株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 56/91

システムアーキテクト合格体験記 瀬戸美月

わく☆すたでは,情報処理技術者試験に合格された方から,合格体験記を募集しています。

まずはこんな感じ,ということで,私(美月)の平成22年秋の合格体験をもとに,合格体験記を書かせていただきましたので,参考にしてみてください。
サンプルですが,次回以降のシステムアーキテクト受験者に,お役に立てれば幸いです。

【基本情報】
氏名:瀬戸 美月
年齢:39歳
システムアーキテクト受験:1回目
 (アプリケーションエンジニアも含めると3回目。2回目は合格)
点数:
 午前1 95.20点
 午前2 72.00点 
 午後1 71点 (問3,問4を選択)
 午後2 A (問3を選択)

【試験に向けて,勉強した内容】
再受験なので,1ヶ月ぐらい前から,仕事の合間に準備しました。
試験制度が変わっているので,その変わったポイントを中心に学習しました。
具体的な内容は,以下の通りです。

1.過去問演習
 アプリケーションエンジニアの分も含め,過去問3年分の過去問を午後1まで学習しました。
 使用した教材:徹底解説システムアーキテクト本試験問題〈2010〉

2.論文対策
 時間がなかったので,今回の事前準備論文は平成21年の過去問を使った1本だけです。論文試験ははじめてじゃないので,それで何とかなるかな,と思いました。
 あとは,ネタ整理として,自分の経験の洗い出しは行いました。

3.システムアーキテクト的な知識の勉強
 定期購読している「日経SYSTEMS」を毎月ひととおり読みました。試験対策書は,特に使用していません。

【当日の試験の感想】
当日は,前の席の人の貧乏ゆすりに気を取られて,かなりイライラしながら受験しました。
午後からは試験官の人にお願いして,席を替えていただきました。おかげで,午後からは集中して受験することができて良かったです。
各区分の感想は,以下の通りです。

1.午前1
 新問が多く,ちょっと戸惑いました。難易度的には,結構難しい方だったと思います。

2.午前2
 過去問が少なく,新しいテーマの出題が多く,かなり苦戦しました。「ひょっとしたら午前2で落ちるかも?」と,不安に感じるぐらい難しかったです。
 最後に,受験番号のマークを忘れていることに気づいて,かなりあせりましたが,なんとか間に合いました。

3.午後1
 傾向が変わっている,というか,アプリケーションエンジニアの時に比べて,だいぶん難しくなってるように感じました。問題文が長く,題意を取るのに意外と手間取って,時間ぎりぎりまでかかりました。
 問3,問4を選択したのですが,問3の穴埋めで詰まってしまい,最初の50分を使ってしまいました。あせった問4は,結構ミスリードが多かったように感じています。

4.午後2
 自分の経験にぴったりくるテーマがなかったので,かなり焦りました。
 問3「組込システム開発におけるハードウェアとソフトウェアとの機能分担」を選択し,昔DNA抽出装置のシステム開発をしたときの経験を活かして書きました。
 あまりいい論文は書けませんでしたが,字数などの形式は満たしていて問題文の意図は外してなかったと思います。

【今後の受験者に向けてのアドバイス】
午後1は,システムアーキテクト試験に変わってからかなり内容が濃くなっているので,システムアーキテクトの過去問をしっかり学習しておくことが大切です。特に,午後1は文章が長いので,普段から文章を読み慣れていることが必要になってくると思います。
あと,午前2では,システム開発から経営まで,幅広い分野が深く突っ込んで出題されるので,意外と手強いです。「自分は開発やってるから」と安心せず,参考書などでひととおり学習して試験に臨むことをおすすめします。
システムアーキテクトの一番の合格ポイントは,論文です。
はじめて受けるときには,準備論文をきちんと書ききって,試験の形式を知ることが大切だと感じました。平成21年からは,昔の形式と変わっているので,今の形式に合わせた練習も必要だと思います。
最後に,システムアーキテクト試験は,結構難しい試験ではありますが,必要な対策を行えば,敷居はそれほど高くはないと思います。
十分な準備をして,余裕をもって試験に臨みましょう。

以上です。

アドバイスあたりは,ちょっと自戒も込めて書いちゃいましたが,だいたいこんな感じです。
それでは,体験記,お待ちしています。

情報セキュリティスペシャリストに必要な勉強

私は,情報セキュリティスペシャリストという試験は,正直,他の情報処理技術者試験とはなんか違うな~,と感じています。
他の試験だと,「この試験に受かるには,この勉強をすればいいよ」というのが明確にあって,ある一定の実力がつけば,だいたい受かります。
同じスペシャリスト系でも,ネットワークスペシャリストとデータベーススペシャリストはそんな感じで,「ネットワーク(データベース)のこのポイントがわかると受かりますよ」というのがいくつかあって,その壁を越えれば受かる,という感じが大きいです。
でも,情報セキュリティスペシャリストの場合は,ちょっと質が違います。
元々が,セキュリティは技術というより,「会社を守る」とか経営系の感じが強く,人間関係に大きく左右されやすいので,確立された技術,というのはありません。
もちろん,暗号化とか認証の技術の理解は必須ですが,それ以外の,「何をやれば受かる」は,内容的には結構あいまいです。
ただ,「試験会場に行って,問題文に合わせてうまく書くことができれば,受かりやすい」のは確かです。
その場その場で,問題文に合わせて,臨機応変に答案を書く能力,というのはシビアに試されます。
実際のセキュリティの現場でも,その場や相手に合わせて,臨機応変に変えていくのは重要ですし,そういう意味では,確かに実力を試している感じがします。
文章で相手にわかるように伝える,というのは,マネジメントするときにはとても大切です。
ですので,情報セキュリティスペシャリスト試験に一番必要な勉強は,実は,「文章の読み書き」かな,と感じています。以前,「国語力の必要な情報処理技術者試験」でも書きましたが,国語的な力が,12区分で一番要求されるのが,情報セキュリティスペシャリスト試験だと思います。
文章を読んで書く練習をちゃんとやる,これだけで何年も受からなかった情報セキュリティスペシャリストに受かった人もいます。
特に,午後2の得点が予想外に低い人は,自分が意図が伝わる文章を書けていないと言うことを疑ってみてもいいと思います。
それ以外だと,情報セキュリティの分野というのは,元々応用分野なので,他の分野の基礎があれば理解しやすいですが,ないと苦労するという面があります。
ですので,IT全般の勉強をあらかじめやっておく,というのはとても役に立ちます。
特に,「ネットワーク」「データベース」「システム開発」の3分野は,試験にも密接に関係してきますので大切です。
ですので,情報セキュリティスペシャリストに必要な勉強としては,こんな感じかな,と私は考えています。

1.文章の読み書き(国語)の練習
2.IT全分野についての応用情報技術者レベルの勉強
3.情報セキュリティ専門分野の勉強

1,2があれば,3は結構容易に身につくと思います。
情報セキュリティ自体の勉強,というのは実はそれほど多くないので,国語が得意で,応用情報技術者に受かってるレベルからなら,2ヶ月ぐらいの勉強でも十分です。
ですので,今の時期は,情報セキュリティスペシャリストを受けられる方は,セキュリティ以前の基礎的なところを固める学習をおすすめします。

