株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 37/91

いよいよ,本日申込締切です

平成24年春期の情報処理技術者試験の申込締切は,本日2月22日(水)20:00までです。
お申込みはこちら
今回から,ITパスポート試験がなくなりましたし,すべての試験区分で同じ締切時間となります。
直前は混み合って,20:00に間に合わない危険もありますので,なるべく急いで,申込をすませましょう。
あと,本日,ITパスポートCBT試験の,3回目の合格発表が行われました。
統計資料によると,平成24年1月期の合格率は42.3%で,その前月(41.9%)とほとんど同じです。
評価点が900点以上の人数も,開始3ヶ月でやっと3名,毎月1人ずつ増えているだけです。
一応私も925点でしたので,その1人に入ってはいます。(私の主な業務は「教育・研修」なので,非IT系に分類されるようです。)
紙の試験時代には,900点越えはざら,という感じでしたので,高得点が出しにくくなっているのは確かですね。
今回はやっと通常のサイクルに戻っていますので,試験の申込締切が終わる今頃からが,試験勉強に向けて一番大切な時期です。
試験まで2ヶ月を切っていますので,過去問などの演習を中心に,試験に向けての実践力をつけていく時期でもあります。
今,試験に向けて本を買うなら,参考書よりも過去問集がおすすめです。
過去問をまず解いてみて,そこで必要だと思った知識を,参考書で確認する,という風にすると,効率的に「よく出てくる」知識を身につけることができます。
場合によっては,そうやって過去問に出てくる知識を調べようとして,自分がもっている参考書にはほとんど載っていない,という事態もあるかもしれません。
その場合には,本屋に行って別の本を確認してみるのもおすすめです。
勉強が進んでくると,そうやって自分で本を見極める目もついてきていると思います。
試験の申込が終わると,あとは本番まで,できる限り勉強するだけです。
あと53日,悔いのないように学習を進めていきましょう。

ネットの記事や本で事例を勉強する

さっき,なんとなく気分がのらなくて,ゆるゆるとネットサーフィンしてたら,面白い記事を見つけました。
ITPro「実践!CCPMで工期3割短縮
プロジェクトマネージャの論文ネタには,ぴったりくる感じです。
CCPMは,クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメントの略で,TOC(制約条件の理論)を利用した,プロジェクトマネジメントの手法です。
こちらの「CCPMとは」に詳しい解説があります。
個人的に大好きな,「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」の著者,故エリヤフ・ゴールドラット博士の提唱している,プロジェクトマネジメント理論です。
クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」を読んでいて,こんな風にプロジェクトが進められたら理想だな,と思っていたら,実際に日本の会社で実践した事例が出てきていたんですね。

模擬試験のつもりで受けてみる

4/15(日)実施予定の春の情報処理技術者試験,インターネット申込(個人)受付は「2/22(水)20時締切」です。
今年は基本情報技術者試験だけ遅い,ということもないですし,まだ申し込みされていない方は,急いで申込をすませましょう。
どうしても今決められない方も,申込内容の訂正期限は2/25(土)13:00までですので,とりあえず申込はしておくことをおすすめします。
この時期になると結構,「申込そびれた」「申し込んだけど支払が遅れて間に合わなかった」という声をよく聞きます。
受けないと絶対受かりませんので,模擬試験のつもりで受ける価値はあると思います。
先日のhappyrunさんの情報セキュリティスペシャリスト合格体験記でもありましたが,今回はダメ元で,模擬試験のつもりで受けてみよう,という感覚で受かることもあります。
もちろん,申し込んだ後,勉強するのがベストではありますが,無理だと思った試験に受かった体験がある人は,思いの他多いのです。
特に多いのがデータベーススペシャリスト試験。
前年,午後1で59点とか,午後2で58点とか,惜しいスコアで落ちていたりすると,ちょっとやる気をなくしてしまうことがあります。
そんなとき,次の年に全然勉強しなくて模擬試験のつもりで受けたのに受かった,という話はよく聞きます。
データベースの場合,必要なのは記憶ではなく,正規化やER図の考え方や解き方ですので,1年経っても意外と衰えません。
経験がものをいう分野でもありますので,もういちど学習し直して受けると,1度目よりは確実に楽に合格レベルに到達すると思います。
あと,脳は勉強していない間も勝手にいろいろ整理してくれて学習してくれますので,久しぶりに解いたら解けなかった問題が解けるようになっていた,ということもよくあります。
一番あるのは,業務が自然に試験勉強にもつながっていた,というパターンです。
例えば,未経験で会社に入った新入社員の人は,最初は応用情報技術者のアルゴリズムなんて難しくて解けない,と言う人が多いです。
でも,そのあと業務でプログラミングを1年経験すると,そんなに苦もなく解けるようになっている可能性は高いです。
高度区分は当たり前ですが,該当する業務経験があれば,試験勉強よりも強く合格に結びつきます。
プロジェクトマネージャ,システム監査あたりは特に,日々の経験の積み重ねが,試験にも活きてきます。
ですので,「今回は勉強時間が取れないので無理」と思い込む前に,模擬試験のつもりで試験申込だけでもやってみる,というのはありだと思います。
私自身,最初の高度区分合格は今はなきプロダクションエンジニア試験なのですが,こちらは業務経験が勉強時間の不足を補ってくれました。
久しぶりに受験される方の午前1対策は,今からでも十分間に合います。
一度でも試験を受けに行けば,その試験の感触はつかめますので,次の試験につながります。
1回で合格する,というだけが受験の方法ではありません。
私自身,たくさん不合格も経験しましたし,受け続けていたからいくつも受かった,というのが真相です。
準備が不十分なとき,合格しそうにないときでも,試験を受けることの効果はあります。
模擬試験のつもりでもいいので,受験申込はとりあえず行っちゃいましょう。

