株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 76/91

中途半端でやめてもいい

わく☆すた,美月です。
昔,途中まで読んで投げていた本を見直してみると意外と面白くって,一気に読み切ってしまいました。昔はよくわからなかった部分が,知識が身についたことで,面白く感じられるようになったからだと思います。
ずっとほったらかしていたけど,それでも別に良かったんだな,となんとなくほっとしました。
「最後までやり遂げる」というのは,とても素晴らしいことだと思います。
1つのことを,あきらめずに最後までやり遂げることは,その後の人生に糧となる,大事な経験となります。
ただ,「絶対最後までやらなければ」ということにとらわれると,かえって足枷になることも多いなぁ,というのを,最近すごく感じています。特に,勉強に関しては,中途半端に,途中やめしても,やらないよりはずっといいです。「わからないところがわかる」だけでも,大きな進歩になります。
「やるからには,最後までやらなければならない」という心構えは,ちゃんとやれるときはいいのですが,そうでないときには逆のプレッシャーになります。「最後までできないんだったら,やらない方がいい」という言い訳につながって,全然やらなくなってしまうなら,中途半端でも,やった方がいいです。
脳ってのは,面白いもので,やりかけで放っておくと,完了させようと勝手に頑張ります。脳に質問を投げかけておくと,意識していない間も一生懸命,考え続けているそうです。なので,中途半端になっていることは,ほうっておいたら,何となくできるようになっていることも多いものです。
数学の力などは,しばらく放っておいたら勝手に上がっていて,以前は難しかった問題が簡単に解けるようになってる,というのは良くある話です。
参考書などで勉強する時に,「この参考書を絶対読み切ろう」という気合いの入れ方をすると,失敗する可能性が高くなります。「この本使えなさそう」と思ったら,さっさと別の本に切り替えた方が効率的ですし,参考書を読み切ったところで,合格する実力がつくとも限りません。「できるかぎり読み進めてみよう」ぐらいの感じで,できるところまでやっていく,というぐらい気軽な方が,続けられたりします。
勉強は,途中でやめても,スタート地点に戻るわけではありません。
中途半端でも,やればやっただけ身につきます。ですので,途中での挫折は全然かまわない,ぐらいの気持ちで,気軽に勉強を始めてみるのがおすすめです。

中途半端でやめてもいい

わく☆すた,美月です。
昔,途中まで読んで投げていた本を見直してみると意外と面白くって,一気に読み切ってしまいました。昔はよくわからなかった部分が,知識が身についたことで,面白く感じられるようになったからだと思います。
ずっとほったらかしていたけど,それでも別に良かったんだな,となんとなくほっとしました。
「最後までやり遂げる」というのは,とても素晴らしいことだと思います。
1つのことを,あきらめずに最後までやり遂げることは,その後の人生に糧となる,大事な経験となります。
ただ,「絶対最後までやらなければ」ということにとらわれると,かえって足枷になることも多いなぁ,というのを,最近すごく感じています。特に,勉強に関しては,中途半端に,途中やめしても,やらないよりはずっといいです。「わからないところがわかる」だけでも,大きな進歩になります。
「やるからには,最後までやらなければならない」という心構えは,ちゃんとやれるときはいいのですが,そうでないときには逆のプレッシャーになります。「最後までできないんだったら,やらない方がいい」という言い訳につながって,全然やらなくなってしまうなら,中途半端でも,やった方がいいです。
脳ってのは,面白いもので,やりかけで放っておくと,完了させようと勝手に頑張ります。脳に質問を投げかけておくと,意識していない間も一生懸命,考え続けているそうです。なので,中途半端になっていることは,ほうっておいたら,何となくできるようになっていることも多いものです。
数学の力などは,しばらく放っておいたら勝手に上がっていて,以前は難しかった問題が簡単に解けるようになってる,というのは良くある話です。
参考書などで勉強する時に,「この参考書を絶対読み切ろう」という気合いの入れ方をすると,失敗する可能性が高くなります。「この本使えなさそう」と思ったら,さっさと別の本に切り替えた方が効率的ですし,参考書を読み切ったところで,合格する実力がつくとも限りません。「できるかぎり読み進めてみよう」ぐらいの感じで,できるところまでやっていく,というぐらい気軽な方が,続けられたりします。
勉強は,途中でやめても,スタート地点に戻るわけではありません。
中途半端でも,やればやっただけ身につきます。ですので,途中での挫折は全然かまわない,ぐらいの気持ちで,気軽に勉強を始めてみるのがおすすめです。

資格試験は「競争」ではない

わく☆すた,美月です。
最近しみじみ感じることは,資格試験は別に,「競争」じゃないなぁ,ということです。
私はマラソンとか駅伝とか好きで,お正月の箱根駅伝とか,一生懸命見ます。国際マラソンとかも,「日本頑張れ~」って感じで,夢中で応援しています。
こういう,競争の世界って,1位がしっかり決まって,誰かが勝つと誰かが負けるというのがはっきり決まっています。金メダルと銀メダルで生涯年収は何倍も違う,という話も聞いたことがあります。
箱根駅伝などでは,優勝もそうですが,シード権(来年の出走権)争いの10位の取り合いもまた熾烈です。こういう数が限られているときの競争は,本当に大変そうだなぁ,と感じます。それが見ていてワクワクする,というのもありますし,そういう競争が好き,というのも,人間の本能としてある程度あるのかな,とも思います。
ただ,無理して競争しなくてもいいことも,いっぱいあると感じています。
特に,情報処理技術者試験をはじめとした資格試験は,競争ではありません。基本的に,「各試験区分で60%以上の正答」で合格です。別に,隣の人が調子悪かったからと言って,自分が合格しやすくなるわけではありませんし,みんな合格点が取れれば,みんな合格です。
教育実習に行った時にしみじみ思ったのですが,入学試験以外のテストというのは,基本的に競争ではありません。あることを勉強した後で,「勉強したことがちゃんと身になったかな?」というのを試してみるのがテストです。
ですので,先生の立場としては,「みんなができる」ことを強く望んでいます。みんなにいい点を取ってもらった方が,自分の教え方にも自信が持てますし,生徒も幸せです。
決して,「悪い点を取らせて落ち込ませよう」とは考えていないものです。
なんとなく,入学試験のイメージが強いと,「競争して勝ち抜く」イメージが,試験にはつきまとうと思いますが,本来,試験は,その人の到達度を見るものです。
ちゃんとその試験が想定しているレベルに到達すれば,合格できるのが資格試験です。
情報処理技術者試験は,ペーパーテストという制約があるので,読解力や手書きでの文章力など,IT以外の部分も合否に関わってきますが,それも含めて一定のレベルに達すれば,合格はできます。
高度区分は合格率が十数%ですが,それでも,特別な人しか合格出来ないわけではなく,各試験区分で6割取れる力さえ身につけば,みんな合格出来ます。
ですので,周りの人をライバル,と思うより,一緒に勉強する仲間,と考えるのがおすすめです。
人を気にするより,まず自分の実力を身につけていきましょう。

高度区分の試験はお得?

