株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 78/91

国語が苦手な人におすすめの本

わく☆すた,美月です。
今日は,IT関係とはちょっと違う,本の紹介です。
読むだけですっきりわかる国語読解力」という文庫本が,最近発売されました。
著者は後藤武士さんと言って,学習塾の先生なので,基本的に学校の勉強や入試についての本です。
この本の特徴は,国語が「苦手な人」向けに書かれていることです。
読解力に不安がある人が,読解力を身につけることが目的の本です。読みやすくするために,細かい正確性はあえて無視していますし,得意な人が読むとちょっとくどいです。
冒頭の「はじめに」に,面白い話が出ていたので紹介します。
『これまで国語の読解には決定的な参考書がありませんでした。理由はいたってカンタン。国語ができない人は文章が読めない,文章が読めない人に文章でものを説明することは,英語がわからない人に英語で英語の勉強を教えるようなものですね。』
確かに,国語が苦手な人には,国語の参考書を読むこと自体が苦痛になると思います。
なので,苦手意識をもったままで,それを克服することは大変だということは,すごく納得しました。
この参考書は,国語が苦手な人でもスラスラ読めるように,ということで,くだけた口調で書かれています。「こんな感じ」とか,「~と読んでしまったらアウトだよね」っていう語り口なので,きっちりした文章が苦手な人にはかなり読みやすいと思います。
それでいて,かなり本質的なことが書いてあるので,「普通の本を読むのが苦手」と感じる方ほど,おすすめな本です。
同じ著者の方に,「最短期間で成績を上げる 最強最後の学習法」という本があって,この本の中には,国語読解力はすべての教科の基礎であって,国語の力がないと,他の教科の勉強にも苦労するということが書かれていました。
確かにその通りで,国語読解力がないと,参考書を読むということ一つとっても,とても大変になると思います。同じ参考書1冊読んでも,受け取れる量は,人によってかなり違います。
今後の勉強を効率的にするためにも,今のうちに国語読解力をつけておくのは,おすすめです。

今回は「全体的に」難易度が上がってます

わく☆すた,美月です。
今回の試験問題,大体の区分はチェックしたのですが,私の感想としては,今回は,前回に比べて「全体的に」レベルが上がってます。
特にどの区分が,という話ではなく,全体的に難しくしようと意図して難しくした印象を受けます。
これは,実は,何が言いたいのかというと,「特定の区分の試験が難しくなったわけではない」ということです。
今日,「応用情報技術者(AP)の難易度が特に上がった」と,ある,(一応)プロの人が言っているのを聞いて,「それは違うだろう」とつっこみを入れたくなったので,ちょっとコメントします。
応用情報技術者試験は,レベルは上がったとは思います。
前回みたいに,読めば解けるような問題は減って,ある程度前提知識が要求される問題が増えています。
ただ,これは実は,応用情報技術者試験だけでなく,他の試験でも見られる傾向です。
ネットワークスペシャリスト試験でも,午後1は,問題自体が深く難しくなっています。
情報セキュリティスペシャリスト試験も,春に比べて難しくなってます。
システムアーキテクト試験では,午後1問題は問題が深くなって,ボリュームアップしています。
特に,応用情報技術者試験が,というわけではなく,全体的に難しくなったなぁ,という感じです。
ただ,それで合格率が大幅に下がるかというと,そうでもない気がしています。午後の足切りラインが下がる可能性はあるように感じてます。
あと,全体的に,「問題文から読み取る問題」が減って,「知識を前提に考えさせる問題」が増えてるように感じます。新試験制度になって,「知識の比重」が増えてきたようです。
今回の試験では,特に午前,午前1,午前2は,難化しています。
これは間違いなく,午後の採点対象者は大幅に減ると考えられます。
自分が受けたITストラテジストの午前2は,かなり難しく感じました。
受けた感想としては,単純に,新技術などのキーワードを聞いてくる問題が増えて,覚えていないと全然対応できない問題が増えています。
ネットワークなどでも,今まではあまり細かく聞かれなかったスパニングツリーアルゴリズムなどが,かなり詳細に聞かれたりしています。全体的な,包含的な理解がいらなくなったわけではありませんが,より「詳細な知識を持っていること」を聞く傾向が強くなったと感じています。
全体的に難しくなったと感じられるのは,そのあたりかな,と考えています。
初回の春試験は,様子見で初回ボーナス的な部分はありましたが,その片鱗は,垣間見られています。
これまで以上に,「最新技術も含めた知識を,しっかりマスターすること」が求められているように思います。これは,市販の参考書だと,対応できないものが多いと思います。雑誌とかWebとかで,新しい情報を仕入れる姿勢は大事だと考えています。
今回は,どの試験区分が特に,というわけではなく,傾向を変えて難易度を上げようという方針の下,全体的に難易度が上がった,と考えるのが妥当かな,というのが,私の今回の試験の感想です。

問題文とのコミュニケーションパターン

わく☆すた,美月です。
最近,人間関係でも,自分のコミュニケーションのパターンに問題あるなぁ,ということに気づいて,改善するというプロセスをいろいろ行ってきました。
相手の言うことに素直に返さないで,ひとひねりしてから返す,ということをやりがちな自分の傾向があると感じてます。
このあたりに悩みのある人は,コーチングなどで大分改善できることも多いので,一度学んでみるのもおすすめです。今日,プロコーチの人といろいろお話して,気づくことも大きかったので,コーチング話はまた今後,いろいろ話していきたいと思います。
で,今日の話題は,試験問題での「問題文とのコミュニケーションのパターン」です。
問題文を読んで解答を返すとき,「設問文をそのままきちんと読んで,素直に返す」ということができない人は多くいます。
これは,「できない自分がダメなんだ」とは,全然感じる必要はなくって,そうできない人の方が数が多いぐらいだと私は思ってます。
情報処理技術者試験というのは,意外と素直な試験で,聞いてることは,意外と単純です。
スーパーマンみたいな凄腕の技術者にしかできないことを聞いているわけではなく,基本的に,「普通の経験を積んだ技術者なら,普通にできること」を聞いています。
ですので,「これに対しては,こう対処するよな」とか,「理由は普通に考えてこうだよな」ということを,素直に答えればいいのですが,これができないことは,意外に多いです。
これは,「問題文とのコミュニケーションパターンに問題がある」んだと考えています。
ここでは,知識が足りないという場合は,除外して考えています。
たとえ知識があったとしても,問題文に対して,斜めに見て返すことをすると,正解になりません。
コミュニケーションパターンを自分で認識して,素直に対処することが大切になります。
私が見た,問題のあるコミュニケーションパターンの例としては,
 ・問題文で理由を聞かれているのに,どうしても解決策を書いてしまう
 ・問題文を難しくとらえ,難しすぎることを答えてしまう
 ・やたらと新技術を含めて答えたがる
 ・問題文の不備を,やたらと指摘したがる
などがあります。これ以外にも,いろいろあると思いますが,解答合わせのときに,「自分にどんな傾向があるか」を調べてみると,結構同じ事を繰り返していると思います。
この,「問題文でのコミュニケーションパターンを認識する」ことは,私自身も,最初のうちはできていなかったです。
過去問演習を積んで,「大体,情報処理技術者試験には,こういう風に返せばいい」というパターンが見えてきました。そして,その身についたパターンは,すべての区分の情報処理技術者試験に応用できました。
ですので,一度,パターンの認識がうまくいくと,あとは強いです。
ちょっと,自分の問題文とのコミュニケーションパターンを,見直してみてください。
意外と,いろんな気づきが得られると思います。

午前試験がさらに難しくなる?

