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わく☆すたブログ ページ 54/91

情報セキュリティスペシャリスト合格へのアンチパターン

2月になりましたね。

平成23年春の情報処理技術者試験申込みは,今月22日(火)20時まで(インターネット申込み)です。まだ申込まれていない方は,忘れないうちに早めに申込みましょう。

わく☆すたの公開セミナー,「情報セキュリティスペシャリスト対策1日集中コース」も,今週末2月5日(土)に開催です。
こちらは,応用情報技術者試験レベルの基礎知識のある方が,1日で情報セキュリティスペシャリストの学習を行うための講座です。初心者向きではありませんが,ベースの知識があって,効率的に学習を行いたい方は,ぜひご参加ください。

最近,情報セキュリティスペシャリスト試験対策の研修を行うことが多いです。
そこで見ていて,「これはまずいな」と感じてしまうのが,次の3つのアンチパターンです。
なるべく伝えるようにはしていますが,「勉強とはこういうものだ」と思い込んでいる人には,なかなか通じなくって歯がゆい感じがすることもよくあります。
私の経験上,こういうことをしている人は,たいがい落ちる,という典型的なアンチパターンを紹介します。

1.用語だけを一生懸命暗記している
単語帳に書いたり,ポケット用語集的な本を使って,用語「だけ」を暗記している人を時々見かけます。
情報セキュリティスペシャリスト試験は,確かに知識として新しい用語がいっぱい出てきますが,用語だけ知っていても,午前はともかく午後の記述問題は解けません。
攻撃「SQLインジェクション」,対策「バインド機構」とか覚えていても,あんまり意味がありません。

特に,そうやって覚えてて,その言葉が出てくると,「あ,その用語知ってます」とか,「それを覚えればいいんですね」と言う人は,まず間違いなく理解はできていないですし,合格はできません。
単に用語を知っている,というだけでなく,意味を理解できて,状況によって使い分けできる,ぐらいの学習は必須です。

2.自分の答えに固執する
情報セキュリティスペシャリスト試験というのは,実はあまり,「自分で考える」という試験ではありません。
ISMSの考え方を中心に,ISO27000シリーズとか,個人情報保護とか,内部統制とか,ベースの考え方があって,その考え方に沿って,答えを導き出す,という感じです。

問題を解いて,自分の考え方に固執して,「この答えでも理屈が通ってるから合ってるはず」と主張する人は,たいがいなにか,大きな前提を見落としていたりします。
例えば,地方の小さい不動産会社に,フォレンジックシステムとか,財政的に無理です。
問題文の前提と,情報セキュリティマネジメントの考え方から,妥当で現実的な解を導き出す必要があります。
ですので,問題演習の段階では,「自分の解答も別解としてOK」と正当化を考えるよりも,解答例に出ている正解がなぜ導かれたのかを考えてみた方が効果的です。

問題文に,自分が見落としているなにか別の前提があるのかもしれないですし,自分が知らない規格や標準になっている考え方がベースになっているのかもしれません。
理論的に考えることを追求するなら,情報セキュリティスペシャリストよりデータベーススペシャリストの方を強くおすすめします。こちらは,理論が一本筋が通っていて,深く考えると答えが一意に見えてきて,解いていて数学みたいな気持ちよさがあります。
情報セキュリティスペシャリストは,一筋縄ではいかない現実に,いかに妥当な落としどころを見つけるか,的な感じがあります。
ですので,文系的な考え方ができる人の方が,なじみやすいとは思います。

3.情報セキュリティだけを勉強する
これは情報セキュリティの試験なのだから,と,情報セキュリティ「だけ」勉強しようとする人がいます。
セキュリティの勉強に,OSIの7階層は関係ない。。。わけがありません。
特に,ネットワークやシステム開発,データベースは,これらの技術が出てきたときに無視すると,合格はとても難しくなります。それに,情報セキュリティという技術自体が,元々他の分野の技術の応用技術なので,それだけ理解しようとするとかえって非効率です。
できれば応用情報技術者レベル,最低限でも基本情報技術者レベルの他分野の知識は必要です。
情報セキュリティスペシャリスト試験は,この試験がはじめての高度区分,という人が多いからか,単に情報セキュリティについて知識を身につければ合格出来る,と勘違いしている人が多いように感じます。

実際に必要な勉強をして,合格に向けて進んでいきましょう。

線の引き方を工夫する

その昔,20世紀の頃には,情報処理技術者試験では,いろんなものが試験中に使用可能でした。
。。。って書くと,とっても昔な感じがしますが,10年くらい前までは,試験の持ち物も,いまほど厳しく決められていませんでした。
関数電卓も持ち込み可でしたので,複雑な計算や,2進数や10進数の変換は電卓でできました。
蛍光ペンや色ペンも持ち込み可でしたので,いろんな色で色分けしながら問題文を読むこともできました。
なので,昔は,「いかに色分けするか」というテクニックがはやったこともありました。
ですが,それが持ち込み可か不可かという議論が起こるにつれ,だんだん禁止されるものが増えてきました。
電卓は使用不可になりましたし,色ペンや蛍光ペン,ボールペンは使えません。
ですので,基本的に使えるのは,黒の鉛筆やシャープペンシルと,消しゴムと定規だけになりました。
これだけだと,問題文を読んでいて,重要な言葉をチェックして目立たせるのは,結構難しいです。全部黒線になりますので,重要だと思っていてチェックしていても後で見直しの時に見逃した,ということも起こります。
わく☆すたの過去問解説DVDでは,解説なので色を使って,問題文の重要な部分を目立たせています。これは解説で印象づけるために使っているので,残念ながら本番では使えません。
。。。ではどうするのか。
方法は大きく分けて2つあると思います。
1つは,なるべく線を引かないで,「本当に重要だと思う」ところだけ線を引いて目立たせるやり方。これは,線を引いたところを見逃さないのでいいのですが,大事なところに線を引き忘れてしまうリスクもあります。
ポイントを捉えるのがうまい人にはおすすめです。
もう1つは,線の引き方をいろいろ工夫すること。
私自身,本試験ではこのやり方を使っています。
具体的には,普通に大事だと思ったところは一重のアンダーライン。
だいぶ大事だと思ったところは,二重のアンダーライン。
とっても大事だと思ったところは,波線のアンダーライン。
すごく大事だと思ったところは,四角で囲む。
絵にすると,こんな感じです。
20110131cocolog_oekaki_2011_01_31_21_24
こんな感じでメリハリをつけてやると,すごく大事だと思ったところは見逃さなくなります。
細かいところはフィーリングで決めてますが,「どれくらい重要だろう?」と考えるきっかけにもなるので,印象にも残ります。
線の引き方のルールは好きに決めていいと思いますが,重要度に区別をつけて引き方を工夫するのはおすすめです。
今のルールの範囲内で,できることをして,解きやすくして問題を解いていきましょう。

