メリークリスマス！
今年はクリスマスが満月ですね。
こちら熊野でも，雲の間から月が見えております。

本日12月25日，『徹底攻略　情報セキュリティマネジメント教科書　平成28年度版』が発売されました。

友人などの情報によると，都会の主要書店ではすでに発売されているようですね。
こちらでは見かけない（というより本屋自体が近くにないですが^^;）ですが，無事発売されたようで良かったです。

情報セキュリティマネジメント試験の学習に，よろしければお役立てください。

この本のコンセプトとしては，「シラバスや試験範囲として示されている内容を，過不足なくひととおり押さえた，王道の教科書」です。（IPA公式シラバス・出題範囲(PDF)）
これだけ身につければ，確実に合格できるだけの知識を，ひととおり網羅しました。
各段落ごとに午前の演習問題，ケーススタディとして午後の演習問題，そして試験1回分の模擬試験が付属していますので，問題集としても使用できます。

といっても，試験範囲自体が，応用情報技術者試験やITパスポート試験などよりも大分狭いので，分量自体はそれほど多くありません。（だいたい480ページ程度）
サンプル問題の解答解説も掲載しており，試験後には初回試験の解答解説も，PDFで提供予定です。

その昔，情報セキュリティアドミニストレータ試験が始まったとき，当時市販されていた参考書などで勉強していったはずなのですが，実際の試験では全然違う内容が出題されていた，という経験があります。
その時は，実務経験と「問題文に素直に従って解く」ことだけでなんとか乗り切れましたが，結構慌ててしまったことを覚えています。

あとでシラバスやISMSなどを確認して，「そういうことか！」とわかったのですが，試験前には，「情報セキュリティなんだから技術がバリバリに出るはず！」みたいな思い込みが，いろんなところに蔓延していて，私もそう思い込んでいたところがあります。
当時はセキュリティを教える，ということはしていなかったのですが，きちんと元ネタ（シラバス・出題範囲(PDF)）を確認することは大切だと感じました。

今回の試験は初回で過去問題はないので，実際にどんな試験となるかは，正確にはわかりません。
ただ，シラバスと出題範囲は公開されていますので，どの分野を勉強すれば良いかは，ちゃんと示されています。
ですので，その範囲に合わせ，必要な知識をしっかり押さえることを，本書の一番のポイントとしました。

また，試験内容には，「レベル2」というレベル表記もあり，内容は基本情報技術者試験と同等です。
情報セキュリティスペシャリストとは2段階も難易度が違いますので，そのレベルに合わせることを大事に，難しくなりすぎないようにしました。
特に，「情報セキュリティマネジメント」の試験ですので，マネジメント系は詳しく，技術はひととおり浅く，という内容です。

あと，書籍のサポートページも作成しています。
わくわくアカデミーでの動画や，今後の試験動向など，新しい情報が入り次第，お伝えしていきます。
（新情報は，こちらのブログにも掲載予定です）
余裕ができれば，新しい動画も追加予定です。

また，書籍の発売に合わせて，『わく☆すた公開セミナー2016年春向け』も開催予定です。
今期は今のところ，1日集中の情報セキュリティマネジメント試験対策（東京）のみの予定です。
需要があれば，白浜でセミナーなどもいいかな，などと企画は考えています。

また，出版していただいているインプレス様主催で「新試験「情報セキュリティマネジメント」教育者向けセミナー」も開催されます。
企業や学校などの教育者の方は，よろしければこちらもご検討ください。

今年も終わりが近づいてきました。
来年に向けて，前に進んでいきましょう。