わく☆すた,美月です。
今回,春試験に比べて秋試験は,全体的に午前問題が難化しました。
これを,「前回が初回ボーナスだったから,今回が普通」という風にとらえていましたが,どうもそれだけではないようです。
午前問題は,今回よりも「さらに難しくなる」可能性も結構高いようです。
初回では,高度区分では,午前1で8割,午前2で9割近くが突破していました。今回の試験では,それよりは低くなる見込みですが,それでも6割以上は午後の採点まで行くと思います。そうなると,採点が大変なようで,昨年までに比べると,合格発表日が後ろにずれ込んでいます。
この状態を是正するためには,多分午前の突破率は,今後さらに低くなるだろう,という予想です。
あと,午前2は,春試験に比べてかなり,「専門に特化して難しくなってる」印象です。高度で唯一,両方で試験があった,情報セキュリティスペシャリストで比べてみると,午前2の25問中,春試験では,セキュリティ12問,ネットワーク3問でした。これが秋試験では,セキュリティ14問,ネットワーク6問で,◎のついた専門分野に,かなり特化した内容になっています。
私もITストラテジスト試験を受けて,かなり面喰いましたが,受ける試験分野に特化した,難易度の高い問題が,今後の午前2では出題される傾向にあると考えています。
今回結構,「高度午前1で落ちた」という声を聞きました。
以前,「午前1の勉強をしよう」ということで,午前1の話をしましたが,勉強してないと,すぐに足元をすくわれてしまうのが午前1です。
この午前1は,付け焼刃の勉強ではなく,「ひととおりきちんと学習すること」をおすすめします。
試験前なら,「とにかく過去問を覚えて合格ラインの6割に行こう」という話になるのですが,試験後なので,もうちょっと大きな視点から,話をしたいと思います。
今回の試験制度改定で,高度午前1という共通試験ができたのは,「高度な技術者だったら,IT全般についての基礎知識は,ひととおり身につけておいてほしい」という意図だと思います。
実際,実務で特定の仕事ばかりしていると,視点が偏りがちですし,全体を見通せる目というのは,とても大切です。
データベースの知識だけ豊富だけど,セキュリティの概念のない技術者,といった感じでは,今の時代には,危険な存在になります。
いろいろ専門に特化したからこそ,全体の知識はひととおり学習しておく必要があるのです。
ですので,追い込まれていない今の時期には,高度午前1レベルのIT知識をひととおり学習するのをおすすめします。これは,参考書でなくっても,例えば,「プログラムはなぜ動くのか」でコンピュータの内部の仕組みを知るとか,「オブジェクト指向でなぜつくるのか」でオブジェクト指向を中心とした開発について知るとかいうのが,実際の役には立つと思います。
いずれにしても,今後,午前問題が,今回より易しくなることはないと思われます。
しっかり勉強して,春試験に向けて実力をつけていきましょう。

どの試験区分を受けるか

わく☆すた,美月です。
11月15日に,「春試験に向けて勉強を始めよう!」ということで,セミナーを開催することにしました。
今回の秋試験を踏まえた上で,試験区分ごとのポイントなどをお話します。
あとは,「勉強のスタート!」ということで,どの試験区分にも共通な,高度午前1レベルのポイント学習を,いち早く開始します。
来年の試験に向けて,いいスタートを切るために,よろしければご参加ください。
というところで,「どの試験区分を受けるか」という相談を,最近また良く受けます。
基本的には,1人1人の状況によって異なりますので,一概には言えません。
ただ,大まかに言って,以下の3つの指針は言えると思います。

 1.基本的に,レベルが下の区分から,順番に受けていく。
 2.今の仕事や,今後の仕事の方向性を考えて受ける。
 3.自分が好きな分野の,試験区分を受ける。

以前,試験区分の「段階の飛び越し」についてでもお話ししましたが,基本的に,易しい試験から順番に受けるのが,情報法処理技術者試験を受験するうえでの王道です。
ITパスポートはともかくとして,基本情報技術者,応用情報技術者の2つの試験を飛ばして,いきなり高度区分に行くのは,私はおすすめしません。
レベル3の試験までは受かってから,レベル4に行く必要があると考えています。
昔の情報処理技術者試験を受験していて,今の状況を知らない人だと,このあたりを勘違いしている人が多く見受けられます。
ソフトウェア開発技術者と応用情報技術者は,実は似ているのはレベルだけで,大きく違う試験です。
去年までの基本情報技術者と,今年からの基本情報技術者も,同じ名称ですが,結構違う試験です。
去年までの基本情報技術者とソフトウェア開発技術者の試験は,基本的に「開発技術者」を対象にしていました。ですので,開発以外の仕事をする人は,途中を飛ばして受ける人が多かったのです。
しかし,今年から試験制度が変わって,基本情報技術者と応用情報技術者は,「すべての技術者」を包括する試験となっています。
特に,応用情報技術者試験は,明らかに,「いろんなタイプの技術者」向けに,間口が広がっています。
ここでちゃんと勉強してから高度に行った方が,いろいろ可能性が広がります。
応用情報技術者レベルをおろそかにして,いきなり高度区分を受けると,午前1で足を切られることが多くなります。午前1で受かったように見えても,専門分野で必要な周辺分野の知識が足りず,効率の悪い勉強を行う可能性が高くなります。
ですので,個人的には,応用情報技術者レベルを飛ばさずに勉強することは,大切なことだと考えています。
応用情報技術者試験に受かった後で受ける高度区分,とうことになると,これはホントに「好みで選ぶ」ことが肝心です。
自分の進みたい,好きな方向性で受けるのが,一番効率がいいですし,役にも立ちます。
「ネットワークが大好きなんです!」でネットワークスペシャリストを取って,それを武器に転職,というのが,キャリアパスとして一番,情報処理技術者試験を有効に活用できるパターンだと考えています。
スペシャリスト系の試験を取ってからでないとマネジメント系の試験を受けられない,ということは特にないと感じてます。論文系と事例系は,種類の違う適性が必要な,別物の試験です。
なので,応用情報技術者の次にプロジェクトマネージャ,というのは,全然OKだと考えています。特に,応用情報技術者試験を経営戦略やマネジメント系を中心に選択して受かった人には,むしろおすすめのキャリアパスです。
学生がとってもあまり意味がないですが,社会人3年目以上ぐらいで,開発実務を経験してプロジェクトマネージャ試験を取得,というのは,かなり使える資格になると思います。
個人的には,プロジェクトマネージャは論文系でも難関資格になるので,システムアーキテクトやITサービスマネージャを取得してからの方が順番的にはいいと思いますが,春試験にはないので,挑戦してみる価値はあると考えています。
結構,スペシャリストと名のつくものは1つも持ってないけど,論文系は全部持ってるという人はいるので,「論文の方が難しい」かどうかは,単純に適性の差のような気がしています。自分の経験では,両方とも織り交ぜながら受験して,スペシャリスト系は5回落ちてますが,論文系は2回しか落ちてませんので,スペシャリストの方が勉強量が多くて大変で難しいという印象はあります。
なんか,とりとめもなくなってしまいましたが,とにかく,高度区分の受験区分選択では,「自分の好きな方向」「自分の進みたい方向」で進むと間違いは少ないと思います。

応用情報技術者試験(2009年秋)

わく☆すた,美月です。
前回2009年春期の分析,応用情報技術者試験(2009年春)の評判が結構良かったので,今回の2009年秋の応用情報技術者試験についての分析と感じたことを書いていきます。
2009年になって2回の応用情報技術者試験を見てきて,やっぱり改めて,ソフトウェア開発技術者試験から応用情報技術者試験になって,試験内容は大きく変わったと感じます。
応用情報技術者試験の位置づけは,昔の一種(第一種情報処理技術者試験)に近く,すべてのIT技術者が通る,レベル3の登竜門という感じです。
今回の試験は,春試験に比べると全体的に,若干難易度が上がったかな,と感じてます。
前回が初回ボーナスという位置づけだったと思いますので,今後も難易度は,今回ぐらいで落ち着くと考えられます。特に,マネジメント系,ストラテジ系に関しての出題は難化していて,「文章を読んだだけで解ける」問題は減っていると思います。
合格率は,前回より低く,でもソフトウェア開発技術者時代よりは高く,ってことで,20%前後かなぁ,と予想してます。
それでは,午前,午後の試験別に見ていきます。