わく☆すた,美月です。
私は,情報処理技術者試験は,免除資格があっても,必ず午前1から受けるようにしています。
なんとなく,その方が「お得」な気がするからです。
同じ値段払って受験するなら,わざわざ免除にして受験種目減らさなくっても,いっぱい受けて採点してもらった方がいいよね,って考えてます。
情報処理技術者試験が不思議だなって思う点は,全区分同じ値段なことです。
ITパスポートみたいに午前試験がなくっても5,100円なのに,ITストラテジストは論文の採点まであるのに同じ5,100円です。これが,他の試験だったら,例えば簿記試験だと,3級は2,500円だけど1級は7,500円っていう感じで,全然値段が違ったりします。
だったら,高度区分を受験するのはお得だな,って思ってます。
これは私の個人的な考え方で,「お金出して試験受けるんだから,いっぱい受けた方がお得」って感じてます。逆に,試験を受けるのが苦痛だと,「なるべく少ない試験科目で受かった方がお得」という考え方もあるとは思います。
情報処理技術者試験の高度区分は1日仕事ですし,めいっぱい頑張ると疲れる,ってのもありますしね。
ただ,せっかくなら,「高度試験はいっぱい試験科目があってお得だな」と思っておいた方が,楽しく受験できるように感じています。
実際,採点の人件費や会場費など,かかっている経費を考えると,高度区分の方が明らかにお得です。高度区分は,経費を考えると赤字で,ITパスポートとか基本情報とかのマークシート試験での利益で補っている,という噂も聞いたことがあります。
受かったときの評価も高いですし。
受かった後の会社から出る報奨金なども,もちろん高度区分の方が高いですし。
ということで,高度区分の試験を受験するときには,「試験もいっぱい受けられて,受験料も安くってお得だな」って思いながら受けるのがおすすめです。

応用情報技術者試験の問題は,高度区分に役立つ

わく☆すた,美月です。
本日,わく☆すた公開セミナー,「データベーススペシャリスト3回コース」の初回を開催させていただきました。
ご参加いただいた方々,ありがとうございました。
3回コースは,来年に続きます。途中からの参加,およびDVDでの参加も大歓迎です。これから来年春に向けて,じっくり学習していきましょう。
今日,セミナーの休憩中に話が出て,「そう言えば応用情報技術者試験の問題って,データベーススペシャリストの勉強にも役立つなぁ」と改めて感じました。
話題になったのは,応用情報技術者試験の今年の秋試験の午後問6設問3の,ER図を作成する問題です。以前の「応用情報技術者試験2009年秋 午後テクノロジ系 解答速報」で載せていたER図(公式の解答例とエンティティ名以外は同じです)が,結構奥が深くって難しい,という話でした。
答えのER図は,こんな感じでした。
      20091212cocolog_oekaki_2009_10_19_00_04
ぱっと見て,顧客→申込→参加者というリレーションがあるので,顧客→参加者というリレーションは冗長に見えます。でも,実は,この問題では,この「顧客→参加者」というリレーションは,ちゃんと意味があって必要なのです。
問題を詳しく見てもらうとわかるのですが,申込テーブルにある顧客番号は,そのツアーを申し込んだ申込者だけです。ですので,申込者以外のツアー参加者の情報は,顧客→申込のリレーションからは得られません。ですので,別に参加者用のテーブルを作って,そこに参加者全部の情報を残しておく必要があります。そのために,顧客→参加者という,申込を経由しない,直接のリレーションが必要なのです。
なんか,説明が長くなってしまいましたが,応用情報技術者試験の午後問題は,昨日のネットワークも,今日のデデータベースも,実はかなり奥が深い問題です。
高度区分を受験する人にも,役立つ知識がいっぱい詰まっています。
情報セキュリティスペシャリストを受験される方は問5と問9を,データベーススペシャリストを受験される方は問6を,エンベデッドスペシャリストを受験される方は問7を,プロジェクトマネージャを受験される方は問10を,システム監査を受験される方は問12を解いてみるのは,かなりおすすめです。
実際の高度区分の午後問題を解く前のウォーミングアップとして,一度解いてみると楽しいと思います。意外と,手こずるかもしれませんし,土台となる基礎を確認するのに,とてもいい問題だと思います。

解答例発表 -SSL-VPNの問題について-

わく☆すた,美月です。
本日12月11日(金)正午に,平成21年秋試験の,解答例が発表されました。試験から約2ヶ月,「もう自分が書いた解答は忘れたよ」って方も多いとは思いますが,一度解答を確認して,見直してみるのはおすすめです。
いくつかの区分をざっと見た限りでは,公式の解答例は,やっぱり妥当な答え,という感じがします。以前,解答例が発表されていなかった頃には,意見が割れたときに,確認する手段がなかったのですが,公式の解答例があることで,安心する部分が大きいです。
個人的には,以前「応用情報技術者試験2009年秋 午後テクノロジ系 解答速報」の記事の所で話題になっていた,応用情報技術者試験午後問5設問2案2が,アではなくウが正解でホッとしているところです。
この問題は,悪問というわけではなく,結構大事な部分で,受験者のレベルを測る問題だと思ってます。今後の受験にも役立つと思いますので,改めて説明しておきますね。
問題を知らない人に対して,簡単に概要を説明しますと,平成21年秋応用情報技術者試験の午後問5は,テーマがネットワークのリモートアクセスで,インターネット経由で携帯用PCを接続する方法に関する問題です。
3つ方法があるのですが,そのうちの案2は,SSL-VPN装置を使う方法です。
そこで,案2に関する記述として,解答群にまぎらわしいものが2つ出てきます。

 ア HTTP以外のアプリケーションの通信プロトコルには対応できない。
 ウ クライアント認証の有無は,サーバ側で設定できる。

ここで,知識があって理解していないと惑わされやすいのが,SSL-VPNではHTTP以外が使えない,という記述です。
SSLは,トランスポート層(正確には,トランスポート層のTCPの上で動く,トランスポート層とセション層の間)のプロトコルなので,その上に置くアプリケーションは,任意に選べます。HTTP+SSLでHTTPSですが,それ以外にも,FTP+SSLでFTPS,POP3+SSLでPOP3Sとなります。
そして,SSL-VPNの場合,VPNにSSLトンネルを利用するプロトコルです。
リバースプロキシ方式やポートフォワーディング方式,SSL-VPNレイヤ2フォワード方式など様々な方法があり,いろいろなプロトコルで通信する事が可能です。
応用情報技術者試験のレベルでは,難しいかもしれませんが,ネットワークスペシャリスト向けだと常識の範囲内といっていい知識になります。実際,今年秋のネットワークスペシャリスト試験では,POP3Sが出題されていますし,ちゃんとOSI階層モデルを理解しているかどうかを試す意味でも,高度区分では良く出題される部分です。
ちなみに,SSLでの認証で,クライアント認証(クライアント1台1台を証明書などで認証)を行うかどうかは,サーバが任意に決定することができます。なので,ウは何も問題がなく正しい答えです。
こういう問題をはじめ,今回の応用情報技術者試験の午後試験では,結構難易度レベルが高い問題が多かったように感じています。12問中6問と,問題が選べるようになった分,一つ一つの分野で問われることが深くなっているように感じています。応用情報技術者試験の勉強をするときには,自分が将来進みたい方向の分野を選んで,その分野は参考書のレベルを超えて,徹底的に勉強するというのも手かと思います。
どの分野も,6割の得点で良いことを考えると,そんなに深く知らなくても合格はできるように感じます。ただ,かなり大事な知識を問う問題も多いので,後から復習すると,とても勉強になると思います。
高度区分を受験する人が,基礎固めに応用情報技術者試験の午後問題を使うのもおすすめです。多分,ネットワークスペシャリストの受験者の方でも,今回の午後問5で引っかかる人も多いように感じています。
解答例も発表されましたし,春試験に向けての肩慣らしとしても,もう一度問題を振り返ってみるといいと思います。