オーバースペックとも思える勉強をする

私の最近のマイブームは,「財務・会計」です。
中小企業診断士の勉強の一環でやっていたのですが,これが理解できたときにピタッとはまった感じがあって,とっても面白いのです。財務諸表とか,経営分析とか,情報処理技術者試験の勉強で覚えているときには難しく感じていたのですが,理論や意味を理解すると,すっと頭に入ってきて楽しいです。
ROE(Return On Equity:自己資本利益率)って,株を買うときに,それ買ったらどれだけ儲かるか,ってのを判断する指標なんだな,ということも,少しずつ腑に落ちてきたりしてます。
で,この辺が理解できてくると,情報処理技術者試験の問題は,とても簡単に感じてきます。
応用情報技術者試験や高度区分のストラテジ系の問題なんかは,ここまでやると,すごく簡単です。応用情報技術者試験の午後だと,キャッシュフロー計算書の分析が出てきましたが,ちゃんとファイナンス(会計)の勉強するという前提で見ると,基本的な問題だと感じます。
試験に合格する,という目的だけなら,ちょっとオーバースペックな感じもしますが,将来ITコンサルタントとして働きたい,という人で応用情報技術者試験を午後ストラテジ系で受けたい,と思っている人は,中小企業診断士の1次試験の勉強をしてみるのもおすすめです。
応用情報技術者試験を受ける方で,午後の選択を決めた方は,対応する高度区分の過去問を解いてみる,というのはすごく役に立ちます。
高度区分で一度出題された同じテーマが,対応する応用情報技術者試験で簡単になって出題されることも多いです。午後1だけでいいので,解いてみるといろんな知識や理解が身につくと思います。
具体的には,以下のような感じです
問1,問3 ストラテジ系(経営戦略,情報戦略など)
 中小企業診断士の1次試験
問2 プログラミング(アルゴリズム)
 昔のソフトウェア開発技術者の午後1,午後2
問4,問11 システムアーキテクチャ,ITサービスマネジメント
 ITサービスマネージャの午後1
問5 ネットワーク
 ネットワークスペシャリストの午後1
問6 データベース
 昔のソフトウェア開発技術者の午後1,午後2
問7 組込みシステム開発
 エンベデッドシステムスペシャリストの午後1
問8 情報システム開発
 システムアーキテクトの午後1
問9 情報セキュリティ
 情報セキュリティスペシャリストの午後1
問10 プロジェクトマネジメント
 プロジェクトマネージャの午後1
問12 システム監査
 システム監査の午後1
最低限の勉強を効率的に,というだけなら,午前をひととおり勉強した後で,該当する応用情報技術者の午後問題を3,4回分解くだけでも足りる人は足りるとは思います。
ただ,それだと不安な人や,将来高度区分の勉強もしていきたい人は,ちょっと背伸びして,一段階レベルの高い勉強をする,というのはとても意味があります。
一度高いレベルの勉強をすると,今までのレベルは,とても簡単に感じます。
一度ネットワークスペシャリストの勉強をしてから,応用情報技術者試験のネットワークの問題を見たら,すごく簡単に感じると思います。試験問題は,試験センターで公開されていますし,将来の高度区分受験に備えて,過去問集や過去問DVDを今買っておく,というのもおすすめです。
勉強,というのは,やさしいことから順に積み重ねていった方がいいこともあれば,パラシュートのように,一度高いレベルを見てから降りていった方がいいこともあります。
どちらにしても,最低限のことをピンポイントで学ぶ,というより,なるべく量を多く,周辺知識も合わせて学習した方が,実は身につきやすいのです。
自分の方向性を見つめつつ,合格レベルを超えた勉強もやっていきましょう。

