株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 71/91

残り1ヶ月の計画を立てよう

わく☆すた,美月です。
今日は3月18日,いよいよ春の情報処理技術者試験まであと1ヶ月ですね。
わく☆すたでは,今回は試験当日に応用情報技術者試験の解答速報を出します。
単純に,私が応用情報技術者試験を受けるので,「当日解答速報が出せるな」っていう,単純な思いつきです。
9割ぐらいの精度でアップして,それからブラッシュアップしていければいいかな,って考えてます。
このブログに載せていきますので,コメント,つっこみは歓迎です。
一緒に応用情報技術者試験を受ける方も,そのほかの区分を受験される方も,悔いの残らないよう,あと1ヶ月を有意義に過ごしていきましょう。
ということで私は今日,手帳を買いました。
1月に買った手帳がなんか気に入らなかったので,4月始まりの手帳で,新たな1年のスタートを切ることにしました。
買ったのは,「ほぼ日手帳」という手帳です。毎日1ページ,いろんなことが書き込める,自由な使い方ができる手帳です。
使ってみると,これがとっても使いやすくって面白いんです。
タイムスケジュールが立てられるので,1日の計画が,とても立てやすくなっています。個人的には,月間カレンダーの記入欄やノートが「方眼罫」なのがヒットで,予定をいっぱい書き込みやすい手帳です。
ついでに8色の色鉛筆や,4色の水性ボールペンなんかを買って,カラフルに手帳を彩りました。
そして,予定が空いてる日を色鉛筆で囲って,「試験まであと何日,自由な日があるのかな?」って確認してみました。
すると,そんな日は何日もないことに気づきました。;_;
なんか,まだまだいっぱいある,と思っていた試験日までの時間,じつはもうあまり残ってませんでした。
なので,合間を縫ってYouTubeをアップすることを,私の応用情報技術者試験の試験対策にしようかな,って考えてます。^^;
まだ,1ヶ月ある,といっても,1ヶ月まるまる自由に使える人は,ほとんどいないんじゃないかと思います。
土日や祝日は,今週末の3連休も含めてあと10日ありますが,全部自由ということもないんじゃないかと思います。
ちょっと,残り時間を数えてみましょう。
そしてその少なさを実感して,「残りの時間でできること」を考えてみましょう。
個人的には,残り1ヶ月になったら,ひたすら過去問演習というのが,定番のパターンです。そして,「試験に出てくる」弱点を,重点的につぶしていきます。
ゴールから逆算して,必要なことだけやっていく,という姿勢が肝心です。
あとちょうど1ヶ月です。
実際に,残りどれだけの時間勉強に使えるか,考えてみましょう。
そして,その少なさを感じつつ焦って勉強する,というのも前に進む原動力になると思います。
といっても,一度にできることは一つだけです。
あわてず,できることをしっかりやっていきましょう。

論文のための「モジュール」を用意する

わく☆すた,美月です。
今日は久しぶりに,YouTubeの撮影を行いました。
現在は21年秋向けの高度午前1を,順次追加していってます。
他の区分も,3月中ぐらいには,全部アップロードできればな,と考えています。直前の午前対策に,ぜひご活用ください。
今日は,ちょっと,論文対策のお話です。
午後2に論文がある試験を受けるときには,「準備論文」を用意するといい,というのは,よく言われていることだと思います。
私自身も,準備論文,というか実際に論文を2,3本書いてから,試験に臨みます。
ただ,その準備論文が,実際にそのまま使えることはまずありません。基本的に,試験会場に行って,そこで出された問題文に合わせて,論文を組み立てていきます。
ですので,用意しておいて役立つのは,論文全体と言うより,論文に書いてあるネタ,「モジュール」になります。
準備論文で書いておくと,「そういえば昔こんなプロジェクトに入って,こんなことやったな」という風な経験というか想い出が出てくると思います。そのときの「成功体験」や「こうしておけば良かったな」というのを集めて,モジュールとして取っておきます。
きちんと論文形式にしておけばベストなんでしょうが,私は単に「こんなことやった」程度のことを書いておきます。
そうすると,いざ本番で,「具体例」が必要になったときに,思い出して書くことができます。
論文は,ある程度実務を書かないと内容が薄くなります。ですので,具体的なモジュールを用意しておいて2,3個ちりばめることで,説得力を増すことができます。
準備論文をたくさん用意して,その中にモジュールがある,というのでもいいとは思います。でも,論文を1つ書くのは結構時間がかかるので,時間がないときには,「モジュールだけ」集めてみてもいいと思います。
過去の経験を洗い出してみる。足りなければ,上司や周りの人を観察して事例を集める。システム開発の雑誌で,実際の実例を集める。
そんな感じで,いろいろ集めてみると,自分の経験や知識の棚卸しにもなって,実務にも役立つと思います。
論文のためのモジュール探し,ぜひ楽しんでみてください。

直前でもあきらめずに勉強する

わく☆すた,美月です。
急ですが,4月3日(土)に,わく☆すた公開セミナー「超直前セミナー ~最後の悪あがき~」を開催することにしました。
試験直前で,なにか合格に役に立つことができないかな,と思って考えつきました。
私が情報処理技術者試験を全区分制覇するまでに身につけた,合格するための心の持ち方や答案の書き方,試験に出るポイントなどを,余すところなくお伝えできたらな,と考えています。
かなり直前だったので,会場はわく☆すたの地元,千葉県松戸市です。遠方で申し訳ありませんが,ご都合のつく方で,最後の一踏ん張りで合格したい方はお待ちしております。
なお,このセミナーはビデオ撮影しますので,緊急で編集して4月6日(火)にはDVDを発売開始する予定です。直前で合格のコツを学びたい方は,ご活用ください。
また,今回は特別付録として,セミナーにご参加いただいた方,セミナーDVDをご購入いただいた方には,小冊子「超直前のポイント」をプレゼントいたします。直前2週間の勉強に,ぜひお役立てください。
超直前の勉強,というのは,実は結構役に立ちます。
試験勉強の「一夜漬け」というのは,なんか悪いことのような気がしてる人も多いと思いますが,それはそれで結構,役に立つものです。
一夜漬けでも何でも,一度勉強したものは,体に残ります。もちろん,記憶という面では,急に覚えたものは急に忘れますので,覚えている内容は,じっくりやった場合より少なくなります。でも,ある程度は残りますし,一度勉強した,ということで,次勉強するときには確実に覚えやすくなっています。
そして何より,超直前にいっぱい勉強する,というのは,「頭を良くする」という効果があります。
このあたりは生物学的な話ですが,追い込まれて,限界をちょっと超えた学習というのを行うと,脳は発達するのです。脳のキャパシティ限界まで勉強すれば,その脳のキャパシティ自体が大きくなるのです。
ですので,追い込まれたら追い込まれたで,本気で限界まで勉強してみるのも面白いです。
だいたい,1ヶ月前の今ぐらいが,「試験に間に合いそうにないから,勉強するのをあきらめる」という人が多くなるあたりです。気持ちはわかりますが,今からでも,やればやっただけ,身になりますし,まだ間に合います。
次回のためにも,今少しでも多く勉強しておくというのは大切です。
そして,今回の試験のためにも,あと1ヶ月というのは,情報処理技術者試験では,間に合わないというほどの時間ではありません。
半年くらい前から毎日コツコツと勉強して,余裕で合格,ということができれば言うことはないですが,なかなかそうはうまくいかないものです。
過去は悔やまず,今できることをできるだけやっていきましょう。