情報セキュリティスペシャリスト合格体験記:happyrunさん

ご好評いただいている合格体験記シリーズ,今期は今回が最終回です。
情報セキュリティスペシャリスト試験に限らず,情報処理技術者試験は,本音として,昔よりも合格しやすくなっていると感じます。
オンライン情報処理技術者なんて,統計資料を見る限り,最低合格率2.0%,平均でも4.9%です。
段々合格率が上がってきて,平成23年秋のネットワークスペシャリストだと合格率は14.7%。
易しくなっている,とも言えますし,解答例などの情報公開が進んで参考書などの教材も充実してきて,学ぶ環境が進化した,ということも言えます。
過去,情報処理技術者試験で挫折した,という方は,再度受け直してみるのもおすすめです。
今回の合格体験記は,再度情報処理技術者試験に挑戦を始めて,情報セキュリティスペシャリスト試験に合格されたhappyrunさんです。
【基本情報】
氏名:happyrun
年齢:42歳
情報セキュリティスペシャリスト受験:2回目

応用情報技術者合格体験記:ひろとさん

応用情報技術者試験の場合,試験範囲が膨大ですので,なんとなく勉強しているだけでは,合格できません。
特に,暗記に頼っていると,記憶はどんどん抜けていきますので,何度受けても合格できない,という負のスパイラルにはまることもあります。
どこかのタイミングで,一度,不合格の原因をきちんと分析し,対策を実行することが大切です。
専門知識にしろ,国語力にしろ,きちんと対処ができさえすれば,合格することは無理ではありません。
今日のブログは,4回目の挑戦で応用情報技術者試験に合格された,ひろとさんです。
*******
【基本情報】
氏名:ひろと
年齢:39歳
応用情報処理技術者試験:4回目(23年度特別試験)

