株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 84/91

論文試験の添削サービス一覧

わく☆すた,美月です。

以前も書きましたが,私は「きのこの山」が大好物です。その反面,「たけのこの里」はちょっと苦手なのですが,みんなそうだと思っていたら,結構違うみたいで驚きました。

ニュースを見ていたら,明治製菓:きのこの山・たけのこの里 - きのこ・たけのこ あなたはどっち派?,ってことで,人気投票も行われているようです。人の好みは様々なんだなぁ,と改めて感じました。
ってことで,今日のお題は,「論文試験の添削サービスをしてくれるところ一覧」です。わく☆すたでは,論文添削のサービスは現在のところ行っていませんので,必要な方はこちらをご覧ください。

コメント欄の質問でもありましたが,せっかくなので,私の知ってる範囲での情報を紹介します。ただ,先ほどの「きのこの山」じゃないですけど,「ここがいい!」と感じるのは主観が大きいと思いますので,とりあえず私が知っていて悪質じゃないところは全部載せます。

全部が,「ここなら大丈夫!」という推薦じゃないことは,あらかじめご了承ください。
丁寧に採点して欲しい人,安いのがいい人,いろいろいると思いますので,軽くコメントも追加します。
以下,論文添削サービス一覧です。

iTEC
通信教育の一環として,論文の採点サービスをやってます。論文添削が2回ついています。
あと,合格ゼミなど,公開のセミナーに行くと,どの種目でも,講師の先生が丁寧に採点してくれます。面と向かってやりとりしたい方には,合格ゼミが一番おすすめです。
※私(美月)は,合格ゼミの落合先生の講座のおかげで,システム監査試験に合格できました。
安く上げたい時の裏技としては,公開模擬試験を受ける,という手もあります。

TAC
通信教育の一環として,論文の採点サービスをやってます。「ツーウェイ添削」ということで,1つの論文を2回繰り返して添削するのが特徴です。
こちらも同じく公開模擬試験があるので,それを受けるという手もあります。

アイ・リンク・コンサルタント
小論文合格講座CDに採点サービスを1回もしくは2回,つけることができます。加藤忠宏先生自ら採点してくれます。
ここは,最高レベルの高度試験「ITストラテジスト」「システム監査」「プロジェクトマネージャ」しかやらないのですが,これらの試験を受ける人にはおすすめです。
※私(美月)は,加藤先生の講座のおかげで,プロジェクトマネージャ試験に合格できました。

論文塾
芦屋広太先生と齋藤健先生が主催されている,論文専用の添削塾です。
今秋向けは3区分とも通信添削のみ行われているようです。

情報処理技術勉強会iTAC
集合研修で,論文に特化したコースです。毎回その場で論文を書き,添削してもらえます。
すべての区分に対応していますし,論文初心者が書き方を学ぶのにおすすめです。
※私(美月)は,ここで学んで,上級システムアドミニストレータ試験に合格しました。

示現塾
集合研修で,各試験区分ごとの塾を開催しています。
論文を最低6回,採点してもらえます。
論文系は,今期は,ITストラテジスト対策のみのようです。

有名どころだと,大体以上だと思います。
他にも良さそうなのがあったら,追加していきます。
ちなみにわく☆すたでは,事例系(ネットワークスペシャリスト,情報セキュリティスペシャリスト)では,午後試験の添削サービスを行っています。事例系を受験される方で,添削が必要な方は,我が社へどうぞ。^^

追伸
2016/02/23現在,添削サービスは終了しています。

本は友達からもらわない方がいい

わく☆すた,美月です。
昨日,けんけんさんが情報セキュリティスペシャリストに受かったと聞いて,早速「受かっていらないならテキストください」と連絡してきたけんけんさんの友人がいました。私も一応知ってる人だったので,思わず「だから何年経っても受からないんだ」と妙に納得してしまいました。
この「本をどのように手に入れるか」は,意外と重要なことなので,ここで私の考えをお話したいと思います。
試験勉強をする上で,本を手に入れる方法には,主に次の4つがあります。
 1.自分で新品を買う
 2.ヤフオクやAmazonなどで中古で手に入れる
 3.会社や研修で指定されて,もらったり買ったりする
 4.友達から手に入れる
このとき,「自分の意志で好きな本が選べる」のは1か2です。
1では新品を本屋に行ってみてから選ぶ,という形が基本形ですが,自分に合った問題集を,自分の目で見て選ぶ作業は,それだけで合格への意欲が高まります。自分専用の本,という意識を持つためには新品がベストですが,このブログでも何度も紹介したテクニカルエンジニア ネットワーク[午後]オリジナル問題集〈2006年度版〉などは中古でしか手に入りませんので,中古でも自分で選べば問題ないです。
参考書や問題集には,良し悪し,合う合わないがあります。
自分の目で見て,自分に合った良書を使うことが,合格への近道です。
ただ,私が見ている限り,3のパターンも意外に良かったりします。
私は企業研修に行く場合には,研修で使う書籍を選びます。当たり前ですが「これは使えない」と思う本は指定しません。出版社がからんでいる時以外は,書籍は自由に指定できるので,一番合格できそうな本を選んで教科書に指定します。ネットワークスペシャリスト試験対策で,参考書でなくてもいい時には,「マスタリングTCP/IP入門編」を選びます。
出版社がからんでいるときでも,なるべく慎重に,「この種目は予想問題集はいいけど重点対策は使えない」などと細かく見極めて,なるべく合格に近づく,いい本を指定します。
そうすると,合う合わないの幅はありますが,研修で必ず使いますし,ひととおり合格に必要な勉強は行いますので,受かりやすくなります。研修の効果の方が大きいというのは,その通りですが,合わない分は研修で補完できる分,テキストとの相乗効果で実力が伸びる感じはあります。
私があんまりおすすめしないのは,4の友達からもらうパターンです。
友達などに「テキストをください」といって,もらえるのは,多分使えなかった本です。
心理的に,自分が使ってすごく役立った本は,手放したくなくなります。試験後の業務にも役立つことが多いので,本当に良かった本を手放す人はめったにいません。
私は,問題集にそのまま書き込むパターンが多いので,使った問題集は人にあげられるような状態ではなくなりますので,あげられるのは,「使わなかった問題集」だけです。つまり,買ったけど使えなかった本だけ,人にあげる,という形になってしまいます。
親切に,丁寧に本を使って,「これ良かったから君にも」と譲ってくれる優しい人もひょっとしたらいるかもしれません。
ただ,高度情報処理技術者試験は,受ける種目は基本的に自分の仕事に関係してくる分野なので,大学入試のように「取ったら終わり」ということにはなりません。(けんけんさんも,「今後も仕事で使う」ってことで断ってましたし。^^;)
普通は,「買ったけどあまり使わなかった(使えなかった)本」が譲る対象になると思います。
本というのは不思議なもので,買わないと身にならないという側面がある一方,多く本があればいいというものでもありません。
特に,参考書の類は,何冊も手に入れると,それだけで安心して,勉強したような気になってしまいます。なので,数があることがマイナスに働くことも結構あります。自分で身銭を切って買った本だと,経済的な制約でそこまでいくことは少ないですが,もらう本だとこの状態に陥りがちになります。
私も大学入試の時には英語の参考書など,手当たり次第に買い漁りました。でも,それで安心して,実際に覚えたりしなかったので,成績はほとんど伸びませんでした。腰を据えて,1冊「基本英文700選」を順番に覚えた時ぐらいから,成績が伸び始めました。「1冊自分に合った本を,とことんやる」ことが,何かを学ぶ上では,とっても大切です。
読まない,使わない本は,いくら手元にあっても意味はありません。
使う本を厳選して,それを徹底的に学習することをおすすめします。

