるのですが,こちらは絵と合わせると,印象深くて2度と忘れないです。
こういうカルタを使って,新年カルタ大会,やりたいな,とも思ってますが,一緒にやってくれる人,いるでしょうか。
ちなみに,「SE出世双六」という,お正月向きのグッズもありますが,こっちはやってみると暗くなって,正月から鬱になる感じなのでやめときます。
あと,私の好きなエリヤフ・ゴールドラットさんの小説に,「クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」というのがあります。
こちらは,クリティカルパスやクリティカルチェーンがネタの,まさにプロマネを題材にした本です。
ストーリーの面白さは,同じエリヤフ・ゴールドラットさんの「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」や「ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス」の方がおすすめですが,プロジェクトマネジメントを体感するのにはいい本だと思います。
プロジェクトマネジメントは,細かい知識よりも考え方を身に付けるのが鍵になります。
机に向かって勉強する以外にも,いろんな勉強法がありますので,いろいろ試していきましょう。

来年受ける試験区分の過去問題を解いてみる

平成23年度秋期情報処理技術者試験(ITパスポート試験、基本情報技術者試験)の合格発表が本日正午に行われました。
今回の筆記最後のITパスポート試験の合格率は,61.2%でした。
初回から,72.9%,50.7%,42.3%,51.9%,44.8%,61.2%という推移ですので,かなり高い合格率だとは言えます。これからITパスポートはCBTに移行しますので,ちょっと易しめだったのかな,という気はします。
基本情報技術者試験の合格率は,26.2%でした。
こちらは,平成21年度春の試験制度改定から,合格率は27.4%,35.4%,22.2%,23.4%,24.7%,26.2%という推移ですので,少し高めな感じではあります。
その前の平成18年~20年の3年間の合格率は14.7%,24.2%,22.9%,23.7%,20.7%,23.3%という感じですので,新試験制度になって,全体的に上がっているという感じではあると思います。
合格された皆様,おめでとうございます。
ここで,休まずに次の勉強を行うのがおすすめです。
合格した次の試験は,勢いに乗っていけますので,合格しやすいのです。
基本情報技術者試験に合格した後は,応用情報技術者試験に合格しやすくなっています。
なるべく,10月に勉強したことを忘れないうちに一度,応用情報技術者試験の過去問を,一度解いてみてください。多分,「あ,これなら勉強したらいけそう」ぐらいの感覚は得られるんじゃないかと思います。
基本情報技術者試験の分野の勉強が完璧なら,応用情報技術者試験でも5割は取れるはずです。
特に,最近は基本情報技術者試験と応用情報技術者のアルゴリズム(プログラミング)の難易度があまり変わりませんので,試しに解いてみると解ける人も結構いると思います。
午後が多肢選択式から記述式になるので,その難しさはあると思いますが,難易度自体は,「これ,絶対無理」と思うほどは差がないです。
来年春の試験まであと5ヶ月あるので,急いで勉強を開始する必要はまだありませんが,今のうちに春に向けての感覚をつかんでおくのはおすすめです。
もちろん,応用情報技術者試験を受ける方だけでなく,春に受けようと思っている試験区分がある人は,一度解いて感触をつかむ,というのは役に立ちます。
あと,今回に限っては,ITパスポート試験に不合格だった方は,CBTで挽回,というチャンスがあります。
早めにCBTでITパスポート試験にリベンジして,春には基本情報技術者試験を受ける,という方法が使えます。
ITパスポート->基本情報技術者->応用情報技術者は,基本的に範囲は一緒で,難易度だけが上がっていきます。
ですので,IT系の仕事をやる人,やろうとしている人は,どんな分野の人でも一度,順番にステップアップしていくのがおすすめです。
特に,ストラテジ系,マネジメント系は,それほど難易度に差がないと思いますので,テクノロジ系を中心に学習していけば,半年ごとに1つずつステップアップできると思います。
上のレベルの勉強を始めるとき,ゴールを知っておくととても役に立ちます。
来年受ける試験区分の過去問題解いてみて,来年への手応えをつかんでいきましょう。