システムアーキテクト合格体験記:hokさん

ご好評いただいている,合格体験記シリーズです。
体験記募集では,意外と論文系の体験記のご応募が多くて,とてもうれしいです。
実際の現場での論文作成の方法は,リアルですごく参考になります。
今回は,システムアーキテクトに合格された,hokさんです。
【基本情報】
氏名: hok
年齢: 31歳(受験時点)
システムアーキテクト受験: 1回目
点数:
午前1 免除
午前2 76.00点
午後1 72点(問2,問3を選択)
午後2 A(問1を選択)
学習期間: 6か月
受験時点の資格取得状況:
平成12年秋 第2種情報処理技術者
平成13年秋 テクニカルエンジニア(ネットワーク)
平成21年春 情報セキュリティスペシャリスト
平成21年秋 ITサービスマネージャ
平成21年秋 技術士一次試験(情報工学)
平成22年春 プロジェクトマネージャ
【試験に向けて,勉強した内容】
使用した教材:
『システムアーキテクト「専門知識+午後問題」の重点対策〈2010〉』(アイテック)
『システムアーキテクチャ構築の原理 ITアーキテクトが持つべき3つの思考』(翔泳社)
受験する区分に関連する書籍で副読本として良さそうなものを1冊購入して読むことにしています。これは試験対策本のみで視野が狭くならないようにするためです。
もっとも今回購入した「システムアーキテクチャ構築の原理」はアーキテクチャ構築の観点では良い内容でしたがこの試験向けではありませんでした。
「重点対策」は著者殿の評判が良かったこと、情報処理教科書のサンプル論文が微妙(内容が分かりづらい、3800字もあり2時間で書いたと思えない、等)だったことから選びました。
勉強方法:
論文対策を除き、通勤中の電車で本を読むことの繰り返しです。副読本を先に1回通して読んだ後、参考書を前から順に(問題は頭の中で解きながら)繰り返し読みました。
プロマネ試験終了後の翌週あたりから試験直前まで継続し、試験前日の土曜日だけは図書館に行って勉強+論文を実際に2時間で書く練習をしました。
論文以外の対策:
本を読み、問題を解いて得た知識は午前・午後問わず使えると考えていますので、特に午前や午後といった区分を意識して勉強はしていません。
論文対策:
通勤中に参考書を読む過程で、論文に関するテクニックを頭に刷り込みました。そして試験前日に図書館に行き、平成20年午後2問1を題材に本番と同じ2時間で実際に論文を書き上げました。
ITサービスマネージャ、プロジェクトマネージャの時は2回論文を書きましたが、システムアーキテクトは要件定義以外を題材にした問題の予想がつかず、1回しか論文を書けませんでした。
あとは前回、前々回と連続して論文系区分を受験・合格しているのでその際に得たノウハウが大きいと思います。その際の教材はITサービスマネージャの重点対策(2009年版)とプロジェクトマネージャの情報処理教科書(2010年版)ですが、これらの論文対策の記述は非常に役に立ちますので立ち読みでも一読をお勧めします。
ちなみにシステムアーキテクトの重点対策(2010年版)の論文対策はどちらかというとテクニック寄りなので、ある程度論文の書き方を身に付けた方が記述レベルを上げる役には立つと思いますが、論文系初挑戦の方がこれのみで戦うことは難しいと思います。
【当日の試験の感想】
試験地は上智大学で、机と椅子が私が通っていた大学と同タイプのものだったので懐かしさを感じました。
ただ机の天板が手前に向かって若干下り傾斜になっており、筆記具が滑り落ちないように気を付ける必要がありました。そういう会場もあるという事は今後意識しておきたいところです。
1.午前2
自信を持って答えを1つに絞れたものが6割無かったので、新制度になってから4回受けた高度区分午前2の中で一番難しいと感じました。
2.午後1
問2と問3を選択し、問3→問2の順に解きましたが、問3終了の時点で55分経過しており、残り35分で問2を急いで解いたので回答の条件を見落としたり散々でした。自己採点では不合格を覚悟していました。
今回は運よく通過できましたが、今後は1問あたり45分を意識して、時間が迫ってきたらとりあえずの回答を書いて2問目に取り掛かるなどの工夫が必要だと感じました。
新制度になって回答する問題数は2問に減ったものの、1問あたりのボリュームは増えてきて時間が足りないようになってきたと感じます。
このため休憩時間になってから記憶を頼りに回答を問題用紙に転記せざるを得ず、休憩時間がほとんど取れずに脳へのエネルギー補給に持参したチョコレートを食べ損ねるところでした。
3.午後2
始めから組み込み系の問3は除外する予定でしたが、問1、問2を見て「どっちも書けるネタがない」と焦りました。問1は複数システム間のコード統一、問2はシステム間連携と、どちらも複数システムを対象にする問題でしたので、長年アプリケーション開発ばかりやって来た私には厳しい内容でした。
しかし「問題選択に迷っている時間ほど無駄なものはない」ということを肝に銘じていたので、比較的とっつきやすい問1に決定しました。ここまでで5分の消費です。
後は問題文を読み込み、論文の軸となる「工夫した点」と骨子を考えるのに15分、テンプレート記入に5分、設問アに25分(800字)、設問イに50分(1150字)、設問ウに20分(550字)とひたすら考えては書き続けました。
結局時間切れで設問ウは2行足らず(最後の「-以上-」を入れても1行足らず)でしたが、字数不足でも合格している事例を知っていたのである程度期待して合否発表を待てました。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
論文対策についてのアドバイスやノウハウを述べます。
・午後2だけで見た合格率は5割程度ですので、午後2受験者の真ん中よりマシな文章なら書ける、ということをまず信じて下さい。
・論文を書く上で最初にすべきことは、論文とは何なのか、その流れを理解することです。論文は「この課題はこう解決できた」という内容を書くものですので、メインとなる「課題」とその「解決策」が必ず存在します。
「課題を明確にすること」と「考えた点、工夫した点」を意識して論文の骨子を組み立てるのが、筋のとおった論文を書くコツになります。
・他はオマケみたいなものですから、基本的な流れさえ組み立てられたら後は書きながら考えても大丈夫です。というより、私はそうして書き始めないと時間が間に合いません。
・基本は「状況説明」→「存在する課題」→「解決策と工夫点」→「結果」→「考察や今後の課題」という流れになります。問題によって「存在する課題」は設問アかイ、「結果」は設問イかウと問われたりする設問が変わりますが流れは同じです。
・学術論文では解決策の有効性(=結果)が重視されますが、試験では「受験者」を評価するために過程(=解決策と工夫点)が重視されます。「私が」何を考え工夫したのか分かるようにその部分を厚く記述するようにして下さい。
・A評価を取る上で一番重要なことは「題意を外さないこと」です。「題意を外している」と判断されると即D評価になりますので、論文の体裁とかテクニックばかりに意識を取られないようにして下さい。
・題意に沿う感覚をを磨くには、他の受験者が書いた論文とその採点結果を書籍やネットで探して見てみるのが一番です。JITECが公開している過去問の講評もヒントの宝庫ですので必読です。
・試験名の変更を反映してか、アプリケーション開発者には少し厳しい問題が出ると予想されますので、論文の題材にするシステムを練り上げておくことをお勧めします。
・感想でも書きましたが問題選択に悩む時間は完全に無駄です。どんなに悩んでも、結局は最初のフィーリングに頼ることがほとんどです。
・最後に、これらを意識してせっかく書いた(合格率5割の)論文が採点されないのは最もつらい落ち方ですので、午後1までの勉強こそ力を入れて下さい。
以上、参考になれば幸いです。