いろんな人と会って話す

わく☆すた,美月です。
当初の予定より1週間遅れてしまいましたが,昨日12月9日,午後5時15分頃より,メールマガジン14号の発行をいたしました。登録しているはずなのに届いてない方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください。
現在は,Web上でのメルマガ登録,解除はお受けしておりません。登録,解除などのご要望がありましたら,わく☆すた事務局までメールでご連絡ください。準備が出来次第Webでの申し込みも再開する予定です。また,次回は12月23日(水)の発行を予定しています。
最近,同業者の方をはじめ,いろんな方々とお話する機会がありました。
新しい教え方や,新技術,最近の受講生の傾向など,いろいろ聞くことができて,とても楽しく,有益な時を過ごせました。お話ししていただいた方々,ありがとうございました。
わく☆すたでは,今月は,なるべく社内にひきこもるのをやめて,いろんな人に会おう,ということを目標に挙げています。ひとりよがりにならず,いろんな話を聞けるのは,ホントにためになるなぁ,と改めて感じています。実際に会って話をすることで,ネットや本などではなかなか理解しにくいことも,ちゃんと伝わります。
話していると,自分の中でも新しい発見がいろいろありますし,今後へのヒントがいろいろ得られます。
心理学の考え方の一つに,「認知的学習論」というのがあって,そこでは,「学習とは実践コミュニティへの参加の過程である」という考え方をします。人が集まる実践コミュニティに参加して,メンバー同士がお互いの尊重と信頼によって相互交流を行うことで,学習が進むという考え方です。
実践コミュニティというのは,サークルや大学の研究室など,何か特定のもので結びつけられた集団です。会社での部署やプロジェクトなども当てはまると思います。
人は,普段関わっている実践コミュニティの影響を,かなり受けているものです。そこで,意識的にも無意識的にも,その場での振る舞い方,考え方などを学習しています。ですので,同じコミュニティの中で固まっていると,なかなか新しい学習は起こりません。
出来る限り,いろんなコミュニティに行って,いろんな人と会って話すと,別の見方,考え方を学習できるのでおすすめです。
IT関連では,勉強会やセミナー,ある特定技術のコミュニティなど,いろんな公開のコミュニティがあります。日々の業務などに閉塞感を感じているようでしたら,ぜひ他の場所に出かけていって,新しい人と会ってみましょう。

「5分間」暗記法

わく☆すた,美月です。
今日は,ちょっとした「暗記の仕方」の紹介です。
情報処理技術者試験は,暗記すれば合格,という試験ではありません。合否を分けるポイントでは,理解や考え方が中心になります。
ただ,かといって,暗記を全然しなくていい,ということではなく,最低限の用語やフレームワークは,暗記しておく必要があります。例えば,ネットワークのOSI7階層は,はじめは覚えて頭にきっちり暗記させる必要があるものです。かけ算の九九のように,覚えてはじめて使いこなせるもの,というのも多いです。
ということで,暗記法の紹介です。
個人的には,暗記には極力,集中して時間を「とらない」ようにしています。暗記したいものがあるときには,紙に書いたり,または本をそのまま持ち歩いて,移動の合間など,ちょっとした時間に見るようにしています。声に出したり,手を動かしてかくフリなどを連動して行うようにしています。
最強最後の学習法」という本に,大体似たような方法が紹介されています。
この本は,小中学生向けの本ですが,「暗記は5分間だけ」というのを提唱しています。
基本的に,物事を記憶するために必要なのは,「反復」です。
あと,記憶には「初頭効果」があって,はじめのうちは記憶力がいいのですが,段々落ちてきます。ですので,5分以上時間をかけると,労力の割に効果が上がらないことになります。「暗記の勉強は5分だけ」と割り切って,5分経ったらさっさとやめる,というのが,ストレスにもならず効果的な学習法だと思います。
1回で覚えられなかったら,2回,3回。。。10回。。。50回と続けていれば,そのうち覚えられます。
この,「覚える」能力は,「年を取ると」ではなく,「やってないと」鈍ってきます。先日,70歳ぐらいの方が,「毎日鍛えてるから,自分はまだ記憶力は衰えていない!」と言われていましたし,実際,覚えるのに慣れると,勘は戻ってきます。
個人的には,なるべく勘を鈍らせないために,普段から,自分のクレジットカード番号とか,連絡先の電話番号とか,覚えるようにしています。これは,一度だけ,財布もクレジットカードも何もかもなくしたときに,緊急で連絡するのに役立ちました。
記憶力は,「楽しい」と思うと上がって,「イヤだ」と思うと下がるものです。
ですので,なるべく楽しい環境で,イヤになる前にやめる,というのがポイントになります。ケーキやお菓子などを食べながらやるのも有効です。
ぜひ,暗記するときには,楽しい環境を作って,最大「5分間」だけ,やってみてください。

来年春の試験概要

わく☆すた,美月です。
ただ今サーバ移転作業を始め,セキュリティ強化&サービス向上作業実施中です。
ということで,サーバに影響のない,こちらのブログから徐々に活動を再開していきますので,よろしくお願いいたします。
12月2日に,試験センターから,来年春の試験概要「平成22年度春期試験について」が発表されました。
来年春の試験申し込みは,年明け1月12日(火)から早速,開始されます。
また,試験のパンフレットも公開されていて,今年のキャッチコピーは,「自信あふれる スーパーキャリアへ」ということのようです。
パンフレットには,先月日経のサイトで取り上げられていた,『2010年版「いる資格、いらない資格」』が掲載されています。「技術職に取らせたい資格は,プロジェクトマネージャと情報セキュリティスペシャリストが1位です」など,会社が社員に取らせたい資格のベストテンが載っています。技術職に取らせたい資格は,10位まですべて情報処理技術者試験なので,それで載せてるんだとは思いますが,受験種目を決めるときに,参考になるデータではあります。
先週末,IT業界とは全然関係ない初対面の人に,「プロジェクトマネージャ」の資格について聞かれました。何か資格を取って就職に役立てたい,そこで「PMP」とか「プロジェクトマネージャ」というのが評価が高いらしい,というのを聞いたということでした。いきなり取れるか,という現実的な面はさておき,結構いろんなところに,情報処理技術者試験の知名度が浸透しているんだな,と感じた出来事でした。
本屋さんでも,来春向けの参考書や問題集は,大体揃ってきました。
今週末12月11日(金)正午には,秋試験の解答例も発表されます。
そろそろ,来年を見据えて,行動していきましょう。