壁になっている知識,思い込みを手放す

データベースの研修をするとき,一番やりやすいのは,実は新人研修だったりします。
候補キーや主キーの選び方のルールを教えて,第1~第3正規形の法則を教えると,それほど抵抗なく,理解してくれます。
正規化は数学の理論で,ルールがはっきりしているので,まっさらな頭だと,素直に入っていくようです。
逆に,一番やりにくいのは,階層型データベースを経験した,実務経験バリバリの,年上の人たちだったりします。
「業務ではそんなことをやらない」と,正規化を頭から否定されると,かなり苦しいです。
オブジェクト指向などもそうですが,一世代前の常識と違うことが,次の世代の常識になったりします。
いいところは残しつつ,いらなくなった古い知識は手放す,という柔軟さは必要です。
データベーススペシャリスト試験の面白さは,パズルを解くときの感じに似ています。
理詰めで考えていって,きれいに問題が解けたときには,とても快感を感じます。
午後1の基礎理論は本当に理論なので,データベースの理論をきちんと理解していれば,問題の答えは一意(1つ)です。
難しい問題だと,悩んでうまく候補キーが導き出せて,答えが出ると楽しいです。
そして,その「難しさ」の原因に,人間が常識だと思っている「壁」があります。
例えば,平成22年春午後1問1では,受講者ID->メールアドレス,という関数従属性,つまり,受講者IDが決まればメールアドレスが一意に決まるという,当たり前に信じてしまいそうな関係性が,実は違ったりします。
そういったことを,問題文の表の記述から見抜いていって,本当の関係性を洗い出していきます。
悩んだ後,こういうのに気づくと,ちょっとしたアハ体験が味わえて,なかなか楽しいです。
講義をしていると,こういうのに自分で気づけるようになるよう導くのが,醍醐味だったりします。
そして,何度か気づいていくと,壁になっている知識や思い込みがだんだん取り払われていって,試験問題を見ると瞬間的に答えが見えるようにもなってきます。
それができるようになると,午後2のデータモデリングも,速く解けるようになります。
勉強というと,ついつい知識を身に付けて積み上げていくことだと思ってしまいがちなのですが,実はそれだと困ることも結構あります。
壁になっているものを手放しつつ,新たに積み重ねていく,これが新しいものを学ぶ時には必要なのです。
それが意識してできるようになってくると,勉強ももっと楽しくなってくると思います。

