株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 66/91

試験には「応用編」まではいらない

わく☆すた,美月です。
先日,ネットワークスペシャリスト受験生の方から,「マスタリングTCP/IP,入門編は読み終わったので応用編読んでるんですが,難しくてなかなか頭に入りません。。。」という話を聞きました。それだったら,入門編を読み返して理解を深めた方がいいよ,という話をしたのですが,本音としては,ネットワークスペシャリスト試験を受けるのに「応用編」はいらないかな,って思ってます。
以前から,「ネットワークスペシャリスト試験のバイブル」など,このブログでは何度も紹介している本に,「マスタリングTCP/IP 入門編 第4版」があります。
私自身,この本にすごく助けられたと感じているので何度も紹介しているのですが,ここで紹介しているマスタリングTCP/IPは,あくまで「入門編」です。
このシリーズには,他にも応用的な「マスタリングTCP/IP 応用編」や,各技術を詳細に解説した「マスタリングTCP/IP SSL/TLS編」や「マスタリングTCP/IP IPsec編」があります。それぞれに,とってもいい本だとは思いますし,私も持っていて調べる時にはよく使ってます。
ただ,実は,ネットワークスペシャリスト合格レベルには,応用編までは必要ありません。入門編+αで十分合格できます。
ネットワークスペシャリスト試験は,確かにスペシャリストのための試験なのですが,ネットワークの専門家として生きていくことを考えると,入門の資格になります。その他の高度区分も全部一緒で,ITスキル標準で言うと,7段階あるレベルのうちの真ん中,レベル4です。試験で測れるのはこのレベルまで,ということだったと思いますが,最高レベルの認定資格というわけではありません。
ですので,応用的なことをいっぱい知っているということではなく,基礎をきちんと理解できているか,ベースとしての知識が身についているかについて問われます。もちろん,応用的なことも知っておくに越したことはないと思いますが,試験ではそこまでは要求されていません。基礎を固めて,典型的な事例の問題を読んで適切な解決策が思いつくようになるぐらいのレベルで合格できます。
なんとなく,「スペシャリスト」などという名前がついているので,ものすごく難しそうなことを問われそうな気がするのですが,実際やってみると,基礎がかたまって理解が進むと結構解けるものです。試験ではあまり重箱の隅をつつくような事例は出てこず,どこの会社でもありそうな典型的な事例が出てくるので,何でも解決できるスーパーマンである必要はありません。
ですので,応用的なことをあれこれ手を広げすぎるよりは,基礎を固めて,その上で過去問演習をしてみた方が,合格には近くなると思います。いたずらに難しいことをいっぱい勉強する必要は,実は全然ありません。
今の時期だと,試験に必要な基礎をかためておいて,過去問演習などに備えるというぐらいでも,試験には十分間に合います。
難しいことにいろいろ手を広げて中途半端になるよりも,基礎がしっかり理解できている方がその後の進歩も早いです。応用編に手を出す前に,目の前の入門編の内容を確実にしていきましょう。

公開セミナー「コンピュータシステム」が無事終了しました

わく☆すた,けんけんです。
本日,わく☆すた公開セミナー「コンピュータシステム」が無事終了しました。
ご参加いただいた方々,ありがとうございました。
今回もビデオ撮影を行い,DVDとして発売いたします。編集が完了次第,Web上で発表いたします。
最近のセミナー撮影はホワイトボードが見やすくなるようにと,ワイド画面で撮影しています。4:3のSD画像で撮影している時は,美月さんが,あっちにこっちに動きまくるので,カメラで追うのが大変でした。けれども,ワイド画面にしてからは,撮影範囲が広くなっているので,あまり追わずに済むという,別の利点もあったりします。^^;
今回が秋向け公開セミナーの第一回でした。来月7月からは,ネットワークスペシャリスト向けの講座も始まります。そろそろエンジン始動してゆきたい季節ですね。
それでは今日は,この辺で。

PCケースの中は,たまには掃除しましょう

わく☆すた,けんけんです。
#久しぶりの登場です。
昨日,iPhone 4の予約が開始しました。iPhone 3G,3GSと見送ってきた自分ですが,ついに4になって予約してしまいました。けれども,20人待ちの中,予約システムがダウンして,再度来店するはめに。このブログを読まれている方の中には,同じ思いをされた方がいらっしゃるかもしれません。

さて,昨日発売した平成22年春・応用情報技術者試験・解答解説DVD「テクノロジ編」ですが,実は編集中にトラブル続きだったのです。どんなトラブルかと言うと,DVD編集で使っている「Adobe Premiere Elements」がいつにもなく落ちるのです。以前にも,DVDをレンダリングした後に,編集を続けていると落ちる事があったのですが,今回は体感で,その3倍はエラーで止まってしまいます。

実は,気になっている事が一つあって,それはFANの音が大きくなっていることでした。動画編集マシンは自作のデスクトップPCで,作った時に比べて,明らかにFANの音が耳障りになるほど,大きくなっていたのです。
たぶん,CPU-FANに埃がたまっているんだろうなぁと思いつつ,ほっておいたのですが,さすがにソフトが落ち始めたので,動画編集の途中で,デスクトップPCを机の上から下ろし,掃除することにしました。
ケースを開いてみると,案の定CPU-FANのすぐ下が埃だらけになっていて,冷却用フィンの隙間に埃がびっしり詰まっています。爪楊枝で大きな埃を掻き出し,掃除機で吸い取ると言う,地道な作業を繰り返します。最後の仕上げは,スプレータイプのブロアーで小さな埃を吹き飛ばします。吹き飛ばした埃は掃除機で吸い取り,なんとかCPU周りは綺麗になりました。
ついでに,ケースに取り付けてあるFANや,電源FAN,そして,ビデオカードのFANも一緒に掃除しておきました。(なにげに汚れてました。)
掃除が終わって,結線を元に戻し,火を入れると明らかに静かになってます!
FANを綺麗にしたおかげで,その後は順調に編集が進み,DVDを作成することができました。急がば回れですね。

今回,デスクトップPCのケースを開くのは2回目で,1回目は約半年前にHDDを増設した時でした。そのときもCPU-FANが埃まみれだったので掃除をしたのを思い出しました。我が家の環境では,半年に1度はケースを開けて,掃除する必要があるようです。(居間の片隅に設置してあるもので・・・^^;)
空調完備のサーバールームであれば,こんなことはまれなのでしょうけれども,家PCの場合は物理的な掃除もメンテナンスの一つになるのかもしれません。
それでは今日は,このへんで。