わく☆すた,過去問DVDの発売について

応用情報技術者試験の過去問解説DVDの平成22年秋版,ストラテジ他編の発売を開始しました。
これで,応用情報技術者試験の過去問解説DVDは,全部出揃いました。過去問をしっかり学びたい方は,ぜひご活用ください。
その他の区分は,データベーススペシャリストは過去4期分が出揃っております。情報セキュリティスペシャリストについては,今後撮影,編集して2月発売予定です。
あと,ネットワークスペシャリストに関しては,ご要望が多いので,春の試験日より前,できれば3月頃に,合格への道標と共に,平成22年秋過去問DVDを発売する予定です。
春試験を受けられない方,早めに試験勉強を開始されたい方は,ぜひご活用ください。
わく☆すたでは,情報処理技術者試験の受験生の方に,「過去問の徹底学習」を強くおすすめしています。
過去問は,問題としても質が高いですし,試験勉強をするときにとても役に立つ教材です。
ですので,過去問について徹底的に学習して,自分の実力にするために,DVDを発売しています。
過去問集の解説でわかりにくいと感じている方,映像の方が頭に入る方にはとてもおすすめです。
過去問を徹底的に学習して,合格する実力を身につけていきましょう。

セキュアプログラミングの勉強について

最近,何回か立て続けに,「セキュアプログラミングの勉強はやった方がいいのか?」について聞かれました。
この分野については,やった方がいい,とは思いますが,やらなくても合格はできます。
情報セキュリティスペシャリストという名前になってからは,午後1は4問中2問選択になりました。
ですので,午後1でセキュアプログラミングの問題が出たら,選択をしなければOKです。特にプログラミング経験がない方でしたら,かなり敷居は高いですし,理解するまでに理解がかかると思いますので,避けた方が無難です。
ただ,この分野は,知っていると役には立ちますし,プログラマでしたらぜひ勉強しておきたいところです。
システム開発に関わるなら,持っていて欲しい視点だとも思います。
考え方やポイントは,IPAが発表している「セキュアプログラミング講座」に載っていますので,こちらのページを読んでおくと,とても役には立ちます。
試験でもよく,ここから出題されていますし,セキュアプログラミングの問題を選択しない場合でも,攻撃の原理なども理解できますのでおすすめです。
試験以外の部分で役立つので,合格という目標に最短距離でいこう,と考えずに,身になる勉強をするという考え方で学習するのをおすすめします。
ただし,システム開発やプログラミングはまったく素人,というなら,事前の基礎知識の学習がかなり必要です。
ちなみに,私はテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)の時もセキュアプログラミングの問題を解きましたし,今回もセキュアプログラミングを選んで解く予定です。
大体いつも,難易度的にもレベル的にも,セキュアプログラミングの問題が一番難しいですので,歯ごたえがあって面白いとも感じています。
受かるかどうか,という視点以外で勉強を行うかどうかをきめる,というのもありだと思います。
その資格の勉強の過程で何を学びたいのかも考えながら,試験勉強を行っていきましょう。

ネットワークスペシャリスト合格体験記:匿名希望さん

合格体験記シリーズ,今回は,ネットワークスペシャリストに合格された,匿名希望さんです。
【基本情報】
匿名希望さん
ネットワークスペシャリスト受験:2回目
(テクニカルエンジニアも含めると3回目。)
点数:
午前1 ***.**点
午前2 88.00点
午後1 86点 (問1,問2を選択)
午後2 60点 (問2を選択)
【試験に向けて,勉強した内容】
情報ネットワーク業界で相応の業務経験がありますが、今回は万全を期すべく、3か月かけて、午後問題中心に過去問5年分と問題集等を複数回クリアしました。
問題集は、多くは過去問と重複しているので主に解説が役立ちました。また、他区分を受験していることも好影響していると思います。
今回特に利用したのは,以下の通りです。
ネットワークスペシャリスト専門知識+午後問題の重点対策
ドットコムマスター★★★過去問題
ITPro直前対策講座2009/2008(2010:掲載なし)
【当日の試験の感想】
他区分を含め何度も受けている試験会場の雰囲気には慣れています。
受験した感想は,以下の通りです。
1.午前1:免除
2.午前2
苦手分野の出題で間違えた問題もありましたが、多くは問題ありませんでした。
対策も過去問2年分1回程度ですが十分でした。
3.午後1
前回も午後1は問題なかったのですが、多くは今回も大丈夫でした。
計算間違いも無かったようです。
4.午後2
仮想化が本試験に大きく影響することは予想していなかったのですが、両問ともそれが出題されたのには驚きでした。しかも、影響の大きい方を選択してしまったようで、かなり苦戦しました。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
仮想化にあたってネットワーク技術が必要になる場面は多くなっています。関連を調べると、仮想化の設計や仮想化サーバの管理にも影響することが分かりました。これは試験を受けた後に気付いたことです。
TCP/IPの基本はそう大きく変わらないので多く出版されている参考書や過去問で対応可能と思いますが、こうした傾向は掴んでおくべきでしょう。