ITパスポートの勉強で基礎固めをする

ITパスポート試験のCBTは,11月25日(金)の開始まで,残りわずかとなりました。
試験開催状況一覧によると,私が申し込んだ,初日11月25日の会場(東京・興和東京第一試験センター)はすでに残席0でした。
11月26日も残りわずかのようです。
12月になると余裕があるようですが,最初は記念受験組が多いからか,集中していますね。
ITパスポートの試験問題って,改めて勉強してみると,それほどやさしくはないことに気づきます。
本を執筆しながらいろいろ問題を調べていて気づいたのですが,ストラテジ系の問題って,ITパスポートと応用情報技術者試験で,あまりレベルが変わらなかったりします。そして,「ITパスポートでしか出題されていない分野の問題」というのも結構あって,意外と難しいのです。
ITガバナンスが出てきたり,共通フレーム2007の企画プロセスが出てきたり,ちゃんと勉強していないと解けない問題が,結構いっぱい出てきます。テクノロジ系も,技術者にとってはやさしいとは思いますが,流れ図が出てきたり,SSLやVPNが出てきたり,かなり広範囲の知識が問われます。
そして,試験要綱Ver1.4(PDF)によると,CBT試験では,「総合評価は 92 問,分野別評価はストラテジ系 32 問,マネジメント系 23 問,テクノロジ系 37 問で行い,残りの 8 問は今後の IT パスポート試験で出題する問題を評価するために使われる。」そうです。
ちなみに,平成23年秋試験では,ストラテジ系35問,マネジメント系25問,テクノロジ系40問でした。そして,中問は3問だったのですが,CBT試験では,4問に増えるようです。
細かいところで,いろいろ変わってはいるようです。
ITパスポート,基本情報技術者,応用情報技術者の午前は,試験範囲がほとんど一緒で,段々難易度が上がっていきます。ストラテジ系は,それほど難易度が変わらないので,一度ITパスポートの勉強でしっかりやっておくと,レベルが上がっても対処しやすくなります。
CBTになってからは,半年に1回の受験機会を待つ必要もありませんので,基本情報技術者や応用情報技術者に挑戦する前に,一度ITパスポート試験の勉強をして,受かってから次の勉強を始めるのがおすすめです。
そして,しばらく試験に合格していない人は,一度受けて,知識をリニューアルさせておくと,次の試験に対応しやすくなると思います。
CBTで試験機会が増えて,いろいろな使い方ができるようになりました。
個人的には,自分の状態を確認するために定期的に受けて,満点を狙うのもいいな,と考えています。
とはいえ,ただ受けに行くだけだともったいないので,ちゃんと過去問を解く,参考書を1冊勉強するなど,ちゃんと勉強してからいくといいと思います。
基礎がしっかり固まっていると,応用技術も身に付けやすくなります。
ITパスポートの勉強での基礎固め,おすすめです。

勉強と健康のバランスを取る

週末はセミナー続きだったので,今日は休んで,久しぶりに友人と会っていました。
美容と健康に詳しい(というか,それを仕事にしている)友人だったので,健康ネタ,美容ネタをいっぱい聞けました。
細かいことはともかく,改めて感じたのは,ある程度年を取ってくると健康に対して時間をかける,というのも大切だなぁ,ということです。
具体的には,なるべく栄養バランスのとれた食事をとることは,とても重要です。
そのために,外食ではなく,自分で作る時間をとる,またはなるべく健康にいい食事をとるための店に行く,ということを続けていくといいと思います。
あとは,軽い散歩でもいいので,体を動かす習慣は大切です。
私の友人にはなぜか,ネットワークスペシャリストのアスリート,という人が多いのですが,スポーツをしながら勉強している人は,試験にも合格しやすい印象があります。
うちの会社の税理士さんは,忙しい業務の合間に練習して,トライアスロンをやっていますが,運動をしようとすると,時間の使い方がうまくなる,という話をされていました。
個人的には,ウオーキングやジョギングを始めるようになった頃から,風邪をひきにくくなりました。
やりすぎると疲れますが,適度に43分以内ぐらいでやめておくと,疲れの影響も出ないのでおすすめです。
そして,睡眠も大切です。
睡眠時間を削って勉強していると,しばらくすると疲れがたまって,長丁場はもちません。
反動が来ない程度に,無理なく勉強していきましょう。

