株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 85/91

応用情報技術者試験の解答例について

わく☆すた,美月です。
6/16に,応用情報技術者試験の午後問題の解答例が発表されました。
試験からもう2ヶ月経っているので,忘れている人も多いとは思いますが,できる限り確認しておくのはおすすめです。次にもう一度応用情報技術者試験を受ける人はもちろん,受かって高度試験を受ける際にも,基礎知識としてとても役立ちます。
ってことで,解答例を見ての感想です。
まずは,必須問題の2択 (問1 or 問2) です。
問1の経営戦略は,知識がなくても半分ぐらいは解けるとは思いますが,ちゃんと勉強しておかないと解けない部分も結構多いです。マーケット・セグメンテーションで,行動的変数・地理的変数という区分けがあることや,価格弾力性・シナジー効果・ブランドエクイティ・サンクコストなどの用語をある程度知っておく必要があることなど,前提知識は必要な問題でした。
あと,一番ポイントになるのは設問4で,B社で「健康補助食品・医薬部外品の取り扱いをしない理由」を聞いてる設問です。店舗コンセプト”豊かな食の提供”がポイントになるということを読み取って,ちゃんと文章で表現する必要があります。こういう「問題文をちゃんと読み込んで答えを出す」形式の問題は,ソフトウェア開発技術者試験にはあまりなかったのですが,高度系の試験だと定番です。この問を見る限り,選択で問1を取るなら,文章の読解力は必須だと思います。
問2のアルゴリズムは,応用情報技術者試験のアルゴリズムに必要な要素の記事でも述べましたが,難易度自体は易しいです。ただ,C,C++,Java寄りの考え方が必要なので,プログラミング経験が少ない人には難しく感じる人も多かったのではないかと考えています。
あと,ソフトウェア開発技術者試験と違う点としては,設問1と設問4で文章を書かせる問題が出ていて,文章の記述が増えたという印象です。文章問題は,「衝突って何?」ということを文章で表現するだけなので簡単なのですが,文章を書くのが苦手な人は戸惑ったのではないかと思います。
それ以外の問題は,10問中5問選択なので,軽く見ていきます。
問3の戦略立案・コンサルティングの問題は,文章が読めて書ければ,比較的簡単だったのではないかと思います。記号も多く,記述は問題文から探せばOKです。
問4は,設問2の方式B(非同期コピー)について,更新データのコピーが完了するのを待たずに次の処理に進めるので,トランザクションの処理時間に影響がないことを,表からちゃんと読み取る必要があります。数値計算も含め,知識よりも問題文の読み込みが大事な感じです。
問5は,DHCPの問題ですが,IPアドレスの割当方法を,ちゃんと知っておかないと解けないので,ちょっと敷居が高いです。DHCPオファーなどのDHCP設定のパケットは全部ブロードキャストなことを知っておくか,もしくは表2から読み取る必要があります。また,192.168.10.64/26で割り当てられるIPアドレスの範囲を,正確につかめないと,設問3は連続して間違えてしまいますので,ネットワークの知識はそれなりに高度なものが必要です。ただ,知識があれば,解答に迷うような問題はありませんでした。
問6は,複数のクエリを結合する集合演算子が初めて出てきました。
集合演算子には,UNION, UNION ALL, MINUS, INTERSECTの4種類がありますが,このうちのUNIONかUNION ALLのどちらになるか,が設問2(e)のポイントでした。UNIONだけだと,重複行が1行にまとめられてしまうことを知っているかどうかが問われているので,なにげに設問2(e)だけ,難易度は高いです。他はほぼ定番の問題だと思います。細かいことを言うと,設問1(a)の顧客番号は,点線の下線がないと×になります。
問7は,組込としては定番の問題でした。クロック制御タスクは,他のタスクより優先度を低く設定するので,他のタスクが実行可能状態になったら,クロック制御タスクは実行状態から実行可能状態に追いやられてしまいます。ってことで,タスクの状態遷移図を考慮して,クロック制御タスクが実行状態の場合には,他のタスクは待ち状態しか取りえない,ということを考える必要があります。勉強していない人には敷居は高いですが,ちゃんと問題文が理解できれば,全問正解できる問題です。
問8は,オブジェクト指向の問題です。ポリモルフィズム(多態性)がわかってないと考えづらい問題です。ただ,オブジェクト指向ばりばり,と見せかけておいて,最後の設問3の答えは,データベースの「デッドロック」なところに,ちょっとひねりを感じます。単にオブジェクト指向を知っておけば,というのではなく,この問題は「情報システム開発」全般を聞いてるんだぞ,という意志を感じます。
問9は,セキュリティのファイアウォールの問題です。ファイアウォールの設定自体は,定番の問題でした。ちょっと解答で悩んだのは,RADIUSの機能を聞いている,設問3(k)です。RADIUSサーバには,「利用の可否の決定(認証)」の機能と「認証の記録(アカウンティング)」の2つの機能があります。ここはひねって,アカウンティングの話かなぁ,とも考えたのですが,解答例を見ると単純に,「認証の一元管理」で良さそうです。
問9のプロジェクトマネジメントの問題は,常識で考えれば解ける,というタイプの問題です。解答例も,「実際,現実ではそうするだろう」というものばかりなので,実務経験がそれなりにあれば,簡単だったのではないかと思います。逆に,学生にはきついかもしれません。
問11のITサービスマネジメントの問題は,ちょっと考える必要がある問題でした。出てくる「T社」と「U社」の関係をちゃんと把握して,それぞれの立場から問題を考える必要があります。設問1は,「T社」のメリットを答える問題です。設問2は,「U社」の立場からの防御を記述します。運用管理,というより,「マネジメント」色の濃い問題です。とはいえ,ちゃんと会社どうしの関係を把握して,きちんと読み込めば,十分全問正解できる問題です。
問12の監査問題は,結構穴場というか,解答のぶれが少ない問題です。「監査の考え方がわかっていて」問題を読めば,問題文の中に解答や解答のヒントは書いてありますので,全問答えが正確に導けます。ちゃんと,監査の考え方,原則について勉強しておけば,今後も監査問題は解きやすい可能性が高いです。
ということで,ざっと解答例をみながら振り返っていきました。
やっぱり,応用情報技術者試験は,幅広いですね。
このあたりを踏まえた上で,午後問題の解答解説DVDをテクノロジ編(問2,4,5,6,8,9),その他編(それ以外)に分けて発売する予定です。