**********
午前試験は,前回と同じ試験範囲でした。前回も今回も,テクノロジ系49問,マネジメント系11問,ストラテジ系20問で同じです。そして,このうちの30問を抽出して,高度午前1が出題されています。
過去問からの出題も多く,ざっと見た感じでは,半分ぐらいは過去問です。ただ,新傾向の問題が増えて,前回よりは過去問の割合が減ったように感じています。前半のテクノロジ系は,過去問の再出題が多く,後半のマネジメント系,ストラテジ系では新問が多い印象です。
3回前の平成20年春試験(他の高度区分も含む)の過去問からの再出題が結構ありました。前回もそうでしたが,3回前ぐらいの過去問が,新しすぎもせず古すぎもせず,再出題されやすいのかな,と感じます。

**********
午後試験は,12問中6問選択で,最初の問1,2はどちらか1問,問3~12からは5問選択,という形式でした。
出てきた分野は,以下のとおりです。

●問1,問2 (2問中1問選択)
問1 経営戦略 (ソフトウェアの受託開発会社における,工事進行基準適用)
問2 プログラミング (文字列照合処理)

●問3~問12 (10問中5問選択)
問3 経営戦略 (原価計算システムの再構築)
問4 システムアーキテクチャ (Webシステムの構成)
問5 ネットワーク (リモートアクセス)
問6 データベース (旅行業務用データベースの設計)
問7 組込みシステム開発 (ディジタルフォトフレーム)
問8 情報システム開発 (開発プロセスでのテスト)
問9 情報セキュリティ (公開鍵基盤を用いた社員認証システム)
問10 プロジェクトマネジメント (プロジェクトのリスクマネジメント)
問11 ITサービスマネジメント (ITサービスにおけるサービスサポート)
問12 システム監査 (内部統制の整備状況の評価)

まず,必須問題です。
問1は,経営戦略の分野で,工事進行基準の問題で,ある程度知識がないと解けない,難しめの問題でした。問2のアルゴリズムは,定番の文字列照合処理で,ソフトウェア開発技術者のアルゴリズム問題に比べると,かなり易しい問題でした。
難易度としては,問2の方がかなり易しいと思います。前回に引き続き今回も,「アルゴリズムが苦手だから問1」というのはやって欲しくない,という試験センターの意図を感じます。
問1は,前回よりさらに難化した感じで,工事進行基準に関する知識はもちろんのこと,会計やEVMの知識が求められます。また問題文を熟読して,適切な答えを導いていく必要がある問題でした。
逆に問2は,過去の一種(平成11年)に出題されたのと同じテーマである,文字列照合処理の問題でした。ソフトウェア開発技術者時代には,定番のアルゴリズムをわかっているのを前提で,「見たこともないアルゴリズム」が出てくることが多かったのですが,応用情報技術者試験になってからは,2回とも,「定番のアルゴリズム」の出題です。明らかに,アルゴリズムに関しては難易度が下がっているように感じます。
選択問題は,テクノロジ系(問4,問5,問6,問8,問9)とそれ以外に分けて考えます。
テクノロジ系は,従来のソフトウェア開発技術者試験午後1とテーマが同じです。想定解答時間が15分から20分となり,データベース問題は短くなり,それ以外の分野は若干問題が濃くなっています。
今回の傾向としては,全体的に技術が新しくなっているような印象を受けます。問4でロードバランサ,問5でSSL-VPN,問9のICカードあたりは,最近よく使われる技術の出題でした。参考書ベースでの勉強だけしてると,手薄になりがちな分野が多かったと思います。
難易度的には,前回よりは若干難しく,従来のソフトウェア開発技術者とほぼ同程度だと考えられます。
それ以外の分野では,各分野の典型的な問題が出題されていました。
問3の原価計算では簿記などの会計知識が,問7の組込みシステムではイベントやタスクなどの扱い方がといった感じで,それぞれの分野の基礎知識が必要な問題になっています。問10のリスクマネジメントでは,プロジェクトマネジメントの考え方をきちんと理解しておかないと適切に解けませんし,問11ではITIL,問12では内部統制に関する理解が必要です。
難易度としては,前回の春試験より,かなり上がったと考えられます。
全体的には,どれを選んでも有利不利はないように,ある程度調整されている印象です。ですので,自分の好きな分野,将来進みたい分野を選んで学習するのが一番いいと思います。

**********
最後に,次回の試験に向けて。
新試験に変わってから2回実施されたので,大体試験の傾向も見えてきた感じです。といっても,まだ過渡期なので,まだ手探りの勉強が必要になる感じです。
参考書などは,今発売されているものより,今回の試験が開催された後に発売されるものの方がおすすめです。
午前分野の今後の学習としては,ソフトウェア開発技術者試験試験,応用情報技術者試験を合わせた過去問3期分+他区分のストラテジ系分野過去問をやるか,それらを厳選した午前問題集1冊をやるのがいいのかな,と思います。
午後試験では,あらかじめ「自分の進みたい方向性」を考えて,勉強する分野を絞り込むのがいいと思います。
テクノロジ系分野は,従来のソフトウェア開発技術者試験の過去問題を数多く解いたりして,広範囲の知識を身につけることがおすすめです。
その他の分野は,過去問があまりないので,対応する高度系の午後1問題を解いておくといいと思います。問7はエンべデッドシステムスペシャリスト,問10はITサービスマネージャ,問11はプロジェクトマネージャ,問12はシステム監査です。
問1,問3は対応する情報処理技術者試験が実はありません。中小企業診断士や簿記検定,少し対応するとしたらITストラテジストぐらいかと思います。この分野を選択するつもりなら,全然別系統の学習が必要です。
今復習するのは,印象が強く残るので,効率的です。次の高度試験にもつながります。
ただ,ずっと頑張り続けていると,伸びきったゴムのようになります。ですので,ひととおり復習して,今回の試験を完全消化したあとは,英気を養う意味でも,他のこともいろいろ楽しみましょう。

応用情報技術者試験(2009年秋)

わく☆すた,美月です。
前回2009年春期の分析,応用情報技術者試験(2009年春)の評判が結構良かったので,今回の2009年秋の応用情報技術者試験についての分析と感じたことを書いていきます。
2009年になって2回の応用情報技術者試験を見てきて,やっぱり改めて,ソフトウェア開発技術者試験から応用情報技術者試験になって,試験内容は大きく変わったと感じます。
応用情報技術者試験の位置づけは,昔の一種(第一種情報処理技術者試験)に近く,すべてのIT技術者が通る,レベル3の登竜門という感じです。
今回の試験は,春試験に比べると全体的に,若干難易度が上がったかな,と感じてます。
前回が初回ボーナスという位置づけだったと思いますので,今後も難易度は,今回ぐらいで落ち着くと考えられます。特に,マネジメント系,ストラテジ系に関しての出題は難化していて,「文章を読んだだけで解ける」問題は減っていると思います。
合格率は,前回より低く,でもソフトウェア開発技術者時代よりは高く,ってことで,20%前後かなぁ,と予想してます。
それでは,午前,午後の試験別に見ていきます。

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午前試験は,前回と同じ試験範囲でした。前回も今回も,テクノロジ系49問,マネジメント系11問,ストラテジ系20問で同じです。そして,このうちの30問を抽出して,高度午前1が出題されています。
過去問からの出題も多く,ざっと見た感じでは,半分ぐらいは過去問です。ただ,新傾向の問題が増えて,前回よりは過去問の割合が減ったように感じています。前半のテクノロジ系は,過去問の再出題が多く,後半のマネジメント系,ストラテジ系では新問が多い印象です。
3回前の平成20年春試験(他の高度区分も含む)の過去問からの再出題が結構ありました。前回もそうでしたが,3回前ぐらいの過去問が,新しすぎもせず古すぎもせず,再出題されやすいのかな,と感じます。

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午後試験は,12問中6問選択で,最初の問1,2はどちらか1問,問3~12からは5問選択,という形式でした。
出てきた分野は,以下のとおりです。