やることをやれば受かる

わく☆すた,美月です。
情報処理技術者試験は,ITパスポートを除けば,合格率が結構低い試験です。
基本情報技術者試験でも20%代ですし,全くの初心者がちょっと受けて受かる,という感じではありません。試験制度が変わって初級シスアドがなくなったおかげで,ITパスポートと基本情報技術者の間のハードルが,かなり高くなったように感じています。
ただ,全体的な合格率は低くっても,個々の試験(午前,午前1,午前2,午後,午後1,午後2)の合格率は,それほど低くありません。
平成21年度の,それぞれの試験の合格率は,以下のとおりになっています。
  基本情報技術者(FE) 27.4%
  応用情報技術者(AP) 26.1%
  データベーススペシャリスト(DB) 16.1%
  情報セキュリティスペシャリスト(SC) 16.0%
  エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) 16.9% 
  システム監査技術者(AU) 13.9%
  プロジェクトマネージャ(PM) 12.7%
応用情報技術者試験が予想外に高いことを除くと,大体難易度順に合格率が変わっています。論文試験はそれなりに敷居が高いようです。ただ,だからといって,論文を書くのが難しいのか,というと,実はそうでもありません。
統計資料をもとに計算すると,個々の試験の合格率は,実はこんな感じになっています。
  FE 午前 50.7% 午後 34.3%  (FE午後は,午前不合格者も含む)
  AP 午前 54.2% 午後 48.7% 
  DB 午前1 83.6% 午前2 95.3% 午後1 45.9% 午後2 45.3%
  SC 午前1 77.2% 午前2 88.8% 午後1 47.3% 午後2 51.3%
  ES 午前1 78.8% 午前2 91.1% 午後1 39.4% 午後2 60.1%
  AU 午前1 84.4% 午前2 97.2% 午後1 40.0% 午後2 44.9%
  PM 午前1 79.2% 午前2 96.3% 午後1 39.0% 午後2 45.5%
この数字から,いろいろわかることがあります。
まず,高度試験での,午後1と午後2の突破率の話です。
これは実は,昔から大体同じ傾向なのですが,高度試験では,午後2で落ちる人より,午後1で落ちる人の方が,実ははるかに多いです。午後2は,午後1に受かった人しか採点されない,ということはもちろんあるのですが,大体の場合,午後1より午後2の方が突破率は高いです。
だから,午後2は簡単,というわけではもちろんありません。
ただ,午後1というのが,意外と敷居が高いことは頭に入れておいて欲しいと思います。
論文試験などでは特に,論文にばかり気を取られていて,午後1で足を切られる人が結構多いです。
午後1は,その試験区分で必要な内容を理解していることが問われますので,ある意味とてもオーソドックスです。知識を身につけて,勉強すべきことをちゃんとやれば,ほとんどの場合は突破できます。国語力など,基礎力が問われるのは午後2の方なので,午後1で足切り,は単に知識不足,勉強不足が原因なことが大半です。ひととおり過去問をやってみて,形式に慣れることも必要になります。
論文は,「A,B,C,Dの4段階でA評価でないと合格できない」と考えると,とっても敷居が高いような気がしますが,実際にはA評価の人数が一番多く,4割以上はA評価です。(ちなみに,一番人数が少ないのはC評価です)
ちゃんと,基本を押さえ,書くべきことを書いてあれば,そんなにすごい文章が書けなくても合格します。
あと,これはすべての試験区分に言えることですが,個々の試験の突破率は,最低でも3割以上はありますし,大体半分ぐらいは突破できます。なので,試験ではものすごくできる必要はありません。高度試験でも,6割以上の正答率を,4回積み重ねていけば合格できるのです。突き詰めて,完璧にできるようにする必要はありません。
ということで,情報処理技術者試験の勉強は,「気楽に,でもやることはちゃんとやる」という姿勢で十分です。
肩の力を抜いて,歩みを止めず進んで行きましょう。

質問の内容は,とても大事

わく☆すた,けんけんです。
今日のブログは,友人の本田健さんが新刊,「ピンチをチャンスに変える51の質問」を出すので,「質問すること」について考えてみたいと思います。
最近,『「質問力」が大事。』なんてことを,いろいろなところで見かける機会が増えました。実はこれ,本当に大事です。特に,「質問する内容」が大事です。
どうして,大事なのかと言うと,質問によって行動の方向が決定されてしまうからなんです。
例をあげて説明しますね。
先月末に,情報処理技術者試験・春試験の合格発表がありました。がんばったけど,不合格になった人が,自分にする質問するとします。質問の内容で,次回の試験で,また不合格か,合格を勝ち取るか方向が変わってきます。2つの質問を例としてあげてみます。
  ●秋試験も不合格になる人の質問
     「どうして落ちたんだろう。
  ●秋試験には合格する人の質問
     「合格するために,まずできることはなんだろう。
この2つ,似ているようで,非なるものです。
上の例は,落ちた理由を延々探し出します。そうすると,「これがだめだった」「これもできていない」「勉強できなかった自分がいけない」と,どんどん落ち込んでゆきます。たたけば埃が出ない人なんていないのにもかかわらず,「できなかった理由・自分」にフォーカスしてしまいます。
そして,結論として,「だめな自分は合格するわけはない」と言うセルフイメージが出来上がってしまい,毎回落ちる人が完成します。
一方,下の例は,今は合格のレベルにはいないかもしれませんが,着実に合格への一歩を上がってゆくことができます。「合格するために,まずできることはなんだろう。」と質問することで,「合格には,6割の正答率が必要だ」「今回,午後で落ちたので,午後対策が不足している」「言語の点数が低いので,そこを強化すれば,6割超えるぞ」 などと,合格への方向に進むのがわかります。
たった一つの質問が,こうも方向が変わってしまうのが理解していただけたでしょうか。
ピンチをチャンスに変える51の質問」には,いろんな分野で効果的な(刺激的な?)質問が掲載されています。
先日,出版前のゲラを見せていただきまして,正直なところ,「もっと早くだしてよ~。」と思ってしまいました。それだけ,強烈な質問が揃っています。もしかして,この本を読んだだけで,人生変わってしまう人が出るかもしれません。
7月7日発売予定ですので,おすすめです。
「情報処理技術者試験に合格する質問」も考えてゆきたいと思いました。

楽しいものを見つける

わく☆すた,美月です。
今日,けんけんさんが面白い動画を見つけてきました。


その名も,「恋のSEO」。SEO対策をテーマにした,楽しい歌です。




私的には,「恋のリズムは アルゴリズムさ」あたりがツボです。^^。SEO対策本部,というゲームもあるみたいなので,いろいろ楽しめます。


セキュリティ関連の面白い動画と言えば,去年経済産業省が作った,「セキュリーナ」もなかなか面白かったです。このサイトは,用語説明とかが,セキュリティの基礎知識を身につけるのに,意外と役立ったりします。


うちも,こんな感じの,勉強をテーマにした,面白い動画が作れればいいなぁ,と考えています。昔良く,情報処理技術者試験の替え歌とかを仲間と作ったりして遊んでいたのですが,これは意外と勉強になりましたし,「自分で作る」ってのが一番身につくのかもしれません。


というところで,今日は,楽しいものを見つけることについて,お話ししたいと思います。


さっき紹介したような,楽しい動画を見つけると,勉強がテーマでも,一気に頭に入って,楽しく勉強できます。私が最初にプログラミングを覚えたのは,「こんにちはマイコン」というマンガですので,大好きだったゲームセンターあらしというキャラクターとともに,とっても楽しく勉強できました。


勉強する時は,面白くってたまらない,自分が楽しめる本や教材で学習するのがおすすめです。脳は,「面白い!」と思った瞬間に,すごく記憶力が良くなります。


このとき,注意しなければいけない点としては,「やさしい」と「面白い」は違うということ。「やさしい」「簡単」というのは,実は脳にはあまり面白くありません。「楽に読めたなぁ」という本は,読後感がなんとなく物足りなく,記憶には残らないものです。ベストは,「難しいんだけどなんか面白いんでやり続けちゃう」というものになります。難しすぎるとやり遂げられませんので,自分の実力よりちょっと上ぐらいの,頑張ればなんとかいけそう,ぐらいのレベルがおすすめです。


というところで,最後に,私が最近買った楽しいもの。


大人の科学マガジン Vol.24 (4ビットマイコン) (Gakken Mook)


Amazonから届いたばっかりで,まだ開けてないのですが,4ビットでプログラムがいろいろ組める用で,ハードウェアの理解やビット演算などを体感するのには,とっても良さそうです。使って面白かったらまた報告します。