縁の下の力持ち

先日,あるセミナーで,手違いでセミナーに必要な道具が,半分しか届かなかったことがあります。
あるはずの名札がなかったり,ペンがなかったりして,かなり焦りました。
臨機応変に,なんとかカバーはできましたが,当たり前のものがないと,いろいろ大変です。
講師をやってると,1人で前に立ってるので,ついつい自分の力だけでやってるような気分になってしまいがちになります。
でも,レジュメを印刷してくれる人,会場を手配してくれる人,セミナーに申し込んで来てくれる人,荷物を運んでる人,そんな人たちみんなに支えられているんだな,というのをしみじみ感じました。
そして,試験問題を解くときにも,解ける人が「当たり前」と思って見落としてしまう,「縁の下の力持ち」のような知識や力が,実は大切なのです。
例えば,情報セキュリティスペシャリストの問題を解いて,「問題文に答えが書いてあるじゃん」ということが見えるのは,ある程度,情報セキュリティマネジメントの考え方が分かっている人です。
マネジメントの考え方は,意識して勉強で身に付けなくても,実務などの経験で自然に身についている場合も多いので,最初から解ける人も結構います。
そして,問題文が最初からすらすら読める人は,それができるだけの国語力が,すでに身についているのです。
それは,学校の勉強だったり,本を読み続けることなどから,自然に身についている人も結構いると思います。
論文試験は,書き方さえ教わればあっさり書けるようになる人,というのも結構多いです。ただ,それは,ある程度,「首尾一貫した文章を書く」という文章力が最初からある場合に限ります。
逆に言うと,自分がいくら勉強しても,全然問題が解けるようにならない場合には,この縁の下の力的な部分が足りない場合が多いです。
「情報処理試験は暗記さえすれば受かる」と言ってる人は,そういった力が意識せずに身についている人です。
逆に,過去問も教科書もほとんど暗記していても,そういった力がないと,合格はできません。
そして,縁の下の力は,普段は隠れているので,自分で気づくことは結構難しいのです。
人に言われたり,聞いてみたりして,はじめて気づく人も多いです。
一度,自分の力がどんなものか,他の人に確認してみるのがおすすめです。
できれば,正直に悪いこともフィードバックしてくれる人に,「自分の文章ってどう思う?」というのを聞ければ最高だと思います。
読解力やマネジメント力などは,一朝一夕には身につきませんが,ちゃんとやりさえすれば大丈夫です。
今の時期にちゃんと身に付けておくと,次の試験までには間に合うと思います。
一度,自分のベースにある力を,振り返ってみるのはおすすめです。
見えてなかった部分を見えるようにして,いろいろ改善していきましょう。

SEのリアルなライトノベル小説

活字中毒で,本が手元に2冊ないと不安になる美月です。
なぜ2冊かというと,気分によって読みたい本が変わってくるからです。
朝,やる気があるときや,座って頭がスッキリしているときには,硬い専門書や,難しい本も楽しめます。
夜,頭がボーッとしているときには,なんか軽い本が読みたくなります。
そんなとき,私はマンガやライトノベルを読んでいます。
マンガはあっという間に読み終わるのでかさばるのですが,ライトノベルは1冊読むのに2時間ぐらいはかかるのでお得感があって,ちょっとした合間に読んでたりします。
というか,「涼宮ハルヒの驚愕」の発売日には,深夜販売の列に並んでたりするぐらい,好きではあります。^^;
そんなライトノベルの中で,SE向けに役立ちそう(?)な本として,「なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)」というのがあります。
コメント欄で風太さんがいろいろおすすめしてくれてますが,実は私も読んでて,密かにお気に入りです。
ライトノベルに似合わず,意外と内容がしっかりしていて,現場経験があれば,「あるある!」という話がいっぱいです。
新人でいきなりわけもわからないうちに仕事を振られて,必死で頑張ってルータを設定していきます。
IPアドレスとか,TFTPとか,専門用語がいっぱい出てくるので,特にネットワーク系のエンジニアには面白いと思います。
そして,上司や同僚,取引先にかわいい女の子がいっぱい,という設定以外は,とてもリアルな物語で,甘い話ではありません。
現場を知らない学生が,SEの現場を体感するには,いい小説だと思います。
ただ,この小説を読んだら,就職したくなくなるかもしれませんが。。。
ちなみに,私にも,入社2日目から1週間ぐらい,いきなり現場に駆り出された経験があります。
人手不足で,見たこともない言語の,テストやデバッグをいきなりやらされたような記憶があります。
(確か,RPGっぽい感じの言語だったような。。。)
今考えると,よくあんな無茶なこと,こなしてたなぁ,と感じます。
SEの方は,「あるある!」ネタの息抜きに。
専門用語が結構出てきますし,意外と勉強にもなるかもしれません。
まだシリーズ全部は読んでないのですが,4巻はプロマネ編らしいので,そのうち読んでみようと思ってます。

