株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 80/91

採点官は文章「だけ」で判断する

わく☆すた,美月です。
先日,友人が作ったホームページについて,「売りつけよう,って意図が見え見えで,買う気がおきなくなるページ」という話をしました。すると,「そんな意図で作ったんじゃない!」と,怒っていろいろ説明してくれました。
その話を聞く限り,「なるほど」とは思えるのですが,買うかどうかを判断するお客さんは,ホームページしか見ないんだし,いくら口頭で説明されても,それは通じません。
全然IT系じゃない友人で,「人はホームページで見た文章だけで判断する」ということを納得してもらうのに,とても骨が折れました。
論文や事例解析の午後問題で添削指導をやっていても,よくこういうことが起こります。
添削して,「ここの部分の意味がわからない」ということを書くと,「これはこういうことなんです!」と一生懸命説明(言い訳?)しようとする人がいます。
説明されてやっと伝わる,という内容は,実際の試験ではまず伝わりません。採点官は,提出された答案用紙の「文章だけ」で判断するからです。
文章力以前の話で,論文で結構多いのが,その会社特有の言い回しです。
「P層には~を使用し」とか,「STを実施した」など,多分会社独自で使っている略語なのでしょうが,これはまず伝わらないです。専門用語がすべてNGというわけではなく,午前や午後1問題に出てくるような用語は使えますので,「P層」と書かず「プレゼンテーション層」と書けば通じます。自分がやっていることを,他の会社の人に説明できるように,「今やっていることに対応する一般用語は何か」ということは,ちゃんとチェックしておく必要があります。
あと,事例系の午後2で多いのは,聞かれていることに全部答えていない答案です。
「~に着目して,原因を述べよ。」という問題で,着目した点について書かれていなかったり,逆に着目した点にだけ答えて,原因が書いてなかったりするパターンは,見ていて結構多いです。「言いたいことはわかって,技術力があるのもわかるんだけど,それは設問が意図した答えとずれてる」というのは,しょっちゅう見かけます。
論文でも事例系でも,「聞かれていることにちゃんと答える」という視点が大事です。
自分では,「できた!」と思っていても,実際には意味不明の文章になっている人はよくいます。
情報セキュリティスペシャリストでは,「午後2の解答例を見ると,全部合ってるように見えるのに,なぜ不合格なんだ!」と言ってる人も聞きます。これは多分,言いたいことをちゃんと試験管に伝える文章が書けてなかったんだと思います。
個人的な感想では,普段の生活で口が達者で,人をいいくるめるのが得意な人ほど,試験に受かりにくいと感じています。普段のコミュニケーションは,文章だけではなく,目や耳や口など,五感すべてを使って行われているので,実際のやりとりに言葉が占める割合は,実はそれほど高くありません。
これが,試験答案だと,文章「だけ」がクローズアップされます。手書きなので,「文字の印象」でも多少は左右されますが,基本的に文章オンリーでの勝負です。言葉での補足はできませんので,文章だけ読んでも状況がわかるように書く必要があります。このあたり,いつも口でごまかしている人は弱いような印象を受けています。逆に,普段無口な人が,びっくりするぐらい整然とした文章を書いてきて見直す,ということもよくあります。
ですので,書いた文章はぜひ人に見てもらってください。
専門家だともちろんベストですが,奥さんや友人など,身近な人に見てもらうだけでも大分違います。合格する論文は,全然わからない人が読んでも,なんとなく意味が通じます。論理的に一貫していると,途中の専門用語が分からなくても,流れを捉えることができるからです。
事例系の場合は,解答例と自分の答案を両方渡して,「この解答例と自分の答案,同じこと言ってるように見える?」と聞いてみると,客観的なフィードバックが得やすいと思います。
情報処理技術者試験の採点官は,答案に表れている文章「だけ」で判断して,採点します。
そこには言い訳,補足は一切通用しません。
そのことを踏まえた上で,「ちゃんと相手に伝わる」文章を書く訓練を積むことは大切です。
こういった,文章で伝える力は,仕事の場でもプライベートでも重要なスキルです。
ですので,ぜひ,試験対策にかこつけて,身につけるようにしてみてください。

採点官は文章「だけ」で判断する

わく☆すた,美月です。
先日,友人が作ったホームページについて,「売りつけよう,って意図が見え見えで,買う気がおきなくなるページ」という話をしました。すると,「そんな意図で作ったんじゃない!」と,怒っていろいろ説明してくれました。
その話を聞く限り,「なるほど」とは思えるのですが,買うかどうかを判断するお客さんは,ホームページしか見ないんだし,いくら口頭で説明されても,それは通じません。
全然IT系じゃない友人で,「人はホームページで見た文章だけで判断する」ということを納得してもらうのに,とても骨が折れました。
論文や事例解析の午後問題で添削指導をやっていても,よくこういうことが起こります。
添削して,「ここの部分の意味がわからない」ということを書くと,「これはこういうことなんです!」と一生懸命説明(言い訳?)しようとする人がいます。
説明されてやっと伝わる,という内容は,実際の試験ではまず伝わりません。採点官は,提出された答案用紙の「文章だけ」で判断するからです。
文章力以前の話で,論文で結構多いのが,その会社特有の言い回しです。
「P層には~を使用し」とか,「STを実施した」など,多分会社独自で使っている略語なのでしょうが,これはまず伝わらないです。専門用語がすべてNGというわけではなく,午前や午後1問題に出てくるような用語は使えますので,「P層」と書かず「プレゼンテーション層」と書けば通じます。自分がやっていることを,他の会社の人に説明できるように,「今やっていることに対応する一般用語は何か」ということは,ちゃんとチェックしておく必要があります。
あと,事例系の午後2で多いのは,聞かれていることに全部答えていない答案です。
「~に着目して,原因を述べよ。」という問題で,着目した点について書かれていなかったり,逆に着目した点にだけ答えて,原因が書いてなかったりするパターンは,見ていて結構多いです。「言いたいことはわかって,技術力があるのもわかるんだけど,それは設問が意図した答えとずれてる」というのは,しょっちゅう見かけます。
論文でも事例系でも,「聞かれていることにちゃんと答える」という視点が大事です。
自分では,「できた!」と思っていても,実際には意味不明の文章になっている人はよくいます。
情報セキュリティスペシャリストでは,「午後2の解答例を見ると,全部合ってるように見えるのに,なぜ不合格なんだ!」と言ってる人も聞きます。これは多分,言いたいことをちゃんと試験管に伝える文章が書けてなかったんだと思います。
個人的な感想では,普段の生活で口が達者で,人をいいくるめるのが得意な人ほど,試験に受かりにくいと感じています。普段のコミュニケーションは,文章だけではなく,目や耳や口など,五感すべてを使って行われているので,実際のやりとりに言葉が占める割合は,実はそれほど高くありません。
これが,試験答案だと,文章「だけ」がクローズアップされます。手書きなので,「文字の印象」でも多少は左右されますが,基本的に文章オンリーでの勝負です。言葉での補足はできませんので,文章だけ読んでも状況がわかるように書く必要があります。このあたり,いつも口でごまかしている人は弱いような印象を受けています。逆に,普段無口な人が,びっくりするぐらい整然とした文章を書いてきて見直す,ということもよくあります。
ですので,書いた文章はぜひ人に見てもらってください。
専門家だともちろんベストですが,奥さんや友人など,身近な人に見てもらうだけでも大分違います。合格する論文は,全然わからない人が読んでも,なんとなく意味が通じます。論理的に一貫していると,途中の専門用語が分からなくても,流れを捉えることができるからです。
事例系の場合は,解答例と自分の答案を両方渡して,「この解答例と自分の答案,同じこと言ってるように見える?」と聞いてみると,客観的なフィードバックが得やすいと思います。
情報処理技術者試験の採点官は,答案に表れている文章「だけ」で判断して,採点します。
そこには言い訳,補足は一切通用しません。
そのことを踏まえた上で,「ちゃんと相手に伝わる」文章を書く訓練を積むことは大切です。
こういった,文章で伝える力は,仕事の場でもプライベートでも重要なスキルです。
ですので,ぜひ,試験対策にかこつけて,身につけるようにしてみてください。

