株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 48/91

とりあえず,ベストを尽くしてみる

まずは,わく☆すたからの試験後についてのお知らせです。
今回は,試験後,秋試験までの期間が短いですので,特別試験が終わったあと,早速秋試験対策を行いたいと考えています。
手始めに,今までのわく☆すたDVD教材,「合格への道標」をバージョンアップして,「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」とし,各試験区分別のセミナーとして開催することにしました。
具体的には,以下の日程での開催を予定しています。

 6月29日(水) ネットワークスペシャリスト in 田町
 7月5日(火) 情報セキュリティスペシャリスト in 田町
 7月8日(金) 応用情報技術者 in 秋葉原

時間は,いずれの日程も18:30~20:30で,価格は3,000円です。
セミナーの模様はビデオ収録して,今までと同様,DVDでの販売も行う予定です。
近日中に,申し込みを開始しますが,行きたいと感じている人は,予定に入れておいてください。
あと,システムアーキテクトにつきましては,人数が集まるかどうか疑問なので,今のところ開催を保留にしています。ご希望がありましたら開催したいと思いますので,コメント欄でお知らせいただけるとうれしいです。
試験が終わってないのに,試験後の話をして恐縮ですが,特別試験を受験される方は,せっかく,受験といういい目標がありますので,「とりあえず,ベストを尽くしてみる」ことをおすすめします。
特に,「このままじゃ受からない」「間に合わない」と思ってる方は,今できる最善の範囲で,やれることをやってみるのがおすすめです。
情報処理技術者試験の欠席率の多さや,合格率の低さを考えると,「完璧に準備できた」人なんて少数派だと思います。私自身,完璧に準備できてOK,という状態のことなんて,あんまりありません。
さっき数えてみると,私は,今回の特別試験が,28回目の情報処理技術者試験の受験になります。
それなりに勝率はいいとは思いますが,それでもいっぱい落ちてもいます。
直前まで何もしてなくって,最後にあわてて少しだけ勉強して臨んだ試験,というのも結構あります。
そして,その状態で受けても,運が良ければ受かることもあります。
私の場合は,数は少ないですが,たまたま自分の得意な区分の出題だったり(プロダクションエンジニア),自分の経験していることが論文の題目になったり(アプリケーションエンジニア),ということもありました。
何年か受け続けていると,意識してなくても,実力は上がっていたりします。
記憶的なものは抜け落ちていても,前に勉強した「体験」というのは,結構体に残っています。ですので,再受験の人は特に,直前に見直すだけでも,すごく効果が上がることがあります。
私自身,データベーススペシャリスト試験は,最初の試験はER図がよくわからず落ちてしまいましたが,次の年に勉強を始めると,ER図がなんとなく理解できてきて,結構書けるようになっていました。
1度目より,2度目の方が,記憶も理解も,はるかに簡単です。
そして,もちろんこちらの方が多いのですが,「勉強が足りなくて落ちた」場合には,「勉強してなくて落ちた」よりも,得るものが多くなります。
私自身,最初のデータベーススペシャリスト試験,ネットワークスペシャリスト試験の時には,試験会場で悔しい思いをしました。
勉強が足りない,あれも足りない,これも足りない,ということが,目の前にまざまざと見せつけられたからです。
すごくイヤな体験でしたが,そのおかげで,「来年は受かろう」と,強く感じることができました。
そこから,「今までの勉強ではダメ,合格するには?」と考えて,いろいろ情報を得るようになったのです。
今回は,2ヶ月延期しての試験ですが,その2ヶ月の間,ちゃんと勉強できた人は素晴らしいと思います。
ただ,できてなくても,それを後悔しても始まりませんし,今,少しずつでも前に進むことが大切です。
あと12日,短い期間なら,ラストスパートも効きます。せっかくなので,ベストを尽くしてみましょう。

今回の試験の注意あれこれ

情報処理技術者試験の受験票,うちには本日昼過ぎに届きました。
ダブル受験なので,2通同時に到着です。ちなみに,今回の会場は,情報セキュリティスペシャリストは錦糸町,基本情報技術者は池尻大橋でした。特別試験になってからの申し込みは,やっぱり余ってるところに割り振られるので,遠いことが多そうですね。
不便な試験会場の場合は,行くのも大変ですが,昼食の場所に困ることも多いです。
あらかじめ,昼食を用意していくと,余裕をもてますし,おすすめです。私の場合は,錦糸町は大丈夫そうですが,池尻大橋は危なそうなので,何か持っていこうと思ってます。
現地で行きながら買おうとすると,見つからない危険もありますので,地元の駅で買った方が確実かな,とは思います。もちろん,いつもと違う,冒険をしてみるのも楽しいと思いますので,早めに行って,試験会場のある最寄り駅で探してみる,というのもありです。昨日は,大倉山でセミナーだったのですが,朝駅前で買って持参したパンがめちゃめちゃおいしくって,幸せでした。
高度区分および応用情報技術者試験を受験の方で,明日になっても届かない場合は,試験センターホームページの「平成23年度特別試験の受験票発送について」に記載されているとおり,受験を希望した”試験地”を担当する支部又は本部に電話で照会してください。
あと,受験票に別紙が置いてあって,次の2つのことが改めて通知されていました。
1.携帯電話などの電子機器及び参考書などの書籍の取扱いについて
2.電力需給対策による影響について
試験時間中には,携帯電話などの電子機器及び参考書などの書籍は,カバンにしまった上で,足元に置いてくださいとのことです。
多分,トイレに行ったりしたときに,ネットや参考書を見るのを,防止するためじゃないかな,とは思います。携帯電話は電源を切っていても,ポケットに入れていたら注意されそうです。
あと,空調の制限など良好な試験環境が保てない場合も考えられます,とのことです。
夏なので,「暑すぎる」ことは十分考えられると思います。今日私は,アキバで扇子を探していたのですが,納涼グッズも大切なアイテムかもしれません。
ネッククーラーとか,冷却バンダナとか,熱さまシートとか,マラソンの時に使う,頭を冷やすグッズを持っていくのもいいかな,って今は考えてます。
受験票を見ると,試験当日持参するものの中に,「机上に置けるもの以外のものを収納できるカバン」が加わっています。
これは,別紙に,携帯電話などはカバンに入れること,ってあるので,それを入れるためのカバンだとは思います。
別紙には,「足元においてください」って書いてありますので,下に置いても大丈夫な,汚れてもいいカバンが必要そうですね。
最後に,いつもと違うところに注意がいきすぎて,つい忘れがちになりそうですが,「写真を撮って受験票に貼る」ことは忘れないようにしましょう。
早めに撮って貼っておくと,余裕を持って試験に臨めます。
試験の内容をしっかり勉強するのはもちろん大切ですが,試験に向けて,万全の準備を整えておくと,安心して試験に臨めます。
試験会場も決まった今,いろいろシミュレートして本番に向かっていきましょう。

YouTube,アップしました

情報処理技術者試験の試験日まで,あとちょうど2週間です。
うちは東京都台東区なのですが,受験票,まだ届きません。
微妙に不安になりますが,今回は,「特別試験のお知らせ」が郵送で届いていましたし,申し込みは受理されているはずです。あと2日は,ドキドキしながら待ってみたいと思います。