DVD作成よもやまばなし ~セーフマージンとオーバースキャン

わく☆すた,けんけんです。
今日は,情報処理技術者試験や勉強法から少し離れて,DVDの作成について書きたいと思います。
数年前までは,動画ファイルを扱うことはあっても,DVDを作成するなんてことは全然縁がありませんでした。それが仕事になるんですから,人生何があるかわかりません。^^; 新しい分野に入ると,いろいろと壁にあたったり,知識が増えてきます。
そんな中,「へー」と思ったのが,タイトルに書いた,「セーフマージン」と「オーバースキャン」です。
この2つは,ビデオカメラで撮影し,加工せずそのままDVDにするとか,YouTubeで公開するなどの使い方をするだけでは,特に気にする必要はありません。
けれども,画面に文字を入れたりすると,関係してきます。
今,動画編集で使用している,「Adobe Premiere Elements」には,編集中のモニター用画面に,画面の大きさより一回り小さい,“枠”が表示されています。これを,上で書いた「セーフマージン」と言うのは,画面の表示で知ってはいましたが,どうゆう意味があるのか知らずに編集を進めていました。(\(^^;ヲイ)
痛い目にあったのは,DVD作成時のタイトルメニュー作成時でした。画面一杯の幅に表示させようと,文字の大きさを調整し,DVDを作成し,DVDプレイヤーで再生したところ,左右の文字が切れて表示されるのです。
ありゃりゃと思い,これは例のセーフマージン枠が関係しているにちがいないと,ネットで調べると,なんとテレビでは画像の全てが表示されているわけではなく,画像の周りが一部省略されて表示されていることがわかりました。
その欠け具合を示しているのが,例の「セーフマージン」の枠だったわけです。この,欠けさせて表示する仕組みを「オーバースキャン」と言うことを,このとき初めて知ったのです。話すと長くなるので,詳細はGoogleなどで検索してみて下さい。
そんなわけで,今度はタイトル文字をセーフマージン枠の中に収めて,ちゃんと全ての文字が表示できるようになりました。DVD作成のレンダリングやり直しは痛かったですが,新しいことを学べたので,よしとしています。
ただ,このお話しは,アナログテレビの場合に関係していて,デジタルテレビだと1920×1080ドットで表示されるので,オーバースキャン自体されなくなっているようです。(「ようです」と書いたのは,まだデジタルテレビ未導入だからです。^^;)
そして,YouTubeや動画ファイル自体をパソコンで表示させる場合は,ビデオカメラで撮影した画面より一回り広い画面が表示されます。ビデオカメラのモニター自体がオーバースキャンを意識して,最大画像から若干狭く表示しているからです。(使っている,HDR-SR7はそうなってました。) パソコンはテレビじゃないので,オーバースキャンは関係ないですからね。
以上,DVD(アナログテレビ?)よもやまばなしでした。

好きなことの本質を知る

わく☆すた,けんけんです。
前回,「やりたいこと・好きなことをやってみる」と言う記事を書きました。
今日はこれに関連して,「好きなことの本質」について書いてみたいと思います。
わく☆すたでは,情報処理技術者試験の解答解説や,分野別の解説DVDを作成して販売しています。どうして,この仕事をしているのかは,感じるままに選択して動いてきたら,そうなった。と言うのが正直なところです。
先日,美月さんと「コンピューターお互い,好きだよねぇ。」と話していたところ,この今の仕事に関しての“本質”に気づいたのです。
自分とコンピューターとの出会いは,中学生の時でした。当時,ラジオ少年で,今は休刊になってしまいましたが,電波新聞社の「ラジオの製作」とかを購読していました。その影響で,PC8001とかのマイコンは知っていましたが,お店で少し触って,2,3行のプログラムを走らせたりしている程度で,当時は自分でプログラムを作る必要があるのと,とても高価なので,敷居が高く,興味はあるものの,前に進む情熱は出てきませんでした。しかし,高校生の時に,衝撃の出来事があったのです。ラジオ少年が高じて,アマチュア無線とかもやっていたので,当時,晴海の国際展示場で開催されていた,「アマチュア無線フェスティバル」に出かけた時のことです。
  パソコンのプログラムで,好きなキャラクターがウインクしているのです!
これには,やられました。こいつはすごいぞと,普段,知らない人には声をかけることなんてできないのに,展示していた人に,勇気をふりしぼって,「このプログラムって,どうなっているんですか?」と聞いたくらいでした。「いつかきっと,自分もパソコンを手に入れて,ウインクさせてやる!」と高校生の自分は,堅く誓ったのでした。
さて,前置きが長くなってしまいましたが,ここから読み取れることを分析してみます。
「ウインク」は,言い換えれば“動画”です。そして,コンピューターで作られ,動いています。そして,その動画が手元にあり,いつでも見ることができる。つまり,好きな対象がコンピューターで作られた動画として手元にあることに,とても心を動かされます。これが,根本です。
そして,今の仕事は,自分のパートナーである美月さんの動画を撮影し,パソコンで編集し,DVDや動画ファイルとして手元におけるようにしている。さらに少し進化させて,YouTubeでどこからでも見られるようにしている。
とまぁ,根本の情熱とほぼ同じことをやっているなぁと気がついたのです。そして,それが人に喜ばれることになっているので,仕事になっているわけです。
今の時代に合わせて,コンピューターで動画を編集し,公開できるようにするため(だけじゃないと思いますが。)会社員時代は,情報システム部に配属されて,いろいろと学んでいたんだなぁと思うと,納得できます。
そんなわけで,今,仕事に焦燥感を感じていたり,こんなはずじゃないと思っていたり,この仕事あっていないなぁと感じている場合は,自分の“好きの本質”からずれていることをやっている可能性があります。
今日の記事の「好きの本質」は,人によってそれぞれで,異なります。
昔ご自身が情熱を感じたことはなんだったのかを,少し時間をとって見つめ直してみると,新しい自分が見えてくるかもしれません。

過去問が解けない時の対処法

わく☆すた,けんけんです。
昨日のブログのコメントで,過去問が解けない不安について書かれていたので,今日は過去問が解けない時の対処方法を書きたいと思います。
情報処理技術者試験対策で,過去問演習をするのは,とても効果的な学習方法です。それは,過去問から再出題されることが多く,また,過去問から出題傾向が読み取れるからです。
けれども,学習の初めのうちに過去問を解くと,結構撃沈する部分が多いと思います。一応,試験問題なので,そう簡単には解答できないようになっています。(けどその反面,ちゃんと解答できるようにはなっています。)
できない場合は,「自分がわからない所がわかってよかった。」程度に思っておいてください。
一番まずいのは,「こんなにできない自分はダメだ。」と自分を責めてしまうことです。自分を責めても何もはじまりません。エネルギーが内部に蓄積されて,自分を蝕んでしまいます。
大前提として,『学習曲線』ってものを理解しておく必要があります。勉強を始めた当初は,なかなかできるようになりません。しかし,ある日閾値を超えると,悟ったように理解できて,突然ものすごくできるようになってきます。人によって,この閾値まで到達する時間は異なりますので,(やりかたにもよりますが。) そこまでがんばれるかどうかも重要なファクターになってきます。
そこでいつも書いているのが,「合格した後のイメージを考えて下さい。」ってことにつながります。合格した後のイメージが情熱の源泉になると考えているからです。(報奨金もらえた。昇進・昇格した。給料が上がった。希望の部署に配属された。好きな仕事ができるようになった。一目おかれた。ライバルに差がでた。転職選び放題だ。などなど。)
まとめるとこんな感じです。