アルゴリズムは,「慣れること」がカギ

応用情報技術者試験の勉強で,一番時間がかかる分野は,私は「アルゴリズム」だと考えています。
アルゴリズムは,やり方がわかればできるというものではなく,「考え方を身につける」ものだからです。

人間と違う,コンピュータを扱う上で必要な思考法,論理的な考え方,それがアルゴリズムを学ぶことで身につきます。
試験勉強でアルゴリズムとして学ばなくても,プログラミングの経験をいろいろ積めば身につくものではあるのですが,アルゴリズムでは,そのエッセンスを効率的に学びます。
ですので,応用情報技術者試験のアルゴリズムは,プログラミング経験が豊富な人には,結構簡単だとは思います。

自分にプレゼントする

メリークリスマス!
皆さんに,クリスマスの祝福が訪れますように。
秋葉原は,実は下町なので,中心街からちょっとそれると,個人商店やスーパーが,いっぱいあったりします。
ということで,クリスマスイブの料理は,秋葉原駅から徒歩7分ぐらいの,近所のスーパー(ライフ)で手にいれました。
たまに,「秋葉原って人が住めるんですか?」って聞かれますが,実は結構住みやすいのです。
昭和通りを超えて,台東区に入ると,昔ながらの街並みがいっぱいで,昭和ー!って感じで,結構楽しめます。秋葉原に引っ越してきて約半年,通ってるときとは違った東京を,いろいろ体験させていただきました。
今日,自分へのクリスマスプレゼント,ってことで,「涼宮ハルヒの消失 限定版」のDVDを買いました。
劇場にも見に行きましたが,DVDはまた別,って感じで買っちゃってます。
私の趣味は結構オタクなので,あんまり他では話をしないのですが,そんなの普通って感じで堂々としていられる感じも,秋葉原のいいところかな,って感じてます。
ホントに好きなものには貴賤はないので,どんなものでも「好き!」と堂々と言えたらうれしいですね。
ただ,なかなか人の好きなものってわかりづらいですし,自分の好きなものを,人に伝えるのも大変だったりします。
そんなときには,「自分へのプレゼント」がおすすめです。
いつも頑張ってくれている,自分に,自分の欲しいものをプレゼントする。
そんな感じでお金を使うと,結構豊かな気分になれます。
さっきも言いましたが,私も自分にDVDをプレゼントしました。
こういう,「仕事や勉強にはまったく役には立たないけど,自分が好きなもの」というのは,自分を幸せな気分にしてくれます。
そんなに高価なものじゃなくっても,自分の好みにピッタリはまっていれば,とても幸せになれます。
例えば私は,スーパーでよく売ってる,モンテールのシュークリーム(だいたい1個98円ぐらい)が大好きなので,それを食べていると幸せです。昨日のクリスマスイブも,モンテールがケーキを出していたので買ってみましたが,なにげにおいしかったです。
そんな感じで,大切な自分にプレゼントを贈ってあげましょう。
そうすると,どんなときでも,幸せに時を過ごせると思います。

ITパスポートのCBTリハーサル試験

先日,合格発表と一緒にさりげなく,試験センターから「ITパスポート試験へのCBT方式導入に向けたリハーサル試験の実施について」という発表がありました。
来年の1月17日(月)~3月27日(日)までの間に,全国各地でITパスポートのリハーサル試験が行われるそうです。
リハーサルなので,合格しても合格証書などがもらえるわけではありませんが,点数は出るみたいです。
力試しに,協力がてら一度受けてみるのも楽しいと思います。
私は早速,一番近い東京都千代田区の会場で,申し込みを行いました。
以前,「ITパスポート試験で基礎をざっと勉強する」の記事でも書きましたが,ITパスポートは,意外と本質を突いた,わかっていないと解けない試験です。
基礎力に不安を感じている人は,ITパスポートの参考書で勉強してから,この試験を受けると,一石二鳥でいいと思います。
ITパスポートの参考書は,結構わかりやすくて質のいいのが多いので,基礎を振り返る学習には最適です。
高度区分に連続で落ちてしまっている,という方は,このあたりを受けて,自信をとりもどすのもおすすめです。
もし,予想外に低得点だったら,もういちど基礎の勉強をやり直してみると,次につながると思います。
本番の試験だと,試しに受けてみる,というのもちょっともったいないです。
でも,こんな感じのリハーサル試験なら,日程が合いさえすれば,気軽に受けられると思います。
新しいものがいろいろ出てきます。
活用できるものは活用して,次の試験にむけて歩いて行きましょう。

年末年始の予定について

わく☆すたからのお知らせです。
わく☆すたの年末年始の休暇は12月30日(木)~1月4日(火)に決まりました。
12月29日(水)中に入金確認ができた場合には,年内の発送を行います。年末年始の勉強に,ぜひお役立てください。
おかげさまで,「スタートアップキャンペーン」でたくさんのご注文をいただき,うれしい悲鳴をあげております。商品は順次,発送させていただいておりますが,クーポン券の発行が間に合っておりません。
「クーポン券来ないのかな?」と不思議に思われている方は,もう少しだけお待ちください。

あと,本日,応用情報技術者試験の平成22年秋版の午後テクノロジ系の解答解説DVDの撮影が終わりました。こちらは,年内の発売を予定しております。
今はデータベーススペシャリスト向けの教材を中心に作成しておりますが,応用情報技術者試験,情報セキュリティスペシャリスト試験の対策教材も,順次作成予定です。1月中には過去問DVD,2月にはセミナーDVDの発行を予定しております。応用情報技術者試験,情報セキュリティスペシャリスト試験を受験される方で,わく☆すたの教材をご利用予定の方は,もう少々お待ちください。
個人的な話ですが,年末,広島に帰省しようと思って今日電車を予約したら,全然取れずに大変でした。
結局,新大阪から乗り継いで,なんとか席が確保できましたが,冷や汗をかきました。
ですので,年末年始の予定は,早めに立てるのがおすすめです。
先手先手で計画して,良い2011年を迎えましょう。