高度区分の試験は,好き嫌いで決める

わく☆すた,美月です。
今日,自然食のレストランに行きました。玄米と野菜をたっぷりと食べて,とても健康でおいしくって,おなかがいっぱいになりました。
でも,微妙になにか足りない。。。となんとなくずっと感じていて,ふと思い当たりました。
。。。私は,「肉や魚」が大好きなんだと。^^;
完全にベジタリアンの食事で,健康にはとても良かったんだけど,やっぱ,肉,欲しかったなぁ。。。と,あらためて,自分の嗜好を確認しました。
もちろん,たまにはいいんですけどね。
最近,自分が「何が好きなのか」を意識するようにしています。
好きなものは,自分を幸せにしてくれます。好き嫌いなく何でも食べる,というのは,一般的にはいいんでしょうが,やっぱり好きなものを食べてる方が幸せです。
そして,好き嫌いを言わず,何でも実行する,というのは,生き方としてはありだと思いますが,結構つらい生き方になると思います。大好きなことをやって人生を生きる方が幸せです。
前置きは長かったのですが,今日は実は,情報処理技術者試験の話です。
情報処理技術者試験は12区分ありますが,どの試験区分を受験するか選ぶ一番のコツは,自分の「好き」に従うことだと,私は考えてます。
この「好き」にはいろいろあって,
 ・自分の一番大好きな分野の試験を受験する
 ・自分の大好きな仕事に就けそうな試験を受験する
 ・自分の大好きな仕事に就くために基礎となる試験を受験する
 ・自分の好きな会社に転職するために役立つ試験を受験する
 ・自分の好きな人にアピールするために受験する
など,様々なパターンが考えられます。
特に,高度区分でどれを選ぼう,といったときには,最初は特に,「一番好き」な試験がおすすめです。
私は,最初の高度区分は,今はなき「プロダクションエンジニア」試験でした。個人的には,プログラミングは子どもの頃から大好きですので,一番向いていた試験区分だと思います。好きな勉強は,あまり苦になりませんし,自分の自信にもつながります。
ネットワークや情報セキュリティも,その分野が大好きな人は,ホントに楽しそうに勉強します。ISMSのどこがそんなに面白いんだろう。。。と思う部分でも,とっても楽しそうに説明してくれたりします。
こういった,自分の「好き」にこだわるのが,一番楽しい勉強法です。
それに,「好きな分野=自分の進みたい分野」であることは多いと思います。
ネットワークが大好きな人が,ネットワークスペシャリストの資格を取って,ネットワークエンジニアとして転職した,という話は,今まで数え切れないぐらい見てきました。
データベースも,向き不向きはありますが,はまると面白いとっても分野です。
データベーススペシャリスト&オラクルマスターで,データベースの専門家として活躍するようになる人も多いです。
スペシャリスト系で行き詰まってる人は,論文系に目を向けてみるのもおすすめです。
技術より人間に興味がある人は,プロジェクトマネージャ試験は,かなり楽しめると思います。現場のあるあるネタがいっぱいの,人間関係のどろどろした部分をきれいにまとめて,スマートに解決するハッピーエンドのドラマ。そんな素敵な脚本を書いていくのが,午後2のプロマネ論文です。
スペシャリスト系と論文系は,難易度に差があるというより,毛色の違う試験ですので,マネジメントを面白がれるなら,高度区分の最初としても,挑戦してみる価値はあると思います。
システム監査は,ネガティブ系の人は,意外と楽しめると思います。
第三者になって,「ここが問題,あそこが悪い」というのを見つけていくわけですので,細かいことが気になって,改善点を考えるのが好きな人は,結構面白いと思います。
監査が大好きな人って,絶対数は少ないとは思いますが,実際に存在します。自分が,いろんな会社に行って,偉い立場で問題点を見つけ出すのが好きなんじゃないか,と思うなら,勉強してみる価値はあると思います。
こちらも,他のスペシャリスト系の試験を受ける前に受けてもいけると思います。
ただ,いくら好きでも,その分野「だけ」身につけようとすると,あまり効率はよくありません。
それぞれの分野は,密接に関わってきます。ですので,応用情報技術者試験ぐらいまでは,順番にとっていって,基礎的なIT知識は身につけてからの方がいいと思います。基礎がないと,思わぬ所で足を引っ張られがちになります。ですので,いきなり高度区分は,おすすめはしません。
自分の,「好き」の方向はどこにあるか,それを見極めながら受ける試験を選ぶのがおすすめです。
もちろん,それが情報処理技術者試験でないなら,別の試験を受けてもいいんじゃないかと思います。
まずは,自分の心の「好き」を聞いてみてください。

過去の蓄積からの「セオリー」を勉強する

わく☆すた,美月です。
情報処理技術者試験の勉強で,受からない人の典型に,「なんでもかんでも暗記してしまっている人」というのがいます。技術用語の意味などについては,スラスラ言えますが,ちょっと変化球で,「で,その技術はどこで使われるの?」と聞くと,とたんに答えられなかったりします。また,ネットワークスペシャリスト受験者に特に多いのですが,過去問を暗記してしまっていて,その過去問だけは完璧に答えられるけど,ちょっと毛色が変わると解けない,という場合もあります。
こういうのは,「勉強する内容」がずれているパターンです。
小さい頃の学校での勉強からの思い込みで,どうしても,「ちゃんと覚えていることが素晴らしい」という方向に行きがちですが,試験で求められているのは,知識を覚えていることではありません。
ですので,むやみに「覚える」ということだけ頑張ってしまうと,努力の割に,何年やっても合格できない,という事態に陥ってしまいます。
こうなると,「自分には能力がない」と落ち込んでしまいがちになりますが,別にそれは能力の問題ではありません。勉強する内容を変えて,必要なスキルを身につけさえすれば,ちゃんと合格につながります。
ということで,今日は,勉強する内容についてのお話です。
勉強する時には,教科書的な「知識」については,ある程度勉強する必要があります。これは,ただ単に覚えるのではなく,理解して覚える必要はあります。このあたりは,以前,「用語を覚える勉強は非効率」でもお話しましたので,詳しくはそちらをご覧ください。
ただ,実際に「受かる」ためには,知識を身につけるだけでは不十分です。
情報処理技術者試験で本当に問われているのは,「現場で使える」能力です。試験なので限界はありますが,試験の主旨は,その人が現場でちゃんと適切に対処できるスキルがあるかどうかを聞くところにあります。
ですので,勉強する内容として,「現場のノウハウ」を学ぶのが効果的です。
具体的には,現場で使える,それぞれの分野の「セオリー」を,今までの経験という過去の蓄積から学ぶことになります。これがちゃんと身についていると,現場ですごく役立てることができます。
これは,「現場で実務を経験していれば身につく」かというと,身につく場合もあるし,身につかない場合もあります。例えば,データベース設計などは,現場によっては,正規化など無視して作ってるところもあります。上司によっては,思い込みの経験則で,とんでもないルールを作ってるところもあると思います。ただ,大体うまくいってる職場に配属されているメンバーなら,何年かやってると身につくようなスキル,というのが試験では出てきます。
ですので,当たり前ですが,現場でバリバリ活躍している人は,無勉強,もしくはちょっと他分野の勉強をするだけで受かることが多いのです。
ただ,経験が少ない場合には,勉強である程度補う必要が出てきます。それは,「将来その仕事についたとき」にとても役立ちます。情報処理技術者試験には,「その仕事についている人のスキル認定」というだけではなく,「その仕事につきたい人に,実際に仕事をするときに必要なスキルを身につける」という側面もあります。
ですので,経験がないうちから,勉強しておく,というのは,キャリアパス上大切です。
どんな分野でも,その分野での過去の蓄積から導き出されたセオリーがあります。
例えば,「セキュリティは人が大事」とか,「セキュリティ犯罪は内部犯行の方が多い」とかいったセオリーは,そのまま現場でも試験でも活かされます。
情報セキュリティスペシャリスト「午後」オリジナル問題集」で「鉄則」として出てくる,「暗号化すると,パケットの中身の読み取りを必要とする動作ができなくなる。」なども,セオリーだと思います。
そういった,現場や試験で良く出てくる状況から導き出されたセオリーをいろいろ知っておくと,実際の仕事や試験問題を解くのに,とても役立ちます。
こういったものの勉強法としては,やっぱり「過去問演習」が最適だと思います。
試験区分それぞれの基本的な考え方やセオリーは,技術が変わってもそれほど変わりません。ですので,過去にさかのぼって問題を数多く解くことで,こういったセオリーは,だんだん身についてきます。
過去問を覚えるのではなく,過去問から,その分野のセオリーを導き出してみたり,過去の蓄積からの経験則を学んでみる。そういった方面での蓄積が,実際の本番で活かされてくると思います。
今回初めてその試験区分を勉強される,という方は,まず知識も身につける必要があると思います。ですが,再受験で,「どうしても合格できない」と悩まれている方は,今の時期からでも過去問演習などで,「セオリー」を勉強することをおすすめします。