問題を解きながら覚える

私が記憶をするときに気をつけていることに,「なるべく他のものと結びつけて覚える」ということがあります。
例えば,英語を覚えるとき,単語だけ覚える,というやり方だと,忘れやすいですしいざというときに使えません。
ですので,私は負荷がかかっても,「英文を全文暗記」するようにしています。その方が,とっさの場面で出てきやすいですし,英作文などでも応用がききやすいのです。
コンピュータ用語の勉強にも,同じことが言えます。
単に,用語を暗記,という形で用語とその意味だけ覚えていても,使えるところは限られてきます。
実際の試験問題で,意味の紛らわしい選択肢が出てきた時に,ひっかかって解けなくなってしまう,という危険があります。
そのため,私は,勉強のときには,単に用語を覚えるだけでなく,「その用語がどのように出題されるか」ということも押さえるようにしています。具体的には,試験問題を解いてみて,その用語がどのように出題されるのかを知るのです。
特に,応用情報技術者試験の午前で出てくる4択問題は,その「4択であること」が,勉強を効率化させてくれます。
ある用語が,「こういう風に出題されるんだ」ということと,他の3つの選択肢から,「似たような用語にこういうのがあるんだ」ということが学習できるのです。
ITパスポートあたりだと,全然違う分野の用語が選択肢に混ざっていたりするのですが,応用情報技術者試験では,そういうことはめったにありません。ですので,1つの問題で,4つのことを同時に学習できますし,関連づけて理解出来るので,覚えやすいのです。
例えば,応用情報技術者午前平成22年秋午前問10は,「スーパースカラの説明はどれか」という問題です。
解答は,ウの「複数のパイプラインを用い,同時に複数の命令を実行可能にすることによって,高速化を図る方式である」というものです。
この問によって,スーパースカラの用語の意味と,「こういう風に出題されるんだ」ということがわかります。
さらに,他の選択肢,例えばアはベクトルプロセッサ,イはスーパーパイプライン,エはVLIW(Very Long Instruction Word)の説明になりますので,これら3つの用語についても学習できます。
また,これらの4つの用語は,一緒に出てきて対比させることが多いんだな,ということも理解できます。
このように,単に用語を暗記するだけでなく,問題を解きながら用語を理解することによって,より確実に知識を身につけることができます。そのため,私の著書「徹底攻略 応用情報技術者教科書」では,知識の説明の中に,多くの問題を取り込んでいます。
午後問題だと特に,一連の流れで知識を学習することができるので,必要に応じて,午後問題も使用しています。
応用情報技術者試験の午後問題はかなりよくできている教育的問題が多いので,問題を解くこと自体が勉強になるのです。
情報処理技術者試験は,単に,「いかに情報処理用語を知っているか」という試験ではありません。
実際に使える知識のベースを身につけるための試験です。
ですので,問題を解きながら知識を覚えて,どういった場面でその知識を使うのかを知ることはとても大切です。
試験まであと2ヶ月を切りました。
今の時期からは,どの試験区分でも,問題演習の量が合否に大きく影響してきます。
実際に本試験に出てきた問題を解きながら,レベルアップしていきましょう。

インフラの勉強に役立ちそうな双六

今日,コミケで出たとうわさに聞いていて,ずっと欲しかった,「インフラエンジニア双六」をCOMIC ZIN 秋葉原店で手に入れました。(1,200円でした。)
すごろく形式で,インフラエンジニアの仕事が体験できる,なかなかマニアックな製品です。
ためしに家でやってみたら,現実での「あるある」ネタが多くって,かなり楽しめました。

20120215sugoroku

人生ゲームみたいな感じで,職業は,「システムエンジニア」「Web系エンジニア」「フリーランス」と「クラウドエンジニア」の4種類で進みます。
途中,「基本情報技術者試験に合格」とか,情報処理技術者試験の話題も。^^
リアルなのは,「デスマゾーン」で,大変なトラブルがバシバシ出てくるあたりです。
「SNMP,WMIを使ってサービスのボトルネックを特定」と言った感じで,切羽詰まったトラブル解決状況が,いっぱい出てきます。
専門用語もかなり多用されていますので,ネットワークスペシャリストなどを受験される方には,勉強にもなると思います。
特に,ITサービスマネージャの論文ネタにはピッタリ来そうです。
詳しい内容は,アキバブログの「冬コミ完売のインフラエンジニア双六 「同僚がついに失踪!」「デスマーチ突破!」」にもありますので,ご興味ある方はこちらをご覧ください。
面白かったので,どこかの公開セミナーの時に持っていって,昼休憩にでもやってみようかな,って思ってます。限定6名ですが。^^;
こういう,息抜きしつつも役に立つゲームって,大好きです。
情報処理技術者試験双六もできたら楽しいかな,って想像してます。

情報処理技術者試験の難易度 2012年度版

以前,「情報処理技術者試験の難易度」という記事をかかせていただいたのですが,ブログのアクセスを見ると,この記事,なにげに人気なんですよね。
といっても,これを書いたのは2009年で,新試験制度が始まって間もない頃ですし,いろいろ曖昧な部分はありました。

新試験制度が始まって3年,そろそろ各試験の難易度や方向性も固まってきましたので,改めて情報処理技術者試験の全12区分の難易度を比較してみたいと思います。

まず,公式の情報,IPAのITスキル標準センターが発表している,「ITスキル標準 V3」の第1部概要編(PDF)では,情報処理技術者試験全12区分を,次の4つのレベルに分類しています。

<レベル1>
ITパスポート

<レベル2>
基本情報技術者

<レベル3>
応用情報技術者

<レベル4>
高度区分全部(ITストラテジスト,システム監査技術者,プロジェクトマネージャ,システムアーキテクト,ITサービスマネージャ,ネットワークスペシャリスト,データベーススペシャリスト,情報セキュリティスペシャリスト,エンベデッドシステムスペシャリストの9区分)

基本的には,レベル1,2,3は分野にかかわらず順にステップアップしていく資格で,レベル4は専門分野に応じて自分の仕事に関わるものを受ける,という形です。ですので,一応,レベル4はすべて同レベル,という形になっています。