●問1,問2 (2問中1問選択)
問1 経営戦略 (ソフトウェアの受託開発会社における,工事進行基準適用)
問2 プログラミング (文字列照合処理)

●問3~問12 (10問中5問選択)
問3 経営戦略 (原価計算システムの再構築)
問4 システムアーキテクチャ (Webシステムの構成)
問5 ネットワーク (リモートアクセス)
問6 データベース (旅行業務用データベースの設計)
問7 組込みシステム開発 (ディジタルフォトフレーム)
問8 情報システム開発 (開発プロセスでのテスト)
問9 情報セキュリティ (公開鍵基盤を用いた社員認証システム)
問10 プロジェクトマネジメント (プロジェクトのリスクマネジメント)
問11 ITサービスマネジメント (ITサービスにおけるサービスサポート)
問12 システム監査 (内部統制の整備状況の評価)

まず,必須問題です。
問1は,経営戦略の分野で,工事進行基準の問題で,ある程度知識がないと解けない,難しめの問題でした。問2のアルゴリズムは,定番の文字列照合処理で,ソフトウェア開発技術者のアルゴリズム問題に比べると,かなり易しい問題でした。
難易度としては,問2の方がかなり易しいと思います。前回に引き続き今回も,「アルゴリズムが苦手だから問1」というのはやって欲しくない,という試験センターの意図を感じます。
問1は,前回よりさらに難化した感じで,工事進行基準に関する知識はもちろんのこと,会計やEVMの知識が求められます。また問題文を熟読して,適切な答えを導いていく必要がある問題でした。
逆に問2は,過去の一種(平成11年)に出題されたのと同じテーマである,文字列照合処理の問題でした。ソフトウェア開発技術者時代には,定番のアルゴリズムをわかっているのを前提で,「見たこともないアルゴリズム」が出てくることが多かったのですが,応用情報技術者試験になってからは,2回とも,「定番のアルゴリズム」の出題です。明らかに,アルゴリズムに関しては難易度が下がっているように感じます。
選択問題は,テクノロジ系(問4,問5,問6,問8,問9)とそれ以外に分けて考えます。
テクノロジ系は,従来のソフトウェア開発技術者試験午後1とテーマが同じです。想定解答時間が15分から20分となり,データベース問題は短くなり,それ以外の分野は若干問題が濃くなっています。
今回の傾向としては,全体的に技術が新しくなっているような印象を受けます。問4でロードバランサ,問5でSSL-VPN,問9のICカードあたりは,最近よく使われる技術の出題でした。参考書ベースでの勉強だけしてると,手薄になりがちな分野が多かったと思います。
難易度的には,前回よりは若干難しく,従来のソフトウェア開発技術者とほぼ同程度だと考えられます。
それ以外の分野では,各分野の典型的な問題が出題されていました。
問3の原価計算では簿記などの会計知識が,問7の組込みシステムではイベントやタスクなどの扱い方がといった感じで,それぞれの分野の基礎知識が必要な問題になっています。問10のリスクマネジメントでは,プロジェクトマネジメントの考え方をきちんと理解しておかないと適切に解けませんし,問11ではITIL,問12では内部統制に関する理解が必要です。
難易度としては,前回の春試験より,かなり上がったと考えられます。
全体的には,どれを選んでも有利不利はないように,ある程度調整されている印象です。ですので,自分の好きな分野,将来進みたい分野を選んで学習するのが一番いいと思います。

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最後に,次回の試験に向けて。
新試験に変わってから2回実施されたので,大体試験の傾向も見えてきた感じです。といっても,まだ過渡期なので,まだ手探りの勉強が必要になる感じです。
参考書などは,今発売されているものより,今回の試験が開催された後に発売されるものの方がおすすめです。
午前分野の今後の学習としては,ソフトウェア開発技術者試験試験,応用情報技術者試験を合わせた過去問3期分+他区分のストラテジ系分野過去問をやるか,それらを厳選した午前問題集1冊をやるのがいいのかな,と思います。
午後試験では,あらかじめ「自分の進みたい方向性」を考えて,勉強する分野を絞り込むのがいいと思います。
テクノロジ系分野は,従来のソフトウェア開発技術者試験の過去問題を数多く解いたりして,広範囲の知識を身につけることがおすすめです。
その他の分野は,過去問があまりないので,対応する高度系の午後1問題を解いておくといいと思います。問7はエンべデッドシステムスペシャリスト,問10はITサービスマネージャ,問11はプロジェクトマネージャ,問12はシステム監査です。
問1,問3は対応する情報処理技術者試験が実はありません。中小企業診断士や簿記検定,少し対応するとしたらITストラテジストぐらいかと思います。この分野を選択するつもりなら,全然別系統の学習が必要です。
今復習するのは,印象が強く残るので,効率的です。次の高度試験にもつながります。
ただ,ずっと頑張り続けていると,伸びきったゴムのようになります。ですので,ひととおり復習して,今回の試験を完全消化したあとは,英気を養う意味でも,他のこともいろいろ楽しみましょう。

本当の「ボトルネック」を探す

わく☆すた,美月です。
そろそろ試験も終わって,落ち着いてきた頃かと思います。
改めて振り返って,試験の出来は,いかがでしたか?
試験後,いろいろ解答例とか見てみて,議論したりして,自分なりに手ごたえが感じられた人はいいと思います。心おきなく,次のステージへ進んでください。
そうでない人は,ここであえて,「なぜ振り返らなかったのか」を考えてみることをおすすめします。
なんとなく落ちてる気がして,見るのがこわい,というのはあると思います。終わったことは振り返りたくない,という気持ちも,もちろんわかります。
でも,ここで,「自分の足元を見る」というのは,実はとっても大切な作業です。
次の試験に向けて,勉強をしていく上で,今回の試験での結果は,とても役に立ちます。
単純な試験結果だけでなく,その過程で見つかった足りない点,弱点を振り返ることは,とても大切です。
「勉強不足だった」ということは,あると思います。
ただ,「何の勉強が不足しているのか」というのは,正確に見極めた方が,次の一歩が進みやすくなります。
何年も落ち続ける人の特徴には,「自分の本当の弱点を見ようとしない」という部分があります。
例えば,情報セキュリティスペシャリストの試験などに多いのは,国語力などの基礎力がないのに,「セキュリティの勉強が不足」と単純に判断してしまうパターン。「文章が読めてない」という指摘も,「技術者の試験に国語力を要求する方がおかしい」と逆切れする人もいます。
試験という以前に,文章での意思疎通のコミュニケーション能力は,社会人として必須だとは思います。
かといって,国語力の話をすると,「あ,自分が落ちたのは,国語力がなかったからだ」と決めつけてしまうパターンもあります。こういう人は,大体,単純に,セキュリティ技術など,その試験に合格するのに最低限必要な知識や理解が足りていない場合が多いです。
午前1,午前2で落ちてるような人は,まず単純に知識の勉強不足を疑ってみてください。
知識不足は,普通に勉強すれば身に付いてくるので,これが一番,次に改善しやすいところだと思います。
情報処理技術者試験の勉強は,スペシャリスト系でも,単純にその分野「だけ」勉強していても受かりません。ネットワークならセキュリティや運用管理,セキュリティならネットワークやシステム開発,データベースならシステム開発などの周辺分野も,しっかり勉強しておく必要があります。
午前問題を採点するときには,ぜひ「分野別に」採点してみてください。
そうすると,自分の弱点は,結構簡単に見えると思います。
午後問題を採点するときには,ちゃんと「知識がなかったのか」「問題文が読めてなかったのか」「解答を書くときにピントを外したのか」を区別してみてください。
知識がない,は比較的すぐにわかると思います。でも,実際,私が講義で見たり,採点したりする中で多いのは,圧倒的に,「問題文が読めてない」パターンです。
問題文が読めてないパターンの原因は,実は2つあります。1つは,「単純に国語力がなくって,文章が読めていない」パターンです。これは,国語,特に現代文を勉強しなおすことをおすすめします。
もうひとつは,「専門分野の理解が足りなくって,問題文を読んでもそこが問題だと認識できないパターン」です。これは,実は,ちゃんと1つ1つ,本質を理解しながら勉強することで,かなり改善されていきます。
問題文から,問題となりそうな点が浮かび上がってくるようになれば合格レベルです。
いずれにしても,「実際には何が足りなかったのか」という,本当のボトルネックを見つけることは,とても大切です。
ネガティブな点は,見ないままにしておくと,逆に残ってしまいます。
ぜひ,自分の本当のボトルネック,「自分は今回の試験で,何が足りなかったのか」を,振り返ってみてください。