今日は,わく☆すたからのお知らせです。
久しぶりに,YouTubeわく☆すたチャンネルの午前動画をアップしました。これから試験日まで,ベストエフォートでアップしてまいります。
新着通知には,チャンネル登録が便利です。
直前の追い込みが一番効くのは午前です。直前学習用に,お役立てください。
ちなみに,過去問の再出題は,3回ぐらい前のものが出やすいので,再出題を狙うなら,これからアップする直近の過去問題より,すでにアップされている平成21年度の過去問を学習するのをおすすめします。もちろん,両方やると,さらに学習効果は高まると思います。
応用情報技術者試験の場合は,結構,午前対策が午後対策にもなります。
ソフトウェア開発技術者の時代は,考えさせる問題が中心だったのですが,最近は,知識問題が増えてきました。ある程度,午前問題を理解しながら解けるようになっておくと,午後問題の理解にもつながります。
あと2週間で,午前が危なそうだったら,とりあえず午前対策を中心に据えるのがおすすめです。
実は,応用情報技術者試験は,午前の突破率より午後の突破率の方が高いので,午前で足を切られないよう,くれぐれもご注意ください。
それではあと2週間,ラストスパートです。
あきらめず,最後まで向かっていきましょう。

魔法少女まどか☆マギカに学ぶ,試験合格の7つのコツ

今日は週末ですし,最近大好きなアニメ,「魔法少女まどか☆マギカ」をネタに,魔法少女まどか☆マギカに学ぶ,試験合格の7つのコツをお送りしたいと思います。
アニメ見てない人はごめんなさい。特に見てなくっても,コツ自体は役立つと思いますので,「息抜きネタ」ってことで,軽く読んでください。

1.試験問題の世界観を受け入れる
試験会場に行くと,試験問題に書かれている世界が現実です。どんなに理不尽でも,「こんなの,絶対おかしいよ!」と言ってみたって,なにも変わりません。
現実を受け入れて,その上で正解と思われる解答を,探していきましょう。

2.最後まで,気を抜かない
調子良く問題が解けて,いい気分になって,「もう何も怖くない」と,調子に乗りすぎると,思わぬところで足元をすくわれます。問題の前提条件を見落としていたり,受験番号を書き忘れたり,いい気分になっているときほど,油断は禁物です。
うまくいってると感じる時こそ,「何か抜けてることはない?」と確認する習慣をつけましょう。

3.奇跡を信じて,途中であきらめない
試験は長丁場です。午前や午後1の試験で,「あー,これはダメだ!」と思ったとしても,最後まであきらめずに,気持ちを切らさずに,最後まで受験しましょう。
実際,午前は勘が当たってぎりぎり60点で足切り突破,とか,午後1,半分しかかけてないのになぜか突破できた,というのは,よくあります。実際に落ちるのは,「もうダメだ」と思った次の時間の試験,ということが多いのです。
「奇跡も,魔法も,あるんだよ」ってことで,試験が終わるまでは,奇跡を信じておきましょう。

4.自分に自信を持つ
試験問題を解くときには,なるべく,自信たっぷりに,「オレはできる」ぐらいに思って,答案を書きましょう。
うじうじと,「こんな何の取り柄もないあたしが・・・」とか,「あたしって,ほんとバカ」とか思っていると,たとえ実力があってもなかなか受かりません。
自信をつける一番の特効薬は,「実際に,勉強をすること」なので,不安なら準備万端に勉強するのがベストです。でも,たとえ勉強が足りなくっても,自己卑下することなく,自信をもって臨めば,実力以上の力を発揮できることもあります。
本番では特に,根拠はなくてもいいので自信をもっていきましょう。

5.わからないときには,問題文を探す
試験問題を解いていると,時々,想定外の出来事が起こって,「わけがわからないよ」という状態になることがあります。
そんなときには,問題文をじっくり読んで,答えやヒントを探してみましょう。午後問題では,問題文に答えが書いてある,ということは,実は結構あります。そして,答えは書いてなくっても,たいていの場合は,答えを導くヒントは,問題文や設問の文章の中に,たいてい書いてあります。
パニックになるまえに,あわてずさわがず,問題文をじっくり読み返してみましょう。

6.採点官に伝わるように答案を書く
記述式の問題は,自分のいいたいことをただ並べただけだと,相手に通じないことがよくあります。実際,採点していると,「言おうとしていることは見当はつくんだけど,よくわからない」とか,「単語は合ってるけど,意味が通じない」という答案はよく見かけます。
答案用紙は,採点官と自分との,双方向の手紙です。
「もう,誰にも頼らない。誰にわかってもらう必要もない」 ということでは,合格は勝ち取れません。ちゃんと,採点官にわかってもらうことを考えて,答案を書きましょう。

7.試験合格の「本当の目的」を明確にする
試験勉強は,結構長丁場ですし,情報処理技術者試験の高度区分は,そんなに簡単には受かりません。なんとなく軽い気持ちで,「この試験受けてみよう」ぐらいだと,勉強は続かないので,「なぜその試験に合格したいのか?」という,本当の目的を明確にしましょう。
このとき,大切なのは,表面的な目的ではなく,本音を明らかにすること。
「本当の気持ちと向き合えますか?」
自分自身の本当の気持ちと向き合って,試験勉強にも,正面から向き合っていきましょう。

受験に関する豆知識など

試験センターの「平成23年度特別試験の受験票発送について」によると,本日,6月10日(金)に,受験票が発送されたそうです。
うちにもまだ届いてはいませんが,6月14日(火)までに届かない場合は,早めに受験を希望した”試験地”を担当する支部又は本部に連絡して,確実に受験票を確保しましょう。
ただ,基本情報技術者,ITパスポートについては,問合せ期間が違うので,ひょっとしたら,遅れて到着するかもしれません。
「耳栓」について,いろいろ体験談,ご意見,ありがとうございます。
正式にはダメ,ということでしたら,使わない方が無難だとは思います。
試験センターのチェック,年々厳しくなっていますね。
10年ぐらい前までは,関数電卓も持ち込み可でしたし,蛍光ペンを使うのも,普通の受験テクニックでしたが,いろんな問合せがあったからか,どんどん厳しくなって,1つ1つ,使用禁止に挙げられるようになりました。
大体,試験センターが試験監督などの事業を外部に委託するようになった頃から,杓子定規的に「禁止」となることが増えたように感じています。
最近は,「平成23年度特別試験案内書」にも,しっかり明記されています。
5-3.試験当日の注意事項」の18ページに,机上においてもいいもの一覧があって,「机上に置けるもの以外を使用した場合は,受験済みの試験は無効になります」と示されています。
確実に合格するなら,これ以外は使わない方が無難ではあります。
ちなみに,使ってもいいのは,「受験票①及び受験票②(受験票②は試験開始後監督員が回収します),黒鉛筆及びシャープペンシル(B 又はHB),鉛筆削り,消しゴム,定規,時計(アラームなど時計以外の機能は使用不可),ハンカチ,ティッシュ」です。
ただ,これを見て改めて思うのですが,私は実は,微妙に毎回,違うことやってます。
私は書くのは速いのですが,筆圧が弱いので,HやHBだと,薄くて見づらくなってしまいます。なので,使ってる鉛筆やシャーペンは,2Bが中心です。論文を書くときには特に,その方が速く書けます。
今まで咎められたことはないですが,このへんがグレーゾーンかな,とは思います。
最近は,試験官も,大学のアルバイトで募集していたりしますし,マニュアル通りの対応なので,あまりクレームを言っても通らないとは思います。
携帯電話などは,実際に鳴って退場させられた,という話も何度か聞きましたし,なるべく案内書に明記されているものは,従った方が無難です。
そのあたりに気をとられていると,肝心の試験に対する集中力が切れてしまいます。
私自身は,普段から雑踏の中で勉強するようにして,まわりがうるさくても大丈夫,という訓練はしてました。
満員電車,スターバックスなどで,まわりの目を気にせず,勉強に集中できるようになれば,たいがいの音は大丈夫だと思います。
試験を受けるチャンスは年2回,高度区分はセキュリティを除いては年1回しかありません。
当日に後悔しないよう,できる準備はやっていきましょう。

