株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

来年受ける試験区分の過去問題を解いてみる

平成23年度秋期情報処理技術者試験(ITパスポート試験、基本情報技術者試験)の合格発表が本日正午に行われました。
今回の筆記最後のITパスポート試験の合格率は,61.2%でした。
初回から,72.9%,50.7%,42.3%,51.9%,44.8%,61.2%という推移ですので,かなり高い合格率だとは言えます。これからITパスポートはCBTに移行しますので,ちょっと易しめだったのかな,という気はします。
基本情報技術者試験の合格率は,26.2%でした。
こちらは,平成21年度春の試験制度改定から,合格率は27.4%,35.4%,22.2%,23.4%,24.7%,26.2%という推移ですので,少し高めな感じではあります。
その前の平成18年~20年の3年間の合格率は14.7%,24.2%,22.9%,23.7%,20.7%,23.3%という感じですので,新試験制度になって,全体的に上がっているという感じではあると思います。
合格された皆様,おめでとうございます。
ここで,休まずに次の勉強を行うのがおすすめです。
合格した次の試験は,勢いに乗っていけますので,合格しやすいのです。
基本情報技術者試験に合格した後は,応用情報技術者試験に合格しやすくなっています。
なるべく,10月に勉強したことを忘れないうちに一度,応用情報技術者試験の過去問を,一度解いてみてください。多分,「あ,これなら勉強したらいけそう」ぐらいの感覚は得られるんじゃないかと思います。
基本情報技術者試験の分野の勉強が完璧なら,応用情報技術者試験でも5割は取れるはずです。
特に,最近は基本情報技術者試験と応用情報技術者のアルゴリズム(プログラミング)の難易度があまり変わりませんので,試しに解いてみると解ける人も結構いると思います。
午後が多肢選択式から記述式になるので,その難しさはあると思いますが,難易度自体は,「これ,絶対無理」と思うほどは差がないです。
来年春の試験まであと5ヶ月あるので,急いで勉強を開始する必要はまだありませんが,今のうちに春に向けての感覚をつかんでおくのはおすすめです。
もちろん,応用情報技術者試験を受ける方だけでなく,春に受けようと思っている試験区分がある人は,一度解いて感触をつかむ,というのは役に立ちます。
あと,今回に限っては,ITパスポート試験に不合格だった方は,CBTで挽回,というチャンスがあります。
早めにCBTでITパスポート試験にリベンジして,春には基本情報技術者試験を受ける,という方法が使えます。
ITパスポート->基本情報技術者->応用情報技術者は,基本的に範囲は一緒で,難易度だけが上がっていきます。
ですので,IT系の仕事をやる人,やろうとしている人は,どんな分野の人でも一度,順番にステップアップしていくのがおすすめです。
特に,ストラテジ系,マネジメント系は,それほど難易度に差がないと思いますので,テクノロジ系を中心に学習していけば,半年ごとに1つずつステップアップできると思います。
上のレベルの勉強を始めるとき,ゴールを知っておくととても役に立ちます。
来年受ける試験区分の過去問題解いてみて,来年への手応えをつかんでいきましょう。