午前問題が易しくなってる

わく☆すた,美月です。
先ほど,合格証書が届きました。新試験になって,デザインとか変わるかな~と,ちょっと期待していたのですが,前回と全く同じでした。試験名が変わっただけで,一字一句一緒,大臣の名前も一緒でした。ちょっと残念。
ってことで,合格率から見た試験の傾向,その2です。
最近,YouTubeの撮影をしていて,なんとなく「今回の午前,簡単だな」とは感じていましたが,合格率を見る限り,明らかにそのようです。
試験センターの,得点分布,評価ランク分布をもとに計算すると,応用情報技術者試験の各試験の突破率は,
 午前54.2%,午後48.7%
です。午後は,午後1と午後2が統合されたので一概には言えませんが,同じ形式で実施されている午前の突破率は明らかに上がっています。ちなみに,過去のソフトウェア開発技術者試験の時には,午前の突破率は48%ぐらいが平均で,50%はありませんでした。
合格率で5%上がるってことは,結構易しくなってるんじゃないかと思います。
今回の試験問題を見る限り,昔のコンピュータ科学基礎,今の基礎理論の分野が特に易しくなってるかな,とは感じています。多分,前回までのソフトウェア開発技術者試験は,コンピュータ科学基礎分野だけ難易度レベル3(最高レベル)ってことで出題されていたので,その分易しくなったというのが一番考えられます。
高度午前1は,応用情報技術者試験午前と全く同じレベル(問題も一緒)です。
ちなみに,高度の各試験区分の突破率は,予想外に高く,下のような感じになります。

 DB 午前1 83.6% 午前2 95.3%
 SC 午前1 77.2% 午前2 88.8%
 PM 午前1 79.2% 午前2 96.3%
 ES 午前1 78.8% 午前2 91.1%
 AU 午前1 84.4% 午前2 97.2%

午前1は5種目とも共通問題ですが,どの試験区分も8割ぐらいの突破率です。
高度受けるレベルだと,午前で落ちる人はあまりいないようです。これは,秋試験は免除者の方が多いぐらいでしょうね。午前2なんて突破率9割前後で,やる意味あるの?ぐらいの高い合格率です。
前回までの午前試験に比べると,明らかに易しくなって突破しやすくなった印象を受けます。
ただ,これを見て,「午前は楽勝!全然勉強はいらない!」とか思ってると,足元すくわれる危険はあるんじゃないかと思います。合格率が高すぎたってことで,次回の試験は今回よりは難しくなるかもしれません。特に午前2は,これだとあまり足切りとして機能していないので,難化する可能性は高いと考えています。
ということで,ちょっと気楽に,でもやるべきことはきっちり,という感じで午前の勉強をするのがおすすめです。

合格発表からみる新試験の傾向

わく☆すた,美月です。
最近,夏バテなのか,体がとてもだるくて起き上がれないぐらいだったのですが,なんとか少し復活してきました。
意外と効いたのが「養命酒」。年をとったなぁ,と思いつつ,生薬の力に感謝です。
やっと応用情報技術者試験の過去問DVDも作成しました。新試験になったので,いろいろ様変わりしています。
というところで昨日の合格発表。
新試験なのでいろいろ話したいことがいっぱいですが,まずはなんと言っても合格率。
新試験制度になって初めての高度試験は,どの試験区分も合格率が急上昇です。特に,応用情報技術者試験は,前回の18.8%が過去最高ぐらいだったのに,さらに大幅に上昇して,基本情報並です。試験センターのホームページによると,各試験の合格率は以下のとおり。

(1)応用情報技術者試験 26.1%
(2)プロジェクトマネージャ試験 12.7%
(3)データベーススペシャリスト試験 16.1%
(4)エンベデッドシステムスペシャリスト試験 6.9%
(5)情報セキュリティスペシャリスト試験 16.0%
(6)システム監査技術者試験 13.9%

これは,一過性の傾向じゃなく,今後も続いていくと思われます。
もともと,情報処理技術者試験が難しいから難易度を下げる,という感じでやった試験制度改定なので,試験の難易度と合格ラインを下げた感じではあります。
論文系は,スペシャリスト系と同じレベル4での位置づけ,ってことで難易度は同じになる可能性もあったのですが,合格率をみると,やっぱり少しは差があるようです。論文の壁は少し高いですね。
応用情報技術者試験は,易しくなった,というより選択の幅が増えたので得意な分野で受かりやすくなった,と考えるのが妥当かなと感じています。マネジメント系の問題は特に,社会人経験が長いほど解きやすいですし,合格者の平均年齢が上がったというのもうなづけます。
全体的に言えることは,敷居が低くなって選択の幅が増えた分,苦手分野は捨ててでも「得意分野」を伸ばす対策が効くのかなぁ,と感じてます。応用情報技術者はアルゴリズムがダメでも受かる可能性は高くなりました。スペシャリスト系は選択問題が減ったので,情報セキュリティスペシャリストはセキュアプログラミングを捨てても大丈夫ですし,データベーススペシャリストはSQLを捨てても問題なくなりました。
各試験区分のお話は,また順番にやっていきたいと思います。
それでは今日はこのへんで。

情報処理技術者試験・平成21年春・合格発表

わく☆すた,けんけんです。
しばらく更新ができなくてすいません。美月さんは夏ばてで,ばてております。^^;
さて,今日,春試験の合格発表でした。みなさん,結果はいかがですか?
こちらのリンクだと早く照会できるようです。
https://web10.jitec.ipa.go.jp/js/input.html?examCode=DB
(表示後,受験された受験区分に変更してくださいね。)
ちなみに,私ごとですが,「情報セキュリティスペシャリスト」に合格しました。テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)の時代から足かけ4回目の受験で,や~っと合格しました。
(美月さんはDBを受験し,午前・午後9割超と,とんでもない成績で合格しています。(午前2は満点だったり。))
合格の秘訣は・・・正直,1回目2回目の受験では,情報処理技術者試験の勉強会に参加していましたが,3回目からは,あまり勉強せず,今回やったことと言えば,テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)のDVDの撮影と編集をした程度でしょうか。\(^^;ヲイ
けれども,「撮影+編集」と少なくとも2回はじっくりと見ますので,仕事しながら勉強していたのだと思います。
(「去年もDVD作ったじゃん」と言うつっこみは,聞かなかったことにします。^^;)
合格された方は,お祝いして下さい。今までがんばってきた自分をほめてあげましょう。
残念ながら,不合格の方は,どこがいけなかったのか,ぜひ,振り返りをおすすめします。自分も今回4回目で合格ですし,歩みを止めずに受験し続ければ,いつかは合格します。
つまり,合格のコツは,
          合格するまで受験しつづける
ってことだと思います。(友人で,7回目でネットワークに合格した人がいますし。)
わく☆すたでは,歩み続ける人を応援してゆきます。このブログも,これからも,お役立ち情報を発信してゆきます。
春受験組の皆様,お疲れ様でした。

情報処理技術者試験・平成21年春・合格発表

わく☆すた,けんけんです。
しばらく更新ができなくてすいません。美月さんは夏ばてで,ばてております。^^;
さて,今日,春試験の合格発表でした。みなさん,結果はいかがですか?
こちらのリンクだと早く照会できるようです。
https://web10.jitec.ipa.go.jp/js/input.html?examCode=DB
(表示後,受験された受験区分に変更してくださいね。)
ちなみに,私ごとですが,「情報セキュリティスペシャリスト」に合格しました。テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)の時代から足かけ4回目の受験で,や~っと合格しました。
(美月さんはDBを受験し,午前・午後9割超と,とんでもない成績で合格しています。(午前2は満点だったり。))
合格の秘訣は・・・正直,1回目2回目の受験では,情報処理技術者試験の勉強会に参加していましたが,3回目からは,あまり勉強せず,今回やったことと言えば,テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)のDVDの撮影と編集をした程度でしょうか。\(^^;ヲイ
けれども,「撮影+編集」と少なくとも2回はじっくりと見ますので,仕事しながら勉強していたのだと思います。
(「去年もDVD作ったじゃん」と言うつっこみは,聞かなかったことにします。^^;)
合格された方は,お祝いして下さい。今までがんばってきた自分をほめてあげましょう。
残念ながら,不合格の方は,どこがいけなかったのか,ぜひ,振り返りをおすすめします。自分も今回4回目で合格ですし,歩みを止めずに受験し続ければ,いつかは合格します。
つまり,合格のコツは,
          合格するまで受験しつづける
ってことだと思います。(友人で,7回目でネットワークに合格した人がいますし。)
わく☆すたでは,歩み続ける人を応援してゆきます。このブログも,これからも,お役立ち情報を発信してゆきます。
春受験組の皆様,お疲れ様でした。