試験合格の信頼性を上げる方法

本日,IPAの試験センターより,「ITパスポート試験へのCBT方式導入に向けた第2回リハーサル試験の実施について」が発表されました。
これ,特別試験の前(6/22)から実施なんですね。
今回,ITパスポート試験を受験される方は,無料の模擬試験として受験してみるのもいいんじゃないかと思います。
個人的には,近所でやってますし,日程が合ったときにまた受けてみようかと考えてます。
先日の続きで,試験会場であわてないために事前に用意しておく,試験合格の信頼性を上げる方法を紹介したいと思います。
まず,信頼性アップの基本は,「二重化」。
ネットワークスペシャリストだったらここでVRRPとかスパニングツリーとか,関連して出てきそうですが,いろんなものを二重化しておくと,当日焦らなくてもすみます。
まず基本は,「筆記用具の二重化」。
私は,消しゴムは必ず2個以上用意します。1つ落としても焦らないためです。
鉛筆も,各時間区分ごとに7本用意しているのですが,それが使えないときに備えて,シャープペンシルも1本備えています。
とりあえず,鉛筆と消しゴムがそろっていれば,なんとか「答案を記入する」ことはできますので,それを切らさないように,ということだけは意識しています。
あと,私は一度,受験番号のマーク忘れで不合格だったことがあるので,「受験番号のマークチェック」も二重化しています。
具体的には,試験が始まったら,まず何が何でも受験番号と生年月日はマークするようにして,5分前の声を聞いたら,もう一度チェックする,という方法をとっています。
前回のシステムアーキテクトの時には,5分前のチェックのときに,なぜかマークしてないことが判明して,焦りました。^^;
「いつのタイミングで何をチェックする」というのを,あらかじめ決めておくと,事故が起こる可能性は格段に減ります。
暗記物で忘れやすいものは,一度ノートにまとめて,チェックリストにしておくと安心です。
具体的には,待ち行列の公式とか,フェールソフトとフェールセーフの違いとか,正規化の定義とか,「これを忘れたらパニックになりそう」なものは,まとめておいて前日に見直すと完璧です。
以前,フォルスポジティブとフォルスネガティブが,当日どっちがどっちだかわからなくなった,っていう人もいましたので,紛らわしい用語は,直前で要チェックです。
自分でまとめてるヒマない~,という方は,翔泳社の情報処理教科書シリーズには,巻頭に「チェックリスト」があるので,それを使うのも一つの方法かと思います。ただ,自分で作ったのでないと,相性が良くないと使えないこともありますので,少しだけでも,自分で作って見る方がベターです。
あと,想定外の出来事に備えて,いろいろ用意しておくこともおすすめです。
私は,寒さに備えて,膝掛けや毛布は,持っていくことにしています。
今回は,暑さ対策の方が重要だと思いますが,椅子が固い,とか低い,といったときには,毛布や座布団が重宝します。
私は背が低いので,ちょっと座高を高くしたぐらいがちょうどいいので,よく使っています。
音が気になる人は,うるさいときに備えて,耳栓も用意しておくといいかもしれません。
日光や,揺れが気になる人は,。。。うーん,席を穏便に変えてもらうセリフを用意していくことでしょうか。。。
ある程度リスクを想定して,それに対する対策を用意しておくと,いざというときにあわてないと思います。
もちろん,無理に頑張ってやる必要はありませんが,楽しめる範囲で,信頼性アップの方法をいろいろやっていきましょう。

過去問の使い方

コメント欄への返答が間に合ってないのですが,過去問についての質問が最近多いので,まとめてお答えしますね。
情報処理技術者試験,特に高度区分は,「過去問をマスターすること」が合格への一番のカギになります。
そして,過去問をマスターする,というのは,単に,「問題を読んで解く」だけでななく,もちろん「解答を覚える」ことでもありません。
先日,「過去問という名の「教科書」を解く」でも書きましたが,過去問は,その試験の「出題ポイント」が書いてある大切な公開資料です。
ですので,本当に使いこなすには,単に問題を解いて,解説を見てなんとなく理解する,というだけでは不十分です。
まず最低限大切なことは,「試験問題に出てくる用語をすべて理解する」ことです。これは,設問になっていない,問題文だけに出てくる言葉も含みます。
情報セキュリティの問題などでは,前の年に問題文中に出てきた用語が,次の年に設問で聞かれる,ということも良くあります。耐タンパ性などは,初回は問題文にさらっと出てきただけだった記憶があります。
特に,ネットワーク,情報セキュリティ,ITサービスマネジメントなど,用語がポイントになることが多い分野は要注意です。
ついでに,出てきた技術の周辺技術や,その長所や短所など,発展的に勉強できればベストです。
その問題の出題意図や,「なぜこの技術が出題されるのか」といったところまで考えて,問題を深く理解することまでやると,類題も解けるようになってきます。
以前,「過去問の雰囲気をじっくり味わう」でも書きましたが,過去問をやってその問題を解く,ということに集中するだけでなく,雰囲気を感じて,「この問題は何を聞きたくて出題しているのか」というところを見極めることは大切です。
出題の意図や,周辺分野については,解説の詳しい問題集(アイテックの本試験問題集など)では,結構解説してありますので,安い問題集だけではなく,解説の詳しい問題集を併用してみるのも手です。もちろん,わく☆すたの解答解説DVDでも,詳しく解説は行っています。
軽く,試験区分ごとの過去問の使い方について解説しておくと,まず,応用情報技術者試験の場合は,「知識を身に付ける」ことと,「問題の雰囲気を知る」ことに使ってください。応用情報技術者の午後は,知識があれば半分ぐらいは解けますので,用語などの知識と,その理解が中心です。
応用情報技術者試験の午後問題は,実は「教育的問題」が多く,その問題を解くことで,技術を理解できるという形態の問題が多いので,解くことそれ自体で実力が上がると思います。ですので,ぜひ,過去問3回分ぐらいは最低でも解いてみることをおすすめします。
情報セキュリティスペシャリストの場合は,根底に流れる「セキュリティの考え方」を感じ取るのが一番肝心な点です。細かい設問では,違うことが聞かれている気がしますが,基本,セキュリティ事件では,同じようなことが問題になってきます。雰囲気を感じることが,一番大切なのがこの試験です。
「なぜこの問題が出題されているのか」を考えて,出題者の意図を読むところまで感じてみてください。
データベーススペシャリストに関しては,ホントに,「同じようなことが繰り返し出題」されます。
何年分でもいいので解けるようになるまで解いて,「正規化,ER図」が完全に理解できれば,合格はついてくると思います。
エンベデッドシステムスペシャリストも,特にソフトウェア系の問題は,似たようなことが繰り返し出てきますので,過去問演習で雰囲気をつかんで,出てくる用語を押さえて,使いこなせるようになることが肝心です。
プロジェクトマネージャ,システム監査などの論文系は,「試験の対象者像の考え方を知る」ために,午後1問題を活用していきましょう。午後1で出てくるような内容を,午後2の論文で書ければ合格です。
最近は,午後1も長く複雑になってきていますので,しっかり演習して,傾向をつかんでおく必要があります。「試験の対象者像になりきる」ためにも,過去問3回分(午前2,午後1)ぐらいは解いて試験に臨みましょう。
確かに,こうしてみると,試験区分ごとに,過去問の活用方法は違いますね。
多分,特別試験の中で,一番過去問がそのまま使えるのはデータベーススペシャリストだとは思いますが,その他の区分も,過去問は大切な教材になります。
ちなみに,秋向けのネットワークスペシャリストからは,「過去問の解き方」に関する公開セミナーも開催しようと考えています。
平日の夜に1問ずつ,しっかりマスターしていく,というコンセプトです。今,都心での会場確保中なので,決まりましたら,またお知らせいたします。
過去問の学習は,「答えを覚える」ことではなく,「問題自体を深く理解する」ことがカギとなります。
繰り返すことによって少しずつ深く理解できることもありますし,疑問を持って調べることでも深く理解できます。
いろんな角度から,過去問を使いこなしていきましょう。