大好きなことをしてお金持ちになる その2

わく☆すた,けんけんです。
昨日の記事の続きです。
大好きなことをしてお金持ちになるには,大好きなことをしてお金持ちな人に会えばよい。ってところでしたよね。では,どうして,大好きなことをしてお金持ちな人に会うのでしょうか。
それは,その人の“情熱”に触れることができるからです。
会う以外にも,そうゆう人たちは,メルマガやブログ,mixiなどで情報発信していることが多いので,メルマガを購読したり,ブログを読むだけでも,影響を受けます。
“情熱”は伝染するんです。
どう伝染するかと言うと,話しを聞いたり,文章を読んでいるだけで,引き込まれて不思議と元気をもらっていることに気がつきます。
大好きなことをしている人たちは,枯れることのない静かな情熱の泉を心の中に持っている(気付いている)ので,とてもナチュラルで,しかも暑苦しくなく,力強い,なんともいえない不思議な雰囲気を持っています。
(うちの美月さんも,そんな人の中の1人です。)
と書いている自分も,そんな大好きなことをしている人たちに常に触れているように,mixiで繋がる,ブログを読む,メルマガを購読する,Twitterでフォローするなど,いろいろやってます。
正直,大好きなことをやっていても,やりすぎるとたまに疲れることがあるんですよね。でも,こうやって,ゆるく繋がりを作っておくことで,いつも元気をもらっています。
そんな繋がりを作る第一歩としては,自分が大好きなことをして,成功している人を見つけることです。
今は,キーワード1つで検索できるので,自分が好きなことのキーワードを,Google検索してみます。
そうすると,関連したWebサイト,ブログ,書籍が出てくると思います。その中から,自分に合ったものを選択してゆけばよいのです。
mixiをやっている人ならば,mixi内のコミュニティを探してみるのもよいかもしれません。
そんなオンラインからの小さな一歩から始めて,次のステップとして,もしオフラインでの集まりがあったら,思い切って参加してみることです。自分や美月さんなどは,興味が出た分野で,体験会やセミナーがあったら,結構すぐに参加しています。そうすることで,新しい知見や,同じ志を持つ参加者の人たち,そして,主催者の情熱に触れることができるので,とても良い影響を受けています。
こうやって,自分の大好きなことを追求して進んでいくことで,もしそれが人の役に立つことであれば,新しいサービスとして,提供してゆくことができます。大好きなことは1つではなく,複数でもそれらを掛け算することで,大きな変化を起こすことができるでしょう。自分みたいに,コンピューターが大好きで,動画が大好きならば,DVD教材を作るなんてことができるわけです。
あなたの大好きなことはなんでしょう? そして,その分野で成功している人は誰ですか?
勇気を持って,一歩進んでみて下さい。
今日は,このへんで。

訓練,練習が必要なこと -情報処理技術者試験編-

わく☆すた,美月です。
情報処理技術者試験の試験対策を行っていると,「知識がある」ということと「理解している」ということは違うんだな,としみじみ感じます。そして,「理解している」ことと「実際にできる」こともまた違うんだな,ということもすごく感じます。
試験勉強では,ただ「知識を身につける」だけでもいいこともあります。暗記でも対応できる部分ですが,そういうのは,高度区分に行けば行くほど,少なくなっていきます。例えば,アンチエイリアシングとかメタボールとかのCG用語は,情報処理技術者試験対策では,知っておけばいい範囲だと思います。
それだけではなく,理解しておかなければ解けないことはいっぱいあります。基本的に,情報処理技術者試験の勉強では,これが多いです。例えば,暗号化の仕組みなどは,ちゃんと理解しておかないと問題は解けないです。仕組みなどは,流れを追ってちゃんと理解しておく必要があるのです。
そして,最後に「知識があって,理解している」だけでも解けない部分があります。
単に理解しているだけでなく,それを「身につけて使いこなせる」必要があるものです。使いこなせるように身につけるのには時間がかかりますが,ちゃんと身につけられれば,試験合格の可能性は飛躍的に上がります。
合否の鍵は,この身につける部分が握っています。
使いこなせるようになるまでに時間がかかって,単に理解するだけではダメなものには,以下のようなものがあります。とりあえず,春に試験がある区分についてまとめてみました。
1.応用情報技術者試験のアルゴリズム
応用情報技術者試験のアルゴリズム問題は,単にいろんなアルゴリズムを知っているかどうかではなく,プログラミング能力を問うものです。ですので,プログラミングが出来る能力を身につける必要があります。これは,実際にプログラミングしたり,アルゴリズム問題を演習したりして,繰り返し学習する必要があるものです。単に文法が分かっているとか,やり方が分かっているというだけでは,問題にはあまり対応できません。
2.データベーススペシャリスト,応用情報技術者試験のデータベース
正規化,ER図,SQLは,単に理解しているだけでは問題は解けません。ちゃんと理解したことを前提に,実際に演習や実務を積むことによって,初めて身につく能力です。特に,データベーススペシャリストレベルのデータベース設計では,正規化のやり方やER図の書き方を理解しているだけではダメで,きちんと設計できるように演習する必要があります。ER図などは,分かっていてもついつい矢印が逆になったり,リレーションを見落としたりしがちなものです。
3.情報セキュリティスペシャリスト試験の,セキュリティマネジメントの考え方
セキュリティマネジメントの考え方は,一朝一夕には身につきません。言葉で,「物理的セキュリティ,技術的セキュリティ,人的セキュリティ」など覚えて,それぞれの意味を理解しても,考え方にはつながりません。大局的に見て穴がないようにする,セキュリティマネジメントの実践的な考え方を身につけないと,木を見て森を見ないことになってしまいます。これを身につけるのには,実務をこなしたり,問題演習を繰り返したりして,考え方自体を自分の身に落とし込む必要があります。
4.プロジェクトマネージャ試験の,プロジェクトマネジメントの考え方
これも,一朝一夕には身につかない,プロジェクトのリーダー,プロジェクトマネージャとしての考え方です。実務でちゃんと身につけていれば,それがベストです。プロジェクトマネージャの考え方は,普段,リーダーとしてではなく,メンバーとして日々の業務を淡々とこなしているだけでは身につきません。「リーダーとしてどう動くべきか」を日々考えて,その考え方を身につける必要がでてきます。これができると,プロジェクトマネージャ試験の論文は,かなり楽に書けるようになりますし,できないと合格はできません。
5.システム監査技術者の,システム監査の考え方
システム監査も同様に,一朝一夕では身につかない考え方です。特に,システム監査は他の試験とは一線を画して,第三者的な,独立性の視点が強く求められます。普段,開発者としてシステムに関わっていると,なかなか身につけられない視点です。システム監査基準を覚えるだけではなく,その精神を理解して,自分の体に落とし込む必要がでてきます。日々の生活や試験勉強で,このあたりの視点を身につけるのは,かなり意識して行う必要があります。
これらのことは,最低3ヶ月ぐらいは訓練,練習が必要なことです。
人間の「考え方」の部分ですので,理解してから身につけるまでには,ある程度のタイムラグがあります。単に,「そういう考え方をするのか」と分かっただけでは,実際の問題を解くときにはうまく使えません。
ある程度訓練して,考え方を身につけた後なら,比較的スムーズに問題を解くことはできると思います。特にマネジメント系の話は,考え方が身についてしまえば,知識を身につけるのは楽にできますし,一度身につけたらもう忘れません。しっかり,実務にも生かせる,骨身となるスキルになります。
具体的な勉強内容としては,実務を積む,本などで実例を知る,午後1の問題演習をする,午後2の論文を書いてみるなどの方法になるとは思います。
ただ,やってることは,考え方を身につけるための訓練,練習です。ですので,1回やればいいというものではなく,繰り返し,身につくまでやる必要があるということは,頭に置いておいた方がいいと思います。
まだまだ時間があると余裕をもたず,訓練,練習が必要な,時間がかかる勉強は,ぜひ早めに取りかかってみてください。