Perlで詩を書く

わく☆すた,美月です。
今日は,久しぶりに近所の文教堂に行って,気軽な本を数冊買いました。
細かい話ですが,文教堂の株を買うと,株主優待でカードがもらえます。それを提示すると,毎回5%引きになるので,ちょっとお得な感じです。ってことで,マンガとか雑誌とかは,近所の文教堂で買うようにしています。
ってことで,Software Designとか,マンガとか,ちょっとモチベーションアップにつながりそうなビジネス本とか買って,息抜きに読み漁ってます。連休中なので,たまにはこういう過ごし方もいいかな,とちょっと言い訳しつつ,やっぱ本を読むって楽しいなぁ,としみじみ感じました。
軽い本なのですが,意外と面白かったのが,「ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」」という本。
対談本で,ゆるゆると,いろんな本音がとりとめもなく語られます。
結構鋭い視点もあったりして,「なるほど」と共感できることも結構あります。好き嫌いはあるでしょうが,この2人にマイナス感情を持ってないなら,楽しい本です。
こういうIT系の人の本を読むとき,本題とは全然関係なく,「プログラミングがわかって良かったな」と感じることが結構あります。
この本では,途中,プログラマー小飼弾さんの話が出てきて,「プログラム言語のPerlで詩を書く」という逸話がでてきたりします。Perlって,結構柔軟性があるので,確かにポエムを書こうとすれば書けるなぁ,と,この辺でツボにはまって笑いました。^^;
この辺が,一般の価値観と違うところとして書かれていたけど,個人的にこういう話は大好きです。
そういえば,小説なんかでも,こういう小ネタに使われるプログラミング言語話は好きです。
だから何かの役に立つ,というわけではないのですが,息抜きの中にIT関係のことがあると,結構楽しいな,という話でした。

Perlで詩を書く

わく☆すた,美月です。
今日は,久しぶりに近所の文教堂に行って,気軽な本を数冊買いました。
細かい話ですが,文教堂の株を買うと,株主優待でカードがもらえます。それを提示すると,毎回5%引きになるので,ちょっとお得な感じです。ってことで,マンガとか雑誌とかは,近所の文教堂で買うようにしています。
ってことで,Software Designとか,マンガとか,ちょっとモチベーションアップにつながりそうなビジネス本とか買って,息抜きに読み漁ってます。連休中なので,たまにはこういう過ごし方もいいかな,とちょっと言い訳しつつ,やっぱ本を読むって楽しいなぁ,としみじみ感じました。
軽い本なのですが,意外と面白かったのが,「ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」」という本。
対談本で,ゆるゆると,いろんな本音がとりとめもなく語られます。
結構鋭い視点もあったりして,「なるほど」と共感できることも結構あります。好き嫌いはあるでしょうが,この2人にマイナス感情を持ってないなら,楽しい本です。
こういうIT系の人の本を読むとき,本題とは全然関係なく,「プログラミングがわかって良かったな」と感じることが結構あります。
この本では,途中,プログラマー小飼弾さんの話が出てきて,「プログラム言語のPerlで詩を書く」という逸話がでてきたりします。Perlって,結構柔軟性があるので,確かにポエムを書こうとすれば書けるなぁ,と,この辺でツボにはまって笑いました。^^;
この辺が,一般の価値観と違うところとして書かれていたけど,個人的にこういう話は大好きです。
そういえば,小説なんかでも,こういう小ネタに使われるプログラミング言語話は好きです。
だから何かの役に立つ,というわけではないのですが,息抜きの中にIT関係のことがあると,結構楽しいな,という話でした。

「できれば朝型」がおすすめ

わく☆すた,美月です。
休日が続くと,生活のリズムが乱れがちになりますが,皆さんは大丈夫でしょうか?
勉強をするにあたって,一番効率的な時間は,ほとんどの人の場合,朝です。
同じ1時間の勉強でも,夜やるのと朝やるのでは,できる量が全然違います。午後問題を解く演習でも,夜中だと意味もなく空回りしてしまいがちですが,午前中だとサクッと終わったりします。
ですので,朝勉強するのはとってもおすすめです。
「朝飯前」という言葉があります。
一説によると,この言葉は,「朝飯前にできるほど簡単なこと」を指すのではなく,「朝飯前にやれば,難しいことでも簡単にやることができる」という意味だそうです。確かに,朝ご飯を食べる前って言うのは,何でも効率的に物事がこなせたりします。
といっても,なかなか早起きは難しいもの。
せっかくなので,休日は寝たいだけ寝ていたい,というのもありますよね。
そう言うときにおすすめなのは,「朝食抜き」もしくは,「ブランチ」です。
思考の整理学」という本に,朝ご飯の前は仕事がはかどるので,起きてから朝ご飯を食べる前に仕事をするという話があります。
朝8時に起きて,すぐ仕事をして,11時ぐらいに遅めの朝食=早めの昼食をとる。この形なら,それほど無理して早く起きなくても,効率よく仕事がこなせます。
なんか勉強がはかどらないなぁ~,と感じるときには,早めに寝て,朝勉強するのはおすすめです。仕事のある平日だと,ここで時間を作るためには早起きする必要がありますが,休日は別にそんな必要はありません。
家族がいる場合には,家族が活動するちょっと前に起きて勉強する,というのは効率的です。1時間勉強すると,すごく調子良く1日が始められます。
なんとなく,休日は夜型にずれがちですが,なるべく早寝で,効率の良い時間帯を勉強にあてていきましょう。