書籍紹介 「結果を出す人の勉強法」

わく☆すた,美月です。
本日10月22日(木),11時50分ごろから順次,メールマガジン11号の発行をいたしました。
登録したのに届いてない,という方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください。
おかげさまで,メールマガジンの登録者が400名となりました。応援,ありがとうございます。
これからもいろいろな情報を配信していきたいと考えています。
次回発行は,11月4日(水)頃を予定しています。
今日は,メルマガでも紹介した,勉強法の本の紹介です。
ちょっと,メルマガとは別の視点から,お話したいと思います。
今月上旬,「結果を出す人の勉強法 - 評価、信頼、報酬、ワンランク上の仕事を手にする学び方」という本が発売されました。
著者の水野浩志さんは,株式会社マイルストーンという会社を経営されている方です。
私は先日,この方の「高品質セミナー作成講座」に参加させていただいたのですが,すごく質が高く,目からウロコな視点がいっぱいありました。わく☆すたの今後のセミナーに役立つ内容が満載で,とても有意義な1日を過ごせました。
#あ,ちなみにこの内容を生かして,11月15日(日)に「春試験の勉強はじめようセミナー」を開催予定です。^^
この,「結果を出す人の勉強法」の本も,勉強に役立つ内容が満載です。
いろいろ「なるほど!」ということはいっぱいあったのですが,個人的に一番響いたのは,「速読力を上げるには,【名著】を一冊熟読せよ!」という記事です。
速読力といっても,字を速くよめることには,実はあまり意味がありません。
その後で,「読んだ内容を,すばやく理解する」部分で,読解力には差がでてきます。そして,本に関する周辺知識の経験情報をたくさんもっている人の方が,読んだ内容を素早く理解することが可能です。
ですので,ある分野の専門家が言う「名著」を,しっかり読んで身につけると,その分野の本は,速く読めるようになります。私も,ネットワーク分野の名著である「マスタリングTCP/IP 入門編」を熟読してから,ネットワーク関連の専門書は,素早く理解できるようになりましたので,これは自分の身をもって感じていることでもあります。
速読以外にも,いろんな効果がありますので,それぞれの分野の名著をじっくり味わってみる,というのは,すごくおすすめです。
この本は,試験対策の本ではないので,「情報処理技術者試験に合格したい」という目的だけで読まれると,的をはずすかもしれません。もっと広い意味の,ビジネスで成果を出すという視点での勉強法が書かれています。そういう意味で,試験後の,一番試験合格を意識しないですむ,今の時期に読むのがおすすめな本です。
弱点としては,この本はビジネス書で,最近のはやりを狙った,大きな字での薄めの本なので,せっかくの水野さんのコンテンツが,あまり詰め込まれてないな~,と感じることかと思います。ページ数の関係上,内容はちょっと薄めです。著者ご本人は,もっといっぱい,深いものを持っていると感じさせる方です。
ただ,その分,読みやすく,すぐに読み終わるとは思います。
「今後の自分の人生で結果を出す」ためのヒントをもらう,という観点で読んでみてください。

書籍紹介 「結果を出す人の勉強法」

わく☆すた,美月です。
本日10月22日(木),11時50分ごろから順次,メールマガジン11号の発行をいたしました。
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これからもいろいろな情報を配信していきたいと考えています。
次回発行は,11月4日(水)頃を予定しています。
今日は,メルマガでも紹介した,勉強法の本の紹介です。
ちょっと,メルマガとは別の視点から,お話したいと思います。
今月上旬,「結果を出す人の勉強法 - 評価、信頼、報酬、ワンランク上の仕事を手にする学び方」という本が発売されました。
著者の水野浩志さんは,株式会社マイルストーンという会社を経営されている方です。
私は先日,この方の「高品質セミナー作成講座」に参加させていただいたのですが,すごく質が高く,目からウロコな視点がいっぱいありました。わく☆すたの今後のセミナーに役立つ内容が満載で,とても有意義な1日を過ごせました。
#あ,ちなみにこの内容を生かして,11月15日(日)に「春試験の勉強はじめようセミナー」を開催予定です。^^
この,「結果を出す人の勉強法」の本も,勉強に役立つ内容が満載です。
いろいろ「なるほど!」ということはいっぱいあったのですが,個人的に一番響いたのは,「速読力を上げるには,【名著】を一冊熟読せよ!」という記事です。
速読力といっても,字を速くよめることには,実はあまり意味がありません。
その後で,「読んだ内容を,すばやく理解する」部分で,読解力には差がでてきます。そして,本に関する周辺知識の経験情報をたくさんもっている人の方が,読んだ内容を素早く理解することが可能です。
ですので,ある分野の専門家が言う「名著」を,しっかり読んで身につけると,その分野の本は,速く読めるようになります。私も,ネットワーク分野の名著である「マスタリングTCP/IP 入門編」を熟読してから,ネットワーク関連の専門書は,素早く理解できるようになりましたので,これは自分の身をもって感じていることでもあります。
速読以外にも,いろんな効果がありますので,それぞれの分野の名著をじっくり味わってみる,というのは,すごくおすすめです。
この本は,試験対策の本ではないので,「情報処理技術者試験に合格したい」という目的だけで読まれると,的をはずすかもしれません。もっと広い意味の,ビジネスで成果を出すという視点での勉強法が書かれています。そういう意味で,試験後の,一番試験合格を意識しないですむ,今の時期に読むのがおすすめな本です。
弱点としては,この本はビジネス書で,最近のはやりを狙った,大きな字での薄めの本なので,せっかくの水野さんのコンテンツが,あまり詰め込まれてないな~,と感じることかと思います。ページ数の関係上,内容はちょっと薄めです。著者ご本人は,もっといっぱい,深いものを持っていると感じさせる方です。
ただ,その分,読みやすく,すぐに読み終わるとは思います。
「今後の自分の人生で結果を出す」ためのヒントをもらう,という観点で読んでみてください。

今日は情報処理技術者試験,小ネタ集

わく☆すた,美月です。
メルマガは,今日発行予定でしたが,まだ書き中です。もうしばらくお待ちください。m(__)m
最近,固い記事が続いたので,今日は,情報処理技術者試験で気づいた,小ネタ集です。
今回,試験前に,「枠のサイズ」の話があったので,せっかくなので,定規を持って行って,いろいろ測ってみました。
記述式のマス目のサイズですが,ITストラテジストの午後1の解答用紙で測ってみると,1マスあたり,縦7.5mm×横5.8mmでした。
これは,マス目が1行あたり20文字で2段の,40字用のマス目から割り出した数字です。実際,縦は2段で1.5cm,横は20文字で11.6cmありました。
なので,確かにちょっと縦長な感じです。
それに対して,午後2の論文のマス目のサイズは,完全に正方形で,縦8mm×横8mmでした。
論文は,1行当たり25字で,1ページあたり16行の,横書きの原稿用紙の形態です。1ページ埋めると,400字になります。
前回から,設問ア,イ,ウは,それぞれ解答欄が分かれていて,設問イは,最大でも1600字しか書けなくなっています。
あと,午前のマークシートのマークは,縦2mm×横4mmの楕円形でした。^^;
あと,試験開始の時刻ですが,ここ数回,私が受験する試験会場では,「時間ぴったりの定刻」で開始することが多いです。
まるで,NTPで時刻同期をとったかのように,私の時計とぴったり同期して始まります。^^
これは,私が毎回,電波時計を使うからだと思いますが,ちゃんと時刻を合わせた時計で測ってる試験管の人が多くなったんだな,と感じてます。
今回も,午前1~午後2まで全部,時間ぴったりで,1秒もずれずに始まって,そして,時刻ぴったりに「やめてください」という声がかかりました。
ってことで,試験会場で電波時計を使うのは,結構気持ちいいのでおすすめです。
今日は,そんな感じで,以上です。