信頼性を確保するために勉強する

今日,Skypeで大規模な障害があった様子で,予定していたSkype会議が実施できませんでした。
会議自体は,延期されて特に問題はなかったのですが,会議延期の判断が遅れたため,予想外に時間を浪費してしまいました。
何かトラブルが発生したときの対応手順って,あらかじめ決めておいた方がいいなぁ,と改めて感じました。
ということで,今日は,試験に向けての信頼性確保,トラブルが起こったときの対応手順,というテーマで書きたいと思います。
まず,試験内容に関して,勉強しておくといい「予備の勉強」というのがあります。
もちろん,合格するための知識が足りない,これから頑張らないと間に合わない,という人は,まずは本命の勉強に集中するのが先決です。
ただ,合格ラインは行けそう,でも本番で何かイレギュラーなことがあったら困る,というときに,やっておくと安心な勉強,というのはいくつかあります。
1番は,「選択する予定のない分野の勉強もしておく」ということです。
無理にやらなくてもいいですが,やれば合格可能性は上がる勉強,というのがあります。
たとえば,応用情報技術者試験の午後問題は,12問中6問選択です。
ですので,6分野勉強しておけば,本番では対応できるはずなのですが,たまにその年だけ,選ぼうとしていた区分がとっても難しい,もしくは全然知らない問題,ということがあります。
去年は,ネットワーク,セキュリティあたりが結構難しかったり,システム開発が想定外のCSSだったり,ということがありました。そんなとき,予備で勉強している分野があると,その難しい問題を選択しないで,別の得点をとれる分野を選ぶことができます。
残り2週間でも,それなりに行けそうな分野としては,マネジメント系3種目(プロジェクトマネジメント,ITサービスマネジメント,システム監査)なんかがおすすめです。ひととおりやっておくと,6割ぐらいの正答率にはなると思います。
情報セキュリティスペシャリストでは,セキュアプログラミングは,余裕があるならやっておいた方がいいです。ただ,この分野を取ろう,と決めてしまうと,2回に1回ぐらいは難易度が高いので危険ではあります。ひととおり勉強をしておいて,簡単そうだったら選んでみる,ぐらいで十分だとは思います。
#ちなみに,私自身は冒険する方が好きなので,今回の試験ではセキュアプログラミングを選択する予定ではいます。
論文系は,想定外の論文テーマが出たときに備えて,準備論文ではなく,「ネタの洗い出し」をしておくのがおすすめです。
自分が経験したことを中心に,本で読んだこと,話に聞いたことなどを,とりあえず洗い出して,「ネタ」として集めておくのです。そして,想定外のテーマが出たときには,そのテーマに合わせて論文を書いて,1つ2つ,集めておいたネタを散りばめます。そうすると,ある程度実際の内容が含まれるので,それなりに信憑性のある論文が作れます。
不測の事態でも,とりあえず論文の形が作れるように準備しておくと,意外となんとかなることが多いです。
事前の勉強内容だけで結構いろいろ書いてしまったので,内容以外の話はまた後日,書きたいと思います。

一発逆転を狙う

本日無事,わく☆すたTV最終回「超・直前の勉強法」の配信が終わりました。
録画配信は1週間程度行っておりますので,見逃した方で見たい方は,早めにご覧ください。
残り20日,という期間は,短いようでいて結構長いです。
今まできちんと勉強してきた方,そのままいけば合格できそうな方は,それを確実にするために,総まとめを行う期間です。
過去問を完璧にしたり,最新技術を確認したりして,穴をなくしていきましょう。
そして,今のままだと合格できそうにない人は,「一発逆転を狙う」勉強法がおすすめです。
普通だったら20日,というのは全然足りません。でも,だからといって投げてしまうにはまだ早いです。
特に,知識が不足している人,午前に不安がある人は,3週間あれば午前を合格ラインにすることはできます。
一番追い込みが効くのは午前ですし,午前1だけでも突破しておきたい,という風に目標を考えている方は,今からでも十分間に合います。
わく☆すたでは,もともと,そういった人向けの対策に,本来の試験3週間前(4/3)に,公開セミナー「超直前 高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース」を行いました。
午前対策は,今からでも間に合いますし,午前の知識が身につけば,秋向けの勉強もスムーズになります。収録DVDは発売しておりますので,よろしければご活用ください。(最新のセミナーDVDはこちらです。)
それに実は,応用情報技術者試験は,午前の知識が午後にそのまま出てくることも多いので,午前対策が午後対策の役に立つことも多いです。問題の解き方を知るために,午後問題を実際に解いてみる演習は必要ですが,解き方がわかったらあとは知識がポイントになります。用語を記述式で書けるレベルまで押さえたら,かなり合格は近くなると思います。
あと,追い込みが意外と効くのが,「再受験」の方。
半年または1年放置しておくと,勉強してないのに実力が上がってる,ということが良くあります。
私自身も,データベーススペシャリストの受験時には,それを体験しましたが,時間をおくと脳が勝手に理解して,知らないうちに実力がついているのです。
それに,忘れた知識をもう一度身に付けるのは,最初に知識を身に付けるよりはるかに楽です。
軽く復習してみるだけで,だいぶん違うと思います。
早期から準備して,完璧に挑むのが最高ではありますが,「最後の悪あがき」をして,一発逆転を狙うのもありです。
私自身,両方ともやったことがあって,それで合格したことも不合格だったこともありますが,悪あがきでも勉強すれば,少なくとも次の合格にはつながります。
あと20日しかない,でもあと20日もあります。できる限りの,今できるベストを尽くしていきましょう。