一度解いた問題を,もう一度やってみる

わく☆すた,けんけんです。
シルバーウィーク真っ最中ですね。この時期に,勉強を一気に進めてしまおうと,がんばっている人,多いと思います。ここで,1つ提案します。「一度解いた問題を,もう一度やってみる。」です。
   過去に解いた経験があるから,もう一度やれば全問正解ですよね?
と,意地悪な質問をしてみます。大抵,どこか間違うはずです。そこが,自分の弱点。くり返して自分のものにする場所です。
以前,「できない部分を明確にする」と言う記事を書きました。やっていない人は,時間がある今こそ実践するタイミングです。
ここで,合格しない,まずいパターンを書いておきます。

 1.新しい問題を解く。
 2.解答を読んで,わかったつもりになる。
 3.次の新しい問題を解く。以下くり返し。

この方法を行うと,勉強量はそれなりにあるので,達成感はあります。けれども,理解を定着させないまま,先に進むだけですので,解けない問題はそのままになってしまい,労力の割に実力がほとんど付きません。
人によっては,一回解いたら理解できる人もいるでしょう。けれども,極わずかだと思います。問題を解いたら,かならず詰まる場所があると思います。その場所をチェックして,演習を繰り返してください。できるまで。やるコツは,できない部分だけ,繰り返すってことです。できる部分はできるので,繰り返す必要はありません。ここをやると,時間の無駄です。
こう書くと,「解答を覚えてしまいます。」と言う方が必ず出てきます。では,その解答を人に説明できるでしょうか。言い換えると,その解答で,人を納得させることができるでしょうか。
ただ,暗記しているだけの場合は,納得までさせることは,ほぼ無理でしょう。自分が理解していないことは,他の人に理解させてもらうのは難しいからです。実際,そうゆう人の解説を聞くと,壊れたレコード(この表現も古いかなぁ)のように,同じ説明を繰り返すだけになります。
まわりに,説明する相手がいなければ,美月さんが以前書いた記事「アヒルに教える」のように,行うのもよいでしょう。
また,次回のわく☆すた勉強会では,みんなで過去問を演習した後で,参加者の1人に解答解説をしていただきます。これは,リアルに受験生に解説するわけですから,かなり学びが深い勉強会になると目論んでいます。ただし,解答解説の枠は残りわずかです。
と言うわけで,

 ・一度解いた問題を,もう一度やってみる。
 ・できなかった部分を明確にする。
 ・できない部分をくり返し演習する。

をやってみて下さい。自分は,この方法で,合格しています。
残り少ない,お休み,有効に使っていきましょう。

セキュリティ対策マンガ

わく☆すた,美月です。
どうも風邪ウィルスに冒されているようです。インフルエンザではない感じですが。
幸い,5連休は講義はないので(出かけようとは思ってましたが;_;),じっくり家ですごそうと思います。
近所の小学校では,「学校閉鎖」も発生しているようですし,皆様も体調管理にはお気をつけください。
というところで,お医者さんの話題。
友人に教えてもらって,ちょっと面白いマンガを読みました。
その名も,「セキュリティドクターK」。
Kasperskyの宣伝のマンガですが,セキュリティ関連をネタにしたマンガは,結構楽しいです。
そういえば,ちょっと前ですが,IPAでも,セキュリティを題材にしたマンガが出ています。
 セキュリティ対策まんが クジョたいさく物語
Mr. クジョたいさく のマヌケっぷりがなかなか楽しいまんがです。
そう言えば昔,私の大好きな吉田戦車さんの,「それいけ!!新型ウイルス君」という4コママンガが,期間限定で公開されていました。
初心者向けの,小ネタとなるセキュリティまんがは,いっぱいあります。
セキュリティ専門家向け,というか,素人には分からないレベルのマンガとしては,こんなのがあります。
 アクセス探偵IHARA―エンターテイメント情報セキュリティコミック
マンガの形態を取ってますが,かなり内容の濃い,楽しい読み物です。多分,ネットワークちゃんとわかってないと,読みこなせないんじゃないかな,と思います。
セキュリティ技術者の地位向上のためにも,本気でセキュリティに役立つ,こんな感じのマンガが,いっぱい出てくれるといいな,って感じてます。理想は,クラシックの世界を身近にした,「のだめカンタービレ」みたいな感じで。^^;
息抜きにマンガを読むとき,こういうのを読むのも楽しくておすすめです。

論文対策 ~今からでもOKな人はOK~

わく☆すた,美月です。
本日13時35分頃,メールマガジン第7号を発行いたしました。
登録したのに届いていない方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください。
また,今回の発行から,読者数が300名を超えました。ご愛顧,ありがとうございます。^^
次回は9月23日(水)発行予定です。
昨日,システムアーキテクトの論文に特化した講座の最終回を行いました。
そこでしみじみ感じたのは,「たいていの人は,教わりさえすれば論文は書ける」ことです。
論文講座では,まず,「合格するための型」を教えます。
設問アでは何を書く,設問イでは何を書く。。。等,書き方,段落の付け方を教えます。その後,「問題文がいかに大切なのか」について話して,問題文をきちんと読み取って,論文を書く方法を教えます。
あとは,「その試験区分の考え方」で書くことについて教えます。
だいたい基本はこんなもんです。
多分,どんな先生でも,このあたりにはそれほど差がないんじゃないかと思います。
でも,これだけで,かなりの人が合格論文を書けるようになります。
それで実際に論文を書いてもらって,その後添削指導をして修正,というのを2,3回繰り返すと,たいていの人は合格レベルに行きます。
システムアーキテクトだと,実際に開発経験があって,日本語がちゃんとかける人なら,型が身につけばそれでOKです。この型,というのは,一朝一夕には身につかず,ある程度繰り返しが必要ですが,型だけなら1ヶ月もあれば十分身につきます。
ですので,論文対策の「論文の書き方」部分で行き詰まっている人は,今からでも間に合います。「論文の書き方」などの本や,論文対策講座などで,型を身につけてみてください。
ただ,残念ながら論文の場合には,型以前に,「文章がちゃんと書けない」人が結構います。
この場合には,もう少し長期での対策が必要です。以前,けんけんが「論文試験に合格するコツ」でも書いたように,モーニングページなどの書く訓練を,地道に繰り返していくことが,結局は近道になると思います。
そういう場合は,来年春の試験を見越して,今から地道に文章を書く訓練をするのがおすすめです。
ちょっと長期戦になりますが,半年ちゃんとやると,試験以外でも,日常生活や仕事の質も変わってくると思います。
「型」は一度身につけると,何度でも使えます。システムアーキテクトで身につけた型が,ITストラテジストでは使えない,ということはありません。あと1ヶ月,合格する論文の書き方を身につけていきましょう。

