先日の合格発表で,システム監査技術者試験に合格できました。
うれしいといえばうれしいのですが,実は正直,複雑な気分なのです。

午後2の論述式での出来がかなり悪く,こんな論文じゃ受からない,と正直感じていたからです。
たぶん,自分が採点して返却するなら,たぶんB判定をつける内容なのです。

テーマは問1を選んで,「システム運用業務の集約」について書きました。
自分の経験にはまるテーマがなかったので,一番汎用的にごまかせそうなテーマを選びました。

10年前ぐらいに実際に働いていた,某IT教育会社をネタにしましたが,問題文に「仮想化技術を活用してサーバを統合」とあったので,最近働いてたことにして,仮想化技術を使って統合したことにしました。

ほぼ空想の論文なので,結構ぐだぐだでした。
自分で書いてて,リアリティないなぁ,としみじみ感じちゃってました。

でも,結果は合格。
個人的には受かってうれしいのですが,正直,情報処理技術者試験の最高峰の1つのはずのシステム監査技術者試験に,こんなんで受かっていいのかなぁ,という感想があるのも本音です。

ただ,今回改めて,論述式のA判定の基準はそれほど高くないことと,合格論文を書くために重要なポイントは確かめられました。

私が,今回の論文でも外さないように気をつけたポイントは,次の2つだけです。

1.問題文が要求している内容に合わせること
2.設問ア,イ,ウで一貫性を持たせること

たぶん,この2つは合格するために,最低限必要なことで間違いないと思います。
特に,問題文の内容とずれたことを書けば,どんなに素晴らしい論文でも不合格になります。

あとは,論述の内容なのですが,これはどうも,それほど要求水準が高くないようです。
今回の論文では,普通だったら,上の2つに加えて「実際の経験を感じさせるネタ」を1つか2つ入れるところなのですが,入れられませんでした。
代わりに,一般的な仮想化技術の知識を使って,「仮想化では物理サーバが統合されるので経済的に有利」とか「仮想化の運用管理では,物理サーバと仮想サーバの両方を監視する必要がある」などの内容を入れました。
システム監査技術者というより,ネットワークスペシャリストやITサービスマネージャの内容です。

ですので,問題文に書いてある内容について,経験はなくてもある程度知識があれば,合格論文は書けるんじゃないかと感じています。

基本情報技術者,応用情報技術者試験の勉強で基礎知識をつけて,スペシャリスト系の高度区分の勉強で専門的なスキルを身につけてから論文系の試験区分を受ける場合には,実はそれほどハードルは高くありません。
いままで身につけた知識を活用して,それなりに説得力のある内容のことが書けるようなベースができているからです。

他の方のコメントにもありましたが,午後2の論述式の合否判定の基準は,昔に比べてゆるくなっている気はします。
論述系の試験は,なんかすごく難しいというイメージがある人が多いのですが,あまり大変だと身構えずやってみると,意外と突破できるのではないかと思います。

最後に,論述系試験の勉強方法ですが,今年は新しく,「情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期」という本が出版されます。
プロマネの参考書で有名な三好康之先生が中心となって書かれた本ですが,7月23日発売予定なので,試験の申し込みを済ませた後ぐらいの勉強開始に,ちょうど間に合うんじゃないかと思います。

実際の本を読んでまたレビューをしたいと思いますが,話を聞く限りは多分,試験合格にはすごく役立つ内容が詰まっているんじゃないかと感じています。
ちなみに,春・秋の論文5区分すべてに対応しているそうです。

それでは,秋の試験に向けて,少しずつ準備を進めていきましょう。