応用情報技術者試験の経営戦略

わく☆すた,美月です。
今,応用情報技術者試験のDVDを作っている関係で,経営戦略系の書籍をいろいろチェックしていたのですが,経営系の本って,意外と面白いなぁ,と改めて読みふけってました。
昔「お勉強」していた時には,あんまり実感わかなかったんですが,会社を作ったり,実際に経験してから読むと,結構面白く読めます。
今年の応用情報技術者午後問1のマーケティングでは,ITは全然関係なく,スーパーのマーケティング戦略が題材になってます。現実世界で想像してみると,大型スーパーが2軒も出店してきて,焦ってる地元スーパー,って感じで,とても楽しく読めます。
改めてこの問題を,マーケティングの教科書的な本と比較してみると,ほんとに定番の問題で,マーケティング・プロセスについて,セグメンテーション,ターゲティング,ポジショニング,マーケティング・ミックス(4P)と,順番に聞いてきます。なので,ちゃんと勉強して知っていれば,ある程度解けます。全部解けるかどうかは,問題文の事例をちゃんと理解しないといけないので,読解力も関係してくるとは思いますが。^^;
ということで,応用情報技術者試験で,午後を経営戦略で受けようとしている人は,ひととおり経営戦略の教科書的な本を勉強するのはおすすめです。
今回,午前も含め,試験問題で出てくる内容を見てみたのですが,経営戦略分野に関しては,応用情報技術者試験向けの参考書では足りません。午前で合格ライン,ぐらいだと,問題集などをやればなんとかなるとは思いますが。
今回の試験範囲を網羅している,という意味では,私が見る限り「グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】」が,一番合っていたと思います。この本自体は総まとめ本で,広く浅く,ひととおりのストラテジ系の知識が網羅されているので,ちゃんと学ぶ分には浅いのですが,今年の春の問題を見る限り,これで十分そうです。もう少し深く学びたい人は,「新版MBAマーケティング」「MBA経営戦略」など,それぞれの分野について勉強するのがおすすめです。
その他,TACの中小企業診断士向けの通信テキストでも十分ですし,経営系の専門的な本なら,どれでも大丈夫だと思います。ただ,情報処理技術者試験の本だと,たとえITストラテジスト向けの本を見ても,網羅率は低いので,あまりおすすめできません。
専門的な本で勉強するメリットは,周辺知識がいろいろ入るので,記憶に残りやすいことです。これは,IT分野でもそうですが,重要な単語やその簡単な説明だけ並べられた本は,とても覚えにくいのです。前の知識とのつながりや全体の位置づけなどが,結構記憶の助けになります。例えばマーケティングで,セグメンテーション変数には,地理的変数,人口動態変数などがあります,というだけより,該当する商品の例として,地理的変数では「東京ウォーカー」,人口動態変数では「週刊少年ジャンプ」とかの事例があった方が,分量は多いですがわかりやすいと思います。
ここからは,個人的な見解ですが,応用情報技術者試験を受けるにあたって,「アルゴリズム」と「経営戦略」は,両方勉強するというのが,実は一番いいんじゃないかな,と感じています。
なんとか合格することだけが目的,なら必要ないですが,高度試験を見据えてステップアップしていくときには,両方やることは後々役立ちます。スペシャリスト系,論文系といろんな知識を身につける時の基礎知識としては,結局どちらも必要になりますので,早めに勉強しておくことは,幅が広がるという意味でもおすすめです。
いろいろ言いましたが,経営系の本は,ITの勉強とは毛色が違っていて,読んでいて意外に面白いので,「自分はアルゴリズムで受ける!」と決めてる人でも,ちょっと手を出してみるのも楽しいと思います。

応用情報技術者試験の経営戦略

わく☆すた,美月です。
今,応用情報技術者試験のDVDを作っている関係で,経営戦略系の書籍をいろいろチェックしていたのですが,経営系の本って,意外と面白いなぁ,と改めて読みふけってました。
昔「お勉強」していた時には,あんまり実感わかなかったんですが,会社を作ったり,実際に経験してから読むと,結構面白く読めます。
今年の応用情報技術者午後問1のマーケティングでは,ITは全然関係なく,スーパーのマーケティング戦略が題材になってます。現実世界で想像してみると,大型スーパーが2軒も出店してきて,焦ってる地元スーパー,って感じで,とても楽しく読めます。
改めてこの問題を,マーケティングの教科書的な本と比較してみると,ほんとに定番の問題で,マーケティング・プロセスについて,セグメンテーション,ターゲティング,ポジショニング,マーケティング・ミックス(4P)と,順番に聞いてきます。なので,ちゃんと勉強して知っていれば,ある程度解けます。全部解けるかどうかは,問題文の事例をちゃんと理解しないといけないので,読解力も関係してくるとは思いますが。^^;
ということで,応用情報技術者試験で,午後を経営戦略で受けようとしている人は,ひととおり経営戦略の教科書的な本を勉強するのはおすすめです。
今回,午前も含め,試験問題で出てくる内容を見てみたのですが,経営戦略分野に関しては,応用情報技術者試験向けの参考書では足りません。午前で合格ライン,ぐらいだと,問題集などをやればなんとかなるとは思いますが。
今回の試験範囲を網羅している,という意味では,私が見る限り「グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】」が,一番合っていたと思います。この本自体は総まとめ本で,広く浅く,ひととおりのストラテジ系の知識が網羅されているので,ちゃんと学ぶ分には浅いのですが,今年の春の問題を見る限り,これで十分そうです。もう少し深く学びたい人は,「新版MBAマーケティング」「MBA経営戦略」など,それぞれの分野について勉強するのがおすすめです。
その他,TACの中小企業診断士向けの通信テキストでも十分ですし,経営系の専門的な本なら,どれでも大丈夫だと思います。ただ,情報処理技術者試験の本だと,たとえITストラテジスト向けの本を見ても,網羅率は低いので,あまりおすすめできません。
専門的な本で勉強するメリットは,周辺知識がいろいろ入るので,記憶に残りやすいことです。これは,IT分野でもそうですが,重要な単語やその簡単な説明だけ並べられた本は,とても覚えにくいのです。前の知識とのつながりや全体の位置づけなどが,結構記憶の助けになります。例えばマーケティングで,セグメンテーション変数には,地理的変数,人口動態変数などがあります,というだけより,該当する商品の例として,地理的変数では「東京ウォーカー」,人口動態変数では「週刊少年ジャンプ」とかの事例があった方が,分量は多いですがわかりやすいと思います。
ここからは,個人的な見解ですが,応用情報技術者試験を受けるにあたって,「アルゴリズム」と「経営戦略」は,両方勉強するというのが,実は一番いいんじゃないかな,と感じています。
なんとか合格することだけが目的,なら必要ないですが,高度試験を見据えてステップアップしていくときには,両方やることは後々役立ちます。スペシャリスト系,論文系といろんな知識を身につける時の基礎知識としては,結局どちらも必要になりますので,早めに勉強しておくことは,幅が広がるという意味でもおすすめです。
いろいろ言いましたが,経営系の本は,ITの勉強とは毛色が違っていて,読んでいて意外に面白いので,「自分はアルゴリズムで受ける!」と決めてる人でも,ちょっと手を出してみるのも楽しいと思います。