ちなみに,ITスキル標準では,レベルは7までありますが,試験で判定できるレベルはだいたいレベル4まで,ということになっています。

その他のベンダ試験も合わせた,スキルレベルと資格の対応表は,スキル標準ユーザ協会が発表している「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ(Ver5 Rev1)(PDF)」にまとめられています。

この表によると,ベンダ試験系で,レベル4相当される現行のものとしては,

・ORACLE MASTER Platinum (Oracle Databaseの最上位資格,現在バージョンは11g,実技試験あり)
・CCIE (Cisco Certified Internetwork Expert,CISCOの上位資格,ラボ試験あり)
・RHCA (Red Hat Certified Architect,Red Hat Linuxの最上位の認定資格)
・OCJ-EA (Oracle認定エンタープライズアーキテクトEE 5(Java認定の最上位資格,
        プログラミング課題,小論文試験あり)
・ITIL V3 エキスパート(ITILの最上位の認定資格)

の5つのみです。

その他,旧試験のITIL V2 マネージャや,まだ未実施のUMTP L4 (UMLモデリング技能認定試験のレベル4(最高レベル))も,レベル4の対象ではあります。

こういった資格と比較すると,情報処理技術者試験の高度区分はレベル1,2,3とステップアップしてから受ける,最上位のIT関連の国家試験,という位置づけだと思います。
ちなみに,ITパスポートはレベル1ですが,だからといってめちゃくちゃやさしくて誰でも楽勝,というわけではないのです。

先ほどの「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ(Ver5 Rev1)(PDF)」にもあるとおり,ベンダ資格まで含めると,「レベル0」までありますし,レベル0のMCA(Microsoft Certified Associate)などよりは確かに難しいです。
ITパスポート試験はCBTなのでいつでも受けられる国家試験ではあるのですが,これに合格するためには,1からだとある程度しっかり学習する必要があるのです。

ですので,個人的には,情報処理技術者試験の受験順序としては,ITパスポート,基本情報技術者,応用情報技術者と順を追ってステップアップ,というのが,王道だとは考えています。
そして,高度区分の9区分,位置づけと難易度は,原則的には同じです。
ですので,専門分野に合わせていただいて,好きな区分を受ければいいのですが,会社などの一般的な評価,となると,結構区分によって差があります。取ったときの褒賞金でも,差がついている会社が多いです。

この分類は,私の経験からくる個人的な判断も入っていますので,言い切るわけではないですが,今の高度区分の評価は大体こんな感じだと思います。

<高度区分エントリー資格 最初に受けることが多い>
情報セキュリティスペシャリスト

<高度区分スペシャリスト系資格 取るとその分野に強いと評価される>
ネットワークスペシャリスト,データベーススペシャリスト,エンベデッドシステムスペシャリスト

<高度区分論文エントリー資格 論文系をとると一般に会社の評価は高い>
システムアーキテクト,ITサービスマネージャ

<高度区分論文上位資格 このあたりを取ると最高と評価されることが多い>
ITストラテジスト,システム監査,プロジェクトマネージャ

高度区分は1つとって終わり,ということではなく,いくつか取って幅を広げながら専門性を深めていく,という形になります。
段階的に,自分の進路を見据えながら,数を重ねていくのがおすすめです。

自分の現在地と欲しい資格とを比較して,確実にステップアップしていきましょう。

直前の公開セミナーと勉強会の募集を開始しました

本日,わく☆すた公開セミナー「高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース」と,わく☆すた勉強会「データベース ER図」の募集を開始いたしました。
午前対策セミナーは,3/25(日)に1日集中で開催いたします。高度午前1を確実に突破したい方,応用情報技術者試験の午前を何とかしたい方向けの,直前対策講座です。今回は,「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成24年度」をテキストに講義を行いますので,書籍との同時購入も可能です。
データベース勉強会は,今回はER図がテーマです。前回,1日で締め切りになりましたので,会場を広げて定員を増やしました。ただ,また満席になる可能性も結構ありますので,参加したい方は,早めにお申し込みください。
最近,平日夜の開催希望が多いですので,平日夜の講座を今後,増やしていく予定です。
情報セキュリティスペシャリストの過去問解説コースは,わく☆すた社内でのセミナー+Ustream配信での開催を予定しています。
といっても,わく☆すた社内は,スペースの都合で,3人ぐらいしか入れませんが。^^;
詳細が決まり次第またお知らせいたしますので,もう少々お待ちください。
今時,郵送で申し込まれる方はあまりいないとは思いますが,本日2/13(月)で,「平成24年春期試験」の申込は締切です。
インターネットでも,2/22(水)までで,あと少しです。
忘れないように申込をして,必要な勉強を進めていきましょう。