過去問は全部やらなくていい

コメント欄での質問で,改めて,「そういえば,この情報は意外と知らない人がいるかもしれない」と思いましたので,ちょっと,過去問の解き方についてまとめておきます。
情報処理技術者試験の勉強をするとき,過去問は大きな助けになってくれます。
ですので,過去問演習はとても大切なのですが,この時に,必ずしも「全部」やる必要はありません。
このことに気づかずやっていた経験が,私自身にもあります。
昔,第一種情報処理技術者(今の応用情報技術者)試験を受験するときに,問題集の全分野を解いていたのです。
私は,最近は解消されつつありますが,経営系の問題が苦手で,「解けないなぁ」と思いながら,苦労して解いていた覚えがあります。
組込系の問題も,当時は全然解けず,「すごく難しい問題が出るんだな」と感じていました。
でも,応用情報技術者試験もそうですが,一種の午後問題は選択なので,そんなに苦手なら,別に解かなくてもよかったのです。
そのことに気づいてから,自分が点数が取れる分野に集中して勉強することにしました。
今の応用情報技術者試験の場合,午後問題は12問中6問選択です。
ですので,午後問題は全部解くのではなく,自分の得意なもの,選ぼうと思っているものを6分野~8分野ぐらい解いておけば十分です。
最初に力試しに,全部解いてみるのはありだと思いますが,それ以降は選んだ分野だけの過去問を解いていけばいいのです。
情報セキュリティスペシャリストも,過去問を全部解く必要は,特にありません。
それなりに勉強になるので,全部解いてみてもいいとは思いますが,特にセキュアプログラミングの問題は,解いても解かなくてもOKです。プログラミングが苦手な人が問題を解くと,理解をするのにすごく時間がかかりますし,本試験で取らないなら,飛ばしてもいいと思います。
データベーススペシャリストでも,選ばないと決めている分野の過去問は,やらなくてもいいです。
自分はDBMSが苦手だからとらない,という場合には,それは解かなくてもいいと思います。もちろん,データベース設計の分野は,避けたら合格出来なくなってしまいますので,必ず解く必要はありますが。
システムアーキテクトやITストラテジストでは,午後1の問4は,組込系の問題です。
こちらも,組込系を選ぶ気がない人は,解かなくてもいいと思います。(私は好きなので必ず選びますが。)
エンベデッドシステムスペシャリストの場合,午後1も午後2も,ハードウェア系とソフトウェア系に明確に分かれていますので,どちらかを解いておけば大丈夫です。
私自身,エンベデッドの午後の過去問は,ソフトウェア系しか解いていませんし,ソフトウェア系の問題だけ選択して合格しています。
ハードウェア系も少しは目を通しておいた方がいいとは思いますが,かなり毛色が違うので,はまると苦しいと思います。
それ以外の試験区分だと,ひととおり過去問題は解いておいた方がいいとは思います。
それほど問題によって差がでない区分では,特にそんなに解きにくい問題,というのもないと思います。
出題傾向を確かめて,必要な勉強を行っていきましょう。

2倍速で集中して聞く

今日,中小企業診断士の講義をWeb上で聴いていて,いいことを発見しました。
時間がなかったので,2時間の講義を2倍速で聴いたのですが,これがすごく頭に残るのです。
自分で聞き取って理解できる限界ぐらいの速度なので,「ちょっとでも聞き逃したらわからなくなる」と,集中して聴いたのが良かったんだと思います。
約1時間,ノートを取りながら,問題演習をしながら,無心に講義を受けていました。
以前,大学に行き直して教員免許を取ったときには,通信制のeラーニングでした。
こちらは,Web上でしたが,2倍速とか速度を速めることはできなかったので,聴いていて退屈なことも多かったです。
今回の診断士の講座は,1.2倍とか2.0倍など,自分の好きな速度に調整できる機能がついているので,自分の好みに合わせられて快適です。
自分の頭の動く限りぎりぎりの速度で聴けたり,いらない部分は早送りできたりすると,効率的でとっても便利です。
対面での講義ではないからこその効果的な勉強,というのもあるのだな,と改めて感じています。
わく☆すたのDVD教材も,せっかくDVDですので,自分の好きなように見ることをおすすめしています。
DVDの場合,プレイヤーによって,様々な速度に変更できると思います。
実際,話を聞くと,速度を速めて聴いていたり,テレビの代わりにのんびり見ていたり,と様々な使い方をされている方が多いようです。
私自身,DVDの内容チェックの時には,大体2倍速で聴いています。
だらだらと長く勉強したい人は,ゆっくりめで。
ささっと集中して勉強したい人は,早めで。
普通の速度に固執せず,いろんな聞き方をすると,快適に勉強できると思います。
せっかく使える機能は有効に活用して,効率的に学習を行っていきましょう。

応用情報技術者合格体験記:K.T.さん

本日は,わく☆すた勉強会「データベース設計」が開催されました。
ご参加された皆様,ありがとうございます。
今回の合格体験記は,わく☆すたの公開セミナー(分野別徹底学習データベース)をご受講いただいた,K.T.さんです。

【基本情報】
氏名:K.T.
年齢:20代後半
職業:アプリケーションプログラマ(C++メイン,3年程度の経験)
応用情報技術者受験:1回目
初級シスアドは7年前に取得済み
点数:
午前 80点
午後 82点
(アルゴリズム,システムアーキテクチャ,ネットワーク,データベース,情報システム開発,情報セキュリティを選択)