   1.はじめからできる人はいない。
   2.できなかったら,「自分がわからない所がわかってよかった。」と考える。
   3.学習曲線ってものがあることを,把握しておく。
   4.できるまで繰り返し続ける情熱を持つ。

「繰り返し」の部分は,以前のブログで書いた,「できない部分を明確にする・その2 ~空欄まで細分化する~」などを参考にして,演習を繰り返して下さい。
1つ注意点を上げるとすると,“段階の飛び越し”になっていないかどうかってことです。基礎力ができていない人が,過去問演習をするのは,ちょっと壁が高いです。ですので,「どうやってもわからない」問題の場合は,一度その分野を本当に理解しているか,再確認が必要です。(“段階の飛び越し”の詳細については,「学ぶ上での壁を理解する」を参照して下さい。)
では,今日の一歩を進んでみてください。

解答を覚えてしまったらどうするか

わく☆すた,けんけんです。
今日の正午から,JITECのページで春試験・午後の解答例が公開されます。試験受けられた方,ぜひご自分の解答と見比べてみてください。ちょっと,ドキドキですよね
さて,では今日の記事に移りましょう。
最近のブログのテーマは,「弱点を把握して,繰り返し演習する。」です。とは言っても,繰り返すことで,解答を覚えてしまうこともあります。そんなときはどうするかについてです。
結論から言いますと,
              覚えた解答を説明できるようにする。
です。
解答には,その解答を導き出すプロセスってものがあります。そのプロセスごと,ちゃんと説明できるようにすれば,ただ覚えてしまった解答でも,自分のものになります。
ただ丸暗記で覚えた解答は,説明しようとしても説明できないものです。その背景も理解していないと説明できないからです。
説明はどうするかは,教える相手が特にいない場合は,自分が以前書いた,「教えることは学びを加速する」や,美月さんが書いた「アヒルに教える」のように,仮想の受講生に教えてもいいですし,アヒルのぬいぐるみに向かって,教えてもいいでしょう。
何回も,「教えること」を書いていますが,こいつはとても強力な学びを加速させる方法なので,ちょっと怪しいと感じる分野があれば,ちょっとでも実践されることをおすすめします。考えても不明瞭だった疑問点が明確になります。言い換えれば,「学ぶ上での壁を理解する」で書いた,“誤解語”が明かになるので,さらに前に進めると思います。
「説明する」ことが大事なのは,情報処理技術者試験での解答が,設問の内容を説明することだからです。

できない部分を明確にする・その2 ~空欄まで細分化する~

わく☆すた,けんけんです。
このブログは,わくわくスタディワールドの美月さんと自分(けんけん)が,情報処理技術者試験や勉強法について書いているブログです。最近自分が書いていることが多いですが,全体的には「美月:けんけん=9:1」位で書いています。過去の記事も,よろしかったら読んで下さいね。結構,ガチンコな内容もそろってます。
さてさて,それでは今日の記事に移りたいと思います。
先日,「できない部分を明確にする」を書きました。今日はその2です。
前回の記事のコメントで,「問題ごとにチェックをしていました。」との投稿をいただきました。これはやっている人,多そうです。自分がやっている方法は,もっと細かくやる方法です。前回は,「設問まで」と書きましたが,書き足らない部分がありまして,実は,「空欄」まで細分化して,できない部分をチェックしています。
やり方は,できなかった問題の空欄の横に“田”印を書いておくだけなんですけどね。
ここまで細分化して問題を繰り返し演習するとどうなるかというと,

                 問題を説明できるようになります。

問題を説明できるようにするには,わからないところを全てなくす必要があります。疑問点が一つでもあると,説明できないですからね。
そんなわけで,すごく目立たない勉強方法なんですけれども,実はとてもパワフルな方法なんだと気づいたわけです。
自分の場合,NWやDBの受験生時代は,各種勉強会に参加していたので,同じ受験生仲間とふれあう事が多かったと思います。その中で,「わからない部分をなくす」勉強法は,とても威力を発揮しました。
模擬試験を解く合宿形式の勉強会に参加した時は,問題を解いたあとに,解答は渡されず,グループで模範解答を出してゆく方式がとられたので,そこの議論でとても使えたのです。
さらに,一番学習が進むのは,「人に教えること」なんです。
そこでも,多くの人に教えまくって,気がついたら合格していました。(今から思えば,結構怪しいところもあったようですが。^^;)
逆に,なんでも教えてもらおうとする,「くれくれ君」は,まず落ちます。合格しているのを見たことがありません。
まとめると,

   1.できない部分を明確化する。
   2.空欄まで細分化して,わからないところを無くしてゆく。
   3.人に説明してまわる。

この3ステップをたどると,合格率が確実にUPすると思います。
勉強会に参加せず,孤独に勉強されている方は,この際,どこかの勉強会に参加されるのもよいかもしれません。
書いていて,おもわぬ方向に行ってしまいましたが,当時の事が思い出されてきて,書かせていただきました。
「空欄まで細分化して,できない部分を明確化する」は,おすすめですよ。

できない部分を明確にする・その2 ~空欄まで細分化する~

わく☆すた,けんけんです。
このブログは,わくわくスタディワールドの美月さんと自分(けんけん)が,情報処理技術者試験や勉強法について書いているブログです。最近自分が書いていることが多いですが,全体的には「美月:けんけん=9:1」位で書いています。過去の記事も,よろしかったら読んで下さいね。結構,ガチンコな内容もそろってます。
さてさて,それでは今日の記事に移りたいと思います。
先日,「できない部分を明確にする」を書きました。今日はその2です。
前回の記事のコメントで,「問題ごとにチェックをしていました。」との投稿をいただきました。これはやっている人,多そうです。自分がやっている方法は,もっと細かくやる方法です。前回は,「設問まで」と書きましたが,書き足らない部分がありまして,実は,「空欄」まで細分化して,できない部分をチェックしています。
やり方は,できなかった問題の空欄の横に“田”印を書いておくだけなんですけどね。
ここまで細分化して問題を繰り返し演習するとどうなるかというと,

                 問題を説明できるようになります。

問題を説明できるようにするには,わからないところを全てなくす必要があります。疑問点が一つでもあると,説明できないですからね。
そんなわけで,すごく目立たない勉強方法なんですけれども,実はとてもパワフルな方法なんだと気づいたわけです。
自分の場合,NWやDBの受験生時代は,各種勉強会に参加していたので,同じ受験生仲間とふれあう事が多かったと思います。その中で,「わからない部分をなくす」勉強法は,とても威力を発揮しました。
模擬試験を解く合宿形式の勉強会に参加した時は,問題を解いたあとに,解答は渡されず,グループで模範解答を出してゆく方式がとられたので,そこの議論でとても使えたのです。
さらに,一番学習が進むのは,「人に教えること」なんです。
そこでも,多くの人に教えまくって,気がついたら合格していました。(今から思えば,結構怪しいところもあったようですが。^^;)
逆に,なんでも教えてもらおうとする,「くれくれ君」は,まず落ちます。合格しているのを見たことがありません。
まとめると,

