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CBT申込みが始まりました 〜アクセス集中の中で申し込んでみた体験と,これから申し込む方へ〜

CBT申込みが始まりました 〜アクセス集中の中で申し込んでみた体験と,これから申し込む方へ〜

2026年10月6日(火)10時,令和8年度前期試験(応用情報技術者試験(AP)・高度試験・情報処理安全確保支援士試験(SC))のCBT方式の受験申込みが始まりました。AP・高度・SCにとって初めてのCBTの申込みです。本当は当日に「今日から申込み開始です」という記事を出すつもりだったのですが,アクセス集中で申込みに時間がかかり,記事を出しそびれてしまいました。IPAからも同日にお詫びが出ています。この記事では,筆者が実際に申し込んだときの体験を交えて,これから申し込む方・申し込み終えた方に向けて,今の時点で押さえておきたいことをまとめます。

10月6日に何が起きたか

IPAは10月6日付で「(お詫び)令和8年度前期試験の申込受付におけるアクセス集中について」を公開しました。要点は次のとおりです。

  • 10時の受付開始後,アクセス集中の影響で,申込ページにつながりにくい,または手続きが進めにくい状況が発生した
  • 状況の改善に向けた対応を実施している
  • まだアクセスしにくい場合は,時間をおいて申し込んでほしい

AP・高度・SCの受験者が,同じ日の同じ時刻に,初めてのCBT申込みへ一斉にアクセスしたわけですから,混雑すること自体は想像の範囲内でした。ただ,実際に体験してみると,想像よりはずっと大変でした。

筆者の申込み体験 ― ネットワークスペシャリストの場合

筆者は,ネットワークスペシャリスト試験(NW)を申し込みました。10時ちょうどにマイページにログインして手続きを始めたのですが,こんな流れになりました。

  1. タイムアウトの続出:画面を進めるたびにタイムアウトが出て,なかなか先に進めない。何度もやり直し
  2. 最終確認まで行ったのに,満席:ようやく科目A群・科目B群の日時・会場を選び,最終の申込み画面まで進んだところで,「お申し込み中の日時・会場が満席となりました。再度選択してください。」の表示。手続きの途中で,ほかの方の予約が先に確定したようです。日時・会場の選択からやり直しになりました
  3. 想定とは別の会場に:第1希望の会場は取れず,少し遠い会場になりました。それでも,科目A群・科目B群とも実施期間の初日の午前で予約できました
  4. クレジットカード決済も失敗:支払いの段階でもエラーが出たため,コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)の払込みに切り替えました。あとで気づいたのですが,Pay-easyでの払込額は7,830円。受験手数料7,500円に,払込手数料330円が上乗せされていました
  5. 「失敗しました」の表示,でも実は申込み済み:最後に「応用情報技術者試験及び高度試験(SC含む)のお申し込みに失敗しました。しばらく時間をおいて,再度お試しください。」と表示され,失敗したものと思って時間をおいて再度アクセスしたところ,マイページのステータスは「入金待ち」になっていました。申込み自体は通っていたわけです

振り返ると,学びは4つあります。

  • 第1希望の会場・日程に固執しない。「行ける会場×行ける日」を複数用意しておいたおかげで,満席の表示が出ても次の候補にすぐ切り替えられました
  • 支払い方法も代替を持っておく。クレジットカードがだめならPay-easyやコンビニ,という切替えで,申込み自体は確定できます。ただし,Pay-easyやコンビニは支払期限を過ぎると申込みが無効になるので,忘れずに払い込む必要があります
  • 支払い方法を変えると,手数料が増えることがある。CBTSの案内ページには「※お支払方法によって別途払込手数料が必要となる場合があります。」と小さく書かれています。筆者の場合は330円でした。大きな額ではありませんが,「クレジットカードがだめだから」と何も考えずに切り替えると,想定より支払いが増えることは知っておいてよいと思います
  • 「失敗」の表示が出ても,マイページのステータスを確認する。筆者のように,エラー表示の裏で申込みが通っていることがあります。確認せずにもう一度申し込もうとすると,二重申込みや混乱のもとになります。落ち着いて,まずステータスを見る。タイムアウトや満席も含めて,こちらの操作ミスではないので,焦って同じ操作を繰り返すより,少し時間をおいたほうが結果的に早く進みました