高度共通午前1について

昨日,平成23年春期の情報処理技術者試験に関しての案内書が,試験センターから発表されました。
この資料によると,平成23年春期に,高度試験の一部(午前1試験)免除が受けられる方は,
 ・平成 21,22 年度の AP,高度試験の合格者
 ・平成 21,22 年度の高度試験の午前Ⅰ通過者
のうち,平成 23 年度春期の高度試験の一部(午前Ⅰ試験)免除を希望する者です。
平成21年度春期の午前1は,とても突破率が高くって,8割ぐらいの方が受かっていたと思います。この初回の午前1で突破された方は,次回が午前1免除の最後になります。
たまに,「もう午前1免除がなくなった」と思われている方がいらっしゃいますが,午前1は,合格後2年間,4回分の試験の間は有効です。
ちなみに,次回「合格」してしまえば,さらにあと2年間午前1が免除されますので,ちょっとお得です。
ここで合格出来ない場合には,平成23年秋期は,午前1からの受験になります。
最近は,午前1の突破は,結構難しくなっています。
高度区分共通の午前1は,応用情報技術者試験の午前で出題される80問のうち,30問がピックアップして出題されます。ですので,レベル的には基本的に,応用情報技術者試験の午前と同じです。
ただ,個人的な感覚では,応用情報技術者の午前に出てくる問題から,どちらかというと難しめの問題をピックアップしているように感じるので,多分,高度午前1の方が若干,応用情報技術者午前より難しい気はします。
ちなみに,試験センターの「統計情報 得点分布・評価ランク分布」によると,今回(平成22年秋)の午前1及び応用情報技術者午前の突破率は,以下のようになります。
  応用情報技術者午前       37.4%
  情報セキュリティスペシャリスト 37.0%
  ネットワークスペシャリスト    42.1%
  ITサービスマネージャ       32.9%
  システムアーキテクト       54.2%
  ITストラテジスト          55.7%
元々レベルの高い受験者層が多いシステムアーキテクトとITストラテジストはのぞくと,午前1の突破率は半分以下です。
高度午前1は,30問の4択を答えればいいので,一見簡単そうに感じるのですが,実は受かる人より落ちる人の方が多い試験,というのは頭に置いておくといいと思います。
もちろん,午前試験ですし,聞かれているのは知識が中心なので,勉強しさえすれば確実に合格出来ます。ただ,あまり勉強せずにいって運任せ,ということをやると,簡単に足元をすくわれますのでご注意ください。
試験にとにかく合格する,ということだけでなく,着実に使える実力を身につける,ということにフォーカスすると,この高度区分の午前1の勉強は,視野を広げたり応用力をつけたりするのに,とても役に立ちます。
応用情報技術者試験の午前も一緒ですが,全分野のことをひととおり知っておくことによって,専門に偏りすぎない,バランスのいい知識を身につけることが出来ます。
ITの各分野は,それぞれ独立しているようでいて,密接に結びついています。ネットワークの勉強にはコンピュータシステムが,セキュリティの勉強にはネットワークが,前提知識として必要で,それがないと学習するときに苦労します。
来年の春試験,午前1から受験される方はぜひ,今頃から午前対策を行っておきましょう。
その知識は,午後の勉強をするときや,実際の実務に,結構役立つと思います。
一歩一歩着実に,必要な知識を身につけていきましょう。

試験の結果を次に生かそう

皆様,たくさんのコメントやご連絡,ありがとうございます。
この,ご報告をいただくことが,わく☆すたにとってすごく励みになります。
全体的な話として,「なぜ不合格だったのかわからない」人は,ぜひ,解答例と自分の答案を,比較してみてくださいね。
おととい,「自分の解答を振り返ってみる」でも書きましたが,自分の足りなかった部分をしっかり見つめることが,次への大切なステップになります。
私自身,今回は午後1が71点で,結構完璧にできてる気がしてた分,ちょっと不満でした。でも,解答例とくらべてみると,自分が結構,ずれた考え方をしていたことが,すごくよく分かりました。見直して,「その試験で求められていたこと」をちゃんと感じてみると,次に何をすればいいかは,ある程度見えてくると思います。
特に,思っていたのと大きく点数が違う人は,何か大きな「勘違い」をしている可能性があります。勘違いは,大きければ大きいほど,点数への影響が大きいです。これは,その「勘違い」に気づくことさえ出来れば,大きくステップアップできると思います。
論文系の午後2で,C判定やD判定が出ている人は,単純に「情報処理技術者試験の論文の書き方」を知らないんだと思います。このあたりは,何かでやり方を知りさえすれば,少なくともB判定にはなるはずです。
IPA発表のプレスリリースによると,応用情報技術者試験は22.9%,高度区分はだいたい12%~15%ぐらいの合格率です。
なので,すごく難しいと感じがちではあるのですが,得点分布で実際の点数を見てみると,それぞれの時間区分(午前1,午前2など)では,結構受かっているのが分かると思います。
また,細かい分析はしたいと思いますが,午後試験それぞれでは,基本的に受かっている人と落ちている人は,半々ぐらいです。
決して,完璧に勉強しなければ受からない試験ではなく,必要なことを,必要なだけやれば受かります。
試験結果を見ないで,もう一度1から勉強してもOKですが,それだと大変ですし,また同じ間違いをする可能性が高いです。
ちょっとつらくっても,自分の試験結果を確認して,次に生かしていきましょう。

合格発表が行われました

本日12月20日(月)正午に,応用情報技術者試験以降の高度区分の合格発表が行われました。
合格発表,成績照会はこちらです。
今日は,待ち時間もなく,さくさく合格者受験番号一覧を見ることができました。成績照会は,ちょっと時間はかかっているようですが,携帯ページだと普通に見えます。
おかげさまで,私(美月)は,無事システムアーキテクト試験に合格できました。
論文の出来がいまいちだったので,「論文講座やってて,論文Bはシャレにならないなぁ~」と怖かったのですが,大丈夫だったみたいです。
合格番号を見ると,机を一生懸命揺らしていた,前の席の貧乏揺すり君も合格していたみたいです。合格したい!という思いが大きいと,プレッシャーも大きくなるんですね。
合格された皆様,おめでとうございます。
情報処理技術者試験は,全部で12区分ありますし,合格された勢いで,ぜひさらに上を目指してください。
不合格だった方は,残念でしたね。
ただ,不合格は,合格をゴールとすると,通過点です。
落ち込むとは思いますが,その体験を活かすことができれば,次に必ずつながります。
これでダメだ,とあきらめず,次を目指していきましょう。
なお,わく☆すたでは,次の試験に向けてのスタートのために,スタートアップキャンペーンとスタートアップイベントを開催することにしました。
スタートアップキャンペーンは,1月10日までにご購入いただいた皆様に,ご注文金額の10%のクーポン券をプレゼントいたします。早めのスタートに,キャンペーンをご活用ください。
また,1月10日(月・祝),東京・秋葉原で春試験に向けて,「勉強始めよう!スタートアップイベント」を開催します。
短時間(2時間)のイベントですので,スタートのきっかけにしたいな,という方は,お気軽にご参加ください。
それでは,結果報告,お待ちしています。