お金がいやでも貯まる5つの生活習慣

わく☆すた,美月です。
先日,ちょっと大きな会社を経営している友人達と話していて,思わず自分と比較して,落ちこんでしまいました。
クレジットカードがゴールドだったり,椅子がアーロンチェアだったりといった,持ち物が正直,結構うらやましかったです。ただ,それを無理して今買う必要はないな,と改めて思い直しました。
自分が好きなことを仕事にして,それで生活できていれば十分な気もしてます。
今日は,試験とは関係なく,お金の貯め方の本の紹介です。
最近発売された,『「ふつうの億万長者」徹底リサーチが明かす お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣』という本,書いてある内容は至極当然ですが,大切なことが書いてあります。
お金を貯めるために,一番大切なことは,「収入を下回る支出で生活すること」です。
当たり前と言えば当たり前なのですが,世の中にはそれを崩して浪費したくなる誘惑にあふれています。でも,お金を貯める前に,「お金持ちのふり」をして,見栄にお金をかけると,それは逆効果です。
この本の中で面白かったのは,ホントの億万長者は「ロレックス」ではなく「セイコー」を愛用する,という統計結果です。かっこよく見えるブランド品ではなく,ちゃんと品質も高く正確な時計を選ぶ,というのは,堅実にお金を貯めていく人生には大切な心構えのようです。ただ,「安い」ものがいいのではなく,ライフサイクルコストも考えて,品質が良くて長く使えるもの,というのを選んで大切に使うという考え方が,プラスになるようです。
個人的に一番ヒットしたのは,『「カネがあれば空気を読まなくていい」などということはない』という億万長者の真実です。
具体例として,みせかけの金持ちであるケヴというワイン通が出てきます。彼は,一生懸命ワインに詳しいことを示して,お金があることをアピールしますが,全然空気を読んでいないため,まわりに相手にされていません。実際にお金がある場合には,そんな感じでアピールする必要はないため,彼は別の意味で貧しさをアピールしていることになるのです。
お金持ちのふりをしても,お金は貯まりません。
お金を貯めて人生を豊かに過ごすのに大切なのは,「自分の能力や資質に適切で,心から愛せる仕事を職業にすること」です。そこで「一生懸命に働くこと」で,幸せに豊かになれます。
そこで,自分を磨くために,勉強することは,とてもいい自己投資になります。
手っ取り早くお金を手に入れる方法を考えるより,自分の特性を活かした道を,地道に歩く方が,結果的には幸せに豊かになれるようです。

パンフレットで勉強

わく☆すた,美月です。
ITオタクな自分としては,新しいパソコンが発売,とか,新しいIT機器が出る,というのを聞くたびにワクワクします。すぐに買えるかどうかは別問題ですが。。。^^;
で,最近いろいろ悩んでいるのは,OSをWindows7にするかどうか,ということ。
実用になるか,という意味では,あまり必要はないのですが,新しい機能はいろいろ使ってみたい気がしてます。個人的には,64bitの世界に行ってみたいのですが,そうすると,パソコンのCPUから考え直さないと。。。となると,ちょっと躊躇してしまいます。
ちなみに,今私が使っているOSは,Windows VistaのUltimate版なので,バージョンアップするには,Ultimate版にしなきゃいけないのも,ちょっと悩みどころです。
ということで,買うかどうか悩みながら,いろいろパンフレットを見ています。
でも,このパンフレットを見るってのが,意外と勉強になります。
個人的にWindows7で一番気になっている機能は,「Windows XP Mode」です。
今まで,Windows Vista上では動かなかった,ちょっと旧式の,Windows XPまででしか動かないソフトも,これを使えば,ちゃんと動いてくれます。
これはまさに,情報処理技術者試験用語的に言えば,「仮想化技術」の1つです。パソコンショップに置いてあった「Windows7 Ultimate PC自作スタートアップガイド」によると,Windows XP Modeを使うには,CPUが仮想化拡張をサポートしていないとダメ,とか書いてあります。
自宅で手軽に,仮想化技術を体験,というのには,この「Windows XP Mode」を使ってみるのがいいと思います。
#VMWareを入れれば,という手もありますが。^^;
それ以外にも,新しいOSで,「何がいいのかな」とパンフレットをいろいろ見ていると,結構OSやその他のIT分野の勉強になったりします。
CPUのカタログなんか見ていると,マルチコア技術がとても詳しく解説されていて,これだけでもかなり理解が深まります。
情報処理技術者試験は,基本的に,現実のIT技術を出題しています。なので,実際の「モノ」を知っておくのは,とても役に立つと思います。特に,過去問にも出てきていないような新しめの技術は,実際に新技術に触れていると,難なく分かったりします。
なので,PCを自作したり,それを想像してパンフレットをいろいろ見て,新しい製品について知っておく,というのは,結構楽しい勉強になったりします。
ネットワークなども,実際の製品のカタログを見ると,「こんな機能があるんだ」と,いろいろ勉強になったりします。最近は,紙のパンフレットではなく,Web上にカタログが載っていることがおおいので,いろいろ調べていくのも楽しいです。個人的には,アライドテレシスのカタログは,結構詳しくって,分かりやすくって好きです。
参考書などで,用語だけ勉強していると,どうしても無味乾燥になりがちになります。
電器屋さんに行って,実際にパソコンや機器に触れながら,パンフレットをもらって帰ってきて勉強するというのも,直接的ではないけど役に立つ勉強法としておすすめです。

用語を覚える勉強は非効率

わく☆すた,美月です。
私は,「ポケットスタディ」など,ポケット型の用語集で勉強を行うことには,反対派です。
人それぞれ考え方があるでしょうが,私は,この手の一見「効率的そうな」勉強法は,実は非効率だと思っています。
基本情報技術者試験ぐらいの時には,用語集丸暗記で,合格するだけなら行けると思います。
ただ,これをやると,試験後すぐに忘れてしまいますので,応用情報技術者試験の時には,もう一度勉強をやり直すことになってしまい,二度手間になります。
用語だけ軽く覚えた知識はなかなか定着しないので,試験を受けるたびに忘れてしまい,かえって大変な勉強になります。それに,高度区分になってくると,ただ覚えただけの知識では,全然通用しなくなってきます。
一度,全体的な流れで学習した方が,忘れにくいですし使える知識になります。
例えば,ネットワークの階層モデルである,OSI7階層は,基本情報技術者試験では,7階層を語呂合わせでも何でも覚えれば問題は解けます。ただ,応用情報技術者試験になると,考え方自体が問われるので,ただ覚えているだけではなく,それぞれの階層の特徴や,モデルの意味が分かっていないと正答できません。
そして,ネットワークスペシャリストや情報セキュリティスペシャリストの場合には,この階層モデルを使って,トラブルシューティングする必要がでてきます。そのためには,覚えているだけではなく,「身につけている」ことが大切です。
英語の勉強の時,あまりやらない方がいい勉強法としては,「単語集で英単語を覚える」ことです。これは昔から,「「超」勉強法」や「難関大学も恐くない 受験は要領―たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ」などでも述べられていますが,かなり効率の悪い方法です。
英語の場合,単語だけ覚えていても,なかなか実際の場面では出てきません。それよりは,文章全体を覚えて,「こういう文脈で使うんだ」ということで全体を暗記した方が,記憶に定着しやすいですし,使える知識にとなります。
単語を1つ1つ単語集で覚えるよりは,文章を丸ごと暗記してしまった方が,一見覚えることが多くて大変なように見えますが,実は効率的です。
情報処理技術者試験の勉強も,ポケット本などで「単語」を覚えても,あまり使えないことが多いです。特に,午前問題はなんとか解けても,午後ではあまり役立ちません。周辺の知識と合わせて,全体の流れを理解することは,とても大切になります。
ですので,最高なのは,時間がかかっても専門書などでひととおりの知識を学習すること。そしてその後で,午前や午後の「試験問題単位」で知識を学習することです。
単語を暗記するよりは,午前問題などでは「試験問題全体」を解説も含めて学習することの方がおすすめです。別に問題全部を暗記する必要はないですが,問題とからめて用語などを理解して暗記した方が,知識として取り出しやすくなります。
本来,情報処理技術者試験の勉強は,仕事に役立てるためのものです。ですので,IT関連の仕事に役立つような知識が,体系化されて詰まっています。用語を覚えるのが目的ではなく,その用語の意味を理解して,「あ,これ仕事で使えそう」という風に気づくところに,本当の意味があります。
今の時期だとまだ余裕もありますし,できるだけ,用語を覚えるだけではなく,一連の流れとして,それぞれの分野をしっかり学習することをおすすめします。