   1.できない部分を明確化する。
   2.空欄まで細分化して,わからないところを無くしてゆく。
   3.人に説明してまわる。

この3ステップをたどると,合格率が確実にUPすると思います。
勉強会に参加せず,孤独に勉強されている方は,この際,どこかの勉強会に参加されるのもよいかもしれません。
書いていて,おもわぬ方向に行ってしまいましたが,当時の事が思い出されてきて,書かせていただきました。
「空欄まで細分化して,できない部分を明確化する」は,おすすめですよ。

ウォーキングは43分が良い

わく☆すた,けんけんです。
歩く事の効用は,「ラビリンスを歩く」で美月さんが『「学習法」としてのウォーキング』をテーマに書いているように,勉強する上でも,結構プラスな要素が多いです。
今日はその,ウォーキングの少し突っ込んだお話です。
ウォーキングをする時間って,人それぞれだと思いますが,丁度良い時間ってのがあります。
それは,
                   連続して43分です。

これは,ちゃんと理由があるんです。

  1.20分で,筋肉がほぐれてくる。
  2.30分で,骨がほぐれてくる。骨盤が回転運動を始める。
    背骨も同時に振動し,背骨の歪みが矯正される。
  3.43分でやめると,疲労物質が出ない。

43分のウォーキングは,連続してやることに意味があります。信号で止まる場合は,足踏みしていればOKです。連続してウォーキングすると,上に書いたように,順番に身体がほぐれてきます。
特に,30分を超えた,骨盤の回転運動あたりからが大事で,骨盤が回転運動することで,背骨も振動し,背骨の歪みが矯正されてきます。また,骨盤が回転することで,生殖器にエネルギーが蓄積される意味合いも出てきます。
そして,43分というのは,運動している人,していない人に関係なく,疲労物質が出る直前だからです。つまり,疲れないで,ウォーキングを終えることができます。(疲労物質の量の大小はあるそうです。)
以上のことは,友人の整体の先生の受け売りなんですが,実践してみて,疲れないし,体調よくなるし,とても良いです。
けれども,「もっと歩きたいぞ」というかたは,もっと歩いていいと思います。
はじめは,43分丁度になるように,時間をきっちり計っていましたが,その先生によると,30分をこえれば,そんなに厳密でなくてもいいそうな。(^^;)
ウオーキングをやられている方,これから始められる方,ちょっと43分という時間を意識して歩いてみませんか。

ウォーキングは43分が良い

わく☆すた,けんけんです。
歩く事の効用は,「ラビリンスを歩く」で美月さんが『「学習法」としてのウォーキング』をテーマに書いているように,勉強する上でも,結構プラスな要素が多いです。
今日はその,ウォーキングの少し突っ込んだお話です。
ウォーキングをする時間って,人それぞれだと思いますが,丁度良い時間ってのがあります。
それは,
                   連続して43分です。

これは,ちゃんと理由があるんです。

  1.20分で,筋肉がほぐれてくる。
  2.30分で,骨がほぐれてくる。骨盤が回転運動を始める。
    背骨も同時に振動し,背骨の歪みが矯正される。
  3.43分でやめると,疲労物質が出ない。

43分のウォーキングは,連続してやることに意味があります。信号で止まる場合は,足踏みしていればOKです。連続してウォーキングすると,上に書いたように,順番に身体がほぐれてきます。
特に,30分を超えた,骨盤の回転運動あたりからが大事で,骨盤が回転運動することで,背骨も振動し,背骨の歪みが矯正されてきます。また,骨盤が回転することで,生殖器にエネルギーが蓄積される意味合いも出てきます。
そして,43分というのは,運動している人,していない人に関係なく,疲労物質が出る直前だからです。つまり,疲れないで,ウォーキングを終えることができます。(疲労物質の量の大小はあるそうです。)
以上のことは,友人の整体の先生の受け売りなんですが,実践してみて,疲れないし,体調よくなるし,とても良いです。
けれども,「もっと歩きたいぞ」というかたは,もっと歩いていいと思います。
はじめは,43分丁度になるように,時間をきっちり計っていましたが,その先生によると,30分をこえれば,そんなに厳密でなくてもいいそうな。(^^;)
ウオーキングをやられている方,これから始められる方,ちょっと43分という時間を意識して歩いてみませんか。

「勉強した気」になると成績が下がる

わく☆すた,美月です。
勉強法についていろいろ話していて,自分が結構昔(多分中学生ぐらい)から,ずっと心がけてきた,というか陥らないようにずっと警戒していたことを思い出しました。
それは,「勉強した気」になってしまう,実質勉強になってないことはやらない,ということです。
「勉強した気」の勉強をして非効率になると成績が下がる,と考えていて,勉強した気になるのをすごく怖れていました。
実際,やってしまって後悔したもの,つまり,やることで他のことに手が回らず,却って成績が落ちたと感じたものには,以下のようなものがあります。

 ・数学の難問を机に向かってずっと考え続ける
 ・きれいでカラフルなサブノートを作る
 ・教科書を丸写しする
 ・本や教科書を蛍光ペンでカラフルに彩る

親や先生に「勉強しているね~」と言われるためには,これらの方法はとっても有効です。
一生懸命ノートを作っている姿は,親にはほほえましく,「頑張ってるね。夜食でも作ってあげようか。」という気になると思います。
ただ,こういうことばっかりやってると,努力の割に成績は伸びないです。それで,「勉強したのにできなかった。自分は頭が悪いんだ」ということで自信を失い,悪循環に陥ることが多いです。
数学の問題で行き詰まった時には,机で悩んでいてもまず答えは見えてきません。ムダに多くの時間を送るだけです。こういうときに必要なのは発想の転換なので,散歩したりスポーツしたり,お風呂に入ったりマンガを読んだりして遊んだ方が解法は浮かびやすいです。
もう一つ,発想の転換の他に私が良くやったのは,「見切り法」です。これは,ハマトンの古典的名著「知的生活」という本で書かれていた,仕事を仕上げるために必要な考え方で,ある程度の時間を決めて,それを超えたらあきらめる,というものです。
私はよく,数学の問題を悩むのは30分までと決めていました。もちろん,作業的な話で30分で終わらない,というのなら話は別ですが,30分たっても解法の糸口が見つからない問題はあきらめて答えをみました。実際,途中であきらめることで,他の問題にも手をつけることができ,実際の勉強量が増えます。わからない問題にこだわっていると,全範囲の勉強ができず,結局点数が取れない,ということにつながります。
「最後まであきらめない」という美徳は,勉強においては逆に足かせになることが多いように思います。やりたければやってもいいと思いますが,考え続けるのがイヤだったら,さっさとやめてしまうのも一つの方法です。完璧に全部やる必要はないですが,8割原則で,できないものは適当に飛ばして次に行っても,そのうちできるようになることが多いです。
ノート系の話は,以前のブログ「ノートの取り方は人それぞれ」あたりで書いていますが,「きれいに書き写す」といった類の行為は,結構自己満足で終わりがちなので,なるべくやらないようにしています。
蛍光ペンでの色分けは,一時はかなり凝っていたのですが,塗っただけでは頭に入らないし,やりすぎると目がチカチカしてくるのでやめました。
「書き写す」動作は,私には向いていないというだけなので,これが有効な人はやってください。このあたりは,向き不向きもあるし,得意の感覚器官というのもあると思いますので,一概には言えないとは思います。
私は,中途半端に1度書いたぐらいで放置すると,完全に忘れてしまうことが多いです。「書き写す」だけの勉強が非効率なのは,1回書いただけでは覚えられないけど,何度も繰り返してはなかなかできないからです。読むより書く方が頭に入りやすいのは確かですが,1回書くよりは,100回読んだ方が頭には入ります。ですので,私は覚える時には,声を出して読むことをひたすら繰り返します。声が出せない時は,頭の中で一生懸命黙読を繰り返しています。
先ほどのハマトンの知的生活では,「時間を空費させるもっとも大きな敵は,下手な勉強だ」と言っています。
勉強せずに遊んでしまった,というのなら,後悔もしますし,それが次の原動力になります。でも,「自分は勉強をしている」という気で実は勉強していないというのは気づきにくく,成果が出ないため段々モチベーションも下がっていきます。
「勉強してるのになんか伸びないなぁ」という方は,自分の頭を疑う前に,まず一度,やり方を振り返ってみてください。