応用情報技術者試験の午後問題は,奥が深くて勉強になる

わく☆すた,美月です。
本日,応用情報技術者試験の過去問解説DVD「テクノロジ編」の発売を開始しました。今回で応用情報技術者試験になって3回目で,3期分揃いましたので,3期セットでも販売を開始しました。「ストラテジ他編」の方も,今週中には発売予定です。
過去問を解くことで新たな知識を学習したい方,じっくり解き方の流れを学習したい方,過去問解説の本を読んでもなかなか頭に入らない方など,いろんな方におすすめです。

DVDの収録をしていてあらためて思ったのですが,応用情報技術者試験の午後問題は,なにげに奥が深いです。なんていうか,その分野の本質を突いた大事なところを,ピンポイントで突いてきていて,ちゃんとわかっていないと解けないです。高度区分の勉強の時にもとっても役立つ問題が,目白押しだと思います。
例えば,平成22年春の応用情報技術者試験の午後問5のネットワークでは,STP(スパニングツリープロトコル)が出てきます。問題文にやり方が書いてあるのですが,これはちゃんとスパニングツリーのアルゴリズムを理解しないと解けない問題です。多分,ネットワークスペシャリストの研修で出題しても,半分くらいしか解けないんじゃないかな,って思います。
問6のデータベースも,最近データベーススペシャリストでも良く出てくる外部結合がテーマで,LEFT OUTER JOINを理解していないと解けない問題です。このあたり,SQLが苦手なデータベーススペシャリスト受験者に解いてもらうと,勉強になっていいかもしれません。

今年は特に,3回目だからか,どの問題も粒ぞろいでいい感じの問題バランスです。午後の12問のうち,「問題文を読めればOK」的な問題は1つもありませんし,ある程度の知識と,本質的な理解が,どの問題でもバランス良く求められています。去年の春は正直,簡単な「おいしい」問題が含まれていてばらつきがあったのに比べると,問題の質も上がったような感じがします。
高度区分の勉強や,力試しに使うなら,今年の問題はとてもおすすめです。
ただ,その分,去年の春に比べると合格率は下がるかな,とは思います。去年の秋と同じぐらいの20%前後ぐらいかなぁ,と予想はしています。もちろん,単なる難易度からの憶測なので,あんまり信憑性はありませんが。
4ページぐらいの短い問題に,エッセンスが詰め込まれている応用情報技術者試験の午後問題,気軽に解ける分,高度区分の勉強にもおすすめです。力試しにでも,解いてみてください。

私のネットワークスペシャリスト受験生時代のノート

わく☆すた,美月です。
高度区分は合格発表はまだですが,試験センターのホームページでは,「平成22年度秋期試験について」が公表されました。
試験申し込みは,7月12日(月)から開始のようですね。もう1ヶ月を切ってますし,試験結果を待たずにスタートを切れる方は,早めのスタートをおすすめします。
今日,部屋の書類を整理していたら,昔ネットワークスペシャリストを勉強していた時のノートが出てきました。少し色が変わりかけていて,大分古くなっていました。そこで,ScanSnapもあることですし,せっかくなのでディジタル化してみました。
受験生時代に勉強していたノートは,こんな感じで,ルーズリーフに細かくコピーした問題を貼り付けていました。
とっても古い,平成9年のネットワークスペシャリスト問題です。

ネットワークスペシャリスト受験生時代のノート

そういえば,過去問集をコピーして,これを作るのに20分ぐらいはかかっていたような。^^;
今だと,試験センターに過去問がありますし,パソコンで加工して簡単に作れそうな気もします。
ちなみに,見開きで問題演習もしていて,その回答はこんな感じです。

ネットワークスペシャリスト受験生時代のノート

今見ると基本的なものも間違いだらけで,ちょっと恥ずかしいです。
そんなところから人は成長していくんだというところを感じてもらえばいいかなと。^^;
改めて,試験問題を見返してみると,時代は大分変化していますが,実はそれほど本質的なところは変わっていないような気がしてます。今でも,「どのようなパケットを通過させるのか」を問う問題は良く出てきてますし,ファイアウォールやプロキシサーバは今でも当然ありますし。
ただ,平成9年だと,フレームリレーの料金計算なんかの問題も出てきていて,これはもう出題されないんじゃないかな,とは感じました。時代の流れで,使われなくなったサービスは出題されなくなる,というのも昔の問題を見るとよくわかります。
このノートは,分厚いルーズリーフのバインダーにいっぱいの分量があります。試験会場に持って行って,「これだけ勉強したんだから大丈夫」とお守り代わりにしていたことを覚えています。
今だと,10年前よりは簡単にこういったノートは作れると思いますし,本気で勉強する試験種目では,作ってみるのもいいと思います。
努力をすれば必ずしも報われるかどうかはわかりませんが,努力は自分の自信につながります。形の残るような感じで勉強の記録を残しておけば,あとで自分を振り返って幸せな気分になれます。
ですので,勉強するときにノートにいろいろ書いて記録をのこすのは,とてもおすすめです。
試験は手書きですし,手で書く練習にもなると思います。

私のネットワークスペシャリスト受験生時代のノート

わく☆すた,美月です。
高度区分は合格発表はまだですが,試験センターのホームページでは,「平成22年度秋期試験について」が公表されました。
試験申し込みは,7月12日(月)から開始のようですね。もう1ヶ月を切ってますし,試験結果を待たずにスタートを切れる方は,早めのスタートをおすすめします。
今日,部屋の書類を整理していたら,昔ネットワークスペシャリストを勉強していた時のノートが出てきました。少し色が変わりかけていて,大分古くなっていました。そこで,ScanSnapもあることですし,せっかくなのでディジタル化してみました。
受験生時代に勉強していたノートは,こんな感じで,ルーズリーフに細かくコピーした問題を貼り付けていました。
とっても古い,平成9年のネットワークスペシャリスト問題です。

ネットワークスペシャリスト受験生時代のノート

そういえば,過去問集をコピーして,これを作るのに20分ぐらいはかかっていたような。^^;
今だと,試験センターに過去問がありますし,パソコンで加工して簡単に作れそうな気もします。
ちなみに,見開きで問題演習もしていて,その回答はこんな感じです。