「どんな英語が必要」かを見極める

わく☆すた,美月です。
私は,会社員をやめる前は,外資系(イスラエル本社)のIT企業に勤めていました。
また,大学院時代から,留学することを考えて,ずっと英語の勉強はしてきましたし,「仕事に」不自由ないぐらいには使えます。英会話学校のインストラクターコースにも行ったことがあります。そういえば,2週間ぐらい留学して,ランニングのインストラクターの資格を取りに行ったこともあります。
それらの経験を踏まえて,英語の勉強に関していいたいことが,2つあります。それは,「英語ができただけでは人生は変わらない」ことと,「勉強する英語には,いろんな種類がある」ことです。
一時期,「使える英語」を教えようと,英会話のスクールでサポートをしていたことがあります。
最初のうちは,「できないことができるようになるといいよね」「夢が広がるよね」と,プラスの思考でやっていたのですが,段々違和感を感じるようになりました。
実際に,スクールにやってくるのは,「やりたいことがあるので留学する!」という風な意志を持った人ではなく,普通のOLや会社員が,「英語ができれば人生が変わるかも~」という気軽な感覚で来ることが多かったです。それで,ネイティブの先生と簡単な会話をして,「わー,英語ができるようになった」と喜んで終わり。特に人生は変わっていない感じでした。
「英語を勉強する」ということ自体が,現実社会の逃避なんだなぁ。。。と感じて,私はその仕事をやめました。
また,英語「だけ」ができる人は,使えない場合が多いです。
関わっていたバイオテクノロジーの会社で,外国との交渉担当として,アメリカに留学していた女性が採用されました。彼女は,確かに英語は話せるのですが,生物学の専門知識が全くないので,交渉ではほとんど役に立ちませんでした。結局,電話を取り次ぐ電話番,というぐらいの役割になって,1年もたずに会社をやめていました。
とはいえ,仕事で英語が必要になる機会,というのは意外と多いと思いますし,できれば仕事の幅が広がります。ということで,私がおすすめしたいのは,「自分の専門分野,好きな分野の英語を勉強する」ことです。
ネイティブとフランクに日常会話ができるようになる,というのは意外と敷居が高いですし,それは仕事にはあまり必要ありません。あと,英語とひと言でいっても幅広いので,全部やろうとすると膨大な量になります。でも,「自分の専門分野の用語を押さえる」ことは,結構楽ですし,それで仕事はうまく行くことが多いです。
やり方としては,自分の専門分野,やりたい分野の専門書を用意します。
そこで,出てくる単語をチェックしつつ,ひととおり読みこなします。内容は,自分の好きな分野なので,参考書などに比べると,苦もなく読みこなせると思います。IT技術者の場合には,専門用語は元々英語なので,意外と楽だと思います。「Head First Java」などは,原書で読んだ方が,リズムも軽快で誤植もなく,読みやすいです。最近は,Amazon.co.jpで簡単に洋書が買えますので,気軽に試せる勉強法だと思います。
自分の専門分野がなく,英語だけできても,それではただの「便利屋」になります。
英語が武器や防具になるのは,自分の技術や専門分野とリンクした時です。自分の関わりたいこと,やりたいことに関する英語を選んで,勉強していくと,使える英語になっていきます。
「何のために英語を勉強したいのか」を明確にしてから,英語を学習するのをおすすめします。

「どんな英語が必要」かを見極める

わく☆すた,美月です。
私は,会社員をやめる前は,外資系(イスラエル本社)のIT企業に勤めていました。
また,大学院時代から,留学することを考えて,ずっと英語の勉強はしてきましたし,「仕事に」不自由ないぐらいには使えます。英会話学校のインストラクターコースにも行ったことがあります。そういえば,2週間ぐらい留学して,ランニングのインストラクターの資格を取りに行ったこともあります。
それらの経験を踏まえて,英語の勉強に関していいたいことが,2つあります。それは,「英語ができただけでは人生は変わらない」ことと,「勉強する英語には,いろんな種類がある」ことです。
一時期,「使える英語」を教えようと,英会話のスクールでサポートをしていたことがあります。
最初のうちは,「できないことができるようになるといいよね」「夢が広がるよね」と,プラスの思考でやっていたのですが,段々違和感を感じるようになりました。
実際に,スクールにやってくるのは,「やりたいことがあるので留学する!」という風な意志を持った人ではなく,普通のOLや会社員が,「英語ができれば人生が変わるかも~」という気軽な感覚で来ることが多かったです。それで,ネイティブの先生と簡単な会話をして,「わー,英語ができるようになった」と喜んで終わり。特に人生は変わっていない感じでした。
「英語を勉強する」ということ自体が,現実社会の逃避なんだなぁ。。。と感じて,私はその仕事をやめました。
また,英語「だけ」ができる人は,使えない場合が多いです。
関わっていたバイオテクノロジーの会社で,外国との交渉担当として,アメリカに留学していた女性が採用されました。彼女は,確かに英語は話せるのですが,生物学の専門知識が全くないので,交渉ではほとんど役に立ちませんでした。結局,電話を取り次ぐ電話番,というぐらいの役割になって,1年もたずに会社をやめていました。
とはいえ,仕事で英語が必要になる機会,というのは意外と多いと思いますし,できれば仕事の幅が広がります。ということで,私がおすすめしたいのは,「自分の専門分野,好きな分野の英語を勉強する」ことです。
ネイティブとフランクに日常会話ができるようになる,というのは意外と敷居が高いですし,それは仕事にはあまり必要ありません。あと,英語とひと言でいっても幅広いので,全部やろうとすると膨大な量になります。でも,「自分の専門分野の用語を押さえる」ことは,結構楽ですし,それで仕事はうまく行くことが多いです。
やり方としては,自分の専門分野,やりたい分野の専門書を用意します。
そこで,出てくる単語をチェックしつつ,ひととおり読みこなします。内容は,自分の好きな分野なので,参考書などに比べると,苦もなく読みこなせると思います。IT技術者の場合には,専門用語は元々英語なので,意外と楽だと思います。「Head First Java」などは,原書で読んだ方が,リズムも軽快で誤植もなく,読みやすいです。最近は,Amazon.co.jpで簡単に洋書が買えますので,気軽に試せる勉強法だと思います。
自分の専門分野がなく,英語だけできても,それではただの「便利屋」になります。
英語が武器や防具になるのは,自分の技術や専門分野とリンクした時です。自分の関わりたいこと,やりたいことに関する英語を選んで,勉強していくと,使える英語になっていきます。
「何のために英語を勉強したいのか」を明確にしてから,英語を学習するのをおすすめします。

高度午前1

わく☆すた,美月です。
平成21年秋期試験に向けて,試験センターのホームページで,いろいろ情報が出てきています。平成21年度秋期試験案内書はもう出されていますし,もうちょっとすると,書店などで願書が置かれます。
ちらっと見ると,郵便局での申込方法が変わっています。私が今回気づいただけなので,以前から変わっていたのかもしれませんが,郵便局での申込は,お金を振り込むだけじゃなく,「振替払込受付証明書」を簡易書留で,試験センターまで郵送する必要があります。郵便局経由は,さらに面倒になったなぁ,という感じです。
また,前回の春試験の時にもお話ししましたが,今年から,試験直前の試験区分や試験地の変更はできなくなっています。申込後でも,8月27日までは変更できるようなので,変更したい方は早めにしておいてください。
と,いろいろ細かい変更がありますが,多分,ここを見ている方で,一番関係ありそうなのは,「高度午前1の免除」だと思います。
今まで,午前1や,システムアナリストなどの午前を免除してもらうには,「合格証書の番号」が必要でした。今回からも,合格者は今までと同じく合格証書の番号を,願書に記入します。ただ,今回からは,合格しなくても,前回の「高度午前1で合格点(60%)」を取っていれば,午前1は免除になります。そのときには,合格証書はないので,「午前1通過者番号」を記入するようです。
。。。ってことは,春試験は,不合格でも午前1を突破すると連絡がきます。「高度試験の午前1で基準点以上の成績を得た方には,午前1通過者番号通知書を送付します。」とちゃんと願書にも書いてありますし。個人的には,この通知は来て欲しくないなぁ,合格証書の方がいいなぁ,と感じてますが,何もないよりいいかもしれません。^^;
高度午前1に関しては,明確な配点と合格基準があるので,30問中18問正解していれば合格です。なので,合格発表を見るまでもなく,自己採点すれば結果がわかります。なので,合格基準を満たしている人は,秋試験対策は,午後が中心で問題ありません。試験対策的には,今までより楽になると思います。
免除にならない人,または応用情報技術者試験に受かっていなくて高度試験を初めて受ける人は,「高度午前1」の対策が必要になります。
そんなに敷居が高いわけではありませんが,対策を全くしないと落ちる危険は高いです。
試験内容としては,テクノロジ系,マネジメント系,ストラテジ系から幅広く出題されます。過去問の再出題が多いので,過去問をやっておけば大丈夫ですが,幅広い試験区分の過去問が流用されますので,過去問を全部やるよりは,午前問題集を1冊仕上げた方が効率的です。
個人的には,応用情報・高度に出る午前共通知識問題 2009 (2009)がおすすめです。基本情報技術者試験合格レベルの基礎力があるなら,これ1冊仕上げれば,合格レベルの力はつきます。
高度午前1は,1回受かれば2年間は免除なので,今までに比べると楽になったとは思います。
ただ,1度は勉強する必要がありますし,ちゃんとやれば誰でも合格レベルまでは行ける試験ですので,確実にクリアしていってください。