2009年秋試験の感想

わく☆すた,美月です。
自分の受験&仕事&このページの解答速報で,何種目か問題を解いてみました。
まだ全部に目を通してはいませんが,秋試験の全体的な感想です。
全体的に,春に比べて午前は難化している様子です。
高度午前1,応用情報技術者午前は,春に比べて少し難しくなっています。出題分野は特に変わらないのですが,新問が増えた感じです。単純な知識ではなく,理解を問う,ひねりのある問題が増えました。
暗記に頼らず,「ちゃんとIT全分野を理解するように勉強しよう」ってことなんだろうな,と感じてます。
午前2は,前年より専門分野に特化してますので,スペシャリスト系は解きやすかったんじゃないかな,とは感じます。ただ,論文系は,特化しすぎてて逆に解きづらかった感じです。新問が多く出てきていて,「新試験のために新しい分野の問題をいっぱい作りました。」って感じでした。今回は,過去問があまり役立たなかったようです。
ということで,多分,午前の突破率は春試験に比べて,大分下がるんじゃないかと思います。
春は高度午前1,午前2は7~8割の突破率でしたが,今回は6割ぐらいになるかもしれません。
午後1は,試験時間に余裕ができ,去年までよりも「考えさせる」問題が増えたように感じます。
単純に,知識を問うとか,ある用語を理解しているかどうかを問う,というのではなく,問題文の状況から原因を推測させる,という感じの問題が増えました。
特に,ネットワークスペシャリストに,その傾向が強いように思います。
春のデータベーススペシャリストの試験もそうでしたが,1問あたりの時間数が増えた分,より「深い理解」を試されているような感じです。ページ数などの分量はあまり増えていませんが,聞く内容が深くなっています。
その他の高度区分も,午後1は,1問あたりは少し難しくはなっています。
ただ,時間に余裕ができた分,取り組みやすくなった感じはあります。
ITストラテジストやシステムアーキテクトは,組み込みの問題が出てきましたが,それほど特殊な出題ではなかったように感じます。
午後2は,特に大きくは変わっていないようです。
ただ,高度スペシャリスト系では,なんとなく,「その専門分野だけでなく周辺の他分野の知識があること」が求められているように感じました。
例えば,ネットワークスペシャリストでITILのITサービスマネジメントに関する問題が出たり,情報セキュリティスペシャリストでネットワークの高度な知識が要求される問題が出たりしています。新技術の問題も,積極的に出題されている感じです。
午後2の論文は,自分で受けてみて,改めて,「論文,書きやすくなったな」という感想です。
春は論文系を受けなかったので,試験会場で新試験の論文を解いたのは今回がはじめてなのですが,解きやすかったです。
設問イと設問ウが分かれていて,最低の字数も少なくなっていますので,実は論文を書くのは楽になったんじゃないかと思います。とりあえず,設問ウを書いてからでも,設問イが足せますし。
春に試験のあった,応用情報技術者と情報セキュリティスペシャリストの午後試験は,今回難化しているように感じます。
特に,応用情報技術者のマネジメント系,ストラテジ系は,「読めば解ける」問題がほとんどなくなりました。「その分野を取るんだったら,ちゃんと事前に勉強しといてね。」という感じの出題だと思います。
というのが,試験全体の感想です。
試験分野ごとの細かい分析は,今後順次やっていきますね。
大体,試験制度が変わった初回は,易しいことが多いので,今回の難易度ぐらいが,今後のスタンダードぐらいではないかと考えています。
今回の試験内容を目安に,来年の試験に備えて行きましょう。

応用情報技術者試験2009年秋 午後ストラテジ他 解答速報

わく☆すた,美月です。
応用情報技術者試験,残りの問題も解いてみました。
いやー,今回の問題は,前回よりかなり骨がありますねぇ。
難易度とかの評価は後でやるとして,まずは解答速報です。
現時点でもちろん完答を目指していますが,90%ぐらいの信頼性,ってことで見てください。
ミスや考え違いがあれば,適宜修正していきます。
というところで,残りの問1,3,7,10,11,12についての解答速報です。
ストラテジ他,Ver1.01です。
問1
 設問1 (1) a 25.0
      (2) b (カ), c (ア), d (オ)
 設問2 (1) プロジェクトの収益状況を早めに把握し対処することができる。 
      (2) ウ
 設問3 (1) 請求書に対する支払いの承認状況
      (2) 予想される原価の総額
 設問4 平成21年度に契約したプロジェクトは完了する前に売上を計上できるから。
問3
 設問1 a ⑥, b ④, c ⑤
 設問2 (1) ア
      (2) 直接作業時間の割合を基に間接費を配賦しているから。
 設問3 (1) オ
      (2) 必要なデータを各システムから自動で取得・加工できるようにする
      (3) 6400
問7
 設問1 a キ, b エ, c ク, d ケ
 設問2 イベントキューの上限を超え破棄されたから
 設問3 e 0.5A, f 0.02A, g 9.6
問10
 設問1 ⑤ ×, ⑥ ○, ⑦ ×
 設問2 5.0
 設問3 Qプロジェクトの利益優先の観点では案Aの方が利益率が高いから
 設問4 7.5
 設問5 
      ※単純なリスクの評価ならウの位置ですが,〔P社としての判断〕で,
        あえてP社としてリスクを受容するという判断なので,優先度を下げました。

問11
 設問1 構成管理
 設問2 ア
 設問3 b インシデントによるサービスの中断を速やかに回復
      c インシデントの根本原因の究明とそれを恒久的に解決
 設問4 (1) 電源容量の不足
      (2) f 7, g 20
 設問5 ウ, オ
問12
 設問1 a ウ, b キ
 設問2 評価手法の名称: ウォークスルー
      不適切なもの: エ
 設問3 ①受注担当者不在時の受注入力に,共有のユーザIDを使っていること
      ②管理課担当者が,業務課や経理課に問い合わせずユーザIDなどの
       変更を行っていること
 設問4 コントロールの番号: 6
      発生する問題: 顧客の本来の与信限度額を超えて,継続的に受注
                できてしまう。
とりあえず以上です。

いよいよ、試験です

わく☆すた、美月です。
ただいま、試験会場の秋葉原に向かっております。
試験は無事、開催されるようですね。
ここまで来たら、あとは自分を信じて、気負わずいきましょう。
途中の答え合わせや、ネットでの情報取得は、動揺する恐れがあるので、おすすめしません。
この記事を試験前、試験中に見てる人がいたら、ぜひこのあと、携帯などの電源を切って、試験に集中してくださいね。
それでは、グッドラック!

お疲れさまでした(平成21年秋期)

わく☆すた,美月です。

皆様,試験お疲れさまでした。
結果は,いかがでしたか?
自己採点,されましたか?

私は,ITストラテジストを受験しましたが,午前2が16/25で,ぎりぎりでした。^^;
ストラテジ系ばかりの25問は,結構きつかったです。
午後1や午後2は,初の組込みシステムでの論文に挑戦してきました。

試験中の採点や答え合わせは,自信を失うきっかけになりますが,試験後の答え合わせは,おすすめです。
受けた直後に復習したことは,ずっと頭に残ります。
私は,昔,穴埋めで「携帯電話」の漢字を間違えてしまって,そのことが当日,すごーくショックでした。
でも,携帯電話の「携」の字は,もう二度と忘れません。今日もちゃんと,記述式の文章で,「携帯用IP電話」の携の字は,ちゃんと書けました。v^^

という話だけでなく,受けた試験の問題をちゃんと振り返る,というのは,結構頭に残るものです。
ぜひ,できる限り,答え合わせをしてみてください。
午前はもう,公式の解答例が公開されていますので,すぐにチェックできると思います。
午後については,いろんなWebサイトやブログに,いっぱいありますね。参考になるように,わく☆すたでも,順次,解答例をアップしていこうかな,と考えています。

それでは,結果をチェックしつつも,明日に備え,ゆっくりお休みください。

いよいよ、試験です

わく☆すた、美月です。
ただいま、試験会場の秋葉原に向かっております。
試験は無事、開催されるようですね。
ここまで来たら、あとは自分を信じて、気負わずいきましょう。
途中の答え合わせや、ネットでの情報取得は、動揺する恐れがあるので、おすすめしません。
この記事を試験前、試験中に見てる人がいたら、ぜひこのあと、携帯などの電源を切って、試験に集中してくださいね。
それでは、グッドラック!