ネットワークスペシャリスト受験生時代のノート

今見ると基本的なものも間違いだらけで,ちょっと恥ずかしいです。
そんなところから人は成長していくんだというところを感じてもらえばいいかなと。^^;
改めて,試験問題を見返してみると,時代は大分変化していますが,実はそれほど本質的なところは変わっていないような気がしてます。今でも,「どのようなパケットを通過させるのか」を問う問題は良く出てきてますし,ファイアウォールやプロキシサーバは今でも当然ありますし。
ただ,平成9年だと,フレームリレーの料金計算なんかの問題も出てきていて,これはもう出題されないんじゃないかな,とは感じました。時代の流れで,使われなくなったサービスは出題されなくなる,というのも昔の問題を見るとよくわかります。
このノートは,分厚いルーズリーフのバインダーにいっぱいの分量があります。試験会場に持って行って,「これだけ勉強したんだから大丈夫」とお守り代わりにしていたことを覚えています。
今だと,10年前よりは簡単にこういったノートは作れると思いますし,本気で勉強する試験種目では,作ってみるのもいいと思います。
努力をすれば必ずしも報われるかどうかはわかりませんが,努力は自分の自信につながります。形の残るような感じで勉強の記録を残しておけば,あとで自分を振り返って幸せな気分になれます。
ですので,勉強するときにノートにいろいろ書いて記録をのこすのは,とてもおすすめです。
試験は手書きですし,手で書く練習にもなると思います。

先に宣言して,後に引けなくする

わく☆すた,美月です。
最近また本が増えすぎて本棚から溢れてしまっているので,一生懸命減らしてます。
ScanSnapを使って電子化をしているのですが,全然間に合いません。代行業者を使ってみたいな,という気にもなるのですが,法律的にグレーゾーンな感じなので,手を出すのはやめておきます。
ということで,処理しきれない本は,ブックオフに売ることにしました。
「いらない本をより分けて,たまったら持って行こう」だと多分やらないと思ったので,絶対にやらざるを得ないように自分を仕向けることにしました。
ブックオフの「宅本便」に,あらかじめ,段ボールの箱数を書いて,明日集荷に来てもらうように申し込んだのです。今回は思い切って「15箱」と書いて,ドキドキしながら荷造りしています。思い切りよく,「もう必要ない本」を減らしていくと,意外と簡単に埋まっていったので,
追い込まれるとやれるものだなと改めて感じました。
試験を受けるときには,こっそり受けているよりも,まわりに宣言しておいた方が,受かりやすいような気がします。周りの目があると,なかなかさぼりづらくなりますし,自分もやる気になってきます。実際,試験対策講座などでも,「今年絶対受かりますので,よろしくお願いします。」とわざわざ言ってくる人はたまにいますが,こういう人はたいがい受かります。
先に宣言しておくと,なかなか後には引けません。
「最近,勉強進んでる?」などと聞かれると大変ですし,無意識に自分にプレッシャーをかけて前に進むようになります。
そういえば昔,「ネットワークスペシャリストには受かるつもりです!」と宣言して転職活動をしている知人がいました。実際の試験には実は落ちてしまったのですが,転職活動にはなぜか成功していたので,言い切ることだけでも前向きな評価が得られるのかもしれません。
ということで,せっかく勉強するのなら,先に宣言して,後に引けなくするのはおすすめです。
ひょっとしたら,同じ志の仲間ができるかもしれませんし,受けることを秘密にするよりも,有益な情報が入ってくる場合も多いと思います。
ぜひ,今回の試験は,「○○試験に受かります。」と宣言して,勉強をはじめてみてください。

勉強を続けるために,イベントを使う

わく☆すた,美月です。
今日は,私の周りがとてもきれいです。
なぜならば,昨日急に,友達が家に来ると言うことになって,一生懸命掃除したからです。^^;
普段,油断していると,私の机の周りは本で山積みになってしまっているのですが,すっきりすると,とっても気持ちがいいものです。
たまには,人が家に来るのも大切だな,と改めて感じました。
勉強でも,なにか締め切りとか期限があると,やる気になるものです。
中学や高校の中間テストや期末テストは,試験前になると一夜漬けでも,いろいろ勉強したものです。これが,テストがなくってただ淡々と授業が続いていたら,学力が維持できていたかどうか結構怪しいと思います。定期テストのたびに,ひととおり復習して勉強し直して,というきっかけがあったことが,学力が伸びる効果につながっていたんだいうことは,今改めてすごく感じます。
セミナーや勉強会に行くことは,イベントとして,「その日に確実に勉強できる」という効果があります。その上,単発のセミナーではなく,何回か続けてのイベントだと,「次の回までにこれを勉強しよう」ということにつながるので,さらに効果が期待できます。ですので,わく☆すたでは,3回コースの試験対策セミナーを今年度向けから開催しています。秋試験対策では,「ネットワークスペシャリスト対策3回コース」を開催しています。ちなみに,応用情報技術者試験対策は,私が翔泳社のオープン講座の方で講義いたしますので,よろしければご利用ください。
あと,セミナーでなくても,何かきっかけがあるといいと思います。先日,モチベーションを維持するために,友人と毎週,勉強の進捗をチェックし合っている,という人の話を聞きました。私自身,ネットワークスペシャリスト受験時には,友人と,「過去問,どこまで解いた?」とか,「WANのいい本知ってる?」っていう感じで,時々情報交換をしていて,それはとってもやる気の維持につながりました。
何か外からの刺激になるものがあると,やる気が出てきます。
受け身で何かが起こるのを待つのも一法ですが,自分で意識してイベントを作り出してみるというのもおすすめです。
とりあえず,同じ会社や知り合いの同じ試験を受ける人と情報交換してみてもいいと思います。

勉強を続けるために,イベントを使う

わく☆すた,美月です。
今日は,私の周りがとてもきれいです。
なぜならば,昨日急に,友達が家に来ると言うことになって,一生懸命掃除したからです。^^;
普段,油断していると,私の机の周りは本で山積みになってしまっているのですが,すっきりすると,とっても気持ちがいいものです。
たまには,人が家に来るのも大切だな,と改めて感じました。
勉強でも,なにか締め切りとか期限があると,やる気になるものです。
中学や高校の中間テストや期末テストは,試験前になると一夜漬けでも,いろいろ勉強したものです。これが,テストがなくってただ淡々と授業が続いていたら,学力が維持できていたかどうか結構怪しいと思います。定期テストのたびに,ひととおり復習して勉強し直して,というきっかけがあったことが,学力が伸びる効果につながっていたんだいうことは,今改めてすごく感じます。
セミナーや勉強会に行くことは,イベントとして,「その日に確実に勉強できる」という効果があります。その上,単発のセミナーではなく,何回か続けてのイベントだと,「次の回までにこれを勉強しよう」ということにつながるので,さらに効果が期待できます。ですので,わく☆すたでは,3回コースの試験対策セミナーを今年度向けから開催しています。秋試験対策では,「ネットワークスペシャリスト対策3回コース」を開催しています。ちなみに,応用情報技術者試験対策は,私が翔泳社のオープン講座の方で講義いたしますので,よろしければご利用ください。
あと,セミナーでなくても,何かきっかけがあるといいと思います。先日,モチベーションを維持するために,友人と毎週,勉強の進捗をチェックし合っている,という人の話を聞きました。私自身,ネットワークスペシャリスト受験時には,友人と,「過去問,どこまで解いた?」とか,「WANのいい本知ってる?」っていう感じで,時々情報交換をしていて,それはとってもやる気の維持につながりました。
何か外からの刺激になるものがあると,やる気が出てきます。
受け身で何かが起こるのを待つのも一法ですが,自分で意識してイベントを作り出してみるというのもおすすめです。
とりあえず,同じ会社や知り合いの同じ試験を受ける人と情報交換してみてもいいと思います。