勉強に向いてる「場所」を見つける

わく☆すた,美月です。
今日は,新しく見つけた会場で,新しいDVD(応用情報過去問)の撮影をしました。

今まで使っていた会場が,人気が出てきてなかなか確保できなくなったので,急遽探したのですが,意外と掘り出し物の,素敵な会場でした。映像スタジオで,雑音が入らないので,とっても快適に,一日スムーズな撮影ができました。
6月末の合格発表に向けて,YouTubeも含め,いろいろ出していきますので,ご期待ください。

というところで,しみじみと「場所」って大事だなぁ,と感じたので,今日は勉強場所のお話です。
先日,漫画家の知人とお食事していて,「仕事をするのはもっぱら外」という話を聞きました。
原稿を書くために,ファミリーレストランや喫茶店をはしごするのだそうです。そこで,はかどる秘訣は,「ネットがつながらない場所に行く」ことだと言われていました。

これは,私にもすごく心当たりがあります。私は大体,パソコンとイー・モバイルを持ち歩いているのですが,外でネットにつなぐと,あまり仕事がはかどらなくなります。連絡が取れて便利ではあるのですが,ついニュースやいろんなサイトをチェックしてしまい,気が散ってしまうのが主な原因です。確かに,集中したい時には,「ネットも電話もつながらない」という環境がベストです。

勉強場所として,意外と適していないのは,「自分の勉強机」です。
多分,学生の頃に自分の机があった人ならわかると思いますが,自分の勉強机というのは,なかなか勉強にとりかかれない場所なのです。自分の趣味で,自分の好きなものがまわりにあるわけですから,その分気が散りやすくなるのは当たり前といえば当たり前です。「机に向かって勉強できない!」という人は,意志が弱いわけではなく,普通なので安心してください。

私が高校生のときに,一番勉強した場所は,「高校の図書室の机」でした。
毎朝,早めに行って1時間ぐらい,授業が始まるまで勉強していました。実をいうと,本来の目的は勉強ではなく,そこに来ている憧れの先輩を眺めることでしたが(声もかけられませんでしたけど。^^:),毎日通ってるうちに,かなり勉強もはかどりました。英語はそこでコツコツと教科書や例文を覚えたりして,苦手だったのがそこそこできるようにはなりました。

図書館は,勉強がはかどる場所の王道だと感じています。他に勉強している人もいっぱいいますし,ネットにつないだりできない分,勉強に集中できます。「午後2の試験問題を2時間,集中して解く」という時には,とても適した場所です。市立図書館,県立図書館,地域の図書館等,意外と図書館はいっぱいありますので,いろいろ行って,使いやすいところを探してみるのも楽しいと思います。

あと,勉強している人が多くていい感じなのは,「スターバックス」「ドトール」などのカフェです。
東京都内だと,最近は大体10人ぐらい勉強していて,仲間が多い感じです。眠くなりにくいので,参考書を読んだりとか,読み物をするのにすごく向いている場所だと感じています。

まわりの友人たちが,定番で勉強している場所には,「サイゼリア」「すかいらーく」「デニーズ」などのレストランがあります。これは,私もやろうとしたのですが,まわりがうるさくてとても断念しました。周囲の音が気にならないタイプの人は,ドリンクバーで飲み物飲み放題とかを使いながら,長居するのもいいと思います。

その他,マンガ喫茶やネットカフェで勉強している人も聞きます。
私自身は,これはお金がもったいなくって,思わずマンガを読んでしまって失敗するパターンが多いので使いませんが,まわりのマンガにあまり誘惑を感じない人でしたら,静かで快適なので,使ってみるのもいいと思います。

あと,お金をかけるパターンでの王道は,TACなどの通学講座に通うと,「自習室」が使えるようになります。
自習室は,まさに勉強するために作られた場所なので,毎日通う習慣ができると,とても勉強ははかどります。最近は,「自習室専用のスペース」もありますので,使ってみるのも一つの手だと思います。

裏技的には,「近所の公民館」っていうのは,狙い目です。
会議室を1日借りても,利用料は数百円~数千円ぐらいですし,営利目的でなく,「勉強に使います」なら結構簡単に借りれます。試験前に1日借り切って,「一人模擬試験」もしくはみんなで集まって「少人数の自主模擬試験」をするのは,集中できるのでとてもおすすめです。

「慣れた場所を離れる」というのは,実は頭を良くする手段でもあります。
人は,慣れないところの方が,警戒心が働くからか,記憶力,集中力などの能力がアップします。場所を変えた最初の回は特に,記憶力などはすごく冴えるはずです。
ですので,一度,いつもと違う場所での勉強をためしてみてください。

勉強に向いてる「場所」を見つける

わく☆すた,美月です。
今日は,新しく見つけた会場で,新しいDVD(応用情報過去問)の撮影をしました。

今まで使っていた会場が,人気が出てきてなかなか確保できなくなったので,急遽探したのですが,意外と掘り出し物の,素敵な会場でした。映像スタジオで,雑音が入らないので,とっても快適に,一日スムーズな撮影ができました。
6月末の合格発表に向けて,YouTubeも含め,いろいろ出していきますので,ご期待ください。

というところで,しみじみと「場所」って大事だなぁ,と感じたので,今日は勉強場所のお話です。
先日,漫画家の知人とお食事していて,「仕事をするのはもっぱら外」という話を聞きました。
原稿を書くために,ファミリーレストランや喫茶店をはしごするのだそうです。そこで,はかどる秘訣は,「ネットがつながらない場所に行く」ことだと言われていました。

これは,私にもすごく心当たりがあります。私は大体,パソコンとイー・モバイルを持ち歩いているのですが,外でネットにつなぐと,あまり仕事がはかどらなくなります。連絡が取れて便利ではあるのですが,ついニュースやいろんなサイトをチェックしてしまい,気が散ってしまうのが主な原因です。確かに,集中したい時には,「ネットも電話もつながらない」という環境がベストです。

勉強場所として,意外と適していないのは,「自分の勉強机」です。
多分,学生の頃に自分の机があった人ならわかると思いますが,自分の勉強机というのは,なかなか勉強にとりかかれない場所なのです。自分の趣味で,自分の好きなものがまわりにあるわけですから,その分気が散りやすくなるのは当たり前といえば当たり前です。「机に向かって勉強できない!」という人は,意志が弱いわけではなく,普通なので安心してください。

私が高校生のときに,一番勉強した場所は,「高校の図書室の机」でした。
毎朝,早めに行って1時間ぐらい,授業が始まるまで勉強していました。実をいうと,本来の目的は勉強ではなく,そこに来ている憧れの先輩を眺めることでしたが(声もかけられませんでしたけど。^^:),毎日通ってるうちに,かなり勉強もはかどりました。英語はそこでコツコツと教科書や例文を覚えたりして,苦手だったのがそこそこできるようにはなりました。

図書館は,勉強がはかどる場所の王道だと感じています。他に勉強している人もいっぱいいますし,ネットにつないだりできない分,勉強に集中できます。「午後2の試験問題を2時間,集中して解く」という時には,とても適した場所です。市立図書館,県立図書館,地域の図書館等,意外と図書館はいっぱいありますので,いろいろ行って,使いやすいところを探してみるのも楽しいと思います。

あと,勉強している人が多くていい感じなのは,「スターバックス」「ドトール」などのカフェです。
東京都内だと,最近は大体10人ぐらい勉強していて,仲間が多い感じです。眠くなりにくいので,参考書を読んだりとか,読み物をするのにすごく向いている場所だと感じています。

まわりの友人たちが,定番で勉強している場所には,「サイゼリア」「すかいらーく」「デニーズ」などのレストランがあります。これは,私もやろうとしたのですが,まわりがうるさくてとても断念しました。周囲の音が気にならないタイプの人は,ドリンクバーで飲み物飲み放題とかを使いながら,長居するのもいいと思います。