そろそろスパートをかけていきましょう

わく☆すた,美月です。
気がついたら,もう3月も半ばですね。
春試験まであと34日,約5週間です。「あ,まだ勉強やってない。。。」「やってるけど,試験までに勉強,間に合うかなぁ・・・」という方は,そろそろスパートをかけていきましょう。
春の情報処理技術者試験は,試験センターの発表によると,全区分受験者が増えていますね。
高度区分も,試験制度が変わって2回目の開催(情報セキュリティスペシャリストは3回目)になりますので,試験の傾向が見えてきたというのが大きいのかな,という風に感じてます。
どういう風に変わったか,っていうと。。。。やっぱり「受かりやすくなった」ということなんだと思います。
合格率が上がると,「自分でもいけそう」と思う人が増えるからか,受験者はやっぱり増えますね。
大学入試でも,東大とか京大の競争率って,だいたい3倍前後です。競争率が高いのは,中堅のちょっと上の私立大学だったりします。「自分では無理だ」と思うと,受けることを躊躇する人も多いんだと思います。
昔受かった人にしてみると,ちょっと残念な気もするかなぁ,とは思います。
情報セキュリティなんて,初回(平成18年春)のテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)は6.8%だったのに,前回(平成21年秋)の情報セキュリティスペシャリストは18.5%って,3年ちょっとしか経ってないのに変わりすぎです。
初回合格者の自分としては,もうちょっと難しい試験のままでいて欲しかったなぁ,というのは少し感じます。
ただ,最近,試験対策をしていて,今までと違っていろんな幅広い感じの人が試験を受けているのを知って,それはすごくいいことかな,とも感じてます。
今までだったら受けようともしなかった人たちが,勉強して挑戦する。これは,勉強して成長する人を増やす,という意味では,とってもいいことだと思います。受かると,自分の自信にもつながりますし,どんどん挑戦して欲しいです。
すごく勉強をしていて合格に自信があるという人や,すでに受かってる人以外には,「試験に受かりやすくなった」というのは朗報だと思います。
実際,去年から全試験区分で合格率があがって,確実に「受かりやすく」なっています。
応用情報技術者試験は,システム開発者以外の,アルゴリズムが苦手な人でも取れるようになりました。高度区分の午後1は,問題選択数が減って,タイムトライアル的な要素はあまりなくなりました。
今からでも,全然間に合わないということはありません。
試験に申し込んだけどそれから勉強してないなぁ,と感じる人も,あきらめるより前に,少しでもやってみるのをおすすめします。
やってるけど,なんか足りない,と思ってる人は,ちょっとスピードアップしていくといいと思います。試験前の1ヶ月は,その前の1ヶ月よりも勉強の効率は高まります。
そろそろスパートをかけて,4月の試験に向けて,悔いの残らない勉強をしていきましょう。

日常の待ち行列理論

わく☆すた,美月です。
今日,夢を見ました。
なぜか自分がネットショップのWeb担当になっていました。
そして,3台のWebサーバがあって,そのサーバを,
・3台とも同じにして,負荷分散装置で振り分ける
・3台を,書籍用,DVD用,おもちゃ用と,用途ごとに3台に分ける。
で,私が,会議で「3台とも同じにした方がいい!」と,力説している夢でした。
「待ち行列理論的には,3つのM/M/1よりもM/M/3の方が速い」と,一生懸命説明していました。
そして,会議が終わる前に,目が覚めてしまいました。^^;
応用情報技術者試験以上の情報処理技術者試験の試験問題では,待ち行列の問題は結構よく出てきます。
待ち行列は,午前問題では「M/M/1待ち行列モデルで,平均応答時間を計算せよ」など,計算問題が中心に出てきます。なので,公式さえ覚えておけば解けそうな気が一瞬するのですが,そうでない問題も多いです。
また,午後試験に出てくる時には,実際の実例に合わせて,様々なパターンで出てきます。
先ほどの夢のような,「3台のWebサーバの負荷分散」的な話もよく出てきますし,ネットワークの多重化の仕方,システムの拡張方法など,いろんな実務を例に聞かれます。
ですので,待ち行列は,公式だけでなく,仕組みも勉強して,できれば「なぜそうなるのか」といった部分まで理解しておくことをおすすめします。
といっても,待ち行列理論は数学理論ですし,統計学の複雑なところまで知っておく必要はないように感じてます。日常生活と合わせて,実際に体験しながら理解を深めていくと,楽しいと思います。
たとえば,日常生活で,行列に並ぶことって結構あると思います。
そのときに,「この列は,M/M/1かな?M/M/nかな?」とか,考えてみる,という感じで考えてみる。「で,大体さっきの人は○秒で終わったから,自分まで△分ぐらいかな」と予想してみて,それと実際を比較してみる,としてみると,かなりギャップがあることに気づくかもしれません。
レジや銀行のATMに並ぶときには,窓口ごとに列を作って並ぶとM/M/1待ち行列モデルになって遅くなります。なので,列をまとめて1つにすると,M/M/nの待ち行列になって,平均の待ち時間は短くなります。これは,体感でもある程度わかると思いますし,数式でも示されています。
せっかく勉強するのですから,できれば日常と結びつけて,「この待ち行列は~」などと考えてみてください。そんな感じで,勉強を実生活に活かしてみると,いろいろ使えることもあると思います。