大好きなことをやって生活する ~転職活動から学んだこと

わく☆すた,けんけんです。
今回は,ちょっと志向を変えて書いてみます。
このブログを読んでいる方は,転職の経験がある方多いと思います。実は,自分も「転職しよう!」と,転職活動したことがありました。会社員時代で,唯一の名残が,転職しなかったことかなぁ。
転職しようと思ったきっかけは,試験に合格したので,やっと転職する土台が整ったのと,年収を上げたいと思ったからでした。年収については,過去,不動産業界で働いていた幼なじみに,「SEって,給料安いんだなぁ」と半分からかい,半分冗談のように言われた経験があり,ずっとひっかかっていたのです。ただ,ここで「お金だけが第一なんだろうか」とふと,怒りの中に違和感を感じたのを覚えています。
転職フェアなどに参加し,良いかもと思った企業の面接を受けると,合格。次は役員面接という時に,転職で成功している友人に話しを聞くと,「転職は,エージェント使った方がいいよ」と言われ,その会社は断ることに。そして,いくつかの転職会社に登録したのです。
とある転職会社に登録しにいった時に言われたことを今でも覚えています。
             「齋藤さんの,やりたいことは何ですか?」
正直,答えにつまりました。この時には年収が上がればいいや位しか思っていたからです。やりたいことなんて考えてもいなかったのです。「今のスキルが生きればいい」,「年収がよければいい」といった,漠然としたことしか考えずにいました。その時は,「CIOになります。」などと言っていましたが,自分で話していて,とても居心地の悪さを感じたことを覚えています。
そして,DB,NWと合格して,とある旅行会社の社内SEの面接を受けた時のことです。ここはOKかなと思っていたら,NGの返事。人事担当の話しでは,「スキルや経験は申し分ない。けれども,何がやりたいのかがはっきりしていない」でした。
「また,“やりたいこと”かよ~」と,転職エージェントの人に叫びそうになりましたが,“やりたいこと”と言うキーワードは,自分の中にこだまするようになったのです。
それから,いろんな本を読み,セミナーや勉強会に参加して気づいたことがあります。
 「人は,自分が好きなことや,やりたいことをやっている時が一番幸せ。」
そして,
 「それで生活できたら,もっと幸せ」
ってことです。
簡単に言うと,「お金が第一」じゃないってことです。幼なじみに言われた時の違和感は,そうゆうことかと,このとき理解しました。
「そんなことできるわけないじゃん」と思われた方,目の前に,そのモデルで生活している人がいますよ。そうです,自分と美月さんです。わく☆すたは,2人が大好きなこと,やりたいことを追求してできた会社です。
おかげさまで自分も,いろいろ学んでいるうちに,自分のやりたいことが見えてきました。
今では,学んだことを人に伝える側にもなりました。
多くの人がかかえている問題の1つとして,「好きなことは何か,考える時間が無い」ってことがあります。少しでも時間を取って,「自分の好きなことは何か?」,「やっているだけで楽しいことは何か?」を,考えてみて下さい。思わぬ発見があるかもしれません。

「サボってる」ことを自覚してサボる

わく☆すた,美月です。
私は,仕事柄,毎年,9月と4月は1年のうちでもっとも忙しい時期です。
なので,やることはいっぱいあって,遊ぶヒマはない感じなのですが,ついついネットを見続けたり,マンガを読んだりと,ちょくちょくサボってしまいます。^^;
ただ,以前に比べてサボることが少なくなった,というか,サボった後で仕事に早く戻れるようになったなぁ,と感じています。
以前の自分と,今の自分で違うのは,「サボっていることをちゃんと自覚している」かどうかです。
昔はどうしても,なんかやる気が起きなくってサボっていても,「これは大事な息抜きなんだ」と,サボりを正当化してしまっていました。サボっているとどうしても罪悪感がわいてくるので,思わずサボりを肯定する理由を探してしまうことが多かったのです。そこで,「前日頑張ったんだから,サボるのは大事な息抜き」などと,正当化してしまうと,サボりがずるずると尾を引いてしまいます。ついつい,次の日もサボり続けてしまって,サボり癖が身について何も進まなくなることがよくありました。
締切のある仕事など,やらなければならない仕事なら,サボっていてもいつかは火がついて始めます。
サボり癖が問題となるのは,試験勉強やジョギングなど,「やった方がいいけど,やらなくても致命傷にはならない」という内容のものです。
情報処理技術者試験の勉強は,やらなくても当日には困らないことの典型です。
思わずサボってしまった後で,「今日は忙しかったから」「息抜きも必要」など,いろんな理由をつけたくなると思います。
でも,そこで,言い訳を用意せず,「サボった」という事実を自覚することが,とても大事になってきます。
人間の心理として,「サボった」ということが自覚できていれば,そのあと取り戻そうとします。
ここをごまかして,「自分はサボってなんかない。必要なことをやっただけだ」としてしまうと,そのあともずるずるとその,「サボりの名を変えた,必要なこと」をやり続けてしまいます。
なので,サボったことを自覚せず,正当化することは危険なのです。
これは,「サボってはいけない」ということではないので,注意してください。
別に,人間,サボりたくなることもありますし,思っていてもできないことはいろいろあります。
でも,その「サボり」を,自分で自覚できていた方が,リカバリも早く,傷が浅くてすむ,という話です。
実際,「サボってしまって時間がなくなった」と感じた後は,「本当に必要なもの」を優先して,効率よく勉強がこなせるようになります。人間には復元力がありますので,ちゃんとリカバリすれば,ずっとサボらなかったときと同じくらいの成果は出せるものです。
ですので,サボるときにはぜひ,「サボることを決めて」サボってみてください。
「あ,自分は今,サボってるんだなぁ」と自覚しながら,サボってみてください。
多分そのうち,サボるのもいやになって,勉強や仕事を始める気になると思います。