試験会場に行こう

わく☆すた,美月です。
いよいよ明日は情報処理技術者試験です。
準備はいかがですか?
今日はとにかく,「試験会場に行く」ことの提案です。
体調不良とか,当日仕事が入った,家族の行事など,行けない事情があるときに無理する必要はないと思います。
ただ,「行けないわけじゃないけど・・・」というときには,とにかく「試験会場に行く」ことをおすすめします。
試験に合格するために,最低限必要なこと・・・ それは,「試験会場に行って,最後まで試験を受けて帰ってくる。」ことです。
当たり前のことかもしれませんが,これは結構,大変な作業です。
情報処理技術者試験の場合,これができて,ちゃんと「出席」という扱いになるのが,全体の6割ぐらいしかいないですし。^^;
事前にいっぱい勉強していても,不安はつきまとうと思います。
私自身,一番試験から逃げ出したかったのは,「これだけやって落ちたらどうしよう」と言うぐらい勉強した,3回目のネットワークスペシャリスト受験の時でした。
勉強すればするほど,「頑張ってもダメな自分」というのを見るのが怖くなります。行かないで,「あの時試験に行けてたら受かってたよ」と言いたい,弱い自分というのも出てきます。
ただ,そこまで勉強したのなら,不安を感じつつもちゃんと受験すれば大丈夫です。
情報処理技術者試験は,他の人との競争ではないので,ちゃんと勉強して一定レベルの実力が身についていれば合格できます。
あとはただ,頭と体のコンディションを最高にして,試験会場に向かいましょう。
全然準備不足だと感じている人も,試験会場には行きましょう。
会場に行くと,合格できるとはいいませんが,「前に進み始める」ことができます。
私にも,試験をさぼった経験はあります。^^;
それは,一種(今の応用情報技術者試験)に受かって始めての,1回目のネットワークスペシャリスト試験受験の時でした。
申し込んだものの,全然勉強していなくって,「受かるわけないし,ま,いっか」と思って,後ろ髪を惹かれつつもさぼりました。
ただ,これをやると,次の年もまったく進歩がありません。
次の年の,2回目のネットワークスペシャリスト試験受験のときは,ちょっとだけ勉強しました。
多分だめだろうな,と思いつつも,「胸を借りるつもりで,とにかく行ってみよう」ということで,試験会場に出かけました。
そこで,壁の高さに圧倒されつつも,最後の午後2まで,とにかく書いたことで,「ネットワークスペシャリストって,こんな試験なんだ」ということを,はじめて実感できました。
そこで,「独学じゃ自分は無理」ということに気づいて,ネットでいろいろ勉強会やセミナーを探して,おすすめ参考書などを聞きながら勉強して,3回目の合格につなげました。
全然勉強してない人は,「模擬試験のつもりで」受けることをおすすめします。
5,100円とお手頃な価格の,とても質の高い試験問題です。
点数も出てきますし,なにより,ひょっとしたら,「合格証書」までもらえるかもしれません。^^
特に,高度区分は,午後2で「2時間集中して問題を解く」という体験は,普段の勉強だとなかなか時間がとれません。とにかく会場に行って,事例解析でも論文でも,「午後2の答案を書く」ことは,自分の状態を知る,とてもいい経験になります。
それなりに勉強したけど,まだ足りないような気がする人は,「7割の答案を書く」つもりで受けることをおすすめします。
情報処理技術者試験は,最終合格率だけみると,敷居が高いような気がしますが,すべての時間区分で60%の得点が取れれば合格です。論文も,形式をちゃんと押さえていれば,完璧でなくっても,6割ぐらいの内容でA判定は出ます。
6割ぎりぎりだと,ミスもあってちょっと危ない気がするので,それより少し上の,7割ぐらいをイメージしておくといいです。「3割間違えてもいい」と思うと,気楽に試験に臨めると思います。
穴埋め問題は,1つ2つできなくっても合格できますし,計算問題が全滅でも,合格する人はします。
論文は,時間が足りなくっても,とりあえず字数を埋めていれば,合格する可能性はあります。
記述式は,解答例通りではなくっても,部分点や別解があります。
とにかく,明日は試験会場に行きましょう。
行くことで,次のステージがはじまります。
そのために大切なことは,今日を,「明日,試験に行くつもりで」過ごすことです。
週末にやらなければならないこと(洗濯とか仕事とか)がある人は,今日中に終わらせておきましょう。
小さな子どもがいる人は,今日たっぷり一緒に遊んでおきましょう。
受験票に貼る写真がない人は,散歩がてら撮影に行きましょう。
明日朝,ちゃんと起きられるように,早めに布団に入りましょう。
試験に向けて今日を過ごすことで,明日をスムーズにスタートさせることができます。
試験まで泣いても笑ってもあと1日です。
悔いのないように,今日を過ごしてくださいね。

やれなかったことでなく,「やったこと」に目を向ける

わく☆すた,美月です。
試験を前にして,やっと研修の仕事などは終わったのですが,いろいろ積み残し仕事をやっております。
最後の追い込みで,YouTube動画は,現在大量作成中です。できる限りいっぱいアップロードしますので,直前の午前対策に,お役立てください。
ご好評につき,わく☆すたブログは,試験日までは,ひたすらモチベーションアップ特集でいきます。^^
試験まであと2日,振り返ってみると,「あれもできなかった,これもできなかった」と,できなかったことはいっぱいあると思います。私も結構,いっぱいあります。
研修などでの最後のアンケートをみると,大体「思うとおりに自己学習の時間がとれなかった」ということが書いてあります。完璧に準備をこなせた人,というのは,ものすごく少数派だと思います。
やれることを100%やれなくっても,受かります。
情報処理技術者試験は,完璧でなくっても,全部の時間区分で60%以上できれば合格です。
ですので,「あれもできなかった,これもできなかった」と,やらなかったことに目を向けるのではなく,「今回は,こんな勉強をした」という,やったことに目を向けてみてください。
「今回は,以前に比べてこういう勉強を積み重ねた。なので,去年に比べて,その分の実力はアップしている」
という考え方で,今までやったことを振り返ってみてください。
すると,結構やったことはいっぱいあるはずです。
「勉強会や,セミナーに参加してみた」というのでもいいですし,「ひととおり基礎を復習した」でもOKです。
「問題集を一冊仕上げた」というのは,すごく自信になるはずです。「過去問を3年分マスターした」は,合格するために大切なことが,いっぱい詰まっています。
普通に言う勉強じゃなくっても,「業務でこなしたこと」も,もちろん実力アップにつながっています。
システムアーキテクトや,ITサービスマネージャ,ITストラテジストは,業務でのトラブル経験が,そのまま論文ネタにつながります。プログラミング経験は,応用情報技術者試験のアルゴリズムを解くのには,すごくプラスになります。
「試験勉強」をしていなくても,IT関連の業種でしたら,経験から得るものは大きいです。
あと,特に,「今年やったこと」でなくってもOKです。
以前勉強したこと」というのは,意外と頭に残っています。
合格する人で,よくあるパターンは,「去年一生懸命勉強したけど落ちちゃった。でも,今年はなんかモチベーションが上がらなくって,何もやってない」という人です。
実力ってのは,一回着くと,ほうっておいても伸びていくことが多いので,意外と1年間寝かせておいたことが実力アップにつながっています。
今年の方が勉強してないって人は,今年やらなかったことではなく,「去年,いっぱい頑張ったなぁ・・・」と,昔を振り返って自信をつけてください。その上で,軽く思い出すために,過去問を1回分,解いてみるなどしてみると完璧です。
それに,去年ぎりぎりで落ちた人は,去年と同じ実力なら,大体受かります。
試験制度が変わって,高度区分は,明らかに受かりやすくなっているからです。
合格率は全体的に,3%~5%ぐらい上がってます。午後1のタイムトライアル的要素もなくなってます。新制度の試験に変わって,敷居が低くなっていることだけは,間違いありません。
ですので,試験直前に,「勘を取り戻す」だけでも,合格する可能性はあります。
十分にやれなかった後悔,というのは,多分あると思います。
でも,それでも,「やったこと」に目を向けて,自分に自信をつけてください。
その上で,「あと2日でやれる最大限のこと」をやって,試験に臨むことをおすすめします。
試験まで,ホントにあと少しです。
あせらず,前を向いて,進んで行きましょう。