わく☆すた 今後の予定 ~わく☆すたTV,セミナー予定など~

とうとう特別試験があと3週間に,迫ってきましたね。
しかも秋の試験が延びるわけではないので,秋試験のことも気になる季節になってきました。
そんな中,わく☆すたの今後の予定もだいぶん固まってきましたので,ホームページ更新に先駆けて,今後の予定をお知らせします。
まず,明日6月6日に,最終回のUstream「わく☆すたTV」を配信いたします。
テーマは,「超・直前の勉強法」。試験まであと20日と迫った今,何をするといいのか,何をしてはいけないのか,といった話を中心に,15~30分程度でお送りします。
質問にもお答えしますので,事前に質問を出される方は,わく☆すたのお問い合わせフォームでお願いします。本番中は,twitterで質問もできます。
ここでやる気に火をつけて,本番までラストスパートしていきましょう。
次に,秋向けのネットワークスペシャリスト試験対策についてのご案内です。
まず,わく☆すた公開セミナー「ネットワークスペシャリスト対策3回コース」は,今年も開催いたします。
募集は後日開始しますが,日程,内容の予定は以下の通りです。

 1回目 7/23(土)ネットワーク基礎,TCP/IP(1)
 2回目 9/3(土)TCP/IP(2),LAN,WAN
 3回目 10/1(土)セキュリティ,仮想化,最新技術

今週中には募集を開始しますので,参加予定の方は,予定に入れておいていただけるとうれしいです。
あと,発売予定が遅れておりました「合格への道標」につきましては,従来の形式での発売は今期限りにします。
秋向けからは,「勉強始めようセミナー ~合格への道標~」ということで,平日の夜,都心で2時間程度の短い公開セミナーを開催し,その収録DVDを発売します。
単にその方が面白いんじゃないか,という理由ですが,双方向でつながれる機会を増やしたいと感じています。
今月下旬から来月に向けて,ネットワークスペシャリスト,応用情報技術者,情報セキュリティスペシャリスト,システムアーキテクトの4区分で,順次開催していきたいと考えています。
ただ今会場確保中ですので,決まり次第またご連絡いたします。
ご都合がつきましたらぜひ,ご参加ください。
なお,「過去問を徹底学習するセミナーも実施して欲しい」というご要望もいただいていますので,過去問解説DVDも,できれば公開収録にする予定です。
その他,ダンプ解析などのネットワーク勉強会,分野別徹底学習ストラテジなども,秋向けでは開催予定です。
最後に,特別試験の解答速報ですが,今年もやります。
今回はけんけんが応用情報技術者試験,私(美月)が情報セキュリティスペシャリストを受験予定ですので,今のところこの2区分を速報する予定です。
余裕があれば,データベーススペシャリストもやれればいいとは思っていますが,こちらはマンパワーが足りないので確約できません。協力してくれる人がいれば大歓迎です。
いつも通りブログでの公開,というのを最低限に考えていますが,試験日までに用意できれば,Facebookページで公開して,コメントなどのやりとりができるようにする予定です。
それでは,試験まであと少し,やれることをベストエフォートでやっていきましょう。

過去問という名の「教科書」を解く

試験というものは,別に,「どこから出るかわからないよ」って,出題される内容をすべて秘密にしているわけではありません。
学校のテストでも「試験範囲」や「教科書」というものがありました。
この試験範囲の中で,こういった内容のことが出題される,という,おおよその目安があって,その中で出題されていたと思います。
情報処理技術者試験についても,当たり前ですが,「試験範囲」があります。
試験要綱Ver1.2(PDF形式)」に明確に試験範囲は書かれていますし,具体的にどのようなことが出題されるのかもある程度書かれています。
試験要綱・シラバス・過去問題 など」のページには,試験区分ごとのシラバス,そして,平成16年以降の過去問が全部,公開されています。
基本的に,シラバスに書かれてある内容を全部マスターして,過去問題が全部解けるようになれば,ほぼ間違いなく合格出来ます。
それを全部自分でやるのが大変なので,参考書などでは要点がまとめてあったり,問題集では過去問をピックアップして解説してあったりします。もちろん手助けとしてこれらを使うのは有効ですが,特に高度区分は,一度は過去問をきっちり解いておくのをおすすめします。
高度区分は特に,過去問ベースの問題が,午前・午後を通じて多いです。
新しい内容が含まれることは良くありますが,基本的にベースの内容は同じで,いろんな方向から同じことを問われている感じです。ですので,過去問は全部解けるけど本番の試験は全然解けない,というのは,答えを覚えているのでない限りありえないと思います。
過去問を見る,というのは,「この試験はこんな内容が出ますよ~」という,「教科書」に近いと,私は感じています。
市販されている参考書は,あくまで「参考書」「要点集」ぐらいの扱いで,これだけやったから合格出来る,というものではありません。
過去問3回分に目を通す,というのは,中学・高校の定期試験時に,「教科書の試験範囲をひととおり読んでおく」ということに相当します。
高度区分では,どんな参考書より「過去問」が,試験範囲を学習する正確な教科書に近いです。
なんかややこしく書いてしまいましたが,高度区分の合格には,過去問演習は「必須」といってもいいと思います。
今から勉強するのでしたら,とにかく「過去問を解く」のが一番効果的ですし,過去問を解きながら解説を読んで理解していくのが,一番早いとは思います。
情報処理技術者試験は,国家試験ですし,なるべく人によっての有利不利が出ないように,必要な情報は公開されています。その情報のうち,過去問は一番使える貴重な情報で,これを使わずに合格するのは至難の業,というぐらい大切なものです。
いろんな知識を得たり,幅を広げたりするのは,合格可能性を高める上でいいと思います。
ただ,過去問演習をおろそかにすると,合格はかなり遠くなりますし,試験会場にいってあわてることになると思います。
あと3週間,過去問を有効活用して,合格に近づいていきましょう。

試験地の心の準備をしておく

試験まであと25日,来週には受験票が届くと思います。
いつもそうなのですが,試験地は,結構いろんなところがあって,環境が全然違ったりします。
昨日紹介した,「情報処理技術者試験事業 民間競争入札実施要項(案)」の中で,私が受験したことのある試験地を挙げると,以下のものがあります。

東京試験地
 日本大学(経済学部)
 明治大学(駿河台)
 立教大学A
 正則高等学校
 上智大学
 東京都立産業貿易センター(台東館)
 ベルサール秋葉原
柏試験地
 流通経済大学新松戸キャンパス
 東洋学園大学
京都試験地
 立命館大学(衣笠キャンパス)