わく☆すたTVのUstream配信を行います

情報処理技術者試験の申し込みも始まって,そろそろ本気で勉強する時期になってきましたね。
残り3ヶ月弱,と短い期間ですので,ちょっと勉強しないでいると,あっという間に試験日が来てしまいます。
かといって,頑張っていっぱい勉強,とやり過ぎてしまうと,疲れてしまって,3ヶ月ももたなくなってしまいます。
適度なペースで,少しずつ進んでいくことが大切です。
そこで,わく☆すたでは,勉強のペースメーカーに役立ててもらうために,試験日までに毎月1回,「わく☆すたTV」をUstreamでお送りすることにしました。
先日行ったセミナーのUstream配信もご好評いただきましたし,定期的に公開配信を行うことで,より多くの人に知っていただけるとうれしいです。
具体的な内容としては,毎回15分~30分ぐらいで,試験に向けてのポイントと,Q&Aを臨機応変に行います。
Q&Aの質問は,事前にメールでも,twitterでもお受けします。
堅苦しいセミナーの雰囲気ではなく,わく☆すた社内より,ゆるゆるとお届けする予定です。夜のテレビ代わりに,気軽な気持ちで楽しんでいただけるとうれしいです。
わくすたTVのURLはこちらです。
http://www.ustream.tv/channel/wakusuta-tv
第1回配信は,2月7日(月)21:00からを予定しています。
その後は,3月7日(月),4月4日(月)と,毎週第1月曜日に配信の予定です。
生放送後,1週間程度は公開しておきますので,見逃した方もよろしければご覧ください。
それでは,いろんな質問をお待ちしています。

過去問は一番使えるテキスト

先日,「ITパスポートのリハーサル試験を受けてきました」で,過去問題についての不安を書きましたが,この点について,他の方から有益な情報をいただきました。
情報処理技術者試験は,CBTになっても,過去の問題を公開するそうです。
こちらの記事「IPA、CBTによる「ITパスポート試験」の会場を公開」に書いてあります。
具体的には,

試験問題は、受験者ごとに異なるものを出題するという。問題自体は非公開だが、受験の指針とするために、従来通り、年2回100問ずつを公開する。

だそうです。
これで,基本情報技術者試験や応用情報技術者・高度区分の午前試験がCBT化されても,過去問題は入手できそうです。
私は先日から,中小企業診断士の講座に通っているのですが,そこの講座の先生が,「過去問は力試しにつかうものではなくテキストとして使うものだ。過去問を完璧に説明できるようになったら合格できる。」という話をされていました。
これを聞いて,「なるほど。」と納得すると同時に,まったく情報処理技術者試験と同じなんだな。」と感じました。
情報処理技術者試験は,「過去問題」というのが公開されています。
これは,「こんなことが出題されましたよ」というだけでなく,「今後もこんなことを出題しますよ」という受験の指針になります。
テキストなどで,知識を身につけただけでは過去問は解けません。
テキストの情報は古くなりがちですし,少しずつ新しい技術に合わせて,傾向が変わってきているからです。
ですので,過去問を完璧にしておくことは,一番効率的な勉強になります。
過去問は,「力試し」に使うこともできます。
現時点で,どれくらい点数が取れるのか,というのは,過去問を使うと明確になっていいと思います。
ただ,それだけの使い方をすると,とてももったいないです。
過去問に出てきたことは,今後もう一度出てくる可能性は,とても高いのです。
力試しをするだけでなく,出てきた内容を完璧にして,今度出てきたら解けるようにしておく,というのが大切なのです。
あと,過去問は,設問になっていないところにも,新知識が詰め込まれています。
問題文を読んでいて分からない言葉に出会ったら,その用語を調べておくと,次の年には設問として出てくることがあります。
過去問を完璧にして,人に説明できるまでになったら,合格は近いです。
過去問集を使えば,説明が詳しく書かれていますので,効率的に過去問の学習ができるとは思います。ただ,過去問の解説レベルは問題集によってばらつきがありますので,実際解いてみてから,解説が納得できるものを買った方がいいと思います。
せっかく公開されている過去問です。
ただ解くだけではなく,しっかり自分の中に取り込んで,大いに活用していきましょう。

過去問は一番使えるテキスト

先日,「ITパスポートのリハーサル試験を受けてきました」で,過去問題についての不安を書きましたが,この点について,他の方から有益な情報をいただきました。
情報処理技術者試験は,CBTになっても,過去の問題を公開するそうです。
こちらの記事「IPA、CBTによる「ITパスポート試験」の会場を公開」に書いてあります。
具体的には,

試験問題は、受験者ごとに異なるものを出題するという。問題自体は非公開だが、受験の指針とするために、従来通り、年2回100問ずつを公開する。

だそうです。
これで,基本情報技術者試験や応用情報技術者・高度区分の午前試験がCBT化されても,過去問題は入手できそうです。
私は先日から,中小企業診断士の講座に通っているのですが,そこの講座の先生が,「過去問は力試しにつかうものではなくテキストとして使うものだ。過去問を完璧に説明できるようになったら合格できる。」という話をされていました。
これを聞いて,「なるほど。」と納得すると同時に,まったく情報処理技術者試験と同じなんだな。」と感じました。
情報処理技術者試験は,「過去問題」というのが公開されています。
これは,「こんなことが出題されましたよ」というだけでなく,「今後もこんなことを出題しますよ」という受験の指針になります。
テキストなどで,知識を身につけただけでは過去問は解けません。
テキストの情報は古くなりがちですし,少しずつ新しい技術に合わせて,傾向が変わってきているからです。
ですので,過去問を完璧にしておくことは,一番効率的な勉強になります。
過去問は,「力試し」に使うこともできます。
現時点で,どれくらい点数が取れるのか,というのは,過去問を使うと明確になっていいと思います。
ただ,それだけの使い方をすると,とてももったいないです。
過去問に出てきたことは,今後もう一度出てくる可能性は,とても高いのです。
力試しをするだけでなく,出てきた内容を完璧にして,今度出てきたら解けるようにしておく,というのが大切なのです。
あと,過去問は,設問になっていないところにも,新知識が詰め込まれています。
問題文を読んでいて分からない言葉に出会ったら,その用語を調べておくと,次の年には設問として出てくることがあります。
過去問を完璧にして,人に説明できるまでになったら,合格は近いです。
過去問集を使えば,説明が詳しく書かれていますので,効率的に過去問の学習ができるとは思います。ただ,過去問の解説レベルは問題集によってばらつきがありますので,実際解いてみてから,解説が納得できるものを買った方がいいと思います。
せっかく公開されている過去問です。
ただ解くだけではなく,しっかり自分の中に取り込んで,大いに活用していきましょう。