やれなかったことでなく,「やったこと」に目を向ける

わく☆すた,美月です。
試験を前にして,やっと研修の仕事などは終わったのですが,いろいろ積み残し仕事をやっております。
最後の追い込みで,YouTube動画は,現在大量作成中です。できる限りいっぱいアップロードしますので,直前の午前対策に,お役立てください。
ご好評につき,わく☆すたブログは,試験日までは,ひたすらモチベーションアップ特集でいきます。^^
試験まであと2日,振り返ってみると,「あれもできなかった,これもできなかった」と,できなかったことはいっぱいあると思います。私も結構,いっぱいあります。
研修などでの最後のアンケートをみると,大体「思うとおりに自己学習の時間がとれなかった」ということが書いてあります。完璧に準備をこなせた人,というのは,ものすごく少数派だと思います。
やれることを100%やれなくっても,受かります。
情報処理技術者試験は,完璧でなくっても,全部の時間区分で60%以上できれば合格です。
ですので,「あれもできなかった,これもできなかった」と,やらなかったことに目を向けるのではなく,「今回は,こんな勉強をした」という,やったことに目を向けてみてください。
「今回は,以前に比べてこういう勉強を積み重ねた。なので,去年に比べて,その分の実力はアップしている」
という考え方で,今までやったことを振り返ってみてください。
すると,結構やったことはいっぱいあるはずです。
「勉強会や,セミナーに参加してみた」というのでもいいですし,「ひととおり基礎を復習した」でもOKです。
「問題集を一冊仕上げた」というのは,すごく自信になるはずです。「過去問を3年分マスターした」は,合格するために大切なことが,いっぱい詰まっています。
普通に言う勉強じゃなくっても,「業務でこなしたこと」も,もちろん実力アップにつながっています。
システムアーキテクトや,ITサービスマネージャ,ITストラテジストは,業務でのトラブル経験が,そのまま論文ネタにつながります。プログラミング経験は,応用情報技術者試験のアルゴリズムを解くのには,すごくプラスになります。
「試験勉強」をしていなくても,IT関連の業種でしたら,経験から得るものは大きいです。
あと,特に,「今年やったこと」でなくってもOKです。
以前勉強したこと」というのは,意外と頭に残っています。
合格する人で,よくあるパターンは,「去年一生懸命勉強したけど落ちちゃった。でも,今年はなんかモチベーションが上がらなくって,何もやってない」という人です。
実力ってのは,一回着くと,ほうっておいても伸びていくことが多いので,意外と1年間寝かせておいたことが実力アップにつながっています。
今年の方が勉強してないって人は,今年やらなかったことではなく,「去年,いっぱい頑張ったなぁ・・・」と,昔を振り返って自信をつけてください。その上で,軽く思い出すために,過去問を1回分,解いてみるなどしてみると完璧です。
それに,去年ぎりぎりで落ちた人は,去年と同じ実力なら,大体受かります。
試験制度が変わって,高度区分は,明らかに受かりやすくなっているからです。
合格率は全体的に,3%~5%ぐらい上がってます。午後1のタイムトライアル的要素もなくなってます。新制度の試験に変わって,敷居が低くなっていることだけは,間違いありません。
ですので,試験直前に,「勘を取り戻す」だけでも,合格する可能性はあります。
十分にやれなかった後悔,というのは,多分あると思います。
でも,それでも,「やったこと」に目を向けて,自分に自信をつけてください。
その上で,「あと2日でやれる最大限のこと」をやって,試験に臨むことをおすすめします。
試験まで,ホントにあと少しです。
あせらず,前を向いて,進んで行きましょう。

励ましてくれそうな人に、応援してもらう

わく☆すた,美月です。
試験日まであと3日,いよいよ大詰めです。
受験票に写真は貼りましたか?私は,ついさっき貼りました。写真を貼って,受験票をちゃんと読むと,「いよいよなんだなぁ」と,気持ちも新たになりますね。
試験会場への行き方や出発する時間も,しっかり考えておきましょう。経路は,電車が止まった場合などに備えて,複数考えておくのがおすすめです。特に,日曜日は工事などで電車が止まることも多いので,駅探などで,当日の出発時刻で検索しておくと,少し安心できます。
私は,実は,「試験の準備は徹底的にする派」です。^^
頭の中身の準備はともかく(\(^^;ヲイ),荷物の準備などは,やれることはすべてやる,ってぐらいきっちり行います。
元々,忘れ物が多いので,すごく心配だってのもありますが,「持ち物を忘れたときの対策」まで,考えておきます。
一度,エンベデッドの試験の時に,筆箱を忘れたことがあります。^^;
試験直前に気づいて,近所のコンビニで,あわてて鉛筆と消しゴムのセットを買って,なんとか間に合いました。
とりあえず試験は受けられてなんとかなったような気がしたのですが,動揺してしまっていつもの調子が出ず,結局午後1で不合格となりました。;_;
それ以来,普段から鞄に予備のペンケースを入れて,その中に鉛筆と消しゴムを入れています。
試験を受けるに当たって,当日の精神状態はとても大事です。
「よし,行けそう」と思える状態に持っていけると,ちょっとぐらい勉強が足りなくても,不思議と合格したりします。
精神的に安心して,前向きに試験に臨める状態を,なるべく意識して作りましょう。
そこで,おすすめなのは,「人に励ましてもらうこと」です。
親、友達、パートナーなど、励ましてくれそうな人に応援してもらいましょう。これは意外と力になります。
他にも試験を受ける仲間がいたら、「お互いにがんばろう」と励まし合いましょう。
わく☆すたでは,昔から,試験日の9時ぐらいにお互いに電話し合って,「がんばってくださいね^^」と,めぞん一刻の響子さん風に言う,という行事を毎回行っています。
これは結構,励みになっていい感じです。
資格試験は入試ではないので、合格ラインを突破すれば合格です。周りの人はライバルではなくて同志です。応援しあって,応援を素直に受け取って、自分の力にしていきましょう。
ただ,ここで注意点があって,「応援してね^^」と言っても,素直にやってくれる人と,そうでない人がいます。
これは,応援を頼む前に,事前にわかると思います。いつもひと言文句を言いそうな人や,試験を受けることに文句を言うパートナーなどに応援を頼んでも,ストレスがたまるだけです。
なるべく,細かいことは言わず,「君なら大丈夫だよ」と素直に応援してくれる人を選びましょう。
そう言う意味で,普段からプラス思考で生きてるな,って感じる人に,「応援して」と頼むのがおすすめです。
もし,誰もいなかったら,自分で自分を応援しましょう。
鏡を見て,自分で自分を励ます,ってのは,意外と元気が出てきます。自分を信頼できる,というのは,一番大事な要素ですし。
そして,わく☆すたも,皆様の受験,応援してます。
みんなで試験に楽しく向かっていきましょう。