コミュニケーションが学びを加速する

わく☆すた,美月です。
本日,わく☆すた公開セミナー,情報セキュリティスペシャリスト3回コースの3回目が無事終了いたしました。
ご参加いただいた方々,ありがとうございました。
DVDで受講されている方は,編集が終わり次第発送いたしますので,もうしばらくお待ちください。
これで,予定していた春向けのわく☆すた公開セミナーはすべて終了になります。
最後に,4月3日(土)に,何か直前に役立つセミナーもしくは勉強会を開こうかな,と企画中です。詳細が決まり次第,お知らせいたします。
今日は,質問も突っ込みも活発に出て,とっても楽しいセミナーになりました。
やっぱり,双方向っていうのは,いろいろ学びがあっていいですね。新しい視点が,こちらにも刺激になります。
なんか,今日のDVDは,脱線もしてますがいつもより楽しい仕上がりになってる気がします。
参加して,一緒にセミナーを創り上げていただいた皆様,ありがとうございました。
学習心理学の考え方のひとつに,「状況的学習論」というのがあります。
学び,というものは,コミュニティに参加したり,人と関わってコミュニケーションをとったりすることで行われる,という考え方です。
実際,学習というのは,知識を得るために勉強をしているときよりも,双方向でコミュニケーションをしたときの方が,格段に加速します。なので,「教えあう」という感じの学習は,やっていて楽しいですし,実際とても効果的なのです。
昔,「アヒルに教える」でも書きましたが,教える相手がいなかったら,アヒルでも亀でも,話し相手にしてください。
特に相手が人間じゃなくても,「会話」するだけでも効果はあります。自分との対話,というのも,大切なコミュニケーションのひとつです。
といっても,一人じゃ寂しい,と言う人は,積極的に勉強会やセミナーなどに出かけてみるといいと思います。多分,場所にもよりますが,1日一人で勉強するよりも,だいぶん早く学べると思います。
コミュニケーションというのは,仕事をする上だけでなく,いろいろ学ぶ上でも重要です。試験を受けるときには,できれば仲間を作って,一緒に学習していきましょう。

コミュニケーションが学びを加速する

わく☆すた,美月です。
本日,わく☆すた公開セミナー,情報セキュリティスペシャリスト3回コースの3回目が無事終了いたしました。
ご参加いただいた方々,ありがとうございました。
DVDで受講されている方は,編集が終わり次第発送いたしますので,もうしばらくお待ちください。
これで,予定していた春向けのわく☆すた公開セミナーはすべて終了になります。
最後に,4月3日(土)に,何か直前に役立つセミナーもしくは勉強会を開こうかな,と企画中です。詳細が決まり次第,お知らせいたします。
今日は,質問も突っ込みも活発に出て,とっても楽しいセミナーになりました。
やっぱり,双方向っていうのは,いろいろ学びがあっていいですね。新しい視点が,こちらにも刺激になります。
なんか,今日のDVDは,脱線もしてますがいつもより楽しい仕上がりになってる気がします。
参加して,一緒にセミナーを創り上げていただいた皆様,ありがとうございました。
学習心理学の考え方のひとつに,「状況的学習論」というのがあります。
学び,というものは,コミュニティに参加したり,人と関わってコミュニケーションをとったりすることで行われる,という考え方です。
実際,学習というのは,知識を得るために勉強をしているときよりも,双方向でコミュニケーションをしたときの方が,格段に加速します。なので,「教えあう」という感じの学習は,やっていて楽しいですし,実際とても効果的なのです。
昔,「アヒルに教える」でも書きましたが,教える相手がいなかったら,アヒルでも亀でも,話し相手にしてください。
特に相手が人間じゃなくても,「会話」するだけでも効果はあります。自分との対話,というのも,大切なコミュニケーションのひとつです。
といっても,一人じゃ寂しい,と言う人は,積極的に勉強会やセミナーなどに出かけてみるといいと思います。多分,場所にもよりますが,1日一人で勉強するよりも,だいぶん早く学べると思います。
コミュニケーションというのは,仕事をする上だけでなく,いろいろ学ぶ上でも重要です。試験を受けるときには,できれば仲間を作って,一緒に学習していきましょう。

わく☆すたブログ1周年

わく☆すた,美月です。
本日3月12日(水)で,わく☆すたブログは,1周年です。
一応大体毎日書いてますが,時々さぼってるので,今日で338回目になります。
1年で順調にアクセスも増え,最近は「情報処理技術者試験」のブログとして認知されつつあるのかな,と感じています。
みなさま,ご愛読,ありがとうございます。
今後は,もっともっと面白くって役に立つ記事を提供できればと考えてます。
そして,わくわくスタディワールドの教材の方も,有料,無料おりまぜて,いろいろと新しく発表していく予定です。
勉強が楽しく面白くなって,それでいて高度なことが学べる,という学びの環境を提供していきたいと考えています。
1年前,始めたときには,何を書けばいいのか試行錯誤してました。
だんだん,書きたいもの,書いたら喜んでもらえるものがわかってきて,少しずつ内容が変わってきました。
最初は,「これでいいのかな?」とか不安もありましたが,とりあえず走り出したおかげで今があります。
最初の記事は,「まず一歩,はじめてみます」でした。
今は,いろんな人とつながることができて,やって良かったな,とすごく感じています。
まず一歩,はじめてみた,これが大きかったと思っています。
なんか停滞しているな,と感じている方は,何か一歩,始めてみるのも楽しいと思います。1年積み重なっていくと,全然違う風景が見えたりします。
それでは,今後とも,よろしくお願いいたします。