過去問解説の教材の選び方

わく☆すた,美月です。
いよいよ明日6月11日(金)正午に,午後の解答例発表ですね。この時期になると,自分の書いた解答なんか忘れてそうですが,もし問題用紙に残っていれば,チェックしてみてください。私自身,応用情報技術者試験を受けましたし,解答例も発表しましたので,どこまで合っているか,ドキドキしながらチェックしてみます。

ちなみに,過去問解説DVDは,解答例をチェックした後に撮影して,合格発表日の6月25日(金)までには発売する予定です。
解答例を見ると,どういう解答を想定していたか,という解答がわかります。そこで,「正解」を見て,採点者の意図がわかって,自分で理解できるなら,試験センターの「過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評)」の資料だけで,過去問演習はできると思います。
ただ,普通は,それで理解できるならすでに合格レベルですので,過去問集などの解説を使いながら,理解することになると思います。実は,過去問集の解答解説は,特に高度区分になればなるほど,本によって全然違いますので,自分に合った本を選ぶかどうかで,勉強の効率は大きく変わってきます。
正直なところ,過去問集には,合う合わないという以前に,「思いっきりハズレ」のものもありますので,安いからと行って選ぶと,痛い目をみることがあります。このあたりは,ブログなどで書くとあとが大変ですので,「合格への道標」ご購入者専用のシークレットページで書いてます。

ただ,自分の目で見極めれば,それほど見分けは難しくないと思います。
なるべく大きな本屋さんの,参考書が揃っているところに行って,解答解説を見比べてみてください。そのとき,午後問題を1問だけでも解いていって,その問題の解説を見比べると,違いがよくわかると思います。
ネットワークスペシャリスト試験だったら,最新の平成21年の午後1問1ぐらいを解いてみて,ちょっと難しさにへこみながら解説を読むというのがおすすめです。難しく書いてあるのを無理に読む必要はなくって,読んですっと頭に入って,理解できるようになるのが自分に最適な,いい解説です。
「難しい」という時には,内容が高度だからとは限らなくて,単に解説が難しく書いてあるだけだったりすることもあります。やさしく平易なんだけど,その問題がちゃんと理解できる,というのが最高だと思います。説明が下手とか,ひどい場合だと解説した人もわかってないということもあり得ます。
このとき,「本試験問題集」だけにとらわれず,普通の参考書の巻末についている過去1年分の解説なども見てみると,意外といい本に出会えたりするかもしれません。

あと,著者の人数が多い問題集だと,ある問題は秀逸だけど別の問題はひどい,ということもあることを頭に置いておくといいと思います。
ただ,本には紙面という限界があります。いっぱい説明したくてもし切れなかったり,「問題文のここを見ると書いてあるよ」というのを指し示しにくかったりします。私も過去問解説は書きますが,そのあたり,結構ジレンマは感じています。そこで,過去問解説用のDVD(NWDBSCAP)を作って,映像で詳しく解説することにしています。本を読んだりするのは苦手な人でも,気軽に楽しく勉強できればいいかな,と思って,耳から学習できる教材を作りたかった,というのもあります。ご利用の方からは,「テレビの代わりに流しとくと楽に勉強できる」という声もありました。
もしよろしかったら,選択肢のひとつとしてご検討ください。
高度区分になると,過去問演習は,大事なステップになります。無理に難しい教材で頑張ることもないので,ぜひ,自分にあった,最適な教材を補助に,楽しく学習していきましょう。

芸術的な趣味をもつ

わく☆すた,美月です。
4月に「「試験を受けること」の効用」の記事で書きましたが,私の趣味の1つに,油絵を描くというのがあります。
地元の展覧会に出すつもりで,ずっと書き続けていたのですが,今日やっと完成しました。
せっかくなので公開しちゃいます。
題名は「季節はずれのサンタクロース」です。

20100609santa

まだまだ未熟なので,ちょっと恥ずかしいですが,よろしければごらんください。
私にとって,絵を描くのはとっても楽しいことの一つです。
普段の仕事と全然関係ない趣味があると,心がリフレッシュされて,気分転換にもいいです。それも,絵を描いたり,楽器を演奏したりと,創造性を発揮するようなものだと,いろんな刺激や知見が得られます。
ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」に,ハッキング(プログラミング)と絵画や音楽には共通点が多いということが書かれていますが,創造的なことは,他の創造的なこととつながっているのです。
友人の凄腕プログラマは,仕事でもすごいのですが,オーケストラの一員としてフルートを吹いていたりします。クラシックが趣味で,演奏もする方が,IT関連では結構多いような気がします。そういえば,先日出会ったオペラ歌手の方が,「実は私,元SEで,特種持ってるんですよ。」と言われてびっくりしました。
そして,芸術的な趣味は,全然別の側面で,とてもいい効用があります。
私は絵画教室に通っているのですが,そこでの会話が,前向きでとても楽しいのです。
人の噂話や悪口などは全然なく,海外旅行に行った話とか,美術館を見てきた話とか,なぜかiPadの話題とか,いろいろ出てきてポジティブな気分になれます。
人間関係という意味でも,リフレッシュできるのです。
会社の愚痴や噂話などに辟易としている方,自分に居場所がないと感じている方は,普段とは全然違う場所に行くことによって,全然違う自分になれる可能性があります。
特に,自分が好きなことの趣味は,話題がいろいろ出てきて楽しいと思います。
もちろん,どんな趣味でもOKですし,場所にもよるのかもしれませんが,今の仕事とは全然別のところに居場所を作るのは,精神的にもとてもいいんじゃないかな,と感じています。
絵を描くことなどは,紙と鉛筆があればすぐにでもできます。
音楽がやりたかったら,歌うことなら今からでもすぐできます。
これを読んでやりたくなっていたら,芸術的な趣味,おすすめです。