やるとマイナスになる勉強もある

わく☆すた,美月です。
昨日,「一生太らない体のつくり方―成長ホルモンが脂肪を燃やす!」という本を読んで,ダイエットの基本的な考え方,理論について学んでいました。
基本的な考え方としては,筋肉があることで,基礎代謝が上がって太りにくい体ができる,という話です。科学的にもとても納得できる考え方でした。今までの自分のダイエット法が,かなり間違ってたなぁ,といろいろ反省することも多かったです。今後は,週2回ぐらい,筋トレをして,筋肉を増やしていこうと思ってます。

その本の中で,「下手なダイエットは,かえって太りやすくなる」という話がありました。
食事制限などで極端なダイエットをして体重を落とすと,一緒に筋肉が落ちてしまいます。そうすると,基礎代謝が下がって,「太りやすい体」になってしまう,という理論です。こういうダイエットだと,全然やらないときよりも筋肉が落ちて,リバウンドして元の体重以上になってしまう危険が大きいそうです。
「なるほど!」と,とっても納得しました。

。。。そこで,ふと疑問がわきました。
危険なダイエットと同じく,「危険な勉強」というのもあるのではないかと。
筋肉を落とすダイエットと同じように,やるとマイナスになる勉強もあるのではないかと気がつきました。
勉強っていうのは,一般的に「やればやるほどいい」と信じられているように感じます。
でも,実は,「そんな勉強だったら,やらない方がいい」と思える勉強も,実は結構あります。勉強して効果が上がらない場合には,「やり方がまずい」ということも疑ってみる必要があると思います。
私が考える,やるとマイナスになる勉強は,次の3つです。

 1.イヤなことを苦しみながらやり続ける
 2.間違った知識や理解を身につける
 3.段階を飛び越して,今のスキルでは学べないことをやる

個人的に,一番やめて欲しいと思っているのは,1のイヤイヤやる勉強です。
これは,勉強をやり始めるときがおっくうでイヤだったり,なんとなく続かない,とかそういうレベルの話ではありません。そう言うのは,結構誰でもイヤなものですし,やり始めてからの作業が苦痛でなかったら問題はないと思います。
やって問題なのは,「やっていてずっと苦痛な勉強」です。
例えば,机に向かって,用語をひたすら暗記し続ける,というのは,逆効果の部分が大きい勉強法です。丸暗記は,短期的に効果があるように見えても,実はあんまり身になりません。そして,作業が苦痛なので,勉強自体がイヤになる可能性が高いのです。
イヤなことというのは,人間忘れるようにできています。それは本能的な部分なので,頑張って無理矢理覚えようとすればするほど忘れます。暗記物は,ちょっとした時間に気軽にやるのがコツです。何より,情報処理技術者試験の勉強では,単なる暗記の部分はなるべく少なくして,理解して覚えるのがおすすめです。
なにより,イヤな勉強は,「リバウンド」が起こります。
無理矢理イヤなことを我慢して勉強すると,あまり効果が出ないため,試験に合格する可能性は低いです。そこで,「あんなにイヤなことやったのに,結果が出なかった。もう二度とやらない!」となってしまって,もう一度挑戦する意欲は,完全に削がれてしまうことになります。
こうなると,ひどい場合は,他の情報処理技術者試験を受験する人にも当たり散らして,「そんな勉強するだけムダ」みたいになりがちになると思います。
ですので,「やり続けるのがイヤ」な勉強は,極力しないようにしてください。

2番目の間違った知識というのは,そんなに多く起こることではないですが,あると大変なものです。
例えば,正規化などの関係データベースの理論は,頭がまっさらだと良く頭に入ります。ですので,新人研修で正規化を教えるのは,実は結構簡単です。
でも,階層型データベースが頭に入っている人に,正規化を教えるのは結構大変だったりします。既存の知識が邪魔をして,新しい知識が受け入れられなくなってしまうパターンです。
データベーススペシャリスト研修などでは,正規化理論は「実務と違う」と文句を言って,全く受け付けない人もいます。
既存の古い知識が,新しい学習を邪魔することもあるのです。
あと,間違いだらけの下手な参考書などで勉強すると,次にちゃんとした正しい知識が入りにくいという危険はあります。あんまり数は多くないですが,データベースやネットワークではたまにありますので,ご注意ください。
最後の,「段階の飛び越し」は,勉強しても学べないパターンの典型例です。
初心者が,いきなりスペシャリスト系の試験の挑戦,というのは無理があるのは誰でも分かると思います。でも,年齢がある程度上がってくると,そういう無茶をやろうとする人は,意外に多いです。

あと,情報処理技術者試験は,基本的に,「高校程度の基礎学力」が求められますので,これがない場合にも勉強が進みません。高校レベルの国語や数学は,ちゃんとマスターしておかないと,問題文の読解など,変な部分で足を引っ張られることがあります。
段階を飛び越して勉強すると,勉強内容を理解できないばかりか,間違って解釈してしまう怖れが大きいです。何より,勉強していてつらいとも思いますので,効果はあまり期待できません。ですので,順を追って,ひとつひとつステップアップしていくことをおすすめします。
以前,「「勉強した気」になると成績が下がる」でもお話しましたが,勉強は,やればいいというものでもありません。
基本的に,「イヤ」とか「苦痛」を感じるのは,「自分に合ってない」というサインですので,ちゃんと聞き分けて,別の方法を試した方が,効果が上がると思います。
正しいやり方,というよりは,なるべく「楽しいやり方」で勉強していきましょう。

本の紹介:「ワンランク上を目指す人の巡環力」

わく☆すた,美月です。
3連休ですね。こちら千葉県松戸市は,とてもいい天気です。
わく☆すたは,DVD制作も大詰めで,通常通り仕事しておりますが,外からの日差しがなかなかいい感じです。
今日は,ちょっと毛色の違う本の紹介です。
ワンランク上を目指す人の巡環力
ジャンルとしては,コーチング,コミュニケーション関係の本になります。
著者の中野美加さんは,CTCというコーチングスクールを立ち上げた方です。コーチングのメソッドを使ってのコミュニケーションの方法や,コーチングそのものを教えています。
体験談が多くて読みやすいので,結構すぐに読み切れると思います。
でも,その割に,書いてある内容は,読めば読むほど味の出る,深い内容です。秋の夜長の読書,という感じで気楽に読んでみて,心の琴線に触れる部分を読み返す,っていう形の読み方がおすすめです。
この本の中で私が,個人的に一番「使える」と思っているのは,第3章としてまとめられている,「人間関係を改善させるサイクル」の部分です。このあたりは,さすがコーチングスクール代表,という感じで,実際の例をいろいろ出しながら,人間関係を改善させる方法について語られています。
例えば,この本の中に,『「みんな」という見方は非常に危険』という考え方が出てきます。
「うちの会社の人はみんな,私のことを評価してくれないんです。」というのが典型例ですが,この場合の「みんな」というのは,実はみんなではなく,一人一人が別の見方をしています。実際にその「みんな」に話を聞いてみると,実は評価してくれていたり,評価していなくても,その「気に入らない部分」は,それぞれ違ったりします。
人間関係は,「一人対みんな」ではなく,相手が何人だとしても,「一人対一人」でつながっています。ですので,改善するときには,みんなとの関係を考えるのではなく,その中の「まず一人」との関係を改善しようと考えると,うまくいきやすくなります。
といった感じで,人間関係の落とし穴を,いろんなパターンに分類して,本質的な改善策がいろいろ書いてあるのがこの本です。
人間関係に悩んでいる方は,気楽に手をとってみられるといいと思います。
特に,コーチングのメソッドをベースとしているので,上司,部下といった会社の関係を改善するのにすごく役立つと思います。また,著者が女性の方なので,夫婦関係にもいろいろ触れられていて,男女関係の改善にも使えます。
IT系の本で行き詰まったとき,気持ちを切り替える,でも深い気づきがありそうな本としておすすめです。