「必ず成功する」モデル

わく☆すた,美月です。
昨日,新しい携帯電話を見ていて,とても気に入ったものがありました。
欲しい機能は全部入っていて,しかも,「ご愛顧割」で10,000円安くなるというのに惹かれました。
店員の方に在庫を問い合わせると,「残り1台」とのこと。どうしようかな,うーん。。。と,そこでいろいろ悩んで,財布の中身とか,ご愛顧割の適用条件とか,いろいろ調べて,やっと「買おう」と決めて,申し込もうとしたときには,すでに最後の1台が売れた後でした。。。;_;
「決める」ということにグズグズしていると,欲しいものは手に入らないんだなぁ。。。としみじみ感じてしまいました。
でも,帰ってからよく考えて,「本当にあの機種,欲しかったのかな?」と考え直してみると,実はそうでもないことに気づきました。なんか,その場の勢いに押されていた感があります。
で,ゆっくり考えてみると,私は「キーボード」が好きだったことを思い出しました。
昔,ちょっと買おうとして,高すぎて手が出なかった,キーボード付きのiモード携帯が,実は今,安くなっていることに,カタログを見ていて気づきました。
ということで,頭を冷やして今日,近所の電気店に行ってみると,お目当ての機種がちゃんとありました。しかも,一番好みのピンクゴールドです。ということで,やっと新しい携帯電話を購入し,めでたく機種変更が完了しました。
。。。と,一連のイベントが終わってから,改めて,「実際には,どっちの携帯が良かったのかな」と考え直してみると,実はあまり大差ないことに気づきました。最初の機種でも目的は達成してますし,今日見つけた機種でももちろんOKです。
どっちを選んでも大差ないんだったら,別にどっちを選んでもいいんです。
改めて,特にそんなに悩む必要なかったかなぁ。。。と感じてます。
とにかくやってみよう──不安や迷いが自信と行動に変わる思考法」という本があります。
この本の中に,「どうして「選ぶ」のが難しいんだろう?」ということで,選ぶのを難しく感じる考え方について挙げています。
普通の人が陥りがちな考え方に,「どちらにしてもうまくいかない」モデルというのがあります。
決断を下さなければならないポイントがあったときに,「どちらか一方が正解」と思い込み,立ちすくんでしまう考え方です。これだと,選んだ後も,「もう一方が正解だったら。。。」と不安になり,どちらにしても自分を追い詰めてしまいます。
もう一つの考え方として,「必ず成功する」モデルの方というのがあります。
決断を下さなければならないポイントがあったとき,どちらにいっても「たくさんのいいこと」があるので,どっちに行ってもかまわない,という考え方です。
どっちを選んでも,どちらにも楽しいことがあるので,それで良し,と考える方が,結果的に幸せになれます。
学校教育では普通,「どちらか一方が正解」という考え方が中心だったと思います。でも,これが現実世界にもあてはまるというのは思い込みで,ホントは,どちらか一方だけが正解と限らないことの方が多いです。それよりも,「選ばない」ことによって,不快なことを「選んで」しまうことの方が危険です。
先ほどの私の携帯電話,実は1年近く悩んでいました。^^;
私が持ってる携帯は,かなり旧機種で,ワンセグもおサイフケータイもありません。最近は再起動しないと時々止まる,という感じだったので,不便だなぁ,とずっと感じてました。でも,なかなか選べず,買う勇気が出なかったのです。「もっといい機種があるかも」「もうちょっと待てば。。。」といろいろ理由をつけて,ずっと不便を感じながら生活してました。
機種変更してしみじみ,「新しい携帯って便利だなぁ。。。」と感じつつ,失った1年がちょっと寂しく思えてきました。去年の11月に,ワンセグの携帯を持っていれば,マラソン大会の途中に,見たいテレビが生で見れたのに。。。^^; とか,いろいろ思い返してしまっています。
ということで,世の中で,「選ばない」ということで失われていることは,意外と多いです。
情報セキュリティスペシャリストとネットワークスペシャリスト,どっち受けようか迷ってて申込しそびれてしまった,という人もいます。選ぶ時間が長ければ長いほど,失われるエネルギーも大きくなります。
どちらを選ぼうか迷ってることは,どちらを選んでも大差ありません。
ポイントは,「さっさと選ぶ」ことだと思います。
以前,「何でもいいから決める方がいい」という記事で,問題選択に関しては,ちゃんと選べてるのに,日常生活ではなかなか実現できてないなぁ,と改めて反省してました。^^;
とりあえず,「決めてないで迷ってること」があったら,さっさと決めるのがおすすめです。
「完了させる」ことで,体に力が戻ってくる感じになると思います。

欲しい資格は「ネットワークスペシャリスト」

わく☆すた,美月です。
最近,いろんな種目の企業研修や公開セミナーが続いているのですが,そこで感じるのは,「受験種目によって,モチベーションがすごく違うな~」ということです。
一番,高いやる気を感じられるのが,ネットワークスペシャリスト試験です。
「ずっと欲しいと思っていました。」「憧れの資格です!」等,いろんな声を聞きます。「受かるための労力は惜しみません。どうしても合格したいんです」という人も結構います。こういうのを聞くと,こちらもモチベーションが上がります。^^
昭和の時代,オンライン情報処理技術者からの伝統ある資格は,やっぱり違うな,って感じます。そういえば,私もネットワークスペシャリスト試験に受かったときには,どうしても欲しくって,必死で勉強したなぁ,と懐かしく思い出します。受かるためにやった勉強で現場での実力もつきましたし,転職時にも,かなり評価してもらえましたし,労力に見合う価値があった資格です。
それに対して,受験人数は多くてもモチベーションが低いのが,情報セキュリティスペシャリスト試験です。
聞いてみると,「とりあえず受験」組が結構多いです。「応用情報受かったので,秋にスペシャリスト系,どれか1つ取ろうかなと。。。」って感じで申し込んでる感じです。「受かるためには,最低限,何をすればいいですか」という感じで,楽して取りたい,っていう人が多いのが特徴です。そういえば,情報セキュリティスペシャリストで,「どうしても欲しいんです」という話は,ここ最近聞いてません。
セキュリティ業務の現場の人からは,「セキュリティブームが去った」という話を良く聞きますが,試験を受ける人を見る限り,確かにそんな感じです。セキュリティに企業がお金をかけなくなって,セキュリティの専門家の需要や,専門家になろうという人が減った印象はあります。受験者が増加しているのは,取りたい資格だからではなく,「なんとなく他のスペシャリストより汎用性ありそうだから」ってところが要因という気がします。
論文系は,その中間,という感じです。
どうしても受かりたい!という人もちらほら見かけますが,数は少ない気がします。「スペシャリスト系で必要なのは取ったから,次は論文系」という人や,「仕事が開発業務だから,論文系の方が実務に近い」という人が主流な感じです。ただ,論文は,「書き上げる」というだけでもかなり労力が必要なので,あまりやる気のない人は少ないです。
論文の中でのモチベーションの順は,私の中では,ITストラテジスト≧システムアーキテクト≧ITサービスマネージャ,っていう印象です。
全体的に,「取った後に役に立つ」ことの期待が高い資格ほど,モチベーションは高いなぁ,と感じてます。
試験名称変更の影響も,結構ある感じで,「やっぱ,ネットワークスペシャリストっていいよね」って,さらに人気が上がってるようです。「ITストラテジスト」は,名称変更での受験者大幅増だと感じています。
「ホントに欲しい資格」に向けて勉強しているときが,一番モチベーション上がって,実力が伸びるときです。ゴールに向けて必死でやってるときには,信じられないくらい力がつきます。あと1ヶ月,試験日をしっかり見据えて,学習していきましょう。