もう15年ぐらい受け続けているので,忘れたところもありますが,結構,環境によって驚いたところはありました。
今回,試験日が夏ですので,一番懸念されるのは,「暑さ対策」です。
最近は,節電の暑さ対策グッズ(首を冷やすアイスノンとか,うちわとか)をいろいろ売っていますが,そういったものを用意しておくのも一つの方法だと思います。
節電を考えると,冷房が効きすぎ,というのは考えづらいと思いますが,女性の方,冷え性の方は冷房対策も考えておくといいかもしれません。
私自身が経験して一番つらかったのが,試験会場が「寒かった」こと。
その日は台風が来ていて,震えながら試験を受けました。それ以来,ひざかけなど,一枚多めに布を持っていくことにはしています。
あと,個人的な感覚では,民間の会議室のようなところの方が,大学・専門学校より,試験監督に慣れていない感じの担当者が多いように思います。
手際の悪さにイライラしない,まわりの人の状況に左右されないよう,あらかじめ心の準備をしておくといいと感じています。
具体的には,あらかじめリスクを想定しておいて,対策を考えておくぐらいかな,とは思います。
対策できないことは,考えるだけ考えておいて,起こったら,「やっぱり起こったな」と思う,ぐらいで十分です。
別に,やらなければいけないことでは全然ありませんが,試験に意識を向けるためにも,試験を想定して心の準備をしておくのもいいと思います。

「情報処理技術者試験事業 民間競争入札実施要項(案)」に対するご意見募集について

試験センターのホームページに,「「情報処理技術者試験事業 民間競争入札実施要項(案)」に対するご意見募集について」と,民間競争入札についての意見が募集されています。
意見は,6月9日(木)午後5時(必着)で,郵送,電子メール又はFAXにてお願いします,とのことです。
こちらは,以前から行われている,試験会場確保などの試験実施業務に関する入札で,今回は,「東京」「埼玉・千葉・神奈川」「愛知」「滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山」の4地域での募集のようです。
この資料を見ると,今までどこの会場で試験が行われていたか,受験者が何人いたのかの一覧を見ることができます。たとえば,24ページに,「試験会場:平成19年度春期試験~21年度秋期試験の期間中に借用した会場」ということで,東京試験地の受験会場とその人数の一覧があります。
これを見ると,大学が試験会場なことが一番多いですが,専門学校や公共の施設も数多くありますし,ベルサール秋葉原など,民間の施設の利用もあることがわかります。
人数が一番多いのは,明治大学と成蹊大学の3,500人で,いろんなところに分散されています。
こちらのデータを見ると,東京試験地だけで平成21年秋期の受験者数は91,462名,かなりの割合が東京に集中していることがわかります。
今回の特別試験,会場の再確保が大変だったんだろうなぁ,というのが,この数字からも感じられますね。
ちなみに,この「情報処理技術者試験事業 民間競争入札実施要項(案)(PDF形式) 」には,情報処理技術者試験の目的として,次の3つが挙げられています。


  • 情報処理技術者に目標を示し、刺激を与えることによって、その技術の向上に資すること。

  • 情報処理技術者として備えるべき能力についての水準を示すことにより、学校教育、職業教育、企業内教育等における教育の水準の確保に資すること。

  • 情報技術を利用する企業、官庁などが情報処理技術者の採用を行う際に役立つよう客観的な評価の尺度を提供し、これを通じて情報処理技術者の社会的地位の確立を図ること。


独占業務がある資格ではない分,意義が見えづらい情報処理技術者試験ですが,このように明確な目的があります。
試験に合格したから何かできる,というわけではありませんが,情報処理技術者として備えるべき能力はこれ,という指針になっている試験だと感じています。
そろそろ,受験票も発送され,試験会場が決まる頃です。(6月10日に発送予定です。)
本番に向けて,いろいろシミュレーションしつつ,意識を向けて行きましょう。

今の時点でのベストを尽くす

情報処理技術者試験に限らず,試験というものは,だいたいどんな試験でも,60%ぐらい正答できれば合格できます。
私が最近申し込みした中小企業診断士の1次試験でも,平均60%の正答率(1科目の最低ライン40%)で合格出来ますし,大学入試の2次試験では,東大でも60%正答できれば十分合格出来ます。
試験というものは,「ある程度のレベルに達していること」を図るものです。そして,テストの信頼性を高めるためには,問題が易しすぎるとケアレスミスの合否への影響が大きくなりますし,難しすぎると誰も問題を解けなくなります。ですので,合否ラインが60%ぐらいなるような難易度の問題にしておくと,適切にレベル判定ができるのです。
というのは,テスト理論の話なのですが,そういった考え方で試験は作られていますので,試験の内容が「全部できる」必要は全然ありません。
ケアレスミスがあっても,苦手な分野があっても,60%できるぐらいの実力を身につけておけば合格出来ます。
ここで,似ているようで結構違うのが,「完璧にやる」ことと「ベストを尽くす」ことです。
試験の場合,全部やろう,完璧にこなそうと思うと,却って足元をすくわれることが多いのです。
最新技術がかならず何問か出てきますし,「試験範囲全てを完璧に押さえる」ということは,どんなに頑張ってもかなり難しいです。
講師をやっている友人達の間では,「午前問題でのパーフェクト」というのを狙う人が多いのですが,これ,実はすごく難易度が高いのです。どうしても1問や2問は,分からない問題やケアレスミスが出てきます。
私自身,15年受験していて,全問正解で満点を取ったのは,平成21年春のデータベーススペシャリスト午前2のみです。
そして,下手に完璧にやろうとすると,出来ない問題が出てきたときに,パニックに陥る危険があります。完璧主義は,崩れたときにとても弱くなって,精神的に切れることが多いのです。
完璧に仕上げる,完璧に物事をこなす,というのは早めに手放した方が賢明です。
ただ,何もしなくてもいいか,というと,もちろんそんなことはありませんので,勉強はする必要があります。
その時の心構えとして,おすすめなのは,「今自分ができる最高のことをやる」つまり,「今の時点でのベストを尽くす」ことです。
試験まで残り25日,その間で,やると効果があると感じたことを,1つ1つ確実にやっていく,その積み重ねが本番につながります。
1ヶ月本気で勉強する,という経験ができれば,その実力はかなり伸びますし,次にも必ずつながります。
時間は限られていますので,できることも限られています。
優先順位の高くないことは,やらないという選択も大切だと思います。
限られた時間の中で,ベストを尽くしていくことで,短期間でも実力をアップさせることができます。
試験前というのは,緊張して追い込まれますので,その緊張感をうまく使えば,すごく効率的に勉強することができます。
延長した特別試験も,あと少しのところに迫ってきています。
今の時点でのベストを尽くして,ラストスパートしていきましょう。