応用情報技術者合格体験記:ビーグルさん

合格体験記シリーズ,今回は,テクノロジ系を中心に午後を選択されて,合格されたビーグルさんです。
【基本情報】
氏名:ビーグル
年齢:47歳
応用情報技術者受験:2回目
(ソフトウェア開発技術者試験も含めると4回目)
点数:
午前 70点
午後 67点 (問2,問4,問5,問6,問8,問9を選択)
【試験に向けて,勉強した内容】
再受験ですが,基礎からのやり直しと,知識を定着させたいため5ヶ月ぐらい前から,可能な限り毎日1時間ずつくらい勉強しました。
具体的な内容は,以下の通りです。
1.過去問演習
(1)午前対策:平成22年度版応用情報技術者試験 精選予想500題(東京電機大学)
(2)午後対策:2010秋 徹底解説本試験問題(ITEC)
2.その他 知識の勉強
(1)日経STSTEMSと日経ネットワークで、最新情報をキャッチ。
(2)将来高度も受験することを見据えて、「情報セキュリティスペシャリスト」「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」それぞれの完全攻略テキストとトレーニングを活用しました。
特に、トレーニングの基本問題は、オリジナル問題ですが、完全穴埋めなので午後の記述式に少しは役立つと思い活用しました。
【当日の試験の感想】
当日は,部屋の温度調節のため、カーデガンが役立ちました。
また、机が会議室などによくある長机だったので、消しゴム使う時に机が揺れるのが気になりました。
各区分の感想は,以下の通りです。
1.午前
例年通り、新問がいくつかありましが、難易度的には,平成22年春と同等だったと思います。
「テクノロジー系」「マネジメント系」「ストラテジ系」それぞれに過去問の使いまわしがありましたが、特に「ストラテジ系」が多かったように思います。
2.午後
平成22年春とほぼ同等といった感じです。
特徴的だったのが、ネットワークでは、無線LANが連続して出題されたことと,システムアーキテクチャーでも、連続して待ち行列理論が出題されたことでした。
新しい傾向としては、データベースに、流れ図を絡めた問題が出題されたことと,システム開発は、CSSの実践的な部分を問われた問題が出題されたことでした。
セキュリティは、検疫ネットワークの問題でした。各企業でも外部から持ち込みしたPCを接続するケースも増えているからでしょう。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
午後の選択問題は、あらかじめ決めておくことをお勧めします。
私は、問題を見て解けそうな問題を選択するやり方をしていましたが、試験後に見直して見ると自分の得意分野であるにも関わらず、見た目が難しいそうだったので、敬遠していました。
しかし、よく読んで解いてみると意外と解けたので,決めておいた問題を解いた方がいいと後悔しました。
あと、私は,各問の制限時間を20分で設定し、残りの30分を見直しに当てる方法を取りました。
20分を過ぎても、あと5分くらいで解けるのであればそのまま続けて、だめな場合は次の問題に進む方法です。
この時解けなかった問題も、見直しによっていくつか解けました。
制限時間を決めておくのはおすすめです。
最後に、各問の解く順番は,得意な分野から着手した方がいいと思います。
私の場合は、
 問6:データベース
 問5:ネットワーク
 問9:セキュリティ
 問4:システムアーキテクチャ
 問8:システム開発
 問2:アルゴリズム
の順番で解きました。

ITパスポートのリハーサル試験を受けてきました

今日,ITパスポートのリハーサル試験を受けて来ました。
場所は大手町の日経ビル。
皇居のすぐ脇の,すごくきれいなビルでした。
他のCBTと同じような感じで,受付して,荷物をロッカーに預けて,会場に入る,という感じでした。
計算用に,小さいホワイトボートとマーカーを渡されましたが,ちょっと使いにくかったです。PERT図の計算とかの,図に書くタイプの計算は,紙の方が楽だな,とすごく感じました。
試験内容はITパスポートなので,1時間ちょっとで終わりました。
見直しがめんどくさくなったのでやらなかったら,100問中93問しか正解できませんでした。
試験前に,問題に対する守秘義務の説明があったりして,CBTになったら,過去問が公開されなくなるんだということに気づきました。
昔,基本情報技術者試験がCBT化する,という話があったとき,一時期試験問題が非公開になりましたが,今後のITパスポートは,過去問が手に入らなくなる可能性もあるのかな,と感じました。
個人的には,過去問題って,勉強するときにすごく役立つので,高度区分はCBT化して欲しくないなと思いました。
今,IPAの公式ページで,過去問題を公開してくれていることに,感謝です。
また,正式に試験が実施されたら,ITパスポートは受けに行って取得しようと思ってます。
ITパスポートの過去問って,特にストラテジ系がなにげに難しく,結構手応えはありました。
他の区分の試験とはかぶりませんので,力試しに,リハーサル試験やCBTのITパスポート試験を受けてみるのもおすすめです。