褒める,褒められる

わく☆すた,けんけんです。
試験一ヶ月ちょい前の今,モチベーション維持するのに一苦労している方が多いと思います。
モチベーションが一番上がる方法,それは,「褒められること」だと思います。上司からちょっとしたことでも,「いいね」と言われる。奥さんから「たよりになるわ」と言われる。同僚から,「ありがとう」と言われる。
ちょっと考えただけでも,顔がにやけてきてしまいます。
けれども,そう褒められることって,あんまり無いのも現実です。「褒められる」にはどうするか? それは,相手をまず褒めることです。
人間の性格上,やってもらったことは,お返ししたくなるのです。これを応用したのが,マーケティングなんですが,話しがそれるので,もどします。
まず,自分が褒める。そうすると,相手の中の閾値が超えると(人によって違うと思います。),褒められるようになると考えています。また,他の効用もあるのです。
けれども,褒めるのは難易度高い場合,まず相手とコネクションをはる必要があります。TCP/IPでも,3Wayハンドシェイクの始めは,SYNパケット。つまり,挨拶です。
     おはようございます。
     こんにちは。
     お先に失礼します。
たった一言ですが,その場の雰囲気を変えてしまうパワーがあります。自分が住んでいるマンションで,人とすれ違う時や,エレベーターに乗る時は,声をかけるようにしています。すると,不思議に気持ちが良くなります。
あと,職場で難易度が高いと感じる方は,穴場としてあげられるのは,コンビニやスーパーのレジ。相手のちょっと良いなと思うことを,一言褒めてみる。恥ずかしいかもしれませんが,お金を払うあたりのタイミングで声をかけるとが良いです。その後すぐに離れるので,褒め逃げできます。(\(^^;ヲイ)
そんなことを繰り返していると,褒めることができる自分と言うセルフイメージが出来上がってきます。褒めることは,自分に対しても,褒めることにつながっているのです。
男なんて単純なもので,ちょっと褒められるだけで,ものすごくやる気が出てくるもんです。特に,女性に褒められると,パワー3割り増しです。と女性の方に強くお伝えしたいです。
こうやって,日々過ごすことで,勉強は大変かもしれませんが,乗り切っていけると思います。
勇気を出して,ちょっと一歩進んでみてください。普段とは違った世界が見えると思います。

試験直前に,学習を加速させる方法

わく☆すた,けんけんです。
このブログに何回か書いているとおり,学習を加速させるには,“人に教えること”です。これに気がついたのは,自分が出ていた勉強会で,合格したあとに講師をやった経験からです。
これは効きました。受験生時代がいかに楽だったか。受験生時代より勉強して,さらに身につきました。さすがに8回も講座を持っていたので,それなりの分量だったこともあります。
この経験は,自分だけが感じているわけじゃなくて,講師を経験した人が異口同音に話しているので,多くの人にあてはまることだと思います。
これ以外に役だったこととして,模擬試験を解く合宿がありました。ただの合宿ではなくて,他の人の答案を採点するのです。しかも,解答解説の冊子無しで。当時は,インターネット接続環境は,今のようにめぐまれていないので,参考書などの書籍を山のように持っていって,みんなで調べて,あーでもない,こーでもないと議論に花を咲かせて,採点していました。
最後の打ち上げで,上位点数者の発表もあるのも励みになりました。
と言うわけで,わく☆すたの勉強会では,以上の経験を元に開催しています。前回は,本試験問題を抜粋して解いていただき,他の人の答案を採点しながら,グループ討議をしました。上の合宿のパターンですね。けれど,盲点を忘れていました。それは,全員が議論に参加しきれないってことです。人によって実力にばらつきがありますし,性格的に,積極的に話さない人もいらっしゃいます。自分の参加した合宿は数十人の参加者で,グループがいくつもあり,主催者側の配慮で議論が上手くできるようにしていたと後で聞いたことも思い出しました。(^^;)
参加者全員で問題演習をした効果はあったとは思いつつ,自分の予想とは少し違った結果になってしまいました。
ではどうしようかと考えていて,一番始めに書いた経験から,「講師にならなくても受験生時代にでも前に出て教えればいいじゃん。」と気づいたのです。
ですので,次回の10月3日の勉強会では,参加される皆さんに前に出てもらって,解答解説をしていただこうと思います。これならば,前に出た人は話さざるを得ません。
これはかなり効くと思います。しかし,1日と時間に限りがあるので,実際に前に出られるのは,5~6人が限度かなぁと予想しています。前に立てるのは参加申込の順なので,早い者勝ちです。ただ,演習だけして解答解説を聞くだけの人もありです。そうゆう人は,つっこみ役にまわって下さい。つっこみ,つっこまれて質疑応答するのも,かなり勉強になります。
これはかなり無茶な企画で,企業研修だったら絶対にできないことでしょう。「わく☆すただけで体験できることかなぁ。」 なんて思ったりもしますが,人数が集まればできることなので,秋に受験される人がまわりにいる人は,やってみるのもいいかもしれません。
ただ,1点だけ気をつけないといけないことは,受験生だけの集まりだと方向性がずれる可能性が大きいです。メンバーに合格している人が入って,指導を受けた方が良いと考えています。
と言うわけで,受験生の皆さんは,今,過去問演習を始めていると思います。結構苦戦している方もいらっしゃると思いますが,この解答解説をするなんて,試験直前に,かなり理解が深まると思います。
1人で解説するのもありです。過去の記事で,美月さんが書いた,「アヒルに教える」なんてものもありますし。この方向に一歩を踏み出すと,別世界が待っていますよ~。