できない部分を明確にする

わく☆すた,けんけんです。
昨日書いた,「解答は白紙の紙に書く~午後問題解答上達法 その2」を実践すると,始めは書けないもので,落ち込むかもしれません。けれども,書けないのは事実ですから,同じ問題が本試験で出たら書けないので,今の内に知っておけるのはラッキーだと思います。
今日は,そんな「できない部分を把握する」お話しです。
「書けない」部分にフォーカスをあててしまいましたが,「書ける」部分もありますよね。と言うことは,白紙に書くことで,「できる」部分と「できない」部分が明確になるとも言えます。
と言うわけで,「書けない」(=「できない」)部分には,印(しるし)をつけておいて下さい。できたところは,レ点でも付けておきます。自分は,この“印”に工夫をしました。工夫と言うか,何度も間違えるので,印を“田”の字にして,4回は繰り返しをチェックできるようにしたのです。これは,高校生の時にやった化学の問題集についていた印をそのまま使っただけなんですけどね。情報処理技術者試験の問題集には,こんな印刷ないですから,手書きです。^^;
一度解いてできた問題(実際は,設問ですよね。)は,レ点を付けて2回目は解きません。もうできるんですから,何度も解く必要はないです。時間の無駄です。できなかった問題には,“田”印を書いて,左上のマスに“/”(スラッシュ)を引いておきます。あやしい・自信の無い問題は,“△”です。そして,“田”印の下に,解いた日付を記入します。自分は,「左上→右上→左下→右下」の順で,チェックしてゆきました。4回で解けるようにならなかったら,“田”印をもう一つ追加します。
こうやって,できない問題を明確にしてゆきました。
そして,2回目を解く時は,この“田”印がついた問題だけを解くようにします。できている問題もあるので,2回目は1回目より早く問題集を解くことができます。
そして,めでたく正解することができたら,“田”印の該当のマスを黒く塗りつぶします。これが,結構快感で,超,綺麗に塗ったりしたなぁ。
こんな感じです。(1回目できなくて,2回目できたけれども,ちょっとあやしい。3回目でやっとできた。という例です。)
20090612cocolog_oekaki_2009_06_12_12_53
とても地道な方法ですけれども,こうやって一つ一つ自分の弱点をつぶしてゆくことで,合格へ少しずつ近づいてゆくんですよね。
というわけで,ひとそれぞれやり方があると思いますけど,参考になれば幸いです。

できない部分を明確にする

わく☆すた,けんけんです。
昨日書いた,「解答は白紙の紙に書く~午後問題解答上達法 その2」を実践すると,始めは書けないもので,落ち込むかもしれません。けれども,書けないのは事実ですから,同じ問題が本試験で出たら書けないので,今の内に知っておけるのはラッキーだと思います。
今日は,そんな「できない部分を把握する」お話しです。
「書けない」部分にフォーカスをあててしまいましたが,「書ける」部分もありますよね。と言うことは,白紙に書くことで,「できる」部分と「できない」部分が明確になるとも言えます。
と言うわけで,「書けない」(=「できない」)部分には,印(しるし)をつけておいて下さい。できたところは,レ点でも付けておきます。自分は,この“印”に工夫をしました。工夫と言うか,何度も間違えるので,印を“田”の字にして,4回は繰り返しをチェックできるようにしたのです。これは,高校生の時にやった化学の問題集についていた印をそのまま使っただけなんですけどね。情報処理技術者試験の問題集には,こんな印刷ないですから,手書きです。^^;
一度解いてできた問題(実際は,設問ですよね。)は,レ点を付けて2回目は解きません。もうできるんですから,何度も解く必要はないです。時間の無駄です。できなかった問題には,“田”印を書いて,左上のマスに“/”(スラッシュ)を引いておきます。あやしい・自信の無い問題は,“△”です。そして,“田”印の下に,解いた日付を記入します。自分は,「左上→右上→左下→右下」の順で,チェックしてゆきました。4回で解けるようにならなかったら,“田”印をもう一つ追加します。
こうやって,できない問題を明確にしてゆきました。
そして,2回目を解く時は,この“田”印がついた問題だけを解くようにします。できている問題もあるので,2回目は1回目より早く問題集を解くことができます。
そして,めでたく正解することができたら,“田”印の該当のマスを黒く塗りつぶします。これが,結構快感で,超,綺麗に塗ったりしたなぁ。
こんな感じです。(1回目できなくて,2回目できたけれども,ちょっとあやしい。3回目でやっとできた。という例です。)
20090612cocolog_oekaki_2009_06_12_12_53
とても地道な方法ですけれども,こうやって一つ一つ自分の弱点をつぶしてゆくことで,合格へ少しずつ近づいてゆくんですよね。
というわけで,ひとそれぞれやり方があると思いますけど,参考になれば幸いです。

解答は白紙の紙に書く~午後問題解答上達法 その2

わく☆すた,けんけんです。
以前,「解答例を写経のように書き写す~午後問題解答上達法」を書きました。今回は,この続きです。
前回は,『「守」「破」「離」』的に言えば,「守」の部分です。模範解答を書き写すことで,解答の型を学びました。今回は,「破」と言っていいのか微妙ですが,(^^;) 白紙に書くことの意味合いを書いてみたいと思います。
白紙は,ルーズリーフでもいいですし,ノートの新しい部分でもOKです。
「解答を白紙の紙に書く」ことは,実はみなさんやってます。年に2回。そうです,情報処理技術者試験当日の解答用紙は,白紙ですよね。(罫線とか図が入っている場合もありますが。)
そんなわけで,日々の演習を解く時も同じような環境で演習すればいいんです。