自分の解答を振り返ってみる

情報処理技術者試験の解答例は,午前や基本情報技術者,ITパスポートなどの記号を選択する方式のものは,当日発表されます。
ですので,すぐに答え合わせができて,確認ができます。
でも,午後の記述式の解答例は,結構発表が遅いです。
平成22年秋の解答例は,先日12月10日に発表されているのですが,試験から2ヶ月近く経っているからか,チェックする人は少ないです。
ですが,この,「解答例」には,次につながる大事なヒントがいっぱい隠されています。
「こういう風な解答が求められていたんだ」「自分の考えとここが違ったんだ」ということを確かめる,いいヒントになります。
最近は点数が出ますので,「ここが間違えていたから○点だったんだ」というのを,ある程度確認することができます。
自分の足りない部分を直視する,というのは,確かにつらいところもありますが,その分とてもためになるものです。
特に,59点とか,50点台ぐらいで落ちてしまった人は,足りなかった部分は「ほんの少し」です。ぎりぎりで落ちるのが一番ショックは大きいと思いますが,ちゃんと振り返ってみると,納得できる理由は見つかると思います。
そして,理由が見つかれば,あとはそれに対応していくだけです。
問題文が読めてなかった,っていう場合には,問題文を読む練習を積む,特定の分野の知識が足りなかった場合には知識をつける。そんな感じで,必要なところを補っていきます。
別に,全部一からやり直す必要はありません。
受かっていた場合でも,たいていの場合は違っている部分もありますので,確認はおすすめです。
特に,応用情報技術者や基本情報技術者などに合格して,次により高度な試験を受けようとする場合には,そういった復習が,とても役に立ちます。
合格発表に向けて,受験票と合わせて,10月に書いた答案を探して,現時点での実力を確認していきましょう。

試験区分別,勉強のスタート時期

平成22年春データベーススペシャリスト試験午後問題解答解説DVDの撮影が,今日やっと終わりました。
これから編集に入りますので,来週中には発売できる見通しが立ちました。ですので,明日には予約販売を開始します。
わく☆すた公開セミナーの「データベーススペシャリスト対策4回コース1回目」は,ただいま最後のチェック中ですので,もう少しで発売できる見込みです。
年末年始の勉強のお供に,ご活用いただければ幸いです。
最近は,試験区分としては,データベーススペシャリストの話が多いです。
これは,以前「データベーススペシャリスト試験対策は早めのスタートで」でも書きましたが,春試験の8区分の中では,データベーススペシャリストが一番スタートが早い方がいいと感じているからです。
応用情報技術者と情報セキュリティスペシャリストは,年2回試験がありますし,再受験の方は合格発表の後でないとやる気にならない,という人が多いと思います。この2つの試験区分は,それでも間に合うことが多いですし,基礎的な力があれば,3ヶ月きっちりやれば受かると感じています。
通常の勉強の仕方としては,年内にスタートすればちょうどいいと思います。
システム監査とプロジェクトマネージャの2区分は,積み重ねて何ヶ月も勉強する,というほどに知識としては多くないです。一番時間がかかるのは午後2の論文を書く練習で,これは積み重ねは必要だと思います。
ただ,論文自体をずっと書き続けるというより,手書きでまとまった文章を書く練習ができていれば,あとは早いと思います。
ですので,この2区分は,論文を書くことに慣れていれば,年明けでも十分間に合うと思います。
エンベデッドシステムスペシャリストは,全然知識がない場合は,結構時間がかかると思います。
ただ,試験参考書はあまり充実していませんし,試験対策として特別なことをするという感じではないので,今頃は試験対策ではなく,「エンベデッド技術」の勉強をするのがおすすめです。
問題演習などの,試験対策は,年明けでも大丈夫だと思います。
初心者向けの資格,基本情報技術者とITパスポートは,逆に「何ヶ月やれば受かる」というのは全然言えないと感じています。元々の素養や基礎知識に大きく左右されるからです。コンピュータが好きで,いろんな実務をやっていれば,試験対策はほとんどいりませんし,まったくの素人だと,結構敷居は高いと思います。
こちらは私の専門外ではありますが,勉強量は多く,早めにスタートした方が余裕は持てるので,今の時点で問題を解いて現在地を確認してみるといいと思います。
私の意見で,だいたいこれくらい,ということを書かせていただきましたが,もちろん,もっと早くスタートしたければすればいいですし,追い込まれて頑張るのもありだと思います。
ただ,試験区分によって,必要な勉強量や期間は違いますので,それもちょっと頭に入れながら,自分の勉強のペースを決めていきましょう。

試験区分別,勉強のスタート時期

平成22年春データベーススペシャリスト試験午後問題解答解説DVDの撮影が,今日やっと終わりました。
これから編集に入りますので,来週中には発売できる見通しが立ちました。ですので,明日には予約販売を開始します。
わく☆すた公開セミナーの「データベーススペシャリスト対策4回コース1回目」は,ただいま最後のチェック中ですので,もう少しで発売できる見込みです。
年末年始の勉強のお供に,ご活用いただければ幸いです。
最近は,試験区分としては,データベーススペシャリストの話が多いです。
これは,以前「データベーススペシャリスト試験対策は早めのスタートで」でも書きましたが,春試験の8区分の中では,データベーススペシャリストが一番スタートが早い方がいいと感じているからです。
応用情報技術者と情報セキュリティスペシャリストは,年2回試験がありますし,再受験の方は合格発表の後でないとやる気にならない,という人が多いと思います。この2つの試験区分は,それでも間に合うことが多いですし,基礎的な力があれば,3ヶ月きっちりやれば受かると感じています。
通常の勉強の仕方としては,年内にスタートすればちょうどいいと思います。
システム監査とプロジェクトマネージャの2区分は,積み重ねて何ヶ月も勉強する,というほどに知識としては多くないです。一番時間がかかるのは午後2の論文を書く練習で,これは積み重ねは必要だと思います。
ただ,論文自体をずっと書き続けるというより,手書きでまとまった文章を書く練習ができていれば,あとは早いと思います。
ですので,この2区分は,論文を書くことに慣れていれば,年明けでも十分間に合うと思います。
エンベデッドシステムスペシャリストは,全然知識がない場合は,結構時間がかかると思います。
ただ,試験参考書はあまり充実していませんし,試験対策として特別なことをするという感じではないので,今頃は試験対策ではなく,「エンベデッド技術」の勉強をするのがおすすめです。
問題演習などの,試験対策は,年明けでも大丈夫だと思います。
初心者向けの資格,基本情報技術者とITパスポートは,逆に「何ヶ月やれば受かる」というのは全然言えないと感じています。元々の素養や基礎知識に大きく左右されるからです。コンピュータが好きで,いろんな実務をやっていれば,試験対策はほとんどいりませんし,まったくの素人だと,結構敷居は高いと思います。
こちらは私の専門外ではありますが,勉強量は多く,早めにスタートした方が余裕は持てるので,今の時点で問題を解いて現在地を確認してみるといいと思います。
私の意見で,だいたいこれくらい,ということを書かせていただきましたが,もちろん,もっと早くスタートしたければすればいいですし,追い込まれて頑張るのもありだと思います。
ただ,試験区分によって,必要な勉強量や期間は違いますので,それもちょっと頭に入れながら,自分の勉強のペースを決めていきましょう。