どうすれば理解できるか(2)

わく☆すた,美月です。
昨日,「どうすれば理解できるか(1)」で,まず,「理解できるレベルまでさかのぼって学習する」ことについてお話ししました。
今日は,それとはもう一つ,別の視点から,理解できるようになる方法をお話したいと思います。
それは,「とりあえず,わからないことでも飼っておく」ことです。
以前,「資格試験に共通の勉強法」でも紹介しましたが,わからないことを,わからないなりに頭に置いておくというのは,実力をアップさせる上でとても効果があります。
勉強するときには,その場で理解しながら,納得しながら勉強する,そして理解できないならもっと前のステップに戻って学ぶというのは基本だと思います。でも,完全に100%理解しようとすると,勉強が前に進まなくなってしまいますし,ある程度わかれば次に行ってもいいのかな,とは考えています。
わからないことを,「これがわからなかった」ということを認識しながら,それを疑問点として頭の中に入れておきます。そうすると,ある瞬間にふと「わかった!」という感覚がやってくることがあるのです。
例えば,私は,マスタリングTCP/IPを読んでいて,ルーティングの部分がいまいちよくわからなかった,ということがありました。「全体的には大体わかるけど,このルーティングの章はなんか理解しづらいなぁ」と感じつつ,それでも読み進めてひととおり学習しました。
それが,一気に腑に落ちたのは,その後,CCNAの勉強をしているときでした。ルータの実際の設定例や,具体的なコマンドを学習しているうちに,感覚的に「ルーティング」というものが理解できるようになりました。その後,実際に仕事で機器を設定したりして,ルーティングの流れが感じられると,むしろこのあたりは得意科目になりました。
そんな感じで,別に全部理解しようとしなくても,その場は「わからないけどとりあえず進む」というやり方も有効です。
ただ,わけもわからずに,ただいっぱい覚えるのは,逆効果になることも多いです。
人間,機械的な暗記能力にはキャパシティが決まっているので,わからないで飼っておくものの分量が多すぎると,オーバーフローしてしまいます。ですので,ある程度の数は「わからない」ということで済ませていてもいいですが,ほとんどがそれだと,学習効率は格段に落ちてしまうと思います。
ですので,基本は,「理解できるレベルの学習」です。80%ぐらいは,読めばわかる,聞けばわかるぐらいの学習は,やっていて面白いですし,とても効率的だと思います。100%わかるならやさしすぎますし,50%以下だと,苦痛の方が多くなってしまうと思います。
基本,理解できる部分から学習しつつも,わからなかったらしばらくは頭で飼っておく,ぐらいの学習が,楽しく効率的に学習を進めるときにはおすすめです。

どうすれば理解できるか(1)

わく☆すた,美月です。
「読んでもわからないものを,どうやったら理解できるのか」というのは,確かに試験勉強を行う上で,大事な問題だと思います。
これに対する私の意見は2つありますが,まず一番確実なのは,「理解できるレベルの勉強をする」ということです。
昔,大学入試の時には,学校で渡される副読本としての参考書が,すごく難しくって苦労しました。英語の文法書で,無味乾燥で全然面白くない。そして,言ってることがなかなか理解できない。でも,学校のテストではそれが出題範囲になって出てくるので,イヤイヤながらも勉強していました。
でも,あるとき,本屋で「英文法講義の実況中継」という本を見つけました。この本は,私が訳がわからないと思っていた英文法を,テンポ良くわかりやすく解説していて,とっても読みやすく面白い本でした。何より,頑張らなくても順に,普通に理解できるのが楽しかったのです。今は,「NEW・山口英文法講義の実況中継 改訂新版」として改訂されているようですが,当時の私には救世主のような本でした。
高校2年生の時でしたが,以来,英文法だけは得意になって,それにつられて苦手だった英語があまり苦手ではなくなりました。
私が高校生だった頃には,難解な参考書が多くって苦労しました。最近の参考書コーナーに行くと,「わかりやすく」解説した本がいっぱいあって,うらやましいなぁ,とすごく感じます。実況中継シリーズも各教科そろってますし,図解たっぷりで,勉強していても楽しそうです。
そして,その「わかりやすい本」の流れは,情報処理技術者試験の勉強にも,確実に来ているなぁと感じます。
10年前の情報処理技術者試験の参考書には正直,難しくって読んでわからないものが多かったです。というか,ネットワークスペシャリスト向けの参考書なんか,全部がそうだったように記憶しています。そんなとき,参考書ではない「マスタリングTCP/IP 入門編」という本に出会って,わかりやすくネットワークが解説されていることに,感動しました。そして,この本で基礎力をつけてから勉強すると,試験問題にも太刀打ちできるようになりました。
ただ,今は,ネットワークスペシャリスト向けの参考書にも,わかりやすいものが出てきています。わざわざ,難解に書かれているものを選んで,勉強に苦労する必要もないのかな,とは思っています。
他の試験区分もそうですが,10年前に比べると選択肢が広がって,入門向けの本が多くなったように感じています。
本屋で立ち読みしてみて,「自分が読んですんなり理解できる」レベルの参考書や専門書を選んでみてください。
また,読んでもわけがわからない,という場合には,基礎知識が不足しているためにわからない,ということも良くあると思います。そういったときには,わざわざ難しいことに挑戦せず,ひとつ前のレベルの試験にさかのぼって学習されることをおすすめします。
例えば,第二種情報処理技術者試験に昔合格していても,今の基本情報技術者試験に受かるとは限りません。自分が,今の試験区分で苦労していると感じたら,もう一度基礎から勉強し直してみる,というのもひとつの方法です。
勉強は,難しいことを苦労しながら覚えてやるものではありません。スモールステップで,確実に段階を踏むと,勉強を楽しみながらレベルアップできます。
試験まで4ヶ月ある今の時期なら,まずは「自分のレベルにあった」「読んで素直に理解できる」本で勉強してみてください。