試験問題の解き方,答案の書き方を勉強する

わく☆すた,美月です。
あさって3月13日(土)は,わく☆すた公開セミナーの情報セキュリティスペシャリストコースの3回目(最終回)です。
まだ若干名余裕がありますので,ご都合がつく方は,ご参加ください。
3回目は,前回までの知識中心とは異なり,試験問題の解き方について学習します。
情報セキュリティスペシャリスト試験の問題は,知識だけでは解くことができません。
技術に対する理解,セキュリティマネジメントの考え方に加え,問題文をきちんと読んで適切な答えを書く国語力などが要求されます。
特に,午後2問題に関しては,問題文に出てくる,その会社ならではの情報を正確に把握しないと,正しい答えを導くことができません。また,「情報セキュリティとは何か」という基本的な考え方が,しっかりできていないと,大切なポイントを見逃して,見当外れな答えになります。
ですので,わく☆すたセミナーの3回目では,試験問題の解き方を中心に学習します。
もちろん,それだけではなく,試験合格に必要な知識の講義も行います。技術系,マネジメント系などの問題パターン別解答法についても,講義を行います。
情報セキュリティスペシャリスト試験で,解答の書き方などに悩んでいる方などいらっしゃいましたら,ご検討ください。答案演習も含め,直接指導いたします。
また,講義後には,収録DVDも発売する予定です。
今日はちょっと,セミナー紹介が長くなってしまいましたが,試験問題を解く上で,「試験問題の解き方,考え方」を学ぶというのは,実は結構大切です。
私自身,最初にネットワークスペシャリスト試験を受けるときには,何を書いていいのかわからず,問題がすごく難しく見えてました。それが,セミナーや勉強会などで「こういう風に解く」という考え方を教えてもらってからは,「あ,そんなに難しくないんだ」と,なんかすごく楽になって,かなり解けるようになりました。
特に,論文系は,セミナーで「論文答案の書き方」を教えてもらってから,劇的に変わりました。最初に受けてたときには,「こんなの書ける人は,きっとものすごいプロで,自分なんかじゃとても無理」と思ってたのですが,やり方を教わってから書くと,意外と簡単に書けました。その後,論文試験はひととおり合格できたので,「解き方・書き方」を知ってるって,すごく大事だと感じてます。
スペシャリスト系も,試験問題特有の解き方,考え方を知っていると,楽に解けます。知識ももちろんある程度必要ですが,試験問題の答案には「書き方」があります。特に,スペシャリスト系の午後2は,答案の書き方に慣れると,それほど高度な知識を身につけなくても合格できます。
そして,記述式の午後2の書き方は,大体どの試験も同じなので,1つ合格すると2つめはすごく受かりやすくなります。データベーススペシャリストとネットワークスペシャリストは,内容は全然違うのですが,連続して受かることの多い試験です(けんけんも,データベース,ネットワークを連続合格しています)。試験の解き方,答案の書き方は,一度マスターするとかなり使い回しがききます。
もちろん,「解き方,書き方」も,独学でも身につけられる知識だと思います。
参考書にも,そういった解き方的なものを書いてあるものもありますし。ただ,このあたりのコツ的なものは,人に教わった方が効率的に習得できるな,というのが私の感想です。
解き方,書き方というとテクニック的なものなので,嫌う人もいると思います。ただ,ここでいう解き方とかは,「わからなくてもごまかす方法」とかではなく,「筋道たてて物事を考えるパターン」「相手に伝わるように答案を書く方法」です。ですので,ちゃんと身につけると,実生活でも活かせる能力です。
ぜひ,「試験問題の解き方,答案の書き方」も,意識して勉強してみてください。

勉強した気にならずにすむ方法

わく☆すた,けんけんです。
もう来月,試験ですね。年度末でお仕事が大変な中,勉強されている方,多いと思います。
さて,勉強している時に,一番やっかいなのが,「勉強した気」になる事だと思っています。「勉強した気」でいると,実力がついていないので,本番で焦って自滅します。
実は,「勉強した気」にならずにすんで,勉強をやっただけ実力が付く方法があります。
それは,
                「白紙に解答を書く」
方法です。
これは,このブログでも手を変え品を変え語っていることでもあります。
この方法は,本番の試験をシミュレーションしながら勉強できる意味もあります。

論理力をつける「脳活ノート」

わく☆すた,美月です。
情報処理技術者試験,特に高度区分の午後問題は,IT関連の知識だけでは合格できません。
文章をきちんと読んで要点をつかみ,論理的に考えて相手にわかるように解答するために,ある程度の国語力が求められます。
このときに必要な国語力は,別に小説を読んで,相手の心情を理解しましょう,というものではありません。文章を正確に読んで理解するための,論理的に物事を考える力,論理力がメインとなってきます。
そして,その論理力を身につけると,試験の合格が一気に近くなります。
情報セキュリティスペシャリストなんかは,知識がなくても論理的に答えを考えていくと一意に答えられる問題もあります。データベーススペシャリストは,論理のかたまり,という感じです。
論文系は,論文を書くこと自体に,それなりに高度な論理力が必要とされます。最初と最後で論理が違ってる,と言う答案は時々見かけますが,それは内容以前の話で,まず合格できません。
ただ,論理力は一朝一夕では身につきません。
論理的に物事を考える,というのは,理解することではなく,「習熟」することが必要だからです。
わくすたでは,この習熟のために,「論理エンジン」という教材を扱っています。
これは,ホントのドリル形式で,レベル1から100までじっくり,現代国語の問題を解きながら,論理力を磨いていくものです。
これをやりとげれば,すごく力はつきますが,教材の量が膨大なので,かなり時間はかかります。試験後,落ち着いたときに,「このあたりで論理力をつけて,基礎力をレベルアップしよう」というときにおすすめの教材です。こちらはできれば,試験後に考えてみてください。
ただ,直前の今の時期でもできることはあります。
最近,この,「論理エンジン」を作った出口汪先生が,「[出口式]脳活ノート」という本を出されました。
脳活ノートとは,読んだ文章をストックとしてため込むものです。
ストックをためることによって,論理力を鍛え,頭脳を活性化させることができます。
左ページに要約をまとめて,右ページに感想などを書いておきます。文章のネタは新聞の社説や小説などなんでもいいのですが,試験勉強なら,試験問題が最適です。
大学入試の勉強の時には,現代文の文章を要約して,それについて論理を考えて答えを導き出す,と言う風に使います。
これは,情報処理技術者試験でも十分応用できると思います。
試験問題,特に午後2問題を要約することは,試験問題をきちんと理解する上で,とっても役立ちます。そして,要約のストックがたまってくると,そのノートを見返しただけで,知識なども復習できるようになります。
きちんとしたノートを作ればベストですが,そこまで時間がなくても,試験問題の「要約」を1問でもいいからやってみると,試験の骨組みがよくわかると思います。
試験まで1ヶ月と少し,論理力に不安がある人は,ぜひ「脳活ノート」作ってみてください。