HTML,CSS,XMLなど,Web技術の基本を学ぶ

今年(平成22年)の秋の応用情報技術者試験では,「午後問題でCSS (Cascading Style Sheet)が出題されました。
こちらの午後問8(情報システム開発)です。
解いてみると,なにげに手応えがあって,CSSを使ったことがないととわからない問題が多いです。
うちのサイトは,CSSを使っていますし,私自身は解けますが,これは試験勉強だと太刀打ちできない感じがします。実際にホームページを作ったりした経験の有無が問われているのかもしれません。
ちょっと前,平成18年秋のソフトウェア開発技術者試験でも,午後1問3で,XMLが出題されました。こんな感じで,忘れた頃に,新傾向の問題が出題されることもあります。
特に,Web系の技術は,突然問題として聞かれることが多いです。
情報セキュリティスペシャリスト試験でも,プログラミング言語の問題とは別に,HTMLで記述された午後問題が出てきます。こちらは,JavaScriptなども出てきましたし,Web系のシステム開発の問題は定番です。
ネットワークスペシャリスト試験でも,Web系のシステム開発の問題は結構出てきます。もちろん,ネットワークなので聞かれることは通信関係なのですが,システムの中身も知っていると,役に立つ問題もでてきます。
試験勉強だけをしていると,どうしても参考書中心になってきて,新しい技術は少し弱くなります。
でも,実際の試験は,結構新しく変化していっています。ちょっと視点を離してみて,試験勉強以外にも目を向けるのはおすすめです。
最後に,個人的に大好きな,「CSSをテーマにした歌」をお送りします。
題名は,「マージントップで歌わせて ~Song of margin-top~」。
ちなみに,margin-topとは,ボックスの上からの余白です。margin-right, margin-bottom, margin-leftとあわせて,この歌を聴くとその意味が理解できます。

楽しく,歌いながら,勉強していきましょう。

HTML,CSS,XMLなど,Web技術の基本を学ぶ

今年(平成22年)の秋の応用情報技術者試験では,「午後問題でCSS (Cascading Style Sheet)が出題されました。
こちらの午後問8(情報システム開発)です。
解いてみると,なにげに手応えがあって,CSSを使ったことがないととわからない問題が多いです。
うちのサイトは,CSSを使っていますし,私自身は解けますが,これは試験勉強だと太刀打ちできない感じがします。実際にホームページを作ったりした経験の有無が問われているのかもしれません。
ちょっと前,平成18年秋のソフトウェア開発技術者試験でも,午後1問3で,XMLが出題されました。こんな感じで,忘れた頃に,新傾向の問題が出題されることもあります。
特に,Web系の技術は,突然問題として聞かれることが多いです。
情報セキュリティスペシャリスト試験でも,プログラミング言語の問題とは別に,HTMLで記述された午後問題が出てきます。こちらは,JavaScriptなども出てきましたし,Web系のシステム開発の問題は定番です。
ネットワークスペシャリスト試験でも,Web系のシステム開発の問題は結構出てきます。もちろん,ネットワークなので聞かれることは通信関係なのですが,システムの中身も知っていると,役に立つ問題もでてきます。
試験勉強だけをしていると,どうしても参考書中心になってきて,新しい技術は少し弱くなります。
でも,実際の試験は,結構新しく変化していっています。ちょっと視点を離してみて,試験勉強以外にも目を向けるのはおすすめです。
最後に,個人的に大好きな,「CSSをテーマにした歌」をお送りします。
題名は,「マージントップで歌わせて ~Song of margin-top~」。
ちなみに,margin-topとは,ボックスの上からの余白です。margin-right, margin-bottom, margin-leftとあわせて,この歌を聴くとその意味が理解できます。

楽しく,歌いながら,勉強していきましょう。

試験を「すっぱいぶどう」にしない

だいぶん前に,「すっぱいぶどうの話」という記事でもかきましたが,イソップ童話に,「すっぱいぶどう」という話があります。

 きつねさんは,木の上に,おいしそうなブドウを見つけました。
 でも,手が届かず,食べられません。
 ジャンプしても,木に登ろうとしても,ダメでした。
 いろいろ試しても無理だったきつねさんは,最後に捨て台詞として,
 「フン,あのブドウはすっぱいのさ!」を残して去っていきました。

という,有名なお話です。
人には,どうしても,こうやって事実をねじまげるクセがあります。
自分が失敗したり,手に入れられなかったりすると,それを正当化するために,様々ないいわけを思いつきます。
情報処理技術者試験は,そんな感じで言われやすい試験ではあると感じています。
だいたいの試験区分は,合格率は10%台~20%台ですし,受かる人より落ちる人の方が圧倒的に多いです。ですので,落ちた人が,「あんな資格,とっても意味ない」と,言いたくなる気持ちはわかります。
でも,とっても意味のない資格なら,40年も存続していません。
国家試験ですし,試験の内容的に,取った人はある程度実力があると評価されているから,続いている試験なんだと思います。
確かに,アラを探せばいろいろ出てくるとは思います。
特定の機器に対応する試験ではありませんので,取ってそのまま現場で使えるわけではありません。ただ,基本的な素養は身につきますので,新しいことを覚える速さは,すごく速くなります。
試験では答えを1つに決める必要があるため,実際の実務が「そのまま」出題されるわけではありません。でも,なるべく仕事に必要なエッセンスを問えるように,問題が工夫されています。ですので,問題演習をすることで,仕事のエッセンスを疑似体験することができます。
ですので,100%ではありませんが,勉強した内容は実務に役立つようにできています。
そこに目をつぶって,「資格をとっても意味がない」としてしまうと,自分の成長の機会も失ってしまいます。
昔,大学生の頃,サークルの先輩たちが興した,ベンチャー企業でプログラマーのアルバイトをしていました。
その時,その先輩が情報処理技術者試験が嫌いで,「うちの会社では一種(今の応用情報技術者試験)を持ってるやつがいたら,絶対採用しない!」と断言していたのを覚えています。
その時は,「そんなもんかな」と思って,資格に興味を持ちませんでした。
でも,就職した会社は,情報処理技術者試験を重視する会社だったので,あわてて入社前に二種(今の基本情報技術者)を取得しました。
受けてみて改めて,もうちょっと前から勉強できていれば,結構役に立ったのに,と少し後悔しました。
試験というもの,それ自体は単純に,「現時点での実力を評価する」ための物差しです。
情報処理技術者試験は,IT業界で働いていくのに必要なスキルを持っているかどうかを測る物差しです。
持っていれば確実に昇進できる,とか,そういった特効薬ではありません。
でも,勉強することでスキルは身につきますので,昇進や転職に有利になることは多いです。
完璧ではないですが,それなりには役に立つ,資格試験とは,そんな感じだと思います。
ですので,試験勉強をすると決めたなら,「取っても意味ない」とか,そんなまわりの声には耳を貸さず,静かに勉強をし続けていくことをおすすめします。
だいたいの場合,「取っても意味ない」的なことを言うのは,受かっていない人,受かりそうにない人です。
環境が変化していく中,不安に感じることも多いと思いますが,それを感じながらも,一歩一歩,進んでいきましょう。