繰り返すことの意味

最近,すごく痛感していることがあります。
それは,「見えているようで,見えてないことが山ほどある」ことです。
例えば,本を読んでいても,自分が理解できない部分は,無意識に読み飛ばしていたりします。
読めない字とか,理解できないフレーズとか,「わからないなぁ」と感じる時はまだ良くって,本当に頭を素通りしている,ってことも多々あります。
そして,そういう部分が多すぎると,「わけわかんない」となって,途中でやめてしまいます。
最後まで読み切っていても,実は,全部が読めているわけではないことが多いのです。
人間は,自分が理解できる範囲でしか,認識できません。
そして,認識できない,ということを認識できていないことも結構多いです。
だから,繰り返すことには,実はとても意味があります。
繰り返し読んだり,聞いたりすることで,認識できる部分が増えてきて,理解が深まります。
特に,自分が難しいと感じている勉強では,1度で完全に読みこなせることはまれですし,何度も繰り返すことによって,今まで目に入ってなかった部分も,見えるようになってきます。
私自身,本気で勉強する時には,繰り返しを基本にしています。
過去問は,何度か解き直すことによって,新たな発見がいろいろ出てきます。
最初は見えてなかった,出題者の意図や,必要な事前知識なども,繰り返すことによってクリアに見えてくるようになります。
本は,繰り返し読むことによって,新たに学ぶことがあります。
特に,名著と言われる本は,読む度に新たな発見があります。繰り返し読むのに耐える本がいい本だと,私は感じています。
わく☆すたのセミナーDVDは,そういった繰り返し学習に使われている方が多いようです。
「iPodに入れて通勤中に繰り返し見てます」「テレビの代わりに毎晩見てます」と言われる方もいらっしゃって,こちらもうれしいです。
時間はある程度かかりますが,DVDは繰り返し使うことにとても向いているメディアだと思います。
そこで,今期からは,公開セミナーに来てくださった方には,DVDもお付けすることにしました。
セミナーだとどうしても1回きりになってしまうのですが,DVDで繰り返し復習することによって,より知識を定着しやすくすることを目的にしています。
セミナーに来ていただいた方が,双方向での学習ができますし,仲間もいますのでモチベーションアップにもつながると思います。ただ,今までだとそれだけになっていたのですが,そこに復習のDVDが加わることで,より実力アップを図りやすくなると考えています。
人間の脳はコンピュータじゃないので,勝手に優先度をつけて取捨選択をします。
ですので,1度聞いただけで何でも完全に理解する,というのはよほどの天才じゃないと無理です。
ただ,繰り返すことによって定着するようにはできています。
そして,何度か繰り返すことで身につくスキルもあります。
飽きない程度に,繰り返し学習できる環境を作って,繰り返していくのがおすすめです。

「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」DBを開催いたしました

本日は,春試験に向けてのスタートとして,「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」データベーススペシャリスト向けを開催いたしました。

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ご参加された皆様,ありがとうございました。
懇親会も盛り上がり,とても楽しい1日を過ごすことができました。
ちなみに,今日のおみやげは,秋葉原で衝動買いした,キュゥべえ焼きでした。

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無事,撮影が終わりましたので,DVDでも販売予定です。
来週には発売開始できると思います。
改めて感じたのですが,データベーススペシャリストの勉強って,結構実務にも役立ちます。
Accessなどで自分で作る時にも,データモデリングのスキルがあると,変更に強い,高速など,目的に合ったデータベースを作ることが可能です。
試験対策で詰め込んで,ただ受かればいい,という勉強ではまったく通用しなくて,実力がついたら受かる,という試験です。そういった意味でも,データベーススペシャリストについて,きちんと勉強してみるのはおすすめです。
これから5ヶ月とちょっと,一緒に楽しみながら,データベースを学習していきましょう。