機械的に暗記することの弊害

わく☆すた,美月です。
私が,とても悲しいと感じていることがあります。
それは,「機械的暗記マスター」の存在です。
機械的暗記マスターとは,私が作った造語ですが,「意味もわからず,ただいっぱい丸暗記している人」です。過去問などを完璧に暗記していたり,試験に出てくる用語は全部覚えているのですが,ちょっと聞き方をかえると,とたんに答えられなくなります。
最初に見かけた時には,そういう人もいるのかな,というぐらいだったのですが,結構頻繁に出会いますし,一生懸命勉強している人にほど多いので,無視できないような気がしています。
意味もわからず,ただ丸暗記しても,基本情報技術者試験ぐらいだったら,合格できると思います。大量の暗記ができるひとだったら,応用情報技術者試験,もしかしたら高度区分までいけるかもしれません。ただ,こうやって得た知識は,もっと上のレベルの勉強をしようと思ったり,実務で使おうと思ったときには,弊害になるのです。
私は,「暗記することが勉強の中心」だとは思っていません。
もちろん,暗記は必要ですし,暗記をいっぱいすることで量から質への転換,というのは起こると思ってはいますが,基本的に,覚えただけではあまり実際に使えません。学習というのは,私は「行動が変化するような学び」だと思っていますので,ただ覚えていても,社会人の学習としては不足だと思っています。
また,「勉強をすれば,それだけでしなかったよりも前に進んでいる」とも思っていません。なぜなら,機械的な暗記は,学習に対して「負の干渉」を行うこともあるからです。
このあたりの理論的なことは,「間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないか」に詳しく書いてあります。
ひとことでまとめると,理解していない無意味材料は,新しい学習を阻害することがよくあるということです。
機械的に覚えていると,「あ,それはもう知ってる」となって,新しく学習することを妨害します。
例えば,EV(アーンドバリュー)の考え方,やり方を説明しようとして,私が問題を出すと,「機械的暗記マスター」はそれを,「あ,平成14年のソフ開の午後1問2ですね」といって,答えだけ完璧に書きます。で,自分は出来た,と勘違いして,知ってる気になります。その後,講義でEVの説明をしても,「自分は知ってる」と思ってるので,聞き流して終わりです。
これだと,いつまで経っても,知識が積み重なっていきません。
新入社員研修で,私が手こずるのは,専門学校などで「答えを丸暗記」して,基本情報技術者試験に合格してきた方です。「覚えた知識」が邪魔して新しく学習することをやめるので,逆にできなくなって落ちこぼれる,ということもよくあります。それだったら,まっさらな状態の方が,伸びが早いのです。
もちろん,一度,「自分は暗記しているだけで,理解していなかった」ということに気づいて今までの機械的暗記の知識を手放すと,こういう人は上達は早いです。一度入った知識は,再構築されやすいので,その後理解しながら学習すれば,一からよりはもちろん早く学習できます。
私自身,第二種情報処理技術者(今の基本情報技術者)試験は丸暗記して受かったので,後で苦労しました。その後それで覚えた知識はいったん全部手放して,理解しながら勉強をしていったので,なんとか次のレベルにつないでいけた,という感じです。
情報処理技術者試験は,暗記だけでいける試験ではありません。頭が良くて国語力があって,問題文から答えを推測する力のある人は,暗記しただけで合格できるかもしれませんが,それはホントに希な例だと思います。筆記試験という制約があるので,暗記して点数が取れることはあるとは思いますが,本来,実務能力を問う試験なので,そんなことをしての合格を,試験センターも望んでないと思います。
なんか,今日はネガティブになってしまいましたが,情報処理技術者試験で,「機械的に暗記する」は,私は基本的におすすめしません。上のレベルの勉強を始めたときや,実務で使う時には,丸暗記はかえって弊害があることもある,というのは頭に入れておいて欲しいな,と思います。

過去問は,なるべく覚えない

わく☆すた,美月です。
情報処理技術者試験の勉強をするとき,特に高度区分では,過去問演習はとても重要な勉強になります。過去問で傾向をつかんで,「こういう風な問題が出る」ということと,その「解き方」を学ぶことは,試験対策で必須といってもいいと思います。
ただ,過去問は,覚えてもあまり意味がありません。
よく,ネットワークスペシャリスト試験などでは,「過去問だけ完璧」という人がいます。問題を見ると,「あ,平成○○年の問題ですね。」と即答できて,そして,完璧な,解答例に載ってる解答を書く人がいます。こういう人は,たいがいの場合,何年も合格できてなかったりするのです。
それは,「答えだけ」覚えていて,解き方がわかっていないからです。
この勉強の仕方をしても,午前試験は合格できるかもしれません。午前の多岐選択式は,過去問の再出題が半分以上ですので,完璧に覚えれば,合格点は取れると思います。
でも,午後はそれでは通用しません。過去問と「全く同じ問題」が出ることは,ありえないからです。
ただ,午後問題は,解き方さえ理解しておけば,「同じ解き方の問題」は結構出てきます。また,ちゃんと基本的なことを理解していて,答えの導き方が身についていれば,初めての問題でも,解けるようになるものです。解答解説の本をしっかり読んだり,DVDで聞いたりして,「どのように導かれるのか」を理解してください。これがわかって身につけば,応用が利くようになってきます。
「過去問は覚えたので,予想問題を解く」という人がよくいます。
でも,過去問を覚えてしまうのは,正直,もったいないかな,と思ってます。答えを覚えるのではなく,問題演習をして,解き方を理解して,そのまま忘れて,しばらくしてから再度解き直してみる。というのを,3~5回ぐらい繰り返せば,解き方がしっかり身につくと思います。
何度も繰り返して練習できるようにするためにも,過去問はなるべく「覚えない」のがおすすめです。
予想問題だと,問題の質がどうしても本試験問題より落ちるので,勉強にはあまり向かないと思います。
暗記することが勉強だとは限りません。
そして,情報処理技術者試験は,暗記していることを問われる試験ではありません。「理解できて,応用できる」ことを問われる試験です。
ぜひ,「暗記しない」勉強法も,試してみてください。