オンラインストレージ ~インターネットのあちら側にデータを保存する~

わく☆すた,けんけんです。
バックアップについての記事,その2です。
ハードディスクには寿命がありますし,その他万が一のデータ消失のリスク回避のために,バックアップはありますよね。基本的に,パソコンやサーバー以外のメディアにデータをコピーしておけばOKです。
一般的には,パソコンであれば,外付けHDDへコピーする。DVD-Rに焼くなどの方法があります。サーバーだと,バックアップ装置で,テープに取る手法が多いでしょう。
最近(でもないか。^^;),出てきたのが,「オンラインストレージ」です。つまり,オンライン上のハードディスクです。サービスは無料のものから,有料のものまで,結構沢山あります。
オンラインストレージの良いところは,高い可用性にあると思います。データセンターできっちり管理されているので,パソコンが壊れる確率より低いことは明かです。また,有料のサービスであれば,銀行なみの冗長構成を行っているところもあります。(ジャストシステムのInternetDiskは4重化しているそうな。)
また,インターネットのあちら側に保存するので,出先でデータが必要になった時でも,インターネットに接続する環境さえあれば,データを取り出すことができます。
無料,有料のサービスを1つづつ上げるとすれば,無料サービス:Windows Live SkyDrive,有料サービス:InternetDisk,あたりでしょうか。
「Windows Live SkyDrive」は,その名の通り,マイクロソフトのサービスで,無料でなんと25G(!)の容量が使えてしまいます。欠点を上げるとすれば,50M以上のファイルが使えないことです。IEでアクセスすれば,ドラッグ&ドロップでファイルの操作ができて便利です。ただ,フォルダ単位では扱えないのが,ちょっとめんどくさいかな。
「InternetDisk」はジャストシステムのサービスで,月額数千円かかります。容量は最大3G。法人向けのASPサービスもあり,こっちは10Gまでですが,法人料金なので,かなり高額です。
この,「InternetDisk」は,うちでも使っていて,重要データは,ここに保存しています。かなり長いこと使っていますが,自分が把握している限りですが,障害で止まったことはありません。
また,今年の4月から新しいサービスが始まりました。パソコンのバックアップを自動的に行ってくれる,「IDisk Backup」です。バックアップするファイルの種類に制限があるものの,データを自動的にバックアップしてくれるので,とても安心です。弊社の動画編集マシンは,このサービスを導入しています。
容量は無制限とうたっていたので,「これで動画関連データのバックアップも安心。」 と思っていたら,動画ファイルやisoファイルなどは,バックアップの対象外だそうで,今後の改善に期待したいです。
オンラインストレージは,この2つ以外にも沢山あります。「オンラインストレージ」でGoogle検索すると,山のように出てきます。wikiなどには,一覧でまとまって記載されています。
と言うわけで,バックアップをインターネットのあちら側に置いてしまう,Web2.0的なバックアップもあるぞとの紹介でした。ブロードバンド時代だからこそ使えるサービスなので,使わないともったいないかもしれません。

とりあえず何か食べよう

わく☆すた,美月です。
なんかすごくイライラして,なにもやる気が出ない。
ちょっとした言葉が気に障る,どうも調子が出ない,そんな時はありませんか?
そういうとき,意外と簡単で効果がある解決策が,「とりあえず何か食べる」ことです。
とりあえず,ホントに何でもいいから食べると,不思議と落ち着くことが多いです。チョコレート一つでも口に入れると,すーっと怒りが消えてくる,そういうことも結構あります。
私の大好きな槇原敬之さんの歌に,「とりあえず何か食べよう」(アルバム:EXPLORER(世界に一つだけの花が入ってるCD)に収録)というのがあります。
ある人の言葉にすごくイライラするとき,それは相手が悪いんじゃなくって,単に自分がおなかが空いていて,虫の居所が悪かった,っていうことは,結構普通にあるんじゃないかな,と私は感じています。
人間の体は,意外と単純に出来ています。人間の三大欲求は,足りないとホントに心も体も不安定になります。そういうときには,勉強したい,とか,目の前の仕事を何とかしたい,と思ってもうまく歯車が回りません。
人間は動物だ。」ということは,当たり前なのですが大事な点です。人間の脳は,は虫類の原始的な脳のまわりにほ乳類の脳があり,さらにその周辺に人間特有の脳があると言われています。その中で一番強烈なのは,やっぱり原始的な脳の方です。
何を食べるかというのは,食べるか食べないかに比べると小さい問題ですが,おすすめは「体の声を聞く」,つまり「自分の今一番食べたい物を食べる」ことです。
体ってのは,結構自分に足りない栄養をよく分かっているので,「何か○○が食べたい気分」っていうのは,体が欲しているもののことが多いです。
私の中のマイブームはフルーツ入りヨーグルトで,結構これを食べると気分が良くなります。あと,Fe(鉄分)が入ったものが無性に欲しくなることもあります。また,定番ですが,カルシウムも結構効きます。体が疲れているときには,甘いものがすごく欲しくなりますが,これもその欲求を押さえずに,ちゃんと食べた方が精神衛生上いいです。
といっても,食べ過ぎると,それは却って体調を崩す危険があります。
試験の時に,昼ご飯を食べ過ぎると,午後の試験に悪影響を及ぼします。何か食べるときには,「なるべく控えめな量」を食べるのがコツです。
といっても,私も思わず食べ過ぎてしまいがちなのですが。。。
何かおかしい,というときには,自分の体の声を聞いてみてください。
実は意外と単純に,解決策が見いだせることもあります。

新しい参考書は必要ない

わく☆すた,美月です。
先日,ある出版社の営業さんと話していて,今年は情報処理技術者試験の書籍に,「品切れ」が多いという話を聞きました。
受験者増加の影響が大きいとは思われますが,いつもの年以上に参考書や問題集の売れ行きが好調なようです。増刷をするにしても500部,1000部などまとまった単位でしかできなくて,高度区分だとそれほどの需要も見込めないため,試験までに増刷する予定はないそうです。書籍だと,こういう機会損失が結構発生してしまうので,売る立場で考えるともったいないなぁ,としみじみ感じました。
ということで,すでにAmazonで,定価以上で取引されている問題集や,「通常1~2ヶ月以内に発送」となっている参考書がちらほら現れています。特に,人気のある,良書と思われる本は,結構品切れが多いです。試験前1ヶ月に新たな参考書を買おうとしても,いい本は手に入らないという事態になっています。「いい本は早いもの勝ち」って感じです。
どうしても欲しい,という方は,書店やAmazonではなく,出版社から直接買うという方法があります。品切れの本は,直販最優先で確保,という所が多いので,自分が欲しい本の出版社サイトを見てみるとまだ残っている可能性はあります。
といっても,この時期に新たな参考書を買うのはおすすめできないです。
今の時期に新しい参考書を買っても,あと1ヶ月では消化できないからです。試験前に,新しいものが欲しくなる心理は理解できますが,実際には,直前で買った新しい参考書というのは,ほとんど役に立ちません。下手に手を広げるより,手持ちの参考書をちゃんとマスターした方が,実力アップには効果的です。
個人的には,9月は問題演習を行うことが大切だと考えていますので,新しい参考書を1から,とやっていると,試験に全然間に合わなくなります。今の時期に必要なのは,参考書より問題集だとは思います。
今期は,問題集も,品切れは多いようです。
ただ,売れ筋は,分野別にまとまったものや予想問題が載っているもののようで,過去問だけの問題集は,大体残っています。ですので,過去問集を使って3回分ぐらいきっちりと仕上げるというのが,効率を考えるとベストかと思います。
いろいろ不安になって,新しいことを試してみたくなる時期だとは思いますが,だからこそ腰を据えて,目の前のことをちゃんとこなしていきましょう。