応用情報技術者合格体験記:Y.Yさん

応用情報技術者試験の場合,可能なら,午後の勉強は6分野以上やっておくのがおすすめです。
特に,マネジメント系,ストラテジ系は,午前で勉強した知識+問題文読解で解けることも多いです。午前の勉強の段階から,ためしに午後の過去問を解いてみるなど,午後を意識して勉強しておくと,いざというときに役立ちます。
今回の合格体験記は,そういった午後戦略も工夫しながら,平成23年度特別試験で応用情報技術者試験に合格された,Y.Yさんです。
*******
【基本情報】
氏名:Y.Y
年齢:34歳
職業:SE(データベース管理が中心)
応用情報処理技術者受験:1回目

公開セミナー「データベーススペシャリスト対策5回コース」の4回目が無事終了しました

本日,わく☆すた公開セミナー「データベーススペシャリスト対策 5回コース」の4回目午後2対策(1)が,無事終了しました。
講座に参加された皆様,お疲れ様でした。
講義内容のDVDは,編集が終わり次第,発売の予定です。
講座にご参加いただいた皆様にもお送りいたしますので,繰り返し学習にセミナーDVDをご活用ください。

特に今回は,午後2ですので,何度も復習して,しっかり頭にいれることをおすすめします。
今回は,平成23年午後2問1の問題を中心に,午後2対策を行いました。
個人的には,データベーススペシャリストの午後2が,12区分の中でも,一番大変だなぁ,と感じています。
とにかくボリュームが多く,かかる時間が半端じゃないです。
最初のうちは,1問をちゃんと解き切るのに,4時間ぐらいかかります。
今日も問題演習を行いましたが,みなさん最後バテバテ,という感じでした。^^;
最初の2,3問は特に大変だとは思いますが,慣れてくると速くなりますし,理詰めでしっかり答えが導けるようになります。
今の時点で,「午後2が大変」というのが体感できただけでも,合格に近づきます。
あと2ヶ月,演習を積み重ねていきましょう。

「わかる」から「できる」にする

おかげさまで,わく☆すた公開セミナー「データベーススペシャリスト対策+平成23年春過去問解説 5回コース」の4回目,5回目(2回とも午後2対策)が残席わずかとなりました。
昨日のデータベース勉強会も定員いっぱいで,大盛況でした。
今期は,データベーススペシャリスト対策がとても盛況で,盛り上がっております。
皆様,ご参加ありがとうございます。
また,第2回のデータベース勉強会(現在の所3/1(木)夜を予定)も,開催予定です。
データベーススペシャリスト試験の場合,覚えなければいけない知識,というのは,多くはありません。
ただ,その少ない知識は,完全にマスターする必要があります。
正規化の場合,第1~第5正規形までの正規化のルールは,とても単純です。
それを,特に第3正規形までは完全に理解しておくのは,データベーススペシャリスト試験では必須です。
主キー,候補キーの選び方を知っていて,順に正規化することは,午後1では定番ですし,できて当たり前です。
ER図でも,エンティティを洗い出して,リレーションシップを引くことは,午後2では必ず行います。
そこで,カーディナリティを間違えずに,リレーションシップの線を引けるようにする力は必須です。
ただ,それを,「時間をかければなんとか考えられる」というぐらいの,単に「わかってる」レベルでは,試験には合格できません。
午後1や午後2では,候補キーや主キーを考えて導き出して,ゆっくり第3正規形にする,という時間はありません。
特に午後2では,属性を一瞬で見極めて,そこから速やかに主キーを決めて,テーブルを第3正規形にし,ER図を書く,という一連の作業を,2時間の間で大量にこなす必要があります。
ですので,1つ1つじっくり考えて導き出す,というレベルでは間に合いません。
見た瞬間に主キーや第3正規形の形が大体想像がつく,ぐらいには,できるようになっておく必要があります。
といっても,そんなに大変なことではありません。
一度理論がわかってしまえば,実際の問題を解きながら演習していると,段々素早くできるようになってきます。
普通は,午後2問題を3年分ぐらいこなせば,想像はできるようになりますし,解く速度はかなり速くなります。
ただ,データベースの場合は,「わかってるつもりでわかってない」ことも良くあります。
特に,独学でやっている人の中には,「正規化をそもそも勘違いしている」「ER図の書き方を知らない」という方もよくいらっしゃいます。
ですので,一度,勉強会やセミナーなどで,まず「わかる」ということはとても大切です。
わかった後,できるようにするためには経験が必要です。
もちろん実務でもいいですが,実際の試験問題を解くことは,とてもいい経験になります。
データベーススペシャリストの試験は,試験日にどれだけ「できる」かが,合否を分けます。
試験まであと2ヶ月と少し,なるべく多くの経験を積んでいきましょう。