新しい言語でプログラミングをやってみる

わく☆すた,美月です。
最近,久しぶりに開発してます。PHP&MySQLでWebシステム作ってますが,なにげに苦戦してました。といっても,日本語変換がうまくいかない部分にひっかかってただけですが。うまく動き出すと楽しくって,いろいろ学ぶのが面白くなります。私は,プログラミングが大好きなので,プログラム作ってる間は幸せです。
今回,PHPでのシステムは初めてだったので,いろいろ本で調べながらやってました。そこで,意外と役だったのが,「Head First PHP & MySQL ―頭とからだで覚えるWebアプリケーション開発の基本」でした。
プログラミング言語って,共通の部分も多いので,1つ知っていれば結構応用はききます。でも,それで「他の言語もOK」だと思ってしまうと,思わぬところで落とし穴があったりします。新しい言語をやるときには,軽くでいいので,ひととおり本などで勉強すると,後がスムーズです。
そこで,「Head First PHP & MySQL ―頭とからだで覚えるWebアプリケーション開発の基本」を使って学習してたのですが,順を追ってプログラミングしながらやっていくと,すごくスムーズに頭に入ります。
単純に言語の解説だけじゃなくって,「この仕組みだと何がいいのか」とか,「サーバーとクライアントとのやりとりの仕方」など,原理的なところも詳しく書いてあります。なんといっても,入門書なのにちゃんと「Webアプリケーションのセキュリティ」について詳しく触れられているところが素晴らしいです。この本読んだら,SQLインジェクションの仕組みがよくわかりますし,Webアプリケーションセキュリティの基礎としてもいい感じです。
改めて,PHPでプログラミングしてみると,よくセキュリティの専門家の友人が,「PHPは危ない」と言っていた感覚はよくわかります。気をつけてセキュリティを意識したプログラミングをしないと,確かに危ない感じではあります。実際にプログラミングすることで,感覚的に理解すると言うこともあるのだと思います。
プログラミングが嫌いなら,無理にやる必要はないかな,とは思っていますが,一度やってみると,感覚的に理解できて,勉強は格段にやりやすくなると思います。
応用情報技術者試験のアルゴリズムは,プログラムを組んでみるのが正攻法で,結果的にはそれが一番近道のような気がします。情報セキュリティスペシャリストの人も,セキュリティを意識したプログラミングは,問題を解く上でとても役立ちます。ネットワークスペシャリストだったら,Webアプリケーションを1つ作ってみると,ネットワークの上の階層(アプリケーション層~トランスポート層)あたりの理解が深まると思います。
このとき,自分の知ってる言語じゃなくって,新しい言語でやると,視点が変わって得られるものが大きいです。
時間がかかることなので,無理にやることではないですが,時間に余裕があったり,仕事で使う機会があるのでしたら,自分の器を広げるためにも,新しい言語でのプログラミング,おすすめです。

記録を取るとやる気が出る

わく☆すた,美月です。
我が社(わく☆すた^^;)にiPadとiPhoneが来て,大分仕事の仕方が変わりました。
ToDoとスケジュールが紙の手帳なしで共有するようになったので,仕事の管理がすごくやりやすくなりました。今月の経営会議も,iPadとノートパソコンで情報を共有しながら,ペーパーレスで実施です。
個人的には,iPhoneでToDoリストを持ち歩いて,終わったらすぐチェックできるのが便利で好きです。
そして,これは勉強じゃないのですが,iPhoneアプリと連携できる,「RunKeeper」というサイトがあります。
iPhoneのGPS機能を利用して,走った距離やペースを記録するものです。Googleマップ上に,走ったコースが表示されて,毎日のランニング記録が,イメージでよくわかります。この記録を見るのが楽しくって,最近は毎日,少しずつ走ってます。
あと,私は,毎日の体重と体脂肪率を記録して,グラフにしています。これは単純にExcelで作った表に書き込むだけですが,記録していると,日々の様子が把握できていいです。これでやせるとまでは行ってないですが,太ることを防止している感じです。
ここでやっと勉強の話ですが,勉強も,「やったことを記録する」と,やる気が出ます。
この間,きちんと「勉強記録」を作って管理している人がいて,すごいなぁと感心したのですが,記録を残すとやる気が出てくるので,これは勉強法として有効です。
私自身は,結構ものぐさなので,問題集をやるときに,表紙の裏に「チェック表」を作ります。過去問集だったら,午後1,午後2の問番号をずらずらと並べて書いておいて,解き終わったらその日の日付を入れて完了させます。これだけでも,勉強した分量が目に見えるので,モチベーション維持に役立ちます。
もっと簡単なのだと,参考書の「目次」に,やった日付を入れるというのもあります。なんとなく読み進めているより,チェックしながらやると,とてもやった気になるから不思議です。
記録を取っておくと,自分のやる気の周期や,やれる分量がつかめてきて,その後の計画を立てるとき,より実現可能な計画を立てやすくなります。PDCAサイクルをうまく回す意味でも,記録をとることはおすすめです。
勉強を始めるにあたって,やったことを記録する方法を考えてみましょう。
「これだけやったんだ」という思いは自信につながりますし,きっと合格に,役立つと思います。

記録を取るとやる気が出る

わく☆すた,美月です。
我が社(わく☆すた^^;)にiPadとiPhoneが来て,大分仕事の仕方が変わりました。
ToDoとスケジュールが紙の手帳なしで共有するようになったので,仕事の管理がすごくやりやすくなりました。今月の経営会議も,iPadとノートパソコンで情報を共有しながら,ペーパーレスで実施です。
個人的には,iPhoneでToDoリストを持ち歩いて,終わったらすぐチェックできるのが便利で好きです。
そして,これは勉強じゃないのですが,iPhoneアプリと連携できる,「RunKeeper」というサイトがあります。
iPhoneのGPS機能を利用して,走った距離やペースを記録するものです。Googleマップ上に,走ったコースが表示されて,毎日のランニング記録が,イメージでよくわかります。この記録を見るのが楽しくって,最近は毎日,少しずつ走ってます。
あと,私は,毎日の体重と体脂肪率を記録して,グラフにしています。これは単純にExcelで作った表に書き込むだけですが,記録していると,日々の様子が把握できていいです。これでやせるとまでは行ってないですが,太ることを防止している感じです。
ここでやっと勉強の話ですが,勉強も,「やったことを記録する」と,やる気が出ます。
この間,きちんと「勉強記録」を作って管理している人がいて,すごいなぁと感心したのですが,記録を残すとやる気が出てくるので,これは勉強法として有効です。
私自身は,結構ものぐさなので,問題集をやるときに,表紙の裏に「チェック表」を作ります。過去問集だったら,午後1,午後2の問番号をずらずらと並べて書いておいて,解き終わったらその日の日付を入れて完了させます。これだけでも,勉強した分量が目に見えるので,モチベーション維持に役立ちます。
もっと簡単なのだと,参考書の「目次」に,やった日付を入れるというのもあります。なんとなく読み進めているより,チェックしながらやると,とてもやった気になるから不思議です。
記録を取っておくと,自分のやる気の周期や,やれる分量がつかめてきて,その後の計画を立てるとき,より実現可能な計画を立てやすくなります。PDCAサイクルをうまく回す意味でも,記録をとることはおすすめです。
勉強を始めるにあたって,やったことを記録する方法を考えてみましょう。
「これだけやったんだ」という思いは自信につながりますし,きっと合格に,役立つと思います。