その他,マンガ喫茶やネットカフェで勉強している人も聞きます。
私自身は,これはお金がもったいなくって,思わずマンガを読んでしまって失敗するパターンが多いので使いませんが,まわりのマンガにあまり誘惑を感じない人でしたら,静かで快適なので,使ってみるのもいいと思います。

あと,お金をかけるパターンでの王道は,TACなどの通学講座に通うと,「自習室」が使えるようになります。
自習室は,まさに勉強するために作られた場所なので,毎日通う習慣ができると,とても勉強ははかどります。最近は,「自習室専用のスペース」もありますので,使ってみるのも一つの手だと思います。

裏技的には,「近所の公民館」っていうのは,狙い目です。
会議室を1日借りても,利用料は数百円~数千円ぐらいですし,営利目的でなく,「勉強に使います」なら結構簡単に借りれます。試験前に1日借り切って,「一人模擬試験」もしくはみんなで集まって「少人数の自主模擬試験」をするのは,集中できるのでとてもおすすめです。

「慣れた場所を離れる」というのは,実は頭を良くする手段でもあります。
人は,慣れないところの方が,警戒心が働くからか,記憶力,集中力などの能力がアップします。場所を変えた最初の回は特に,記憶力などはすごく冴えるはずです。
ですので,一度,いつもと違う場所での勉強をためしてみてください。

試験区分の「段階の飛び越し」について

わく☆すた,美月です。
平成21年度秋期試験についての概要が,試験センターより発表されています。
今年の秋期試験の試験実施日は10月18日です。個人のインターネット受付での試験申込期間は,平成21年7月13日(月)10時 ~ 8月19日(水)20時までで,去年に比べると1日だけ長いです。申込開始はもうすぐなので,そろそろ心の準備をしておきましょう。受験申込は早い方が,心に余裕が持てます。
最近,「受験区分に迷っている」という相談が多いので,少しまとめておきます。
それぞれの試験区分別の特徴については,以前の「試験区分ごとの「適性」」や「情報処理技術者試験の難易度」あたりの記事で触れていますので,そちらをご覧ください。
情報処理技術者試験を受けるにあたっては,「難易度の低いものから順番に受けていく」というのが王道であり,それがベストだと私は考えています。実際,私もそうしてきましたし,その方が取りやすいのは間違いないです。
ただ,急いで高度の資格が欲しい,年齢が高いので今更レベルの低い資格は受けられない,など,いろいろな事情がある方はいるかと思います。試験対策講座での受講生の合格状況を見る限り,私は「段階の飛び越しは1段階のみ」だと考えています。
情報処理技術者試験には,難易度に段階があります。前回私が書いた難易度の話もありますし,単純にITスキル標準のレベル1~レベル4という話でも一緒です。
受かっているかどうかで,意外に大事なのは,レベル2の「基本情報技術者」試験です。
今まで,高度試験の試験対策講座をいろいろやってきましたが,「今まで情報処理技術者試験を受けてこなかったけど,専門分野なので高度試験をいきなり受けます」という人で,受かった人はほとんど見かけません。
だからといって,基本情報,応用情報と順番に必ず取っていかないとダメかというと,そこまで厳密ではありません。基本情報->ネットワークスペシャリストなど,応用情報技術者試験(ソフトウェア開発技術者試験)レベルを飛ばして合格する人は,結構大勢います。
基本情報技術者試験レベルの基礎知識は,ネットワークやデータベースなど専門分野を学ぶ前に必要です。実際,ネットワークスペシャリスト試験だからといって,ネットワークしか出ないわけではなく,基本レベルのシステム構成やプログラミング,データベースなどの知識は午後でも出てきます。情報技術は,相互にいろいろ関連しているので,「単独にそれだけ知っていればいい」というものではないので,メインの専門分野の周辺は,必ずどの試験でも関連しています。なので,午前の突破ができればいい,というだけではなく,IT全般の基礎知識は必要なのです。
「易しい試験を受けるのはプライドが許さない」と,高度試験を受け続ける場合には,結構落とし穴にはまりやすいです。
何年も,同じ試験で足踏みをしている人に,「今まで,何取ったの?」改めて聞いてみると,基本的な資格を取っていないことは多いです。こうなると,「落ち癖」もつきますので,段階を飛び越さないで基本に立ち返ってみるのは,とてもおすすめです。半年遅れるので遠回りに見えますが,最終的にはそれが近道になります。
このあたりを踏まえて,自分の受ける試験区分を,考えてみてください。

勉強にハマる

わく☆すた,美月です。
最近,久しぶりに,「図書館」にはまってました。
私は本に書き込みをするので,普段は本はあまり借りないのですが,最近は本屋に行く暇がない割に,出先のすぐそばに図書館があったので,ほぼ毎日通って借りていました。
自分では買わない,違うタイプの本がいろいろ読めて,結構楽しいです。
ってことで,本屋では気になっていながら買わなかった,「勉強にハマる脳の作り方」という本を借りて読みました。内容はとても薄く,30分もあれば読めるので,やっぱり買うほどではなかったなぁ,とは思いましたが,役立つことも書いてありました。
基本的な考え方は,「パチンコにはまるように勉強にはまる」ということです。
勉強は,苦手だと思っているうちはやることが苦痛ですが,面白くなって「はまる」状態を作ると,もう勉強せずにはいられない,というくらい,勉強にはまることがあります。
学校の勉強などで,この状態を作り出せれば,苦労しなくても勉強ができるようになります。
私の個人的な体験から,はまって良かったな,と感じている一番のものは,やっぱり「読書」です。
本は,読み慣れないうちは苦痛を感じますが,慣れてくるとテレビドラマを見ているよりも面白い話が多いので,はまります。高校生の時に,太宰治にはまっていろいろ読んでいたのですが,これは間接的に国語の成績にすごく効きました。
私は,本を1日読まなかったら苦痛に感じるくらいの活字中毒ですが,これは社会的に責められることはめったにないので,良かったなぁ,と感じてます。
ネットワークスペシャリストを受ける人などで,はまると面白いのは,「ダンプ解析」だと思います。
昔,PacMonというLANアナライザを買って,いろいろパケットを取りまくるのにはまったことがあります。
「うわー,POPってパスワードが平文で見える!」とか,「DHCPって,こんなにムダなパケットいっぱい出してるんだ~」とか,実際のパケットで見ると,とっても印象深く心に残ります。マスタリングTCP/IPと対応させることで,知識も深まって,一気に実力がアップしました。
やりすぎてセキュリティ犯罪にならないぐらいで楽しめれば,最高です。^^;
プログラミングも,ハマると寝る間も惜しくなるぐらい,面白いことだと思います。
お仕着せの仕様書ではなく,自由に好きなものを作るのは,創造的でクリエイティブな作業です。
プログラミングの力は,「何かを作りたい!」という目的があって,調べながら1本プログラムを完成させると,ものすごく実力がつきますので,本を読んで順に理解していくより,何か作ってみるのがおすすめです。
個人的には,データベース設計も,謎解きパズルみたいでとても面白いです。
勉強ってのは,本来,楽しいものです。
義務とか,押しつけとか,社会的な制約がかかってくるから,つまらなくなっているという側面も大きいです。なので,「勉強にハマる」工夫をすることで,楽しく実力をアップさせることはできます。
ちょっと工夫して,自分が楽しめて,しかも役に立つ勉強を,探してみてください。