わく☆すた勉強会「データベース正規化」が無事終了しました

けんけんです。
本日,約1年ぶりの勉強会「データベース正規化」が無事終了いたしました。
ご参加いただいた,皆様ありがとうございました。
今回気を付けていたことは,“とにかく自分の頭で考えて記述してもらうこと”でした。
参加者の皆さんを3チームに分けて,チームごとにリーダーを決めて,演習の解答を議論していただく形式をとりました。(リーダーを引き受けて下さった皆さん,ありがとうございました。)
何度もブログで書いていますが,情報処理技術者試験は,白紙の解答用紙に正解を記述しないと合格しません。
なので,アウトプットの練習はとても大切で,習慣化できてくれば良いのですが,一人で勉強していると,なかなかできるようになりません。
今回勉強会を開催して,参加して下さった皆さんが,あーでもないこーでもないと活発な議論を交わしていることや,「手を動かして解くことが有意義だった」などとご意見をいただくと,やってよかったなとしみじみ感じております。
と言うわけで,会場の関係もあるのですが,今月末に2回目の勉強会を企画できればと考えています。
勉強会について1つ欠点があるとすると,勉強会後に開催している懇親会の費用が,公開セミナーに比べて高額になることです。(開催場所による違いではあります。)
今回の勉強会は,約1日で定員が埋まってしまったので,次回はもうちょっと広い会場をご用意して募集をしたいと目論んでおります。
詳細が決まりましたら,このブログやWebfacebookページなどでお知らせいたします。

それでは今日は,この辺で。

情報セキュリティスペシャリスト合格体験記:こんさん

情報セキュリティスペシャリスト試験の場合,過去問を用いて演習することはとても大切です。
ただ,解いてみて合ってた,違ってたという判断だけで終わらせると,非常にもったいないです。実際に解答を導き出すプロセスをしっかり深く理解出来てこそ,次の新しい問題にも対応できるようになります。
そのためには,過去問演習を行った後には,解答解説などを読んで,振り返ることが大切です。
複数の解答解説を集めると,ものによって全然視点が違ったり,解答を導く過程の説明が違っていたりするので,その中から自分が最も納得できるものを選び出すと,一つの問からいろんなことを学ぶことができます。
今回の合格体験記は,改めて過去問対策をしっかり行い,試験前に集中できる環境を確保して合格された,こんさんです。
【基本情報】
氏名:こん
年齢:46歳
情報セキュリティスペシャリスト受験:3回目

ちょっと背伸びして,高度の勉強してみる

先週末は,土曜日には情報セキュリティスペシャリスト対策の,日曜日には応用情報技術者試験対策の公開セミナーを開催しました。
今回驚いたのは,その中に2人,両方のセミナーを受講された方がいらっしゃったことです。
1人の方は,「応用情報技術者試験を受けるのだけど,高度の勉強もして負荷をかける」と言われていました。
もう1人の方は,「情報セキュリティスペシャリスト試験を受けるのだけど,応用情報技術者のときに勉強しなかった部分をマスターする」のが目的だそうです。
確かに,両方とも大切なことだなぁ,と感じました。
応用情報技術者試験の場合,試験範囲は幅広いですが,それぞれの分野で出てくる内容は,基本的なことです。
ですので,高度区分の勉強をしてから応用情報技術者試験の午後問題を見ると,簡単に感じます。
特に,ネットワーク,情報セキュリティ,データベース,組込み(エンベデッド)システムの4分野は,対応するスペシャリストの勉強をした後だと,簡単に解く事ができます。
ネットワークや情報セキュリティの分野は,応用情報技術者レベルで勉強していると,難しくて苦手,と感じられる方が多いように感じます。でも,一度高度区分の内容をしっかり勉強して,パケットの概念やセキュリティ技術の仕組みがわかると,とたんに簡単に感じられます。
ですので,応用情報技術者試験の午後でネットワークや情報セキュリティを受験しよう,と思われている方は,ネットワークスペシャリストや情報セキュリティスペシャリストの午前や午後1レベルの勉強は役に立ちます。
データベースや組込み(エンベデッド)システムは,高度区分と応用情報技術者でレベル差がかなり大きいので,大変な気がします。ただ,将来これらの区分を受ける予定なら,先走ってやってみる価値はあると思います。
マネジメント系3区分(プロジェクトマネジメント,ITサービスマネジメント,システム監査)は,演習問題が足りないな,と思った時には,対応する高度区分の午後1の問題が役に立ちます。こちらは文章が長いので国語力の訓練にはなりますが,知識レベルはそれほど違わないので,積極的に使ってみるのもおすすめです。
経営戦略の分野は,ITストラテジストとはちょっと傾向が違います。
どちらかというと,中小企業診断士の勉強に近いので,将来診断士を受けたい,という人は,両方合わせて勉強すると一石二鳥だと思います。
いずれにしても,実際に出てくる試験内容より,上のレベルまで勉強しておくと,試験には余裕を持って臨めます。
逆に,情報セキュリティスペシャリストの試験では,情報セキュリティだけ知っていればいいわけではなく,他の分野,特にネットワークやシステム開発,データベースや監査などの知識が求められます。
他の高度区分でも,専門分野以外の周辺分野の知識は必要です。
これらの知識は,応用情報技術者合格レベルぐらいは必要ですので,専門以外の部分に不安のある方は,一度応用情報技術者試験に立ち返って勉強してみることは大切です。
試験を受ける必要まではないとは思いますが,応用情報技術者試験の参考書などで,基礎を固めてみてください。
その上で勉強をやり直すと,より効率的に学習できると思います。
ちょっと背伸びして,上のレベルを覗きながら勉強すると,刺激を受けて楽しいです。
無理のない範囲で,自分の今いるレベルとは違う勉強も,試してみましょう。