試験を「すっぱいぶどう」にしない

だいぶん前に,「すっぱいぶどうの話」という記事でもかきましたが,イソップ童話に,「すっぱいぶどう」という話があります。

 きつねさんは,木の上に,おいしそうなブドウを見つけました。
 でも,手が届かず,食べられません。
 ジャンプしても,木に登ろうとしても,ダメでした。
 いろいろ試しても無理だったきつねさんは,最後に捨て台詞として,
 「フン,あのブドウはすっぱいのさ!」を残して去っていきました。

という,有名なお話です。
人には,どうしても,こうやって事実をねじまげるクセがあります。
自分が失敗したり,手に入れられなかったりすると,それを正当化するために,様々ないいわけを思いつきます。
情報処理技術者試験は,そんな感じで言われやすい試験ではあると感じています。
だいたいの試験区分は,合格率は10%台~20%台ですし,受かる人より落ちる人の方が圧倒的に多いです。ですので,落ちた人が,「あんな資格,とっても意味ない」と,言いたくなる気持ちはわかります。
でも,とっても意味のない資格なら,40年も存続していません。
国家試験ですし,試験の内容的に,取った人はある程度実力があると評価されているから,続いている試験なんだと思います。
確かに,アラを探せばいろいろ出てくるとは思います。
特定の機器に対応する試験ではありませんので,取ってそのまま現場で使えるわけではありません。ただ,基本的な素養は身につきますので,新しいことを覚える速さは,すごく速くなります。
試験では答えを1つに決める必要があるため,実際の実務が「そのまま」出題されるわけではありません。でも,なるべく仕事に必要なエッセンスを問えるように,問題が工夫されています。ですので,問題演習をすることで,仕事のエッセンスを疑似体験することができます。
ですので,100%ではありませんが,勉強した内容は実務に役立つようにできています。
そこに目をつぶって,「資格をとっても意味がない」としてしまうと,自分の成長の機会も失ってしまいます。
昔,大学生の頃,サークルの先輩たちが興した,ベンチャー企業でプログラマーのアルバイトをしていました。
その時,その先輩が情報処理技術者試験が嫌いで,「うちの会社では一種(今の応用情報技術者試験)を持ってるやつがいたら,絶対採用しない!」と断言していたのを覚えています。
その時は,「そんなもんかな」と思って,資格に興味を持ちませんでした。
でも,就職した会社は,情報処理技術者試験を重視する会社だったので,あわてて入社前に二種(今の基本情報技術者)を取得しました。
受けてみて改めて,もうちょっと前から勉強できていれば,結構役に立ったのに,と少し後悔しました。
試験というもの,それ自体は単純に,「現時点での実力を評価する」ための物差しです。
情報処理技術者試験は,IT業界で働いていくのに必要なスキルを持っているかどうかを測る物差しです。
持っていれば確実に昇進できる,とか,そういった特効薬ではありません。
でも,勉強することでスキルは身につきますので,昇進や転職に有利になることは多いです。
完璧ではないですが,それなりには役に立つ,資格試験とは,そんな感じだと思います。
ですので,試験勉強をすると決めたなら,「取っても意味ない」とか,そんなまわりの声には耳を貸さず,静かに勉強をし続けていくことをおすすめします。
だいたいの場合,「取っても意味ない」的なことを言うのは,受かっていない人,受かりそうにない人です。
環境が変化していく中,不安に感じることも多いと思いますが,それを感じながらも,一歩一歩,進んでいきましょう。

「勉強」に対するネガティブな思い込みをなくす

情報処理技術者試験は,入学試験と違って,「ある一定レベルの実力があることを認定するための試験」です。
基本的に,適切な勉強をしていって,その試験に受かるだけの実力が身につけば,誰でも受かります。
ですので,試験に受かるために一番必要なことは,「必要な勉強を実際に行うこと」になります。
当たり前なのですが,意外とそれを実行するのは難しい,と感じる人は多いと思います。
勉強しようと思って机に向かったんだけど,なかなか始められない。参考書を広げたんだけど,全然集中できない。そんな感じで時間だけが過ぎていく,ということって,結構多いと思います。
私自身,勉強しようと思ってるんだけどなかなか始められない,とか,本を読んでも頭に入らない,という時はよくあります。
そんなときに,一番逆効果なのは,「できない自分を責める」ことです。
できないときには,できないなりの理由があるのです。
最近気づいたのは,今の日本だと,ほとんどの人は,「勉強は嫌い」とか「勉強は楽しくない」という,ネガティブな感情を持っているということです。
そして,多分それは,小学生ぐらいからずっと続けてきた「強制された勉強」が原因だとは思います。
小中学校は義務教育なので,「すべての国民に必要な,最低限のスキル」の教育を行います。その中には,好きなものも嫌いなものもあって,苦手なことを伸ばす,というところに力が注がれてきました。
なのでどうしても,必要以上に「イヤなことをやらされた」経験を持つんだとは思います。
あと,順位がついたり,入試で合否が決まったり,といった感じで,まわりと「競争」したことも原因だとは思います。基本的に,順位がつくと,1位以外は全員負けですので,そこに劣等感や挫折感を感じやすくなり,イヤな体験もいっぱいしてきていると思います。
ただ,そういったネガティブな経験を抜きにして考えると,勉強は,新しい知識を身につけて,自分の人生を向上させてくれる,便利な方法です。
なので,思い込みを抜きにして,ただ単に,目の前の勉強をやってみると,意外と面白いと感じることは多いんじゃないかと思います。
特に,情報処理技術者試験は,いろいろな分野はありますが,基本的に,「ITに特化した」試験です。
ですので,「コンピュータが好き」とか「インターネットが好き」という気持ちがあれば,勉強の内容自体は,実は結構楽しいはずです。
それが基本的に好きでないなら,情報処理技術者試験はやめて,他の試験を受けた方が幸せだと思いますし,たまに面白くないことがあっても,好きなことの周辺なら,ちょっと深く学習すると面白くなったりします。
本来は面白いことをしているはずですので,あまり難しく考えず,とりあえず勉強した方がお得です。
とはいっても,「勉強」と聞くと条件反射的にイヤになる人も多いと思います。
ただ,それは過去の思い込みなことが多いのです。昔の勉強はイヤだったかもしれませんが,その記憶に縛られていると,今の勉強の妨げになります。
一度,「なぜ勉強がイヤだと感じているか」を自分の中に確かめてみると,意外と簡単に答えが出てくることも多いです。
それは,小さい頃にお兄ちゃんと比較されたことかもしれませんし,大学入試に落ちたことかもしれません。
いずれにしても,原因が分かりさえすれば,今の勉強にはそれは関係ありませんので,抵抗は減ると思います。
ネガティブな思いや抵抗がなくなると,勉強は驚くほどスムーズに進みます。
「勉強はイヤなもの」という思い込みを手放して,軽やかに勉強していきましょう。