データベーススペシャリスト試験でのSQLの重要度

最近,MySQLでいろいろデータベースを作っている美月です。
個人的には,会社員時代はSybaseやOracle,MySQLなど様々なデータベースを使って開発してきたので,SQLは大好きです。
一応,オラクルマスター(シルバー)でもありますし。
ただ,情報処理技術者試験でのSQLは,知っておいた方が有利ではありますが,それほど重要視されません。
一番,SQLが大切なのは,応用情報技術者試験で,午後の問6(データベース)を選択する場合だと思います。
こちらは,3回に2回ぐらいはSQLが出てきますし,なにげに高度なので,データベースを選択するならちゃんとSQLを勉強しておく必要があります。
あと,情報セキュリティスペシャリストでも,SQLは結構出てきます。
SQLインジェクション攻撃と一緒に出てくるのがほとんどですが,ちゃんとSQLが読めないと,苦戦すると思います。
そして,データベーススペシャリスト。
名前から,SQLはすごく要求される気がするのですが,実はそうでもありません。
午後1の選択が,3問中2問になったので,下手をするとSQLの午後問題が,出てこない可能性さえあります。
今日,本屋でいろいろ,データベーススペシャリスト向けの参考書を見ていて,SQLをすごく重視している本を見つけました。
正規化やデータベース設計よりも多くのページを割いていて,正直,そこまでやる必要はないように感じました。
というより,やってもいいけど,それでデータベース設計をおろそかにするのは本末転倒です。
データベーススペシャリストの午後1は,過去3回の出題で,以下のような構成になっています。

平成21年
 問1 基礎理論,問2 データベースの設計,問3 変更履歴を記録するテーブル(SQL)
平成22年
 問1 基礎理論,問2 データベースの設計,問3 データベースの保守・運用(DBMS)
平成23年
 問1 基礎理論,問2 データベースの設計,問3 関係データベースの性能(DBMS)

ここ2年は,問3はDBMSを中心とした問題です。
SQLも,出てこないことはないですが,そのSQLのパフォーマンスチューニングが題材だったりするので,SQL文自体は簡単です。
個人的には,去年の段階では,午後1の問3は,21年はSQL,22年はDBMSだったので,交互に次はSQLが出るのかな,ぐらいに予想していました。ところが,もう一度DBMSでしたので,SQL問題は過去3回で1度しか出てきていないことになります。
テクニカルエンジニア(データベース)時代の4問中3問選択の時には,基礎理論,データベースの設計,SQL,DBMSが1問ずつ出ていました。その状態なら,SQLを得意にして,確実に点を稼ぐ,という戦略は使えました。
でも今は,SQLが出てこないことも多いので,それに頼るとリスクが高いです。
試験合格,というところから見ると,昨日も書いたとおり,基礎理論とデータベース設計が,とにかく合否のポイントになってきますので,そこに力を入れる必要があります。
もちろん,総合的にデータベース中心のエンジニアとして力をつけるなら,SQLも知っておくにこしたことはないですが,この試験では,そこはあまり問われません。
あくまで,この試験は,「データモデリング」の力を身に付けたかどうかを測る試験だと思います。
データベースを実務的に使いこなせて,モデリングもできるデータベースのスペシャリストを目指すなら,オラクルマスターとデータベーススペシャリストの両方を取る,というのがベストだとは思います。
そして,情報処理技術者試験のSQLは,標準SQL(SQL :JIS X 3005 規格群)です。
OracleやSQL Serverなどの方言(独自仕様)に慣れている人は,一度標準のSQLを押さえておくのも大切です。
余裕がある時期なので,必要そうなものは全部勉強しても,別にいいと思います。
ただ,重要度を頭においておいて,重要な基礎理論やデータベース設計の勉強は,おろそかにしないようにしましょう。