「何をやらないか」を決める

今日で5月も終わり,明日からはいよいよ6月です。
いつもと違う季節感なので自覚しづらいのですが,特別試験まではあと26日(基本情報,ITパスポートはあと40日)しかありません。
この時期にやることとして,一番大切なことは,ある程度の「見切り」,つまり,何をやらないかを決めることです。
情報処理技術者試験は,それぞれの試験区分ごとに大事なポイントやテーマがあって,それを外すと受からないのですが,逆に,「これはポイントじゃないから,実は外しても大丈夫」という部分は結構あります。
知らない人だと一番意外な,これができなくてもOK,というポイントとしては,データベーススペシャリスト試験の「SQL」があります。
データベースなのにSQLできなくっていいの?という気がするのですが,データベーススペシャリスト試験は,プログラミングをする人ではなくデータベース設計をする人のための試験なので,SQLを書くのは部下に任せる,という位置づけです。
ですので,実は,SQLはまったく書けなくっても,データベーススペシャリストに受かってる人は大勢います。
もちろん,できるに越したことはないのですが,時間がないときには見切るのも一つの方法です。逆に,データベース設計の「正規化」がわかっていないと,データベーススペシャリスト試験にはまず受からないので,こちらは手を抜くわけにはいきません。
あと,応用情報技術者試験の基礎理論,アルゴリズム。
わかっているといろんな分野の基礎になるので,大切な分野ではあるのですが,必ずできないと合格出来ないわけではありません。一朝一夕にできるようになる分野でもないので,追い込みの時期には避けるのも一手です。
情報セキュリティスペシャリストのセキュアプログラミングも,余裕があればやった方がいいですし,やれば合格可能性は上がると思います。ただ,プログラマーではない人がやると,理解するだけでも大変ですし,避けても合格
はできます。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験だと,ハードウェア,電気回路の話は,わかってなくても実はOKです。
せっかく勉強するのなら,ひととおりマスターする方が楽しいですが,ハードかソフト,どちらかに絞って勉強しても,午後は突破できます。
残り時間が限られているときに,あれもこれもやろうとすると,どれも中途半端にやりがちです。
思い切って,やらないことを決めた後,本当に必要なことに力を注いでいきましょう。

情報セキュリティスペシャリスト 残り4週間のポイント

特別情報処理技術者試験,応用情報技術者&高度区分の受験日まで,あと4週間,28日です。
高度区分の試験の中で,直前で一番追い込みが効くのは,情報セキュリティスペシャリストだと思います。
知識的な暗記物の割合が多いですし,「セキュリティの勘所」がつかめれば,多少知識不足でも合格する可能性が高いからです。
情報セキュリティスペシャリスト試験の場合,実は,試験内で「情報セキュリティ技術」が占める割合は,それほど多くありません。
セキュアプログラミングは避けても受かりますし,技術的に難しくて,完全に理解する必要があるのは,暗号化と認証の方式(公開鍵暗号方式中心)ぐらいだと思います。ですので,セキュリティ技術に関しては,あまり極める必要はありません。
ただ,セキュリティ以外の分野もいろいろ出てきますので,特にネットワークやデータベース,システム開発については,ある程度,応用情報技術者試験合格レベルぐらいまでは知っておく必要があります。
逆に言えば,セキュリティ技術については,応用情報技術者レベルの基礎があれば,残り1ヶ月でも勉強できる分量です。
わく☆すたでは,応用情報技術者試験レベルの実力がある人向けに,「情報セキュリティスペシャリスト対策1日集中コース」を行いました。基礎力があるのでしたら,知識的にはこの内容で十分,合格レベルにはいけると思います。
ただ,知識さえ身につけば合格出来る,というわけではないのが,情報セキュリティスペシャリスト試験です。
合否を分けるのに一番大切なのは,セキュリティの勘所,「セキュリティマネジメント」です。
これは,技術知識よりも,マネジメント能力,コミュニケーション能力(読解力,文章力)が必要になってきます。
実際の試験では,「試験問題に出てくる会社の事例」に対して,ピンポイントで答える必要があります。そのためには,組織的に,全体的に考えて,問題点を的確に判断する必要があります。
それは,ISMSの本質を理解して,臨機応変に対応する力と同じです。現実的に,経済性なども考えた妥当な解決策を考える必要があります。
そういった能力は,試験対策というよりは実務能力ですので,一朝一夕に身に付けるのは難しいと思います。ただ,仕事をしながら身についている人も多いと思いますので,それがあれば,残り1ヶ月で知識が身につけば合格可能です。
もちろん,セキュリティ事故や犯罪については,どんどん新しいものがでてきますので,最新のネタを追う必要があります。ただ,最新のセキュリティ情報については,IPAセキュリティセンターにいろいろまとめられていますし,こちらをひととおり見ておけば十分だと思います。
試験ギリギリで勉強していないからといって,間に合わないと思うのは早すぎます。
今からでもやれることはいろいろありますし,今回の場合,秋試験までの期間も短いので,たとえダメでも,次につながります。
あと少し,後悔しないように今を大切に,勉強していきましょう。

勉強法マニアにならない

私は,本屋に行って,「勉強法の本」があると,必ず見てしまいます。
そして,そんな本を読むのが大好きです。
多分,世の中にある「勉強法」の本は,たいがい読んでいると思います。
英語の勉強法,受験勉強の方法,そしてもちろん,資格試験の勉強法,読みまくってました。
いくつかは実際に実践して,自分のものにしました。
習慣化して,役に立っているものもいくつもあります。
ただ,油断していると,勉強法の本は,読んだだけで「勉強した気」になってしまいます。
私自身,読んだだけで実践した気になって,実際にはやらなかったこと,っていくつもあります。
特に,英語関連の勉強法は,読んだだけで勉強できた気になって,実践は途中で挫折,ということが多かったです。
このブログには,自分が実践して役に立ったもののみお伝えするようにはしています。
ただ,合う合わないはあると思いますし,実際にやらなかった勉強法は,役に立つかどうかは,ホントはわかりません。
「効率的な勉強法」の探求には,落とし穴があります。
それは,「効率的な勉強法」を探し求めすぎて,「効率的でない勉強はやらない」という罠にはまってしまう恐れです。
実際には,多少非効率でも,やらないよりもやった方が実力がつきます。
必要なことを勉強しないと合格しませんが,よけいなことを勉強したからといって,マイナスになることはたまにしかありません。
特に試験まで1ヶ月を切った今の時期,ここでやみくもに,必殺技の勉強法を探すヒマがあったら,何でもいいから勉強した方が早いです。
多分,今の時期だったら,いきなり過去問題を解いて,解説を読みながら勉強していくのが一番効率的だとは思いますが,別に他の方法でも,試験に出てくる内容が勉強できればOKです。
「合格するための勉強法を知る」ことと「実際に合格する」ことは,似ているようで全然違います。
近道,効率の良い道ぐらいはあると思いますが,多少廻り道をしても,たどり着く先は一緒です。
どんな勉強法がいいかについて調べるのはほどほどにして,実勢に勉強をやっていきましょう。

試験,1ヶ月前です

試験日が変わってしまったので,実感がない方も多いと思いますが,今日はちょうど,試験1ヶ月前です。
6月26日(日)の特別情報処理技術者試験(応用情報技術者,高度区分)まで,あと1ヶ月,31日しかありません。
本来の試験日程だと,3月17日ぐらいに感じる,「試験が迫ってきた感」を,そろそろ取り戻してく必要がある時期です。
わく☆すたでも,この時期は,「超直前対策講座!」とかやって盛り上がる予定だったのですが,今回は超直前対策の午前講座もすでに終わっています。^^;
講義内容は,「高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース」としてDVDで販売しておりますので,直前で午前対策を重点的にやりたい方は,ご活用いただければ幸いです。(最新のセミナーDVDはこちらです。)