合格癖をつける

わく☆すた,美月です。
最近,来年の「簿記2級」を受けようかな,って思ってます。中小企業診断士の受験も想定してるんですけど,その前に,会計の基礎ぐらいはちゃんとしておこうと考えてます。
何か高度な試験を受けるときに,ステップアップ用に基礎になるような資格を取る,ってのは,基礎的な力をつける意味でも,合格癖をつける,という意味でもおすすめです。
ということで,今日のテーマは,「合格癖」です。
私は,試験に「合格」「不合格」というのは,実力だけでなく,「癖」「習慣」みたいな部分も大きいと感じてます。なので,その「癖」が治れば,意外とすんなり合格できたりすることも多いです。
情報処理技術者試験の高度区分は,どの区分も合格率10%台の難関資格です。昔みたいに,10%を切ることはなくなってきたものの,それでも受験者の大半が落ちる試験であることには,変わりありません。
なので,情報処理技術者試験だけ受け続けていると,習慣のように「毎回落ちる」という繰り返しにはまってしまうことも多いのです。
これを抜けるための方法としては,「頑張って必死で勉強して受かる」というのが正攻法です。
「もう落ち続けるのはイヤだ!」と決心して,半年間だけ「これ以上はできない」というぐらいまで勉強すると,大体受かります。
私自身は,ネットワークスペシャリストの3回目の受験のときには,これをやりました。後にも先にも,こんなに勉強したことはない,ってぐらいネットワークにはまって勉強したので,結果はちゃんとついてきました。
「次回絶対受かりたい」という方には,自分の成長にもつながりますし,半年間覚悟を決めてやってみる,というのはおすすめです。
あと,もう一つの方法として,今日の表題に書いた,「合格癖をつける」方法があります。
合格も不合格も,「心の癖」的なところがあって,合格し続けてると,次も合格という波に乗りやすくなりますし,落ち続けてると,「どうせまた落ちる」と,最後の一踏ん張りが効かなくなったりします。
ですので,「合格」という成功体験を,なんでもいいから積むことが,結構効いてきます。
例えば,いつでも受けられるベンダー資格があります。
IT関連だと,知識が関連しているものが多いので,受けたときに勉強したことが役立つ資格,というのももちろんあります。ネットワークスペシャリストとシスコのCCNAやCCDAは,結構相性がいいんじゃないかな,と思ってます。
オラクルマスターとデータベーススペシャリストは,関連していなくはない,って程度で,範囲は大分違いますが,まあ,やって損はないと思います。応用情報技術者とSUNのSJC-P(Javaの資格)あたりも,間接的にですが役には立つと思います。
こういった資格は,落ちてもすぐに再挑戦できますし,受かれば自信にもなります。受験料が情報処理技術者試験に比べて大分高めですが,取ればそれなりに役に立ちます。特に,データベーススペシャリストとオラクルマスターなどは,毛色が違う分,両輪で持っているとかなりスペシャリスト性をアピールできます。
それ以外の,基礎的な資格を取ってみるのもおすすめです。
簿記3級は,ちゃんとやりさえすればそれほど時間をかけなくても受かりますし,自信をつけるのには最適な資格だと思います。午前1や応用情報午前でも,会計知識は出題されるようにもなりましたし,情報処理技術者試験にも少しは役立ちます。
簿記3級で受かった後,なんとなく自信がついて,高度区分に連勝した,という人もいますし,意外にあなどれません。
お金には余裕がないけど,時間的には余裕がある人は,「ITパスポート」「基本情報技術者」あたりに戻ってみるのもいいと思います。基礎的な資格で持っていないのがあれば,挑戦してみるのも悪くありません。受験申し込みの段階で,「全然無理」だと判断したら,1回落ちるよりも次につながる可能性があります。
試験まで約5ヶ月,単純に直線的に「4月の合格に向けて勉強」だけだと,続けにくいと思います。
途中に,別の関連のある資格の勉強とか,実務的な勉強とかをはさみつつ,周辺の力をつけていく,というのは,とてもおすすめの方法です。
特に,「合格」というのは,脳にすごく快感がありますので,「もう一度味わいたい」と癖になるものです。合格から遠ざかっている人は,ちょっと勉強すれば受かりそうな試験に挑戦して,その快感を味わってみてください。

勉強を続けるコツ

わく☆すた,美月です。
先ほど,本日(11月19日),午前1時30分頃から,メールマガジン第13号の発行を行いました。登録したのに届いていない,という方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください。
最近,迷惑メールフィルタなどでの,メールの不達が増えております。迷惑メールに振り分けられていないかもご確認ください。
メルマガ,昨日(11月18日)に発行予定でしたが,いろいろ書いてると,その日の発行に間に合いませんでした。メルマガを書き上げたら書こう,と思っていたブログも,その日のうちに書けなかったので,ブログも一日,間が空いてしまいました。
といっても,わく☆すたブログは,基本毎日更新ですが,時々間が空いてしまいます。^^;
理由は,忙しかったり,出かけていたり,ネタに詰まったりといろいろですが,なるべく「2日空けないように」は心がけています。これが,「勉強を続けるコツ」につながるのかな,と最近感じています。
勉強を続けるとき,一番陥りがちなパターンに,「続けられなかった日があると,その次からやらなくなる」というのがあります。
「毎日これだけやるぞ」と決めて,1日1日,積み重ねていくと,段々習慣化して,続けていけるようになります。そこで,うまくいっているうちはいいのですが,何かイレギュラーな出来事があって,1日サボってしまう。ここで,「あー,続けられなかった~」と思って,緊張の糸が切れてしまうと,そのままずるずると,やらないで過ごしてしまいがちになります。
これを乗り切ることは,まず自分の中で,「1日ぐらい,さぼっても大丈夫」という想定をしておくことです。ただ,「2日以上はさぼらない」とか,「戻す日を決めて,その日からはまた続ける」とか,ルールを決めておいて,それを守るようにします。
人間,想定外の出来事が起こると,結構慌ててしまい,本来たいしたことがないきっかけで,全体が止まってしまうことがあります。「毎日続けてやる」ことに思い入れを強くすればするほど,続けられなかった場合のダメージが大きいです。
勉強の場合,1日ぐらいさぼっても,その次の日にやれば大丈夫です。このときに,「1日さぼったんだから,次の日はリカバリーのために2日分やろう」としてしまうと,それがプレッシャーになって,逆に続けられなくなってしまいます。1日さぼったら,その分勉強を後ろにずらす,ぐらいのゆるい対応で十分です。
サボることを想定し,ちゃんと「予備日」を設けておいて,そこで遅れを吸収する,などが決められていればベストです。
勉強は,続けることで,とても大きな効果を発揮します。1日2日できなかったからといって,完全にやめてしまうのはとてももったいないのです。勉強を続けると実力アップするのは,日々コツコツと勉強量が「積み重なっていく」からなので,1日休んでも,継続して積み重ねていくことはできます。
ただ,何日も連続で休んでしまうと,もう一度始めること自体に労力がかかるようになりますので,習慣がなくならないうちに,勉強を再開することが大切になります。
無理せず,「たまにはさぼっても,戻ればOK」ぐらいの感じで,勉強を続けて行きましょう。