公開セミナー「応用情報技術者対策3回コース」の2回目が無事終了しました

わく☆すたの“吉岡秀隆”,けんけんです。
(けっこう似ていると言われております。^^;)
昨日に引き続き,公開セミナーを開催し,公開セミナー「応用情報技術者対策3回コース」の2回目が無事終了しました。
ご参加いただいた,皆様ありがとうございました。
2日連続開催なので,今日は自分がブログを書いております。
このセミナーはDVD化いたします。予約も先ほどから開始いたしました。繰り返し学習にお役立て下さい。
セミナーを開催し続けていると,いろいろな事がおこり,時には遠方からご参加していただくこともあり,恐縮しております。
セミナーは同じ場所時間にあつまって開催するので,メリットもある反面,場所と時間に制限される欠点もあります。なので,去年,USTREAMで配信したように,動画配信でセミナーをお伝えできないかなぁと目論んでおります。
これならば,生放送なので時間さえ合わせていただければ,インターネットが接続できる何処からでもセミナーに参加することができます。iPhoneでもアプリを入れれば見られますし。
先日も,「USTREAM プロモーション」と言う本を見つけてきて,やる気を出しつつあります。
短いですが,今日はこの辺にしておきます。

情報セキュリティ技術では,基本的なことを完全に理解する

本日は,わく☆すた公開セミナー「情報セキュリティスペシャリスト対策」3回コースの2回目を開催しました。
参加していただいた皆様,ありがとうございました。弊社facebookページに写真を公開しています。
撮影は無事終わりましたので,編集が終わり次第,DVDを発送いたします。
今回は,情報セキュリティ技術がテーマで,知識的な話が多かったので,できれば何度も見返して,しっかり理解しておいてくださいね。

情報セキュリティスペシャリスト試験に出てくるセキュリティ技術のポイントは,知識を身につけるところではありません。
もちろん,知識を身につけないと午前2も突破できないので,知識自体はある程度必要です。
ただ,実際に合否を分けるのは,午後1や午後2での記述式の部分ですし,そこで問われるのは,「知っているかどうか」ではなく,「わかっているかどうか」です。
例えば,今日メインで取り上げた,情報セキュリティスペシャリスト平成23年秋午後1問3では,設問2(2)で,サーバ証明書の検証においてブラウザが確認すべき内容のうち,中間者攻撃のような攻撃への対策となるものを2つ聞いています。
こういった問題では,まず大前提として,「公開鍵証明書」について,ちゃんとわかってる必要があります。
そして,その基本となる考え方は公開鍵暗号方式を使ったディジタル署名です。
情報セキュリティスペシャリストの場合は,「ディジタル署名」についてわかってることは前提で,ルート証明書を発行する認証局が,証明書に対してディジタル署名をするということの意味を理解する必要があります。
つまり,信頼できる認証局が署名することで,そのサーバが正当なサーバであるということが確認できるということと,証明書に書いてあるコモンネームなどが正しい(改ざんされていない)ことを証明できます。
ディジタル署名は,毎回出題される基本的なことです。
ただ,結構ひねって出てきますので,完全に理解出来ていないと,実際に問題に出たときに,何を書いていいのかわからなくなってしまいます。「そのディジタル署名によって,何ができるのか」というところまで,完全に理解しておけば,認証技術の問題は大体解くことができます。
なんか長々と書いてしまいましたが,午後の情報セキュリティ技術問題は,基本的だけど,付け焼き刃だと解けないような設問が多いです。
いろんな情報セキュリティ技術を覚える前に,暗号化,認証などの基本的なことは,完全に理解しておきましょう。