これから申し込む方へ

申込受付は続いています。IPAの案内のとおり,今は時間をおけばつながりやすくなっているはずです。締切に注意しつつ,落ち着いて申し込んでください。

区分申込受付期間科目A群科目B群
高度試験(ST・SA・NW・SM)〜10/24(土)17時10/17〜10/2711/11〜11/23
情報処理安全確保支援士(SC)〜10/24(土)17時10/17〜10/2711/11〜11/23
応用情報技術者(AP)〜11/7(土)17時10/28〜11/1011/24〜12/6
  • 受験者マイページ(申込み・申込確認):https://itee-r8cbt.ipa.go.jp/ipa/user/public/。利用者IDとパスワードは,これまでの「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験」のマイページアカウントと共通です(ITパスポートのIDは使えません)
  • 申込みは1回のみ。複数の区分や複数回の申込みはできません
  • 科目A群と科目B群の日時・会場を同時に予約します。テストセンター一覧で,両方の開催日を確認してから。筆者の体験のとおり,候補は複数用意しておくのがおすすめです
  • 受験手数料は7,500円。クレジットカード/コンビニ・銀行ATM(Pay-easy)/バウチャーチケット。支払い方法によっては別途払込手数料がかかります(筆者はPay-easyで7,830円でした)
  • 免除の申請は申込時に。高度・SCの科目A-1免除,SCの科目A-2免除は,申込時に申請しないと免除になりません
  • 受験票はありません。当日は本人確認書類が必須です

詳しくは申込み要領の記事にまとめています。

申し込み終えた方へ

申込みを終えた方は,次の3点を確認しておきましょう。

  • マイページのステータスと予約完了メールの内容:申込内容,支払手続き,試験会場の地図。混雑の中で手続きした方ほど,意図した日時・会場で確定しているかを見直しておくと安心です。エラー表示が出て「失敗した」と思っている方も,ステータスが「入金待ち」などになっていないか,一度確認してみてください
  • 支払期限:Pay-easyやコンビニ払いに切り替えた方は,期限内の払込みを忘れずに
  • 変更期限:試験日時・会場は,科目A群・科目B群それぞれ試験日の3日前まで変更できます(空席がある場合のみ)。「遠い会場になってしまった」という方は,空席が出ていないか時々確認してみる価値はあります

そして,あとは科目Aの対策です。高度・SCの科目Aは10月17日から。筆者も初日に受けるので,残り9日です。科目Aまであと1か月の記事で書いた,過去問演習を軸にした進め方で追い込みます。Nexusでも,AP・高度・SCの科目Aの過去問を演習できます。

いろいろあっても,ベストエフォートで前へ

初めてのCBTの申込みで,運営側も受験者側も手探りの部分が多かったのは確かです。ただ,それを責めていても試験日は動きません。筆者も,想定とは違う会場になり,支払い方法も変わりましたが,「申し込めた」という事実は変わりません。

情報処理技術者試験は,申し込んで,勉強して,受けるという流れそのものが,自分を成長させてくれる試験だと思っています。申込みの段階で少し手間がかかったとしても,そこから本番までの数週間に積み上げたものは,合否にかかわらず残ります。そして今年度の受験は,来年度のPD試験で科目A-1の免除を受けるための布石にもなります。

完璧な環境を待つのではなく,いまある条件の中でできることをやる。ネットワークの世界では,「結果は保証しないが,その時々の状況の中で最大限の努力をする」ことをベストエフォートと呼びます。試験の運営も,受験者である私たちも,いまはまさにその状態です。できる範囲で最善を尽くして,一緒に前に進んでいきましょう。

出典:IPA「令和8年度前期試験について(受験申込み)」,「(お詫び)令和8年度前期試験の申込受付におけるアクセス集中について」(2026年10月6日),CBT-Solutions「令和8年度 応用情報技術者試験及び高度試験(SC含む)」。申込み時の画面表示や所要時間,払込手数料の額は,筆者の環境での体験です。

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