以前,「論述式試験は難しくない ー 情報処理技術者試験」の記事で紹介した「情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期」が今日,本屋で発売されていたので,買ってひととおり目を通してみました。

読んでみて一番の感想としては,見事な「テクニック本」です。
論述系の試験に受かったことがない人や,特定の試験区分に合格できない人などは,読んでみる価値はあると思います。

世の中で言われている論述式のテクニック的なことは,ひととおり収められている感じです。
基本的には,世間のイメージほど論述式の試験って難しくないのですが,その難しくない,対策をすれば突破できる点について,丁寧に解説されている本です。
内容的には,「情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2013年版」の内容を,全論述系区分向けにブラッシュアップした感じですね。

添削事例もいろいろ載っているので,勘のいい人なら,この本だけで論述式のポイントは押さえられると思います。
添削サービスの必要性が,少し減った感じです。
個人的には,論文添削はあまり好きではないので助かります。\(^^;ヲイ

ただ個人的には,本音として,手放しておすすめはできないとは感じています。

理由は2つあって,まずは,あまりにもテクニック寄りな感じなので,「これでホントに受かっちゃっていいのかなぁ」と,個人的には感じることです。
即効性はすごくあるとは思いますが,ここまで近道しなくてもいいようには思います。早く受かることが素晴らしい,とも限りません。
実力が伴わない合格者が増えるのは,長期的にはあんまりいいことではないように感じています。

あともう1つ。
この本は,かなり人によって「合う,合わない」が大きいと思います。
この本では,かなりのウェイトを,コラムや付録が占めています。
そして,内容には例によって,乃木坂46の話があふれてます。

コラムの内容が楽しめる人にとっては,相乗効果で楽しめると思います。
多分,40~50代のアイドル好きの男性だったら,合う人は多いんじゃないかと思います。
精神論が好きな人にも良さそうです。

個人的には,ちょっと感覚的にきつかったです。
こんなに好きなことがあって素晴らしいな,とは思うものの,あんまりアイドルやテレビなどは好きじゃないので,合わない感じは大きかったです。

これから買おうと思われている方は,一度書店で見て検討することをおすすめします。

ただ,画期的な本ではありますので,イヤなことに目をつぶって使うのもありではあります。
ちなみに,代替的な本としては,以前「おすすめ参考書 ~論文対策編~」に紹介したような本はあります。

新しい本がいろいろ出てきて,勉強するための選択肢はどんどん増えてきています。
自分にあった教材をうまく活用し,実力を伸ばしていきましょう。