情報処理技術者試験の申し込みが開始されました

本日1月17日,情報処理技術者試験の申し込みが開始されました。
申し込み中に,郵便番号の入力欄の下に,「原則として,入力された郵便番号を勘案して,願書登録の受付順に試験会場を割り付けます。」と書いてありました。
早めの申し込みだと,試験会場があまり遠くならないのでおすすめです。
私も早速,申し込みました。秋葉原に近いとうれしいです。
そして,今回,新たにできたアンケート項目がありました。
「H:本試験の受験動機は何ですか(最もよく当てはまるものを選択)」というものです。
理由のリストは,こんな感じでした。
 学校や職場が勧める(褒賞金や手当の支給等を含む)から
 職場から義務づけられているから
 人事上の昇進・昇格の要件だから
 就職・転職に有利になるから
 学校の単位取得や入試で優遇されるから
 国家試験だから
 IT力を客観的に証明できるから(自己研鑽のため)
 その他
。。。なるほど,こんな理由で受けると想定されてるんですね。
ちなみに私は,楽しいので,「国家試験だから」を選んでみました。^^;
今回のキャッチコピーは,「あなたのIT力を,国が証明します」ですし,今回はすごく国家試験だということを強調していますね。
私は今回は,国に「情報セキュリティスペシャリスト」だと証明してもらうべく,情報セキュリティスペシャリストを受けます。^^
早めに申し込んで,いい感じで試験に進んでいきましょう!

ITサービスマネージャ合格体験記:さんしのごいさん

わく☆すた,合格体験記シリーズ。
今回の体験記は,他にも情報処理技術者試験の資格を多数お持ちの,さんしのごいさんです。

【基本情報】
氏名:さんしのごい
年齢:41歳
ITサービスマネージャ受験:1回目
点数:
 午前1 免除(後日挑戦した結果は23/30=77%)
 午前2 96.00点
 午後1 65点(問2,問4を選択)
 午後Ⅱ A(問1を選択)

ITサービスマネージャ合格体験記:さんしのごいさん

わく☆すた,合格体験記シリーズ。
今回の体験記は,他にも情報処理技術者試験の資格を多数お持ちの,さんしのごいさんです。

【基本情報】
氏名:さんしのごい
年齢:41歳
ITサービスマネージャ受験:1回目
点数:
 午前1 免除(後日挑戦した結果は23/30=77%)
 午前2 96.00点
 午後1 65点(問2,問4を選択)
 午後Ⅱ A(問1を選択)

やったことのないことを始めてみる

私事ですが,TACの中小企業診断士の講座に行き始めました。
年初の予定に,診断士合格と書きましたし,独学で勉強するより,仲間ができそうだったので,教室講座です。
実は,私は,資格試験の講座を受けるのは,これがはじめてになります。
自分で実際に受けてみて,いろいろ勉強してみて,うちのサービスにも役立てたいな,って思ってます。
久しぶりのまったく新しいことの勉強ですので,テキストをもらって,とってもわくわくしています。
なんか,新一年生の,真新しい教科書をもらったときの気分です。
今まで,家で独学だけで勉強していた人は,出かけて勉強するなど,新しいことをはじめると,気分が一新して,やる気が出ると思います。
今までIT系の勉強ばっかりしていた人は,全然別のセミナーを受けるのも,楽しいと思います。
新年はじまって半月経ちました。
自分がやったことのないことで,やったら楽しそうなことをぜひ,やってみましょう。

応用情報技術者合格体験記:ナナシーさん

ご好評いただいております合格体験記シリーズ,今回は応用情報技術者試験に合格された,ナナシーさんです。
【基本情報】
氏名:ナナシー
点数 午前:77 午後:64
受験回数:2回目
【試験に向けて,勉強した内容】
勉強相手を見つけ,お互いに切磋琢磨しながら勉強しました。
具体的には,以下のようなことを行いました。
[午前]
勉強相手と,毎日3問ずつ解いて理解&結果報告までを徹底しました。
結果報告までを義務づけることで,忘れたり気分でやらないことはなくなります。
点につながることは全てやるという心がけで勉強しました。
そして,その中の一つとして,ソフ開~応用情報までの過去問の答えを全て暗記しました。
※ これは,わく☆すたのセミナーで知った情報を元に自分で考えた対策です。
[午後]
ひたすら過去問演習をしました。
過去問を,わかったつもりでなく,本当に全て理解できていれば合格できると思います。
わかったつもりにならないように,勉強相手の人に説明するなどして対策しました。
過去問演習でおかした凡ミスをきちんと見つけ,二度としないよう対策しました。
苦手分野は集中的に勉強しました。
特にアルゴリズムは,わく☆すたのDVDが有効でした。
【当日の試験の感想】
[試験内容以外]
前日もちゃんと寝て,当日100%の力を出せるように体調を整えました。
そして,絶対遅刻などしないように注意しました。
一瞬の出来事で何百時間勉強してきたことが無駄にならないように,マークミスなどしないように集中しました。
[試験内容]
問の選択,時間配分,解く順番を事前に決めておいて,予定を変えないようにしました。予定外のことをするとパニックになってしまうからです。
凡ミスを繰り返さないように意識して勉強し,本番でも注意しました。
そのおかげで,ほとんどの凡ミスは防げました。それでも私が本番でしてしまったミスとしては,午後問6DBのSQLで,<=と書くべき所を,≦と書いてしまいました。
また,選択予定の問が難しいと感じても,文中からヒントを見つけるなど,少しでも点になるように集中しました。
問8(情報システム開発:CSS)は想定外の内容でしたが,見直したら,ヒントは文中にちゃんと転がっていることに気づきました。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
勉強して合格できない人はいないので,いかに勉強が続く仕組みを作るかが全てです。
また,合格した人から見たら無駄だったり効率が悪いと思われることをしないように,勉強方法をレビューしてもらってもいいと思います。
やりがちな凡ミスは,勉強期間中に見つけて全て対策しておくことをオススメします。
無意識でしてしまうミスは,特に意識をして同じことを繰り返さないことが大事だと思います。