勉強にハマる

わく☆すた,美月です。
最近,久しぶりに,「図書館」にはまってました。
私は本に書き込みをするので,普段は本はあまり借りないのですが,最近は本屋に行く暇がない割に,出先のすぐそばに図書館があったので,ほぼ毎日通って借りていました。
自分では買わない,違うタイプの本がいろいろ読めて,結構楽しいです。
ってことで,本屋では気になっていながら買わなかった,「勉強にハマる脳の作り方」という本を借りて読みました。内容はとても薄く,30分もあれば読めるので,やっぱり買うほどではなかったなぁ,とは思いましたが,役立つことも書いてありました。
基本的な考え方は,「パチンコにはまるように勉強にはまる」ということです。
勉強は,苦手だと思っているうちはやることが苦痛ですが,面白くなって「はまる」状態を作ると,もう勉強せずにはいられない,というくらい,勉強にはまることがあります。
学校の勉強などで,この状態を作り出せれば,苦労しなくても勉強ができるようになります。
私の個人的な体験から,はまって良かったな,と感じている一番のものは,やっぱり「読書」です。
本は,読み慣れないうちは苦痛を感じますが,慣れてくるとテレビドラマを見ているよりも面白い話が多いので,はまります。高校生の時に,太宰治にはまっていろいろ読んでいたのですが,これは間接的に国語の成績にすごく効きました。
私は,本を1日読まなかったら苦痛に感じるくらいの活字中毒ですが,これは社会的に責められることはめったにないので,良かったなぁ,と感じてます。
ネットワークスペシャリストを受ける人などで,はまると面白いのは,「ダンプ解析」だと思います。
昔,PacMonというLANアナライザを買って,いろいろパケットを取りまくるのにはまったことがあります。
「うわー,POPってパスワードが平文で見える!」とか,「DHCPって,こんなにムダなパケットいっぱい出してるんだ~」とか,実際のパケットで見ると,とっても印象深く心に残ります。マスタリングTCP/IPと対応させることで,知識も深まって,一気に実力がアップしました。
やりすぎてセキュリティ犯罪にならないぐらいで楽しめれば,最高です。^^;
プログラミングも,ハマると寝る間も惜しくなるぐらい,面白いことだと思います。
お仕着せの仕様書ではなく,自由に好きなものを作るのは,創造的でクリエイティブな作業です。
プログラミングの力は,「何かを作りたい!」という目的があって,調べながら1本プログラムを完成させると,ものすごく実力がつきますので,本を読んで順に理解していくより,何か作ってみるのがおすすめです。
個人的には,データベース設計も,謎解きパズルみたいでとても面白いです。
勉強ってのは,本来,楽しいものです。
義務とか,押しつけとか,社会的な制約がかかってくるから,つまらなくなっているという側面も大きいです。なので,「勉強にハマる」工夫をすることで,楽しく実力をアップさせることはできます。
ちょっと工夫して,自分が楽しめて,しかも役に立つ勉強を,探してみてください。

応用情報技術者試験の解答例について

わく☆すた,美月です。
6/16に,応用情報技術者試験の午後問題の解答例が発表されました。
試験からもう2ヶ月経っているので,忘れている人も多いとは思いますが,できる限り確認しておくのはおすすめです。次にもう一度応用情報技術者試験を受ける人はもちろん,受かって高度試験を受ける際にも,基礎知識としてとても役立ちます。
ってことで,解答例を見ての感想です。
まずは,必須問題の2択 (問1 or 問2) です。
問1の経営戦略は,知識がなくても半分ぐらいは解けるとは思いますが,ちゃんと勉強しておかないと解けない部分も結構多いです。マーケット・セグメンテーションで,行動的変数・地理的変数という区分けがあることや,価格弾力性・シナジー効果・ブランドエクイティ・サンクコストなどの用語をある程度知っておく必要があることなど,前提知識は必要な問題でした。
あと,一番ポイントになるのは設問4で,B社で「健康補助食品・医薬部外品の取り扱いをしない理由」を聞いてる設問です。店舗コンセプト”豊かな食の提供”がポイントになるということを読み取って,ちゃんと文章で表現する必要があります。こういう「問題文をちゃんと読み込んで答えを出す」形式の問題は,ソフトウェア開発技術者試験にはあまりなかったのですが,高度系の試験だと定番です。この問を見る限り,選択で問1を取るなら,文章の読解力は必須だと思います。
問2のアルゴリズムは,応用情報技術者試験のアルゴリズムに必要な要素の記事でも述べましたが,難易度自体は易しいです。ただ,C,C++,Java寄りの考え方が必要なので,プログラミング経験が少ない人には難しく感じる人も多かったのではないかと考えています。
あと,ソフトウェア開発技術者試験と違う点としては,設問1と設問4で文章を書かせる問題が出ていて,文章の記述が増えたという印象です。文章問題は,「衝突って何?」ということを文章で表現するだけなので簡単なのですが,文章を書くのが苦手な人は戸惑ったのではないかと思います。
それ以外の問題は,10問中5問選択なので,軽く見ていきます。
問3の戦略立案・コンサルティングの問題は,文章が読めて書ければ,比較的簡単だったのではないかと思います。記号も多く,記述は問題文から探せばOKです。
問4は,設問2の方式B(非同期コピー)について,更新データのコピーが完了するのを待たずに次の処理に進めるので,トランザクションの処理時間に影響がないことを,表からちゃんと読み取る必要があります。数値計算も含め,知識よりも問題文の読み込みが大事な感じです。
問5は,DHCPの問題ですが,IPアドレスの割当方法を,ちゃんと知っておかないと解けないので,ちょっと敷居が高いです。DHCPオファーなどのDHCP設定のパケットは全部ブロードキャストなことを知っておくか,もしくは表2から読み取る必要があります。また,192.168.10.64/26で割り当てられるIPアドレスの範囲を,正確につかめないと,設問3は連続して間違えてしまいますので,ネットワークの知識はそれなりに高度なものが必要です。ただ,知識があれば,解答に迷うような問題はありませんでした。
問6は,複数のクエリを結合する集合演算子が初めて出てきました。
集合演算子には,UNION, UNION ALL, MINUS, INTERSECTの4種類がありますが,このうちのUNIONかUNION ALLのどちらになるか,が設問2(e)のポイントでした。UNIONだけだと,重複行が1行にまとめられてしまうことを知っているかどうかが問われているので,なにげに設問2(e)だけ,難易度は高いです。他はほぼ定番の問題だと思います。細かいことを言うと,設問1(a)の顧客番号は,点線の下線がないと×になります。
問7は,組込としては定番の問題でした。クロック制御タスクは,他のタスクより優先度を低く設定するので,他のタスクが実行可能状態になったら,クロック制御タスクは実行状態から実行可能状態に追いやられてしまいます。ってことで,タスクの状態遷移図を考慮して,クロック制御タスクが実行状態の場合には,他のタスクは待ち状態しか取りえない,ということを考える必要があります。勉強していない人には敷居は高いですが,ちゃんと問題文が理解できれば,全問正解できる問題です。
問8は,オブジェクト指向の問題です。ポリモルフィズム(多態性)がわかってないと考えづらい問題です。ただ,オブジェクト指向ばりばり,と見せかけておいて,最後の設問3の答えは,データベースの「デッドロック」なところに,ちょっとひねりを感じます。単にオブジェクト指向を知っておけば,というのではなく,この問題は「情報システム開発」全般を聞いてるんだぞ,という意志を感じます。
問9は,セキュリティのファイアウォールの問題です。ファイアウォールの設定自体は,定番の問題でした。ちょっと解答で悩んだのは,RADIUSの機能を聞いている,設問3(k)です。RADIUSサーバには,「利用の可否の決定(認証)」の機能と「認証の記録(アカウンティング)」の2つの機能があります。ここはひねって,アカウンティングの話かなぁ,とも考えたのですが,解答例を見ると単純に,「認証の一元管理」で良さそうです。
問9のプロジェクトマネジメントの問題は,常識で考えれば解ける,というタイプの問題です。解答例も,「実際,現実ではそうするだろう」というものばかりなので,実務経験がそれなりにあれば,簡単だったのではないかと思います。逆に,学生にはきついかもしれません。
問11のITサービスマネジメントの問題は,ちょっと考える必要がある問題でした。出てくる「T社」と「U社」の関係をちゃんと把握して,それぞれの立場から問題を考える必要があります。設問1は,「T社」のメリットを答える問題です。設問2は,「U社」の立場からの防御を記述します。運用管理,というより,「マネジメント」色の濃い問題です。とはいえ,ちゃんと会社どうしの関係を把握して,きちんと読み込めば,十分全問正解できる問題です。
問12の監査問題は,結構穴場というか,解答のぶれが少ない問題です。「監査の考え方がわかっていて」問題を読めば,問題文の中に解答や解答のヒントは書いてありますので,全問答えが正確に導けます。ちゃんと,監査の考え方,原則について勉強しておけば,今後も監査問題は解きやすい可能性が高いです。
ということで,ざっと解答例をみながら振り返っていきました。
やっぱり,応用情報技術者試験は,幅広いですね。
このあたりを踏まえた上で,午後問題の解答解説DVDをテクノロジ編(問2,4,5,6,8,9),その他編(それ以外)に分けて発売する予定です。