実際に試験に合格した人と会う

わく☆すた,美月です。
昨日のコメント欄に,TEDさんが書かれていましたが,情報処理技術者試験試験に受かることでの新しい人との出会い,というのも,試験を受けることの魅力ですね。
私自身,改めて振り返ってみて,試験を受けることに決めてから,そして合格した後に出会った人って,結構多いなぁ,と感じています。そして,そんないろんな人との出会いによって,人生が大きく変わって,広がっていきました。
私の最初にいた会社は金融系を中心としたシステム開発会社だったのですが,情報処理技術者試験の受験を,とても推奨している会社でした。
ですので団体受験でみんなで申し込んで,情報処理技術者試験を受けるのは当たり前,という感じでした。その流れに乗って,私自身も毎回受験していました。
でも,そんな感じの会社なのですが,あんまり高度区分を持ってる人はいませんでした。二種(今の基本情報技術者)は大勢受かっていて,一種(今の応用情報技術者)もたまにはいるのですが,高度に受かっている人は数えるほどでした。
当時,私が知っていた高度区分の合格者といえば,ちょっと年配の,やさしかった次長さんだけでした。
彼はプロジェクトマネージャなど高度を複数取得していて,時々,いろんなアドバイスをしてくれました。私が最初の高度区分(プロダクションエンジニア)に合格できたのは,その人のおかげもあると感じています。
でも,次に「ネットワークスペシャリスト」を受験しようとしたときには,まわりに合格者は誰もいませんでした。受験するだけの人は結構いるのですが,受かったという話は聞いたことがありませんでした。
私自身,参考書で勉強して行き詰まって,「こんな試験に合格するなんて,どんな人なんだろう?」と不思議に感じていました。
そして,「この試験は独学では無理だ」と感じて,当時行われていた勉強会に参加しました。
そこは,「前年の合格者が教える」といった感じの勉強会で,勉強する仲間だけでなく,実際の「ネットワークスペシャリストの合格者」の方にもいっぱい会うことができました。
そこで具体的な勉強方法や,実際に合格した体験を聞くことで,やっと「自分にもできそう」と感じることができました。
自分のまわりに合格者がいないときには,どれくらいで合格できるかわからないので,必要以上に難しく考えてしまいがちになります。見当外れの勉強をしていることもあります。
私もネットワークスペシャリスト受験の最初の頃は,参考書に出てくる基本データ伝送手順とかベーシック手順とか,一生懸命覚えていました。覚えるのにあまり意味がない,ということを知ったのは,勉強会に参加した後でした。
ですので,まわりに目指す試験の合格者がいるときには,そのコツを聞いてみるのをおすすめします。多分,「受かった人」だったら,それは成功体験ですので,聞けば喜んで教えてくれると思います。
また,そういった合格者がいるところに出かけてみるのもおすすめです。情報処理技術者試験関連のセミナーや勉強会では,普通は1人以上は合格している人がいると思います。
ちなみに,わく☆すたのセミナー勉強会では,スタッフは全員,高度区分に合格しています。
自分がネットワークスペシャリストに受かると,周りはネットワークスペシャリストでいっぱいになります。ITストラテジストの合格者の集まり,「日本ITストラテジスト協会」のように,合格することで参加できるコミュニティもあります。
実際に合格している人に会ったり,話を聞くことで,勉強はすごく進みやすくなると思います。
自分のまわりに適当な人がいない場合には,自分が目指したい人がいるような場所に出かけていって,まわりの環境を変えていきましょう。

情報処理技術者試験の勉強の意味

わく☆すた,美月です。
ここ最近,事業仕分けで民営化されるとか,国家試験でなくなるかもとか,先行き不透明な感じの情報処理技術者試験です。
ただ,少なくとも,平成23年春期の試験は今までどおり開催されますし,合格したその資格が無効になるわけではありません。「今後どうしよう。。。」といろいろ悩んでいる人も多いとは思いますが,それを理由に今勉強しなかったら,試験には間に合わなくなります。
ですので,実利的には,今までどおり続くという前提で,勉強をされるのをおすすめします。
わく☆すたでも,今後の方向性とか,民営化になった場合の受験者減による影響とか,いろいろ考えていました。
でも,やっぱり私自身は,コンピュータやITがとても好きですし,情報処理技術者試験の勉強それ自体がとても役に立つと感じているので,受験者のサポートは,今後も続けていきたいとすごく感じています。
ですので今後は,今までどおり,というよりそれ以上に,今までできていなかったこともいろいろやっていきたいと考えています。
最近あまり出せてなかった,YouTubeなどのフリーや安価で学べる教材なども,いろいろ増やしていこうと計画していますので,応援よろしくお願いいたします。
ということで,今日は,情報処理技術者試験の勉強をして,合格することに対する意味についてお話ししたいと思います。
大きく分けて,情報処理技術者試験を受けることの意味には,「外向きの意味」と「内向きの意味」の2つがあります。
「外向きの意味」とは,それを取ったことで,外の世界,つまり社会とか友人,会社とか,自分の外側にいる人に向けての意味です。具体的には,受けたことで会社の評価が上がったとか,友人に自慢できる,転職に有利などです。
情報処理技術者試験は,IT関連の唯一の国家試験で,そういった外部に向けての効果があるから,人気が高い,という部分は大きいとは思います。
こちらは,国家試験でなくなったら下落しないとも言い切れないですし,時代の流れや試験制度の変更で,どんどん変わっていきます。
実際,情報処理技術者試験の難易度それ自体も,10年前に比べたらだいぶん易しくなっていると思いますし,資格の評価の仕方も,企業によって変わっていきます。
私自身,最初に入社した会社では,第一種情報処理技術者試験に受かったら資格手当が月15,000円ありました。ですので,当然それ目当てで勉強していたのですが,頑張って受かったその年の秋に,会社の給与制度の変更により,資格手当がなくなってしまったことがあります。;_;
ただ,その受かった資格は,その後の転職には役立ちました。
ということで,外部要因は,今回の場合だけでなく,いろいろ変動していくという前提で考えておくといいです。
税理士や弁護士みたいな独占資格じゃないので,どうしてもそういうリスクは残っていくと思います。
そして,情報処理技術者試験を受けるもう一つの意味に,「内向きの意味」があります。
これは,試験勉強を通じて,スキルが伸びる,成長できるという側面があるからです。
私はIT系の話は結構なんでも好きなので,ベンダ資格も結構いろいろ受けてきました。でも,情報処理技術者試験ほど,体系立てて勉強できて,勉強することで役に立った,と感じる試験は他にはありませんでした。
国が運営する試験で,多分採算より,「こういう人材が欲しい」という理念に基づいて作問されているからか,問題自体がとても奥深く,意外と実践的です。
高度区分の午後問題などは,実際の事例に近いものが出題されますし,テクニックだけだと受かりづらくできています。
ですので,正攻法でちゃんと勉強すると,体系立てて学べて,実力のレベルが上がります。
特に,会社などでコンピュータの知識を1から教えてもらえない場合,多分そういう場合の方が多いと思いますが,情報処理技術者試験の勉強が,体系立てて勉強する唯一の機会になります。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を受験することで,IT全般に対する基礎的な知識が身につきます。ITの分野は,ある特定の部分だけ知ってる,あるアプリケーションだけに特化する,という勉強の仕方をしていると,環境の変化に対応しづらくなります。
「10年たっても使える基本」となる,IT全般の基礎知識を,体系立てて学ぶための試験,それが情報処理技術者試験です。
私自身,プログラミングは結構長くやっていましたが,仕事にとりあえず対応,という感じでやっているだけだと知識が偏っていたので,情報処理技術者試験は新鮮な勉強になりました。
高度区分も,その勉強をすることで,それぞれの専門分野で活躍するための基本が身につきます。
あくまでレベル4の試験なので,「専門家としてすごい」というほどにはなりませんが,実際の業務をやっていく上で,役に立つ知識が得られます。
年々試験内容も新しくなっていますし,新しい試験を受けることで,自分のスキルをブラッシュアップしつづけることもできます。
ですので,外の評価とは関係なく,情報処理技術者試験を受けるために勉強する,というのは,自分のために意味があります。
もちろん独学で,全部勉強してもいいのですが,試験があった方がモチベーションも上がりやすく,勉強もしやすいと思います。それに,情報処理技術者試験の試験問題って,それを読んでいるだけでも結構いろんなことが学べます。
そのため,SEとして基本的な素養を身につけて,効率的にスキルをアップしていくことを考える時に,なるべく早い時期から情報処理技術者試験の勉強をすることをおすすめしています。
試験を受けること,それ自体も,いろいろ学んだり工夫してゴールに近づいていきますし,自分の成長につながります。
自分が情報処理技術者試験を受ける意味を考えてみて,受けた方がいいな,と感じるなら,悩むよりも先に前に進んでいきましょう。

