株式会社わくわくスタディワールド

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わく☆すたブログ ページ 29/91

応用情報技術者合格体験記:かんださん

情報処理技術者試験は,IT関連の会社でも,会社によってその重要性は大きく違います。

私自身,外資系の会社にいたときには,情報処理技術者試験についてのまわりの反応は「何それ?」って感じでしたが,日本の企業の時には,資格手当が毎月出ていました。
日本の企業,特に金融系だったりメーカーだったり,官公庁とも関係の深い企業は,情報処理技術者試験を重視しているところが多いです。

転職を考えられている方は,万能の切り札,というほどではないですが,持っていて損はないと思います。
今日の合格体験記は,転職を機に,応用情報技術者試験を受験して合格された,かんださんです。

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【基本情報】
氏名:かんだ
年齢:34歳
応用情報処理技術者試験:1回目

テザリング

最近の私の悩みは,「iPhone5にするかどうか」です。
今使っているのはiPhone4なので,2年以上経っているのですが,そのままSoftbankにするか,それともauにMNPするのもありかな,とかいろいろ考えてます。
ヨドバシアキバのiPhone5予約コーナーは最近毎日通っているのですが,素通りです。^^;
迷ってる一番の機能は,「テザリング」。
auなら対応していますが,Softbankなら対応するにしてもサービス開始は来年。。。ということだそうです。

模範解答を導く道筋を頭に入れる

最近,個人的に感じていることなのですが,「別解をしっかり考える」って,試験勉強で問題演習を行う時には,あんまりやらない方がいいのかなぁ,って思っています。
試験で採点されるときには,もちろん,模範解答以外の正答,別解はありえます。
でも,試験勉強で採点するときに,「この解答は,別解としてOKだろうか」ということにこだわるのは,あんまり意味がないような気がしています。
情報処理技術者試験の場合,10年前ぐらいの試験勉強では,別解をいろいろ考えるというのがありました。
これは,解答が公開されておらず,