勉強は「ふしぎ」を訪ねる旅

わく☆すた,美月です。
今日,斎藤孝さんの「勉強力」という本を読んでいて,「これ,いいフレーズだな」と思ったので,ちょっと紹介します。
 勉強は「ふしぎ」を訪ねる旅
 
 知識が増えると「ふしぎ」も増える

 興味のある事柄に対しては,勉強すればするほど「ふしぎ」が増えて,「あれも知りたい,これも知りたい」と,謎解きにのめり込んでいくものなのです。
 知識があればあるほど,その周辺分野の話は面白く感じられます。面白いからその関連分野もどんどん学ぶ,とやると,芋づる式に知識は増えていきます。
 大体,「そんなこと知ってる」って言う人は,その分野についてよくわかってない人です。ホントに興味があって,わかってる人は,ちょっとでも知らないことがあると,「それどういうこと?」って感じで食いついてきます。
 セキュリティが大好きな友人と話してると,「こんな攻撃もあるんだ」とか,「こんな会社の事故の事例が。。。」みたいな感じで,新しいことをどんどん吸収していけます。知識レベルが高い人は,新しい話題が出ると,「これはどういう仕組みなんだろう」と「ふしぎ」を感じて,それを調べて理解します。その姿は,とっても楽しそうです。
 情報処理技術者試験の勉強をしていると,「これはどういう仕組みなんだろう?」とか,疑問に感じるところもあると思います。そういうときには,ぜひいろいろ調べてみてください。軽くGoogleで調べるだけでも,いろいろ出てきますし,専門書で調べると,しっかりした知識が身につきます。
 試験分野全部に対してこれをやってると,試験には間に合わないかもしれません。でも,興味のある分野をいくつか,「ふしぎ」を訪ねて掘り下げて学習しておくと,その分野は得意になります。応用情報技術者試験の場合,そういった得意分野が3つか4つ作れば,かなり合格に有利になります。
 高度区分の場合,その専門分野に対しては,「ふしぎ」を深く掘り下げていく作業そのものが,すごくいい勉強になります。参考書だけで学習するより,知識も幅広くなりますし,試験問題に臨機応変に対応できます。
 過去問題を解きながら,過去問に出てくる専門用語について調べてみる,という感じでも十分です。勉強をつらく考えず,「ふしぎ」を訪ねる旅,ぐらいの気持ちで,楽しく学習していきましょう。
 

受ける試験の文章に慣れる

わく☆すた,美月です。
本日,わく☆すた公開セミナー,データベーススペシャリスト3回コースの3回目が無事終了いたしました。
ご参加いただいた方々,ありがとうございました。
DVDで受講されている方は,編集が終わり次第発送いたしますので,もうしばらくお待ちください。
試験まであと1ヶ月,これからは知識よりも実際に問題を解いて「身につける」ことが大切です。
過去問題の演習をなるべく多く行って,データベース設計の考え方を身につけていきましょう。
今日,データベーススペシャリストの試験問題を見ていて,「データベースって,感情の起伏が少ないな」というのを感じました。淡々と,ずーっと業務やデータベースの説明が続いていくのが,データベーススペシャリストの試験の特徴です。
「L君はデータベースの設計に当たり,まず図2に示すテーブルを設計した。これに対し,K部長からは次のような指摘があった。」(平成21年春午後1問2より)というのは,データベーススペシャリスト試験の定番です。で,指摘事項として4つも指摘されて,1つずつ直していくのが試験問題になります。
こんなにダメ出しされたL君って仕事イヤにならないのかな,とか,あまりにできないL君に,K部長はどんな風に感じてるのか心配になりますが,その辺の感情は書いてありません。(当たり前ですが^^;)
逆に,情報セキュリティスペシャリストは,感情がかなり感じられます。
会話形式で,つっこみどころ満載で,なかなか読んでて面白いです。
「M課長:なるほど。しかし,今年度の予算では,ログサーバを購入できたとしても,追記型記憶装置までは購入できないな」「M君,アラートを通知するメールが多くて確認が大変だよ。」(平成21年春午後1問4より)っていう感じで,かなり生々しい,現実にありそうな会話をしています。読み物として読むなら,情報セキュリティスペシャリストの方が楽しいです。
ただ,日本語の難易度,と言う意味では,どっちもどっちです。
データベースは,淡々としていて分量が多くて,読むのは大変ですが素直な文章で,「読み落とし」はあっても,「読み間違い」は少ないです。逆に,セキュリティは,読みやすくってわかったような気になるのですが,「大事な点を勘違い」しやすいので,全体を見渡してずれないようにする注意が必要です。
論文試験だと,プロジェクトマネージャは結構人間味があります。「契約形態の変更もあるので,今後の作業の進め方をはじめとしていろいろ相談させていただきたい」(平成21年春午後1問3より)とか,人間的な会話は結構あります。ただ,セキュリティみたいに会話形式で進んでいく,ということはなく,文章は結構淡々としてます。
システム監査は,なんかデータベースと雰囲気が似ています。人間が関係ある話のはずなのに,淡々と状況を羅列していて,感情を押し殺している感じです。中立的に書かれた文章の中から,コントロールの不備とかを見つけ出すのが問題ですから,淡々と書かれているのは当然な気はしますが。
エンベデッドスペシャリストは,かなり特殊です。多分,最初は読んでもわからないぐらい,専門用語の羅列です。といっても,「割り込み要求を受け付けると,ガス量累積値をインクリメントする。さらに,タイマ1によって割り込み要求間隔をみて,ガス漏れと判断したときは,ガス漏れフラグをセットした後に割り込みから復帰し,MPUを待機状態にする」(平成21年春午後1問1より)という感じなので,専門用語に慣れるとそんなに難しい日本語ではありません。
企業研修などで,試験区分を日によって変えながら講義していると,頭の切り替えが結構大変です。
内容もそうですが,こんな感じで,午後問題の文章の感じも,全然違うからです。
読解力というのは,一般的な国語の力という部分もありますが,「その文章に慣れているかどうか」でもかなり左右されます。これから1ヶ月,データベーススペシャリストの問題をいっぱい読んでいれば,データベーススペシャリスト試験に関する読解力は確実に上がります。他の区分でも同様に,自分が受ける試験区分の問題に慣れておくと,試験本番ではかなり問題が読みやすくなっていると思います。
ですので,これから試験まで,受ける試験の文章に慣れる,というのは意識してやってみてください。
もちろん,過去問演習を行うと,確実に身につきますが,読んでるだけでもかなり変わってくると思います。

