情報処理技術者試験になかなか合格できない場合,ただ同じように勉強し続けて入れば受かる,というわけではありません。
今までの勉強を振り返り,自分の現状を見つめて,合格できない原因を探ることが大切です。
それがきちんとできると,合格はぐっと近くなります。
今日の合格体験記は,7回目の受験で見事,応用情報技術者試験に合格されたT.I さんです。
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【基本情報】
氏名:T.I
年齢:35歳
職業:SE(業務系システム開発)
応用情報技術者試験受験:6回目
(ソフトウェア開発技術者も含めると7回目。)
他の情報処理資格:4年前の基本情報技術者試験
点数:
午前 75点
午後 69点(問2,4,5,6,8,9を選択)
【試験に向けて,勉強した内容】
まず,「合格への道しるべ 応用情報技術者 平成24年春向け」を観て,勉強方法を検討しました。
恥ずかしながら私は,応用情報処理技術者になってからは,ほぼ毎回受験しており,基本的な知識がありました。
ですが,前回の試験では,午後試験でわずか5点足らずに落ちてしまったので,過去問中心,かつ,徹底的に午後対策に時間を使うことにしました。
ただ,,新たに追加された技術についても補う必要があったので,その点は,関連する本を読んだり,わくすたブログを読んだり,雑誌「日経SYSTEMS」を読んだりして補うことにしました。
教材
1. 平成24年度【春期】 応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
2. 2011 応用情報技術者 午後問題の重点対策
3. マスタリングTCP/IP 入門編
4. Javaでなぜ作るのか
5. プログラムはなぜ動くのか
6. わくすたのセミナーDVD「合格への道しるべ 応用情報技術者 平成24年春向け」
7. わくすたの過去問解説DVD「応用情報技術者 過去問解説DVD 平成21年秋・22年春秋テクノロジ編3期分セット」
午前対策
・4月に入ってから,「過去問を解く→間違えた部分をパーフェクトラーニング(1.)で確認」を繰り返しました。(2回連続で解けた問題は解く対象からはずしたりしてました。)
・関連する本(3.~5.など)を読みました。
午後対策
・試験3ヶ月前ぐらいから,過去問を解いては,納得いくまでパーフェクトラーニング(1.)の解説を読んだり,わくすたの過去問解説DVD(7.)を観て,ノートにまとめました。過去問は,過去5回分を何度何度も解いて,完璧な状態にしました。
・午後問題の重点対策(2.)のうち,午後問で選択する分野とマネジメントを3回読むと共に演習問題を解きました。
【当日の試験の感想】
さすがに7回目なので,試験を受けなれており,色々なリスク管理が出来ていて,少し恥ずかしくもありました。
1.前日
チョコレート,バナナを買いました。
2.当日朝
6時に起き,いつもよりゆっくり朝食を食べ,コンビニで昼食用のパンを2個買い,会場に向かいました。
3.午前試験開始直前
今までの私だったら,ここでバナナとチョコが登場するのですが,今回は午後をピークにしたいがためにわざとバナナもチョコは食べずに試験に突入しました。
4.午前試験
あまりにも午後試験に力を入れようとした結果,試験終了時点では午前で足きりになるのではと思うほどでした。結果的には問題なかったのですが,ちょっとヒヤッとしました。
5.昼食
会場の近くに公園があったので,そこでパンを食べようと思い,ベンチに座っていたら,子供が2人で桜の花びらを投げて遊んでいて,まさかとは思いましたが,桜の花びらを掛けられました^^;
その場では少し怒ったのですが,花びらを掛けれるって,「おめでたいのでは」と勝手にいい風に思い込んで,午後の試験に突入しました。もちろん,午後試験開始前に,忘れずにバナナとチョコを食べました。
5.午後試験
時間内に解けるかどうかが勝負どころでした。
はまったら,一旦その設問を飛ばして,次の設問や問を解いて,その後,はまった設問に戻って解きました。これによって,一応すべて埋める事はできました。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
どの情報処理試験でも,午後試験が勝負どころ(午後,午後1,午後2の違いはありますが)だと思います。
応用情報の午後問題は,範囲が広いので,苦手分野を作らず,得意分野でほぼ満点,それ以外はある程度取れれば,合格できると思います。
私自身,苦手分野は特になく,自己採点ではありますが,得意分野は90%,それ以外は50~70%取れていました。
とはいえ,うっかりすると,午前試験で足をすくわれるかもしれないので,午前試験対策も少しは必要ですね。