解答は白紙の紙に書く~午後問題解答上達法 その2

わく☆すた,けんけんです。
以前,「解答例を写経のように書き写す~午後問題解答上達法」を書きました。今回は,この続きです。
前回は,『「守」「破」「離」』的に言えば,「守」の部分です。模範解答を書き写すことで,解答の型を学びました。今回は,「破」と言っていいのか微妙ですが,(^^;) 白紙に書くことの意味合いを書いてみたいと思います。
白紙は,ルーズリーフでもいいですし,ノートの新しい部分でもOKです。
「解答を白紙の紙に書く」ことは,実はみなさんやってます。年に2回。そうです,情報処理技術者試験当日の解答用紙は,白紙ですよね。(罫線とか図が入っている場合もありますが。)
そんなわけで,日々の演習を解く時も同じような環境で演習すればいいんです。

応用情報技術者試験のアルゴリズムに必要な要素

わく☆すた,美月です。
私は,情報処理技術者試験の過去問と戯れるのが,大好きです。
ただ,「解く」というだけでなく,人間模様を想像してみたり,問題を解くのに必要な知識を分析してみたり,過去問をネタにいろいろやってみるのはとっても楽しいです。
ということで,不定期で,過去問をいろいろ分析してみようかなと思います。
ただ,先に,これは「過去問解説」のように,問題を解くのに役立つ物ではなく,あくまで「過去問と戯れる」ことを,お断りしておきます。
ってことで,まず最初は,応用情報技術者試験のアルゴリズム。
応用情報技術者試験のアルゴリズムの過去問は,今年の春の,平成21年午後問2の,一問しかありません。なので,この問題をネタにします。
アルゴリズムのネタは,定番アルゴリズムのハッシュ法です。
ハッシュ法で衝突が起こった時の対処法に,チェイン法(リストでキー値をつなげるやつ)を利用した場合の問題です。ソフトウェア開発技術者試験の時には,小町算やらカプレカ操作やら見たことのないアルゴリズムが多かったのですが,これは定番なので,解きやすい,やさしい問題かと思います。
ただ,試験後,「アルゴリズム,やさしかったよね」というと,結構「そんなことない!わけわかんなかった。」という意見も多かったので,何が難しかったのかな,とちょっと原因を推測してみました。
問題文を洗ってみると,次のような言葉や命令が出てきます。
 ・構造体
 ・関数
 ・参照 (ポインタ)
 ・new 命令で構造体の「実体」を生成 (インスタンス)
 ・nullを使ってる
このあたりは,「アルゴリズム」というより「プログラミング」という感じかと思います。
特定の(とはいえ一般的な)プログラミング言語特有の用語が結構出てきます。これは,基本情報技術者試験にはない,応用情報技術者試験の大きな特徴の一つです。
出てくる内容を見る限り,構造化言語とオブジェクト指向言語の合いのこみたいな言語なので,C,C++とかJavaとか,複数の言語を知らないと取っつきにくいと思います。
やってる内容としては,ハッシュ法を利用して,データを探索したり(設問2,関数search),追加したり(設問3,関数addNode)するプログラムの穴埋めがメインです。ややこしい話ではないので,問題に出てくるプログラミング言語特有の言葉(参照とかnullとか)の意味がわかれば,特に問題なく解けると思います。
設問1は,「衝突って何?」っていうサービス問題です。
設問4は,アルゴリズムと言うより,問題文をちゃんと読んでるかどうかの国語力の問題かと思います。「表の大きさmがデータの個数nより十分大きい」ことが書いてあるんだから,衝突がめったに起こらない。なので計算量のオーダーはo(1)に決まってるじゃん,って感じの問題です。
ってことで,この問題を解くためには,「アルゴリズムの学習」だけでなく,「何かあまり古くないプログラミング言語(Javaぐらいがベスト)で実務のプログラムが組める」ことが必要な感じです。
この問題を解くのに必要なアルゴリズムの知識は,
 ・ハッシュ法 (できればチェイン法も)
 ・線形リスト
 ・計算量(o(オーダー)記法)
です。このあたりは,まともな参考書ならどれでも出ているかと思います。こういう定番アルゴリズムを理解する必要はもちろんあります。でも,その上で,「プログラミングスキル」も必要になってくる,それが応用情報技術者試験のアルゴリズムだと思います。
「基本情報技術者試験よりも言語がない分簡単」というわけでは全然なく,むしろプログラミング言語については,結構高度なことが要求されています。
なので,個人的には,基本情報技術者試験を飛ばして応用情報技術者試験を受けるのは,あまりおすすめできないと考えてます。

ノルディックウォーキング

わく☆すた、けんけんです。
“歩く”ことの効用は,このブログでも,いろいろなところに出てきます。
けれども,「歩くだけじゃいまいち緩いよな」と感じられる方もいらっしゃると思います。そうゆう方には,「走る」と言う選択肢もありますが,そうすると今度は,「走るのはなぁ」と,いきなり閾値を超える方が多そうです。
そんな場合は、「歩く」と「走る」の中間にある(と自分が思っている),

              “ノルディックウォーキング”
をおすすめします。
(詳細はWikiや,日本ノルディックフィットネス協会が詳しいです。)

クロスカントリーの夏用のトレーニングとして開発された,ノルディックウォーキングは,単純に専用のポールを突いて歩くだけなんですが,筋肉の90%を使うと言うから驚きです。(残りの10%は顔の筋肉だそうです。)

具体的には,こんな感じで歩きます。(YouTube)

自分は,フルマラソンを走るので,ノルディックウォーキングをやり始めの頃,「大したことないや」と,てくてく歩いていたら1時間半ほど経った時,急にガクッと身体の力が抜けるような感覚に見舞われました。ゆっくりゆっくりと疲れていたようです。^^;
そんなわけで,ただ歩くより,かなりフィットネス効果があるのを体感してしまいました。(今では慣れたので,そんなことないですけどね。)
昨日も40分ほど歩いてきましたが,曇り空で気温が低めでしたが,うっすらと汗ばんでいました。

メリットは,ウォーキングより高カロリー運動なこと。(20%増し) 二の腕のたるみが締まる。ポールと突くことにより,左右のバランス良く運動できる。膝への負担が軽い。などです。(ただ歩いていると,左右の筋肉の強さの差によって,バランスが崩れることが多いようです。)

欠点があるとすれば,ノルディックウォーキング用のポールを用意する必要があることと,“目立つ事”でしょうか。江戸川の河川敷を歩いていると,高い確率で,「それなんですか?」と声をかけられます。

ノルディックウォーキング用のポールは,LEKIブランドが有名ですが高いので,ヤフオクなどで探すと,今なら9千円くらいからあるようです。(ちなみに自分のは,ヤフオクで購入した5千円の物を使っています。) 「ポールを買わなければならない」ってのが,一番の壁みたいです。