わく☆すたセミナー 無事終了しました

わく☆すた,美月です。
本日のわく☆すた公開セミナー,無事終了しました。
テーマは情報セキュリティで,11名の方にご参加いただき,充実したセミナーを行うことができました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
懇親会も盛り上がり,始めてよかったな,としみじみ感じました。
今後も,役に立つセミナーや勉強会を,いろいろ企画していきたいと思います。
それでは,今日は遅いので,このあたりで失礼します。

情報処理技術者試験の応募者,大幅増加

わく☆すた,美月です。
本日は,けんけん主催で,第2回わく☆すた勉強会が開催されています。明日は私主催の公開セミナーです。
最近の,皆様のやる気や緊張感を見ていると,試験が迫ってきているなぁ,としみじみ感じます。お会いできる方もできない方も,試験に向けてあと6週間,盛り上がっていきましょう。
昨日,試験センターから,秋試験の応募者数が発表されました。
秋試験全体で15.4%の大幅増加で,試験制度が変わってから確実に増えた感じです。
区分別に見ると,ITサービスマネージャ以外の全種目で応募者が増加しています。
これはちょっと意外な感じです。私の狭い周りだと,ITサービスマネージャは人気なのですが,名称変更は,それほど関係ないのかもしれません。
多分,テクニカルエンジニア(システム管理)の時には,春試験で論文初心者向けってこれしかなかったことが影響しているのかな,と感じてます。秋試験だと,初めての論文っていう人はシステムアーキテクトを受験する傾向が強いというのが原因としては考えられます。いずれにしても,論文系全体では,かなり人数が増えてる様子です。
あと,「とうとう,ネットワークスペシャリストと情報セキュリティスペシャリストの受験者が逆転したんだな。。。」ということをしみじみ感じてます。秋試験だけで,ネットワークスペシャリストは25,161人,情報セキュリティスペシャリストは26,665人となっています。
去年までは,拮抗しつつもテクニカルエンジニア(ネットワーク)の方がテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)より人気があったのですが,試験制度が変わって,逆転したようです。情報セキュリティスペシャリストは年2回になって,21年度計で見るとさらに倍の52,042人,すごくいっぱい受けるようになったという感じです。
その割に,情報セキュリティスペシャリストに向けて本気で勉強してる人って,あんまり見ないなぁ,という印象はあります。「とりあえず,応用情報受かったんで,高度どれにしようかな,って思ったけどセキュリティにしました」っていう話は結構いっぱい聞くのですが。。。^^;
情報セキュリティスペシャリストは,「とりあえず受験」が多そうな感はあります。
応用情報技術者もITパスポートも,受験者が結構増えてます。これは,「受かりやすい」ことが判明したからかな,と考えています。応用情報技術者は,ソフトウェア開発技術者に比べると合格しやすくはなってますので,一度あきらめた人でも受験しに来るのかな,と感じてます。
受験者が増加して,今までだと,「受験者が増えたから相対的に難しくなる?」という危惧はありました。でも,今年からは絶対評価で60%以上の正答率で合格,と明記されていますので,受験者の増加で合格できないということは心配しなくても良さそうです。
ただ,応募者の増加,ということになると単純に「会場が足りない」から遠くて不便な場所を急遽押さえる,ということは起こりそうです。昔(2000年ぐらい)は受験者がどんどん増加してる時期で,でっかいホールに机を急遽並べただけの間に合わせ会場というのが結構ありました。今年は,締切ぎりぎりで申し込んだ人は,とんでもない会場に割り振られるかもしれません。^^;
いずれにしても,春試験を見る限り,全体的に合格率もアップして,合格者がいっぱい出そうです。
あきらめずにあと6週間,前に進んでいきましょう。

バックアップ,やっていますか?

わく☆すた,けんけんです。
最近,自分のまわりでハードディスク(以下,HDD)の障害が多発しています。1人は,OSが起動しなくなり,1人は,外付けHDDが認識しなくなってしまったそうです。
いつも使っている情報に,急にアクセスできなくなる・・・ かなり焦りますよね。けれども,情報を記録しているHDDは壊れるものです。寿命は3年とか5年などど言われていますが,製品によってばらつきがあるようです。
そこで,考え出された方法が,「バックアップ」 ですよね。
このブログを読まれているみなさん,バックアップ,やっていますか?
と,この記事を書いている私は,最近になってやっと,日常的にバックアップをとるようになりました。それまでは,痛い目に3回ほどあったかな。
1度目は,フロッピーディスクが破損して,貯めていたPDS(今で言う,フリーウエアの事。当時は,「Public Domain Software」と呼ばれていた。)を飛ばしてしまいました。時間をかけてダウンロードしたものも含み,結構へこみました。
2度目は,HDD交換中に,一時的に台の上に置いて,稼働中に少し傾けたらクラッシュしてしまいました。ここで,過去のメールや音楽データが飛びました。
3回目は,今の仕事のDVDの元動画を誤って削除してしまい,顔面蒼白になりましたが,Vistaの履歴機能により,なんとか復活できました。
昔は,バックアップするにもバックアップ用のメディア(他のHDDや,CD-R,DVD-Rなど)が高価で,使いにくい,データの転送が遅いなどで,バックアップするにも一苦労でした。なので,バックアップをしない人が多かったのではないかと思います。(自分を含めて。^^;)
しかし今は,DVD-Rであれば1枚約4.7Gバイトのデータが,5~6分で書き込み(16倍速の場合)できますし,USB2.0のHDDならばコピーはあっという間です。NASにしても,1GのLANであれば,昔のHDDより高速にコピーできます。機器類も安価になりました。昔は,CD-Rドライブが4万円とかしてたからなぁ。(しかもSCSI。)今ではUSB2.0の外付けDVD-Rドライブが数千円です!
と言うわけで,今はバックアップの敷居がとっても低くなっています。あとは,“やるか”,“やらないか”の違いだけですぞ。
Cドライブ以外のメディアにデータをコピーするのが,バックアップの基本ですので,バックアップされていない方は,いますぐに行うことをおすすめします。