高度合格は,次の一歩進む原動力となる

わく☆すた,けんけんです。
3月に入って,暖かい日が続きますね。
情報処理技術者試験を受ける目的として,人それぞれ沢山の理由があると思います。
自分が情報処理技術者試験に合格した後で気付いたこととして,タイトルに書いたように,次の一歩を進む原動力になったなぁと,改めて思います。
1つ例をあげると,正直,高度合格していなければ,会社は怖くて辞められませんでした。^^;
あまり合格に権威付けするのもなんですけど,実際のところ周りの評価としては,合格しているかしていないかで見られることが多いように感じます。
よくブログで「自分の大好きなことをしよう」「わくわくすることをしよう」と語っておりますが,それができる人はどんどんやっていただいて良いと思います。
けれども,自分の場合はすぐにはできませんでした。理由としては,“自信がなかった”ことが大きいです。
合格した後の心の変化は,今思っても胸が熱くなります。レベル1,2,3の試験ではなく,最高レベルのレベル4の高度試験に合格した事実が,「自分はできるんだ」と言う自己肯定と言いますか,“自信”に直接つながりました。なので,いろいろな行動に移せました。
たとえば,勉強会のチューターや講師をやる。転職の面接に胸を張って挑める。人生の次の展開を考える。などなど。会社をあっさり辞められたのも,高度試験に合格していたからです。
また,情報処理技術者試験の勉強を通じて得たものも大きかったです。試験分野の専門知識は当然として,文章から読み取る力。文章を書く力。そして,勉強を通じて得た仲間の存在です。
なので,次の一歩を踏む“原動力”にもなり,次の一手を考える“思考力”も同時に得た感じです。
このブログを読まれている人は,「コンピューター大好き」な人が多いと思います。(自分は先日,またパソコンを作ってしまいましたし。^^;)
大好きなコンピューターの勉強をして,自分の自信に繋がる「情報処理技術者試験」って,コンピューター好きな人にとって,結構いけてるキャリアパスなんじゃないかなと思います。
ここで,コンピューターはあまり好きじゃない人は,少し立ち止まって今後の方向性を考えた方がいいかもしれません。好きでもないことに従事することは大変ですよね。少しでも自分の好きな,わくわくするもの・ことへ,舵を取るのが良いかなぁと思います。
これからも,情報処理技術者試験の合格を通じて,人生をより良く展開させるお手伝いをしてゆこうと思っています。

重箱の隅はつつかなくていい

わく☆すた,美月です。
私は毎回,情報処理技術者試験を午前1から受けているのですが,なかなか午前1の全問正解ができません。
春は29/30,秋は28/30でしたが,2,3問は必ずわからない問題が出てきます。
どれだけ勉強していても,「そんなこと知らない」というのは必ずあるんだなぁ,というのを,しみじみと感じてます。
情報処理技術者試験には,何問か,重箱の隅をつつくような問題がでてきます。
午前問題は,すべての問題の難易度が同じなわけではなく,難しい問題も易しい問題も適当に散りばめて出題されます。ですので,何問かは難しい問題,新傾向の問題,引っかけ問題というのはあります。
個人的には,午前問題で9割正解する実力をつけるのと,その後そこからパーフェクトに持って行くのは,同じくらい労力がかかるように感じてます。感覚的には,「よく出る部分」以外のあまり出ない分野も全部押さえるのは,よく出る部分だけ押さえるの以上に手間がかかる気がしてます。
ですので,受かるのが目的なら,別に完璧にする必要はありません。
ただ,午前問題に限って言うと,5割程度の正答率の人と,合格ラインの6割以上の得点がとれる人には,結構大きな実力差があるように感じてます。
「よく出る大事な部分」を大体押さえて,どの分野もそれなりに知ってる,っていうラインが,大体6割なのかな,という風に感じてます。そこからもうちょっと午後に向けても知識を蓄えて,ひととおり肝心なところはマスターした,って感じで7~8割の正答になると思います。このあたりまで行けば,午前の突破はほぼ間違いなしです。
大体午前で合格レベルまで行けそうだ,という感じなら,午後を中心に学習しましょう。
重箱の隅をつつくように,「完璧を目指して」学習すると,逆に足下をすくわれることになりかねません。よく,参考書の最初の方だけ完璧,という人がいますが,これだと合格ラインまでは届きません。まんべんなく,ひととおりの知識というのは,特に午前では大切なポイントになります。
この時期は,重箱の隅をつつくようなところに目を向けて,「ここがわからない」とこだわる人が多いのですが,それは手放した方が受かりやすいです。
少しぐらいわからない部分が残っていても合格できます。
合格ラインは,すべての試験区分,時間区分で6割です。
試験まで1ヶ月と少し,ある程度割り切りながら,試験範囲全般を押さえていきましょう。

新しい機器を,実際に使ってみる

わく☆すた,美月です。
昨日秋葉原に行って,久しぶりにパーツをいっぱい買って,仕事用に自作のパソコンを作りました。
T-ZONEで,かわいいオレンジの筐体があったので,それを基準に,Core i7が載るマザーボードを入れて作ってみました。