各地でイベントが開催されているようなので,そこに参加して様子を見るのもいいかもしれません。ポールの貸し出しがある場合もあるようです。

ノルディックウォーキングは,まだ生まれて20年ちょっとなので,日本にはあまりなじみはないようですが,去年,ウィーン,プラハに行った時は,何回かノルディックウォーキングをしている人に出会いました。さすが,北欧生まれだけのことはあります。
ただのウォーキングには興味ない人には,おすすめですよ。

ノルディックウォーキング

わく☆すた、けんけんです。
“歩く”ことの効用は,このブログでも,いろいろなところに出てきます。
けれども,「歩くだけじゃいまいち緩いよな」と感じられる方もいらっしゃると思います。そうゆう方には,「走る」と言う選択肢もありますが,そうすると今度は,「走るのはなぁ」と,いきなり閾値を超える方が多そうです。
そんな場合は、「歩く」と「走る」の中間にある(と自分が思っている),

              “ノルディックウォーキング”
をおすすめします。
(詳細はWikiや,日本ノルディックフィットネス協会が詳しいです。)

クロスカントリーの夏用のトレーニングとして開発された,ノルディックウォーキングは,単純に専用のポールを突いて歩くだけなんですが,筋肉の90%を使うと言うから驚きです。(残りの10%は顔の筋肉だそうです。)

具体的には,こんな感じで歩きます。(YouTube)

自分は,フルマラソンを走るので,ノルディックウォーキングをやり始めの頃,「大したことないや」と,てくてく歩いていたら1時間半ほど経った時,急にガクッと身体の力が抜けるような感覚に見舞われました。ゆっくりゆっくりと疲れていたようです。^^;
そんなわけで,ただ歩くより,かなりフィットネス効果があるのを体感してしまいました。(今では慣れたので,そんなことないですけどね。)
昨日も40分ほど歩いてきましたが,曇り空で気温が低めでしたが,うっすらと汗ばんでいました。

メリットは,ウォーキングより高カロリー運動なこと。(20%増し) 二の腕のたるみが締まる。ポールと突くことにより,左右のバランス良く運動できる。膝への負担が軽い。などです。(ただ歩いていると,左右の筋肉の強さの差によって,バランスが崩れることが多いようです。)

欠点があるとすれば,ノルディックウォーキング用のポールを用意する必要があることと,“目立つ事”でしょうか。江戸川の河川敷を歩いていると,高い確率で,「それなんですか?」と声をかけられます。

ノルディックウォーキング用のポールは,LEKIブランドが有名ですが高いので,ヤフオクなどで探すと,今なら9千円くらいからあるようです。(ちなみに自分のは,ヤフオクで購入した5千円の物を使っています。) 「ポールを買わなければならない」ってのが,一番の壁みたいです。

各地でイベントが開催されているようなので,そこに参加して様子を見るのもいいかもしれません。ポールの貸し出しがある場合もあるようです。

ノルディックウォーキングは,まだ生まれて20年ちょっとなので,日本にはあまりなじみはないようですが,去年,ウィーン,プラハに行った時は,何回かノルディックウォーキングをしている人に出会いました。さすが,北欧生まれだけのことはあります。
ただのウォーキングには興味ない人には,おすすめですよ。

やりたいこと・好きなことをやってみる

わく☆すた,けんけんです。
自分がやりたいことをやっていると,幸せを感じてしまいます。自分は,「動画を見ること」が大好きです。^^; ですので,YouTubeとか,延々見てしまいます。
けれども,前は好きなことであっても,「やってはいけない」と,なかなかできない自分がおりました。
どうしてかと言えば,どうも日本の教育や育った環境によるようで,「これはしてはいけない」,「こうしなければならない」,「ルールはこうなっている」のオンパレードで,“自分が好きなことをする”と言う単純なことでも,「お金にならないから」とか,「時間がもったいない」などの,いろいろ理由をつけてやらない・できないパターンが多かったです。
最近は,そんなブレーキが外れてきて,やりたいことができるようになってきています。
それは,先日出てセミナーで気がついた事があるからです。
そのセミナーによると,「やりたいこと・好きなこと」には段階があって,
     1.「好きなこと」
     2.「得意なこと」
     3.「人に喜ばれること」
の3段階です。
3.の「人に喜ばれる」段階まで行くと,ビジネスになりうるので,起業している手前,「人に喜ばれる,好きなこと・やりたいこと以外,やってはいけない!」などと思っていました。
けれども,気がついたのは,いきなり3.の段階に進むのではなく,
      1.「好きなこと」  > 2.「得意なこと」 > 3.「人に喜ばれること」
のように,1.の中に2.があって,2.の中に3.があるのです。
ですから,3.だけを考えても,なかなか出てきません。1.「好きなこと」は,人生の楽しみ・趣味みたいなものなので,結構沢山あると思います。1.をしっかりやることで,2.→3.と続くと気がついたのです。
そう考えると,延々動画を見ている自分でも,動画を見ることは趣味ですが,見続けていると動画の扱いが得意になってきます。(動画を変換したり,編集したり,容量を少なくする,画質の善し悪しなど)
そして,情報処理技術者試験の解説動画を編集してYouTubeで公開したりすると人に喜ばれます。
こんな感じで,1.「好きなこと」も,得意なことになり,人に喜ばれることに繋がっているのです。
そして,バイクに乗るのも好きなのですが,これは正直,全然仕事に役立たないことですよね。けれども,乗っている間は,他にすることないのか,いろんなアイデアが浮かんでくるのです。つまり,2.3.のネタが,出てくる感じです。
一つコツがあるとすれば,「やる続けられる情熱を持っているか」だと思います。熱い情熱ではなくて,懇々とわき出る水のような,静かな情熱です。
今回は,自分の例でお話ししてしまいましたが,こんな感じで,やりたいこと・好きなことをやり続けていると,思わぬ自分に出会えるかもしれません。