応用情報技術者試験受験のすすめ

わく☆すた,美月です。
今日,テクニカルエンジニア(ネットワーク)(現:ネットワークスペシャリスト)とテクニカルエンジニア(データベース)(現:データベーススペシャリスト),そして情報セキュリティスペシャリストを持ってる人と話をしていて,「応用情報技術者試験は,難しいので取れない」という話になりました。

えっと。。。ネットワークとデータベースとセキュリティが満点なら,それだけで午後は48点確保できますが。。。そんなに難しいですか?
と言っても,「アルゴリズムができないから,無理」とのことでした。
どうも,昔の「ソフトウェア開発技術者試験」に落ちたトラウマがあるようです。確かに,ソフトウェア開発技術者試験の時には,開発のスキルを中心に問われるので,アルゴリズムができないとかなり厳しい試験でした。

ただ,以前「応用情報技術者試験とソフトウェア開発技術者試験は違う」でも書きましたが,応用情報技術者試験は,そんなにアルゴリズムのウェイトが高くありません。単純に,配点割合でも,午後1で100点満点中24点で,午後2で100%アルゴリズムの可能性があったのが,午後で100点満点中20点になって,重要度は減ってきてます。アルゴリズムを避けて経営戦略に行くこともできますし,他で満点を取れば,アルゴリズムが0点でも合格できます。
それに,私が見る限り,応用情報技術者試験のアルゴリズムは,ソフトウェア開発技術者試験のものに比べて,かなり易しくなっています。個人的には,歯ごたえがなくてつまんない,っていうぐらい,定番のアルゴリズムで,内容的に簡単になってます。多分,「バリバリの開発者でなくても解けるように」という配慮なんだろうな,と感じてます。
このレベルだったら,特に開発の経験は必須ではありませんし,練習して慣れていけば,十分解けるようになると思います。
昔,ソフトウェア開発技術者試験で挫折して,高度区分に受かった人だったら,結構楽に応用情報技術者試験に受かるんじゃないかな,って思います。そして,ソフトウェア開発技術者に受からずに,何年も一足飛びで高度区分に挑戦し続けてる人だったら,1回ぐらい回り道して,応用情報技術者試験を受けてみるのもいいんじゃないかと感じています。
基本情報技術者試験に受かって,高度区分に受からない時,というのは,その間の基礎力に不足がある場合がほとんどです。一度,応用情報技術者試験レベルを振り返ってみると,抜けていた部分に気づきやすくなると思います。
それに,段階を飛び越して失敗し続けると,だんだん自分に自信がなくなってきます。一足飛びに高度なことをやるより,まず応用情報技術者試験レベルを確実にした方が,最終的には早く目的の資格を取ることができると思います。
また,冒頭にあったような,ネットワークスペシャリストなどの資格を持っていても,他の論文系の高度区分に受からない,という方は,応用情報技術者試験レベルを振り返ってみると,突破口が開けることがあります。意外と,応用情報技術者試験の勉強内容はよくできていて,全分野学習すると,ひととおりITの全体像が見渡せるようになります。
最近,勉強に行き詰まりを感じている方には,応用情報技術者試験の受験,おすすめです。
基本情報技術者試験に受かっていて,応用情報技術者試験にまだ合格されてない方はどんな方でも,一度,応用情報技術者試験を受験してみませんか?
意外と,新しい自分を発見できるかもしれません。

ITパスポート試験で基礎をざっと勉強する

わく☆すた,美月です。
けんけんのところに,情報処理技術者試験の合格証書が届きました。今年は,息抜きってことで「ITパスポート」を受験したのですが,合格証書に成績が印字されていました。「ストラテジ系,マネジメント系,テクノロジ系」のそれぞれの点数が書いてあって,何点で受かったかがわかるようになっています。
受かると,記念品「ITパスポート」が発行されるみたいですし,なにげに楽しそうです。せっかくなら,高度区分にもこういうパスポートがあったら,持ち運べて面白いのにな,と思います。
もうちょっとして,CBTになったら,私も受けてみようかな,って思ってます。
今回,ITパスポートの試験問題を見てみたのですが,なにげに全分野網羅していて範囲が幅広いですし,問題も面白いです。技術者からみたら当たり前のことを聞いてる感じですが,それでもちゃんと「わかってないと解けない」うまい問題作りだと思います。ちゃんと,「基本を理解しているかどうか」を問うための,本質的なところをついてきます。
なので,受験するかどうかはともかく,ITパスポートの勉強をして,問題演習をしてみるって,なにげに基礎を固めるのに役立つんじゃないかと思います。いきなり高度なことを勉強すると苦痛ですが,最初の一歩で基礎からなら,比較的楽に勉強が進められます。
最近,企業研修などでよく見かけるのが,いきなり高度区分を受験する人です。
多分,30代,40代になってくると,ITパスポートや基本情報技術者試験からは受けづらい,というのがあるんだとは思います。ただ,こういう人の共通点として,専門分野以前の内容がわかっていないので,勉強が「ただ覚える」だけになっているのです。
以前,情報セキュリティスペシャリストの講座で,SSLについての質問を受けました。そこで,「OSI階層モデルのトランスポート層とセション層の~」と説明すると,「じゃあ,OSI階層モデルというのを覚えればいいんですね。」と返されました。正直,その状態だと,覚えても無理です。
情報処理技術者は,範囲の内容を丸暗記しても合格できません。午前ぐらいはそれでいけるかもしれませんが,午後の記述は無理です。ちゃんと技術や考え方を理解しないと,太刀打ちできないと思います。
理解するためには,基本をわかっていないと,理解が積み重なっていかないのです。
なので,別に試験を受けなくてもいいので,基礎の勉強をざっとでもいいのでやっておくといいと思います。理想は応用情報技術者試験レベルまでやることですが,基本情報技術者レベルでも,高度区分を理解するぐらいだったら大丈夫です。
まったくの初心者だったら,ITパスポートレベルの勉強をするだけでも,理解度は大分変わってくると思います。
秋のネットワークスペシャリストや情報セキュリティスペシャリスト試験に受かりたくて,ITの基礎がないんだったら,6月ぐらいまでには,ITパスポートレベルの内容は,最低限クリアしておく必要があります。
ITパスポートだったら,やさしくて役立つ参考書もいっぱいでていますし,軽く楽しむつもりで勉強してみてください。
急がば回れ。基礎が身につくと,その後の勉強はきっと早いと思います。