20100303photo

CPUはCore i7 860,メモリは4GB,SSDが128GB,OSはWindows7 Ultimate 64ビット版です。
新しく作ってみて,一番感激したのは,SSD(Solid State Disk)の速さ。
もう,ハードディスクには戻れない,という感じで,アプリケーションが超高速で起動します。フラッシュメモリを使ってる Flash SSDで,容量は少ないのですがアクセス速度は比べものになりません。
AcrobatやWordが一瞬で立ち上がったのには感動しました。
実は,この手の実体験は,かなり試験にも役立ちます。
シリアルATAとか,午前試験に出てきますし,CPUの仕組みなんかも,Core i7などの製品名は出てきませんが,マルチコアとか,使われてる技術については出てきます。USBメモリなどは定番です。
同じフラッシュメモリを使っているSSDあたりは,そろそろ午前で出てもいい頃だと思います。
OSも,実際に使ってみるといろんなことが実感できて,試験の用語も頭に入りやすくなります。
試験には,WindowsよりもLinuxなどのUNIX系の方がよく出てきます。なので,勉強という意味では,お金のかかるWindows7よりは,フリーのLinuxを入れてみるといいかな,とは思います。
特に,情報セキュリティスペシャリストを受ける人は,新しいOSを入れたりしてみて,そのセキュリティ機能を実感するのはおすすめです。
マイクロソフトの「Windows 7 セキュリティの強化」によると,Windows7は,Common Criteria 認定取得のための要件である Evaluation Assurance Level 4 (評価保証レベル 4) の取得を目指して設計されたようです。
このあたりの実際に使われているものと,参考書に出てくる用語が結びついてくれば,実務でも使える身になる知識が身につくと思います。
実際に機器を使ってみる,というのは,やっていて楽しいですし,勉強だと意識しないで学べる,最高の方法です。
ぜひ,機会を作って,できるかぎり実際に触れてみてください。

試験問題で,背景をいろいろ想像してみる

わく☆すた,美月です。
今日,情報セキュリティスペシャリストの午後問題を見ていて,あることに気づきました。
試験問題の登場人物って,男性は「君」で女性は「さん」で呼ばれるんですね。
あと,セキュリティコンサルタントとか,地位がありそうな人には「氏」ってついてます。
それ以外に,「主任」「課長」「部長」って感じで,役職で呼ばれる人もいます。
役職がつくと男女の区別はなくなるみたいで,ネットワークスペシャリストでは明らかに女性の「O主任」とかも出てきてます。
・・・だから何?って感じですが,なにげに登場人物の背景とか人間関係とかって,問題文から想像してみると面白いです。
平成21年秋の情報セキュリティスペシャリスト午後2問1では,情報システム部の中でプロジェクトチーム(Pチーム)を編成して,認証・認可基盤構築の実施計画を策定します。
で,Pチームのメンバーには,
 G主任 リーダ 
 E君  ID連携技術検討の担当
 Hさん メンバ
それ以外に
 F氏 セキュリティコンサルタント
ってのも出てきます。
この女性らしきHさん,かなりできる部下みたいです。
リーダのG主任は,Hさんに向かって,「どのような変更や作業が必要か説明してくれないか。」とか,「どのような方式にすればよいのかね。」とか,上から目線なんだけど内容的にはお伺いを立てています。
それに対して,Hさんは冷静に,「総合的に考えて,図7に示す方式がよいと思います。」と,かなり具体的にレベルの高い答えを返してます。
で,最後にG主任,「分かった。検討作業を続けてくれたまえ。」って感じで丸投げです。
これで,Hさんを20代後半ぐらいの美人の女性,G主任をちょっとうだつの上がらない40代ぐらいの小太りの男性,とか,勝手に想像して読んでみると,結構面白いんじゃないかと思います。
情報セキュリティスペシャリストは,意識して探してみると,平成21年春の情報セキュリティスペシャリスト午後2問2でも,Fさんという女性が出てきて,G部長とのコンビでいろいろやりとりしてます。Fさんは,できる女性みたいで,何でもかんでも任されてます。
ペネトレーションテスト(Pテスト)を実施する必要があることをFさんが言うと,
G部長は,「Pテストは外部にお願いする必要があるのかな。FさんにPテストのスキルを身につけてもらった上で実施するのはどうだろう。」とか,思わず突っ込みたくなることを言ってきます。
でも,Fさんは冷静に,「私にPテストのスキルがあったとしても,私がPテストを実施するのは望ましくないですね。」と,さらっと返してます。
で,設問でしっかり,「なぜFさんがやるのは望ましくないのでしょう」と問われてます。
このあたりも,FさんとG部長を,実際に身近にいる同僚なんかを想像しながら読むと,かなり楽しめると思います。
試験問題も,背景をいろいろ想像しながら読んでみると結構面白いです。
特に,「○さん」って感じで出てきたら,女性を想像して読んでみると,いろいろ多彩な景色が浮かんでくるんじゃないかと思います。
過去問演習も,ただただ勉強,っていうだけじゃなく,ちょっと想像して楽しんでみてください。

試験問題で,背景をいろいろ想像してみる

わく☆すた,美月です。
今日,情報セキュリティスペシャリストの午後問題を見ていて,あることに気づきました。
試験問題の登場人物って,男性は「君」で女性は「さん」で呼ばれるんですね。
あと,セキュリティコンサルタントとか,地位がありそうな人には「氏」ってついてます。
それ以外に,「主任」「課長」「部長」って感じで,役職で呼ばれる人もいます。
役職がつくと男女の区別はなくなるみたいで,ネットワークスペシャリストでは明らかに女性の「O主任」とかも出てきてます。
・・・だから何?って感じですが,なにげに登場人物の背景とか人間関係とかって,問題文から想像してみると面白いです。
平成21年秋の情報セキュリティスペシャリスト午後2問1では,情報システム部の中でプロジェクトチーム(Pチーム)を編成して,認証・認可基盤構築の実施計画を策定します。
で,Pチームのメンバーには,
 G主任 リーダ 
 E君  ID連携技術検討の担当
 Hさん メンバ
それ以外に
 F氏 セキュリティコンサルタント
ってのも出てきます。
この女性らしきHさん,かなりできる部下みたいです。
リーダのG主任は,Hさんに向かって,「どのような変更や作業が必要か説明してくれないか。」とか,「どのような方式にすればよいのかね。」とか,上から目線なんだけど内容的にはお伺いを立てています。
それに対して,Hさんは冷静に,「総合的に考えて,図7に示す方式がよいと思います。」と,かなり具体的にレベルの高い答えを返してます。
で,最後にG主任,「分かった。検討作業を続けてくれたまえ。」って感じで丸投げです。
これで,Hさんを20代後半ぐらいの美人の女性,G主任をちょっとうだつの上がらない40代ぐらいの小太りの男性,とか,勝手に想像して読んでみると,結構面白いんじゃないかと思います。
情報セキュリティスペシャリストは,意識して探してみると,平成21年春の情報セキュリティスペシャリスト午後2問2でも,Fさんという女性が出てきて,G部長とのコンビでいろいろやりとりしてます。Fさんは,できる女性みたいで,何でもかんでも任されてます。
ペネトレーションテスト(Pテスト)を実施する必要があることをFさんが言うと,
G部長は,「Pテストは外部にお願いする必要があるのかな。FさんにPテストのスキルを身につけてもらった上で実施するのはどうだろう。」とか,思わず突っ込みたくなることを言ってきます。
でも,Fさんは冷静に,「私にPテストのスキルがあったとしても,私がPテストを実施するのは望ましくないですね。」と,さらっと返してます。
で,設問でしっかり,「なぜFさんがやるのは望ましくないのでしょう」と問われてます。
このあたりも,FさんとG部長を,実際に身近にいる同僚なんかを想像しながら読むと,かなり楽しめると思います。
試験問題も,背景をいろいろ想像しながら読んでみると結構面白いです。
特に,「○さん」って感じで出てきたら,女性を想像して読んでみると,いろいろ多彩な景色が浮かんでくるんじゃないかと思います。
過去問演習も,ただただ勉強,っていうだけじゃなく,ちょっと想像して楽しんでみてください。