午前に関しては,知識の部分が多いので,直前にブラッシュアップしないと忘れていることも多いと思います。
そして,直前で,一番効くのは,実は午前対策です。
たとえば,情報セキュリティスペシャリストを受験する場合には,実は,セキュリティ技術だけでなく,他の分野の知識も大切です。
特に,ネットワークの知識がないと,午後問題を解くのは厳しいと思います。データベース,プログラミング,システム開発あたりも,合否に影響する,大事な分野だと思います。このあたりを,午前分野だけでもひととおりマスターしておくと,問題文の理解度が変わります。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験も,意外と別分野の知識があると強いです。
私の感覚では,ネットワークと情報システム開発の知識があったことが,午後問題を解く上で,とっても役に立ちました。午前対策で,そのあたりをフォローできると,本番で強いと思います。
データベーススペシャリスト,プロジェクトマネージャ,システム監査は,専門に特化して深く学習していく時期だと思います。特に,この3区分は,合否を分けるのは「午後2」です。
論文,ER図,どちらも書き慣れることでスピードが速くなっていきます。時間との勝負,という部分も大きいですので,なるべく手書きで,問題演習を行っていきましょう。
応用情報技術者試験は,昨日の「応用情報技術者試験の合否のポイント」でも書きましたが,どの分野に重点をおくのかを戦略的に考えるのがカギになります。
システム開発を本職にされていて,実務である程度カバーできる方でしたら,とにかく午前対策だけ直前でやる,という戦略でもいいと思います。
1度延期したのですが,気がついたらまた,試験日が近づいてきています。
特に,定期的に受け続けて来た人には,いつもと勝手が違う感覚があるとは思いますが,そろそろ,「直前のスパート」というのを,思い出して進んでいきましょう。

応用情報技術者試験の合否のポイント

最近,参考書を書くために,過去問を分析しまくっていました。
そこで改めて気づいたのですが,近年の「応用情報技術者試験(以下,応用情報)」と,平成20年までの「ソフトウェア開発技術者試験(以下,ソフ開)」だと,試験の傾向がだいぶん違います。
そして,「合否のポイント」も,かなり変わっているんじゃないかと感じています。
以前,大学で教育工学を専攻していたので,「ソフトウェア開発技術者試験の因子分析」,つまり,「どの分野が合否に最も影響するか」ということを調べたことがあります。
その時には,「コンピュータ科学基礎(アルゴリズム)」と「データベース」が,合否に一番影響する,という結果が出て来ました。
ソフ開時代は,選択問題もありませんでしたし,この2つが重要だったと思います。
でも,応用情報では,その2つは,実はあまり合否に影響ありません。
単純に,「コンピュータ科学基礎」という分野について考えてみます。
この分野は,ソフ開時代は15問出題されていましたが,応用情報では8問です。明らかに半減しています。
しかも,その中のアルゴリズムとデータ構造を除く,「基礎理論」の分野は,出題数は3問しかありません。
その3問の中に,基数変換だったり,情報量の理論だったり,といった情報の理論がてんこもりで出題されています。
そして,明らかに問題が易しくなって,確率・統計や微分積分などの,純粋な数学問題は減っています。
この分野は,もうそれほど,力を入れて頑張らなくてもいいと思います。
もちろん,勉強がゼロでもいい,というわけではないのですが,高度な理論をきっちり勉強する,というところまでは必要なくなったのではないかと感じています。
データベースも,午前の出題は3問ですし,避けても合格出来ます。
次を見据えて,データベーススペシャリストを受けたいな,っていう人は,ひととおりやっておくのはおすすめですが,SQLを完璧にしたりとか,全員が無理に頑張る必要もないとは思います。
逆に,意外と合否を分けるのが,「システム戦略,経営戦略,企業と法務」のストラテジ系3分野。ここは午前で20問も出てきますし,勉強しないと,簡単に足元をすくわれます。理系の技術者の方は特に,要注意です。
とはいえ,ソフ開時代のような,「この分野だけはできないとダメ」という分野は,応用情報ではなくなりました。
正直,2つ3つ苦手分野があっても,合格はできると思います。
大切なのは,「いかに苦手分野をカバーしつつ得意分野で点数を稼ぐか」を戦略的に考えることです。
自分の特性を活かして60点を突破するために,何をすればいいのか,そして,「何をしなくてもいいのか」を明らかにする必要があります。
試験前1ヶ月ですし,最低限のことを言うと,午後で選択する分野を6つ,それなりに点数がとれるくらいに身に付けて,午前問題の過去問を3回分ぐらい理解して押さえておけば,合格はできると思います。
ポイントは,どの6つを選ぶか,というところで,自分の得意・不得意を的確に分析できるかどうかです。
残り1ヶ月,やれることは限られています。
できることから1つ1つ,積み上げていきましょう。

出題者の本音が出ているガイドブック

以前,「深く知ると好きになる」の記事でのコメントで,風太さんが紹介されていた,知る人ぞ知る公開資料があります。
それは,IPA情報処理技術者試験センターが発表している「情報処理技術者試験 ガイドブック」です。
内容は平成20年までの旧試験制度のものなので,試験制度を知るためには使えないのですが,このガイドブックの特筆するポイントは,時々出てくる「こぼれ話」です。
情報処理技術者試験の試験作成者,作問者,採点者の,心の声が,このこぼれ話にはあふれています。
例えば,17ページの,「山」というコラムには,次のようなことが書かれています。

プログラミング言語にも特徴がある。例えばC。Cで、ポインタは基本的な技法である。ポインタを使わないで、実務上、Cのスマートなプログラムを書くことは難しい。正答率が多少低くても、これだけは知っていて欲しいと思う基本的な事項については、繰り返し、繰り返し出題している。情報処理技術者試験の受験者には、表面的な知識ではなく、基本的な技能を身に付けていただきたいと願っている。

出題者,問題作成者として,この心構えは素晴らしいと感じます。
この考え方が,情報処理技術者試験の質を高めて,大切な基本を身に付けているかどうかを認定する試験にしているんだな,とすごく感じます。
もちろん,ひねくれてみれば,「だからCを選択すると,合格率が低いんだな」という見方もできますが,そのプログラミング言語ごとの特徴,大切な点を,プログラミング言語問題はうまく尋ねていると思います。
試験勉強をすることで,その分野で大切な,基本的な技能を身に付けることが本来の目的です。
それを目指して欲しい,という出題者の意図を,とても感じるこぼれ話でした。
その他,論文の採点官の本音,「全て成功プロジェクト?」や,記述式の採点官の本音,「国語の問題」など,役に立つコラムが満載です。
ちなみに,「受験者の識別」というコラムによると,受験者の識別には,受験番号と生年月日のみを用いているそうです。だから,これを間違えると確実に落ちるのですが,毎回結構,こういったミスは発生するらしいです。
私自身,「まさかそんなことやらないだろう」と思っていたのに,1度やってしまったので人のことは言えないのですが。。。^^;
出題者の本音を聞くと,出題者を身近に感じられます。
その心で試験問題を読むと,より出題者の意図が汲み取りやすいと思います。
一度読んでみて,出題者の考えを知るのもおすすめです。