やりたいこと・好きなことをやってみる

わく☆すた,けんけんです。
自分がやりたいことをやっていると,幸せを感じてしまいます。自分は,「動画を見ること」が大好きです。^^; ですので,YouTubeとか,延々見てしまいます。
けれども,前は好きなことであっても,「やってはいけない」と,なかなかできない自分がおりました。
どうしてかと言えば,どうも日本の教育や育った環境によるようで,「これはしてはいけない」,「こうしなければならない」,「ルールはこうなっている」のオンパレードで,“自分が好きなことをする”と言う単純なことでも,「お金にならないから」とか,「時間がもったいない」などの,いろいろ理由をつけてやらない・できないパターンが多かったです。
最近は,そんなブレーキが外れてきて,やりたいことができるようになってきています。
それは,先日出てセミナーで気がついた事があるからです。
そのセミナーによると,「やりたいこと・好きなこと」には段階があって,
     1.「好きなこと」
     2.「得意なこと」
     3.「人に喜ばれること」
の3段階です。
3.の「人に喜ばれる」段階まで行くと,ビジネスになりうるので,起業している手前,「人に喜ばれる,好きなこと・やりたいこと以外,やってはいけない!」などと思っていました。
けれども,気がついたのは,いきなり3.の段階に進むのではなく,
      1.「好きなこと」  > 2.「得意なこと」 > 3.「人に喜ばれること」
のように,1.の中に2.があって,2.の中に3.があるのです。
ですから,3.だけを考えても,なかなか出てきません。1.「好きなこと」は,人生の楽しみ・趣味みたいなものなので,結構沢山あると思います。1.をしっかりやることで,2.→3.と続くと気がついたのです。
そう考えると,延々動画を見ている自分でも,動画を見ることは趣味ですが,見続けていると動画の扱いが得意になってきます。(動画を変換したり,編集したり,容量を少なくする,画質の善し悪しなど)
そして,情報処理技術者試験の解説動画を編集してYouTubeで公開したりすると人に喜ばれます。
こんな感じで,1.「好きなこと」も,得意なことになり,人に喜ばれることに繋がっているのです。
そして,バイクに乗るのも好きなのですが,これは正直,全然仕事に役立たないことですよね。けれども,乗っている間は,他にすることないのか,いろんなアイデアが浮かんでくるのです。つまり,2.3.のネタが,出てくる感じです。
一つコツがあるとすれば,「やる続けられる情熱を持っているか」だと思います。熱い情熱ではなくて,懇々とわき出る水のような,静かな情熱です。
今回は,自分の例でお話ししてしまいましたが,こんな感じで,やりたいこと・好きなことをやり続けていると,思わぬ自分に出会えるかもしれません。

試験区分ごとの「適性」

わく☆すた,美月です。
マーケティングをやっている人に,うちの会社で資格試験対策をしているという話をすると,よく「合格保証をつければ売れるよ」と言われます。あと,「これさえあれば応用情報技術者試験に受かる,という教材を教えてください」という話も良く聞きます。残念ながら,このどちらもできません。
情報処理技術者試験の勉強には,向き不向きがあります。
誰でも学ぶことが可能な義務教育と違って,IT系の職業には適性があります。適性が合わない時に,無理して合わせようとしても自分もまわりも不幸ですので,自分に向いた,楽しめる職業につくのが一番です。IT系の仕事,といってもプログラミングだけではないので,いろんな適性の人に向いた職業はもちろんあります。そのために12種目もある,とも言えます。
情報処理技術者試験のうち,「合格保証」をつけて売り出してもいいかな,と感じるのは,唯一,ITパスポートだけです。午前試験だけのITパスポートで60%正答する,というゴールだったら,敷居も高くないですし,誰にでも到達できると思います。
基本情報技術者試験は,9割以上の方は勉強すれば合格できるとは思いますが,たまにどうしても苦手な方がいます。そういう方が合格できない一番大きな要因は「アルゴリズム」と「プログラミング」です。アルゴリズムに関しては,マスターするまでの時間の個人差がとても大きいため,半年かけても合格レベルまでいかない場合も結構あります。去年まではアルゴリズムとプログラミングだけで,午後の配点の50%を占めていたので,この2つができないとお手上げでした。今年からは,プログラミングが1問になり,アルゴリズム+プログラミングで40%,他が全部できれば合格できるようにはなりました。プログラミングの方は,アルゴリズム的な力がなくても大丈夫な,COBOLやアセンブラを学習するという手がありますので,受かりやすくなったとは言えると思います。
今までの試験で,プログラミングの適性が最も必要だったのは,旧ソフトウェア開発技術者試験です。この試験に関しては,「どうしても合格できない」人は実は大勢いました。アルゴリズムの難易度が結構高く,午後2のアルゴリズム1問で合否が決まる,ということがあったためです。そのため,試験制度が変わって,「応用情報技術者」になったのではないかと考えています。
応用情報技術者試験は,「SE」と「コンサルタント」の両方の職種に合わせた資格です。ですので,「アルゴリズムが必須」ではなくなりましたし,プログラミングがわからなくても合格できるようにはなりました。といっても,アルゴリズムを選ばない代わりに,経営戦略についてちゃんと勉強する必要があるので,それはそれで向き不向きや好き嫌いがあります。選択の幅が広がったのは事実ですが,「誰でもOK」というわけではないところが悩ましいところです。
個人的に,一番「適性」に関係ないかな,と感じているのは,実はネットワークスペシャリスト試験です。
勉強量が多く,積み重ねが必要ではありますが,きちんと順を追って実力をつけていけば,着実に合格レベルに到達します。3年,5年,人によっては7年ぐらいかかって取得する人もいますが,逆に言うと,年数をかけてあきらめずに知識を積み上げていくことで,確実に合格できる試験であると言えます。私が10年前にネットワークスペシャリスト試験を受験した頃の仲間は,今改めて考えてみると,途中であきらめなかった人はほとんど合格しています。やり方さえ間違えなければ,基本情報技術者試験合格レベルからだと,十分合格できる試験です。もちろん,勉強量は情報処理技術者試験の中では1,2を争うぐらい多いので,「勉強を長く続けていく根気」という適性が一番必要な試験かもしれません。
データベーススペシャリスト試験は,好き嫌い,向き不向きが大きく分かれる試験ですが,意外と適性は関係ないように感じています。正規化やER図について,きちんとわかれば合格できるのですが,しきい値を超えるのには個人差が大きいです。ただ,しきい値さえ超えれば受かるので,3年も4年もかけて,やっとしきい値を超えて合格,という人もいます。「わからない状態でもあきらめない」根気が適性だとも言えます。ネットワークスペシャリストとデータベーススペシャリストは両方持っている人が結構多いのですが,分野が違う割に同じような適性が必要だからかな,と感じています。
情報セキュリティスペシャリスト試験は,受からない人はなかなか受からないです。国語力が一番必要,という時にもお話しましたが,セキュリティは「問題文の会社の状況」に合わせて考える必要があるので,知識だけでは対応できません。個人的な感覚では,自分が話すのが大好きで人の話を聞けない,という人は受かりにくい傾向にあるように思います。
論文系5区分は,それほど適性に差はないと考えています。論文系って,全部揃えてる人も多いですし,スペシャリスト系ほど,試験区分間の差はありません。論文系で大事なのは,「きちんと文章で言いたいことを伝えられる力」や「文章から言いたいことが読み取れる力」,つまり国語力だと思います。これがないと,論文系はまず受かりませんし,逆に国語力がある方は,スペシャリスト系よりも楽に受かるんじゃないかと考えています。実際,ソフトウェア開発技術者やネットワークスペシャリストには苦戦したけど,システム監査には楽に受かった,という方もいます。
あと,ITストラテジストやプロジェクトマネージャ,システム監査の3試験は,論文を書く時に高い視点が求められますので,物事を俯瞰的に見る「大局観」が必要だとも感じています。この,物事を抽象化して高い視点から見る能力も,適性の一つです。(もちろん磨くことは可能です。)
ということで,これはあくまで私の感覚ですが,もし良かったら,受験区分を選ぶ時の参考にしてみてください。