「試験に出てくる日本語」に慣れる

わく☆すた,美月です。
こないだ2010年になったと思ったら,もう3月ですね。
気がついたら,今日の15時で,試験センターホームページの「申込内容訂正受付」も終了してました。もう,春試験に向けては,申し込んだ試験区分で前に進むしかないですね。
試験直前の対策研修などで,問題演習をしていると,「問題文読めてない」とか,「解答が的を外してる」という場面によく出会います。
だからといって,知識がないのか,というとそうでもなく,話すとちゃんと理解しているのがわかったりします。
特に,実務経験は豊富だけど試験は初めて,という方は,試験問題の日本語に慣れてない場合が多いです。
外山滋比古さんの「ちょっとした勉強のコツ (PHP文庫)」に,言葉には3種類ある,という話があります。
この本では,仮に,アルファーのことば,ベーターのことば,ガンマーのことば,と名付けてます。
 アルファーのことば ・・・ 日常のことば。具体的なこと。
 ベーターのことば  ・・・ 抽象的なことば。創造性,ストーリーがある。
 ガンマーのことば  ・・・ 論理的なことば。物事の関係を扱う。
アルファーのことばは,日常生活のやりとりに使われるので,日本で暮らしてたら,大体だれでも使えます。
人間関係を円滑にするのはベーターのことばで,これは,話すことが得意な人が一般的に得意な感じです。
ただ,試験問題に書かれているのは,大体がガンマーのことばです。これは,情報処理技術者試験に限った話ではなく,だいたい試験問題ってのはそんなものです。この,ガンマーのことばに慣れておくと,試験問題はあまり抵抗なく読み書きできるようになります。
ガンマーのことばは,普段の日常生活で話されることはあまりないので,意識して慣れる必要があります。
ただ,日常生活でこのガンマーことばを時々は話すようにして生活すると,意外とその思考パターンが身についてきます。
ニュースなどをみながら,「私はこう考える。なぜなら~」とか,いろいろ意見を言ってみる。あんまりやるとうざがられるかもしれませんが,心の中でだけならいくらやっても問題ないと思います。日々の日常で論理的に考えるのを意識すると,意外と簡単に思考パターンは変わってきます。
慣れることが目的なので,単純に試験問題を音読したり,問題演習の数をこなす,というのでもOKです。
試験問題は,日常や仕事で出てくる文章とは,少し雰囲気が違います。その「試験に出てくる日本語」に慣れておくと,本番でよけいな勘違いをしにくくなりますし,落ち着いて問題が解けます。
これから1ヶ月,なるべくガンマーことばに親しんで,試験に出てくる日本語に慣れてみてください。

プロジェクトマネージャ試験のおすすめ参考書

わく☆すた,美月です。
先日,論文系の試験では,試験範囲を網羅していない参考書はないというコメントがあったのですが,私はむしろ,他の区分よりも多いように感じています。
ひととおりの試験区分を受けた感じとして,使える参考書なんてなかった試験区分もありますし,感銘を受けるぐらいよくできた参考書があって,すんなり受かった試験区分もあります。
ですので,高度区分は全部,「この参考書でホントに大丈夫かな」という疑いの目も持って,本を選んでいく必要があると感じてます。いい参考書がなければ専門書で勉強した方がいい場合も多々あります。
応用情報技術者や高度事例系(データベーススペシャリスト,情報セキュリティスペシャリスト,ネットワークスペシャリスト)については,おすすめ本や参考書,おすすめでない参考書について,わく☆すたの「合格への道標」DVDのシークレットページで紹介しています。
でも,論文系の科目については,わく☆すたでは取り扱っておりませんので,私が使って良かった論文系のおすすめ参考書を,このブログで紹介したいと思います。
私が論文系の試験を受けていく途中で使った参考書で,一番良かったと感じるのはこの本です。
情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2010年度版 (CD-ROM付)
私がプロジェクトマネージャを受験したときに使用した参考書はこれ1冊です(年度は古いですが)。
でも,必要十分な内容がしっかり網羅してあって,一発で合格できました。
特に,プロマネ特有の論文の書き方や,プロジェクトの考え方の話は,すごく役立ちました。
前提として,前年にアプリケーションエンジニア(AE)に受かっていたので午前免除だったのと,論文の書き方自体はAE受験時に練習した,というのはありました。
ですので,必要なことは,午後1でのプロジェクトマネジメントの考え方や知識の理解と,午後2でのプロマネ論文の書き方が中心だったというのもあります。
その私のニーズに,ぴったり合致した本でした。
ですので,論文試験自体が始めての方がこれ一冊で合格出来るかどうかはわかりませんが,午前1が免除で,他の論文試験に1つでも合格している人には最適な本だと感じてます。
といっても,論文の書き方の解説も詳しいですし,具体的で使える内容です。
情報処理教科書シリーズは当たり外れが大きいのですが,これはおすすめの1冊です。
プロマネ受験時には,検討してみてください。