先日,「論述系は“うまく嘘をつく”試験」の記事でも紹介しましたが,『悪いヤツほど出世する』という本があります。

この本は,『「権力」を握る人の法則』の続編にあたりますが,権力に必要な要素を科学的に分析し,その“きれいごとではない”真実をあぶり出しています。

先日の論述系試験の話では“嘘”をつくことを取り上げましたが,誠実に真実を語るリーダーよりも,都合のいい嘘をつくリーダーの方が出世するという事実があります。
それ以外にも,部下の信頼を裏切って利用するリーダーの方が出世しやすいなど,気が滅入る事実がいっぱいあります。

正しい行いの人が報われ,悪い行いの人が罰せられるという,いわゆる公正世界仮説で世の中を見ていると,信じられないことだらけです。
ただ,45年も生きていると,確かに世の中,そんな感じだよなぁ,と認めざるをえないです。
また,それが一概に“悪い”というわけでもなく,人間の本性がそうなっているのだから,しょうがないとも感じています。

会社の中でうまくいかなかったり,理不尽な人に苦しめられている人は,この本を読むと何か気づけるかもしれません。
本の中に,「自分の身は自分で守る」という章がありましたが,原因がわかれば,対策も立てられます。

いい人でいた方が楽しくはありますが,それだけでは生きていけないことも多いです。
気が滅入っても“真実”を直視して,前を向いて歩いていきましょう。