情報セキュリティスペシャリスト合格体験記:エンバグさん

情報セキュリティスペシャリストの試験は,技術に偏った勉強をすると,失敗する可能性が高いです。
この試験は,セキュリティをマネジメントして,なおかつ技術にも詳しい,という俯瞰的な視点が大切ですので,広く浅くの知識が求められます。
逆に,国語力だけで,技術的な基礎力が全くない,という状態でも合格はできません。
技術とマネジメントの両方ともそれなりにバランスの取れた知識を身に付けて,なおかつ試験問題に合わせて臨機応変に対応する,そんな対策が必要です。
今日の合格体験記は,技術に特化していたところから軌道修正して合格された,エンバグさんです。
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【基本情報】
氏名:エンバグ
年齢:32歳(受験当時)
本業:ソフトウェア開発
SC受験回数:1回目(特別試験)

糖分を断って体質改善

今日は,ITにまったく関係ない話をシェアしますね。

40代になって,体重も増え,あちこち体に不調が出て,健康診断もひっかかったりしてる美月です。
で,友人の紹介で,健康相談のカウンセリングを,先日受けました。
すると,そこで一番初めに言われたのが,「2週間,断糖してみましょう」ということでした。

断糖,とは,食事から糖分を断つことです。
砂糖などの甘い物はもちろん,炭水化物もダメなので,ご飯,麺類も食べられません。
私は,甘い物が大好きで,糖分の中毒になっている感じなので,一度体から抜いてリセット,というのがいいらしいです。
驚きましたが,「減らす」のではなく「完全に抜く」という発想が面白かったので,ためしにやってみました。
ご飯はダメですが,肉や魚は普通にOKなので,毎日普通にお腹いっぱいに食べられて,思いの他平気でした。
食べないのに慣れてくると,特に甘い物は,欲しいとも感じなくなっていました。

そして,2週間経ったとき,意外にも体重が3kg減って,体が軽くなっていました。
体質もホントに変わってるみたいで,試しに生姜飴とかなめてみると,「甘すぎて食べられない」感じでした。
毎日おなかいっぱい食べていたはずなのに,いつのまにか,「おなかいっぱい」の量も減っていました。
ってことで,最近は走っていても,体が軽くなって大分楽です。
今まで,「ごはんのない生活なんて考えられない!」って思っていたのですが,意外と簡単に,そんな思い込みがなくなってしまいました。

このままできるかぎり糖分を減らして,体質を改善しつづけていこうかな,って思ってます。
専門家の人に聞くと,自分にはなかった発想を教えてくれて,それが変わるきっかけになることが多いです。
私自身は専門家ではないので,誰にでも効き目があるかどうかはわかりませんが,役立つ人もいると思い。体験をシェアします。

ネットワークスペシャリスト合格体験記:さんしのごいさん

今日から2月ですね。
まだ,情報処理技術者試験は春試験の受験申込中ですが,秋の区分を意識して勉強する人もちらほら見かけます。
論文試験では,秋区分(SM,SA,ST)を受験予定の方もいらっしゃいましたし,すでにネットワークスペシャリストの教材を買われて勉強されている方もいます。
秋試験に向けてじっくり的を絞って勉強する,というのは,地道にずっと勉強を重ねていける人にはいいと思います。
個人的には,12区分中一番勉強に時間がかかるのがネットワークスペシャリスト,という気がしていますので,今頃から「マスタリングTCP/IP 入門編 第4版」などで基礎固めしていくと,余裕をもって試験に臨めます。
また,春は模擬試験ぐらいの気持ちで情報セキュリティスペシャリストや論述系の春区分(PM,AU)あたりを受けて,秋の本番に備える,というのもありです。
年1回の試験区分の中に,狙った試験区分があるときには,それを中心に1年間の予定を立てていきましょう。
今日の合格体験記は,春試験を受験せず,10ヶ月かけて勉強して,ネットワークスペシャリスト試験に合格されたさんしのごいさんです。
【基本情報】
氏名:さんしのごい
年齢:42歳
ネットワークスペシャリスト受験:1回目