情報処理技術者試験の勉強の意味

わく☆すた,美月です。
ここ最近,事業仕分けで民営化されるとか,国家試験でなくなるかもとか,先行き不透明な感じの情報処理技術者試験です。
ただ,少なくとも,平成23年春期の試験は今までどおり開催されますし,合格したその資格が無効になるわけではありません。「今後どうしよう。。。」といろいろ悩んでいる人も多いとは思いますが,それを理由に今勉強しなかったら,試験には間に合わなくなります。
ですので,実利的には,今までどおり続くという前提で,勉強をされるのをおすすめします。
わく☆すたでも,今後の方向性とか,民営化になった場合の受験者減による影響とか,いろいろ考えていました。
でも,やっぱり私自身は,コンピュータやITがとても好きですし,情報処理技術者試験の勉強それ自体がとても役に立つと感じているので,受験者のサポートは,今後も続けていきたいとすごく感じています。
ですので今後は,今までどおり,というよりそれ以上に,今までできていなかったこともいろいろやっていきたいと考えています。
最近あまり出せてなかった,YouTubeなどのフリーや安価で学べる教材なども,いろいろ増やしていこうと計画していますので,応援よろしくお願いいたします。
ということで,今日は,情報処理技術者試験の勉強をして,合格することに対する意味についてお話ししたいと思います。
大きく分けて,情報処理技術者試験を受けることの意味には,「外向きの意味」と「内向きの意味」の2つがあります。
「外向きの意味」とは,それを取ったことで,外の世界,つまり社会とか友人,会社とか,自分の外側にいる人に向けての意味です。具体的には,受けたことで会社の評価が上がったとか,友人に自慢できる,転職に有利などです。
情報処理技術者試験は,IT関連の唯一の国家試験で,そういった外部に向けての効果があるから,人気が高い,という部分は大きいとは思います。
こちらは,国家試験でなくなったら下落しないとも言い切れないですし,時代の流れや試験制度の変更で,どんどん変わっていきます。
実際,情報処理技術者試験の難易度それ自体も,10年前に比べたらだいぶん易しくなっていると思いますし,資格の評価の仕方も,企業によって変わっていきます。
私自身,最初に入社した会社では,第一種情報処理技術者試験に受かったら資格手当が月15,000円ありました。ですので,当然それ目当てで勉強していたのですが,頑張って受かったその年の秋に,会社の給与制度の変更により,資格手当がなくなってしまったことがあります。;_;
ただ,その受かった資格は,その後の転職には役立ちました。
ということで,外部要因は,今回の場合だけでなく,いろいろ変動していくという前提で考えておくといいです。
税理士や弁護士みたいな独占資格じゃないので,どうしてもそういうリスクは残っていくと思います。
そして,情報処理技術者試験を受けるもう一つの意味に,「内向きの意味」があります。
これは,試験勉強を通じて,スキルが伸びる,成長できるという側面があるからです。
私はIT系の話は結構なんでも好きなので,ベンダ資格も結構いろいろ受けてきました。でも,情報処理技術者試験ほど,体系立てて勉強できて,勉強することで役に立った,と感じる試験は他にはありませんでした。
国が運営する試験で,多分採算より,「こういう人材が欲しい」という理念に基づいて作問されているからか,問題自体がとても奥深く,意外と実践的です。
高度区分の午後問題などは,実際の事例に近いものが出題されますし,テクニックだけだと受かりづらくできています。
ですので,正攻法でちゃんと勉強すると,体系立てて学べて,実力のレベルが上がります。
特に,会社などでコンピュータの知識を1から教えてもらえない場合,多分そういう場合の方が多いと思いますが,情報処理技術者試験の勉強が,体系立てて勉強する唯一の機会になります。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を受験することで,IT全般に対する基礎的な知識が身につきます。ITの分野は,ある特定の部分だけ知ってる,あるアプリケーションだけに特化する,という勉強の仕方をしていると,環境の変化に対応しづらくなります。
「10年たっても使える基本」となる,IT全般の基礎知識を,体系立てて学ぶための試験,それが情報処理技術者試験です。
私自身,プログラミングは結構長くやっていましたが,仕事にとりあえず対応,という感じでやっているだけだと知識が偏っていたので,情報処理技術者試験は新鮮な勉強になりました。
高度区分も,その勉強をすることで,それぞれの専門分野で活躍するための基本が身につきます。
あくまでレベル4の試験なので,「専門家としてすごい」というほどにはなりませんが,実際の業務をやっていく上で,役に立つ知識が得られます。
年々試験内容も新しくなっていますし,新しい試験を受けることで,自分のスキルをブラッシュアップしつづけることもできます。
ですので,外の評価とは関係なく,情報処理技術者試験を受けるために勉強する,というのは,自分のために意味があります。
もちろん独学で,全部勉強してもいいのですが,試験があった方がモチベーションも上がりやすく,勉強もしやすいと思います。それに,情報処理技術者試験の試験問題って,それを読んでいるだけでも結構いろんなことが学べます。
そのため,SEとして基本的な素養を身につけて,効率的にスキルをアップしていくことを考える時に,なるべく早い時期から情報処理技術者試験の勉強をすることをおすすめしています。
試験を受けること,それ自体も,いろいろ学んだり工夫してゴールに近づいていきますし,自分の成長につながります。
自分が情報処理技術者試験を受ける意味を考えてみて,受けた方がいいな,と感じるなら,悩むよりも先に前に進んでいきましょう。