
意識して,手書きで字を書く
私は,セミナーを開催したり,講義をしたりすることが本業なのですが,セミナー自体が好きなので,セミナーを受けることも多いです。
最近は,中小企業診断士を受けようと思ってるので,講義の体験会か,講座DVDとか,いろいろ試してみてます。
毛色が違う勉強をするのは新鮮で,かなり楽しいと感じています。
そこで,私が人のセミナーを受ける上で,意識してやっていることは,「手書きでノートを取る」ことです。
ノートには,板書した内容はもちろん,先生が話した雑談とか,参考になりそうなコメントや質問など,書けるだけ書き込みます。
これは,「手書きで字を書く」ことで,手に覚えさせる,というのが1番の目的です。
ノートを見返して役に立つ,というのもありますが,なにより,手で字を書く体験,というのを大切にしています。
手書きで字を書く速度,というのは,訓練次第で変わっていきます。
でも,意味もない文字を書き写す練習,とかしても苦痛なだけですので,私は,セミナーを聴きながら,それを体に残しながら,手書きの練習をしています。
CBTでもない限り,試験というのは基本的に手書きですし,手書きの速度が遅いと,どうしても不利になります。
特に,論文試験では,字を書く速さが速いと,考える時間が多く取れて,時間的にも有利になります。「素早く,読める字が書ける」というのは,意外と使えるスキルです。
手書きで書くことと,パソコンでワープロ打ちすることは,似ているようで結構違います。
私自身,パソコンで文章を書くことはすごくよくやりますが,それができるようになっても,手書きで文章を書くときには戸惑います。特に,漢字は油断していると,どんどん書けなくなってしまいます。
今の世の中,仕事や必要のあることだけやっていると,どうしても,「手書き」の頻度は少なくなってしまいます。
手を動かすことは,老化防止にも役に立ったり,脳のトレーニングにもなったりします。
ですので,何でもいいので,手書きで字を書いてみるのはおすすめです。
特に,試験問題の問題演習は,手書きで書くことを強くおすすめします。
実際に書いてみると,試験の途中で,頭は忘れていても,「手」が覚えていたりします。
なるべくいっぱい手を動かして,意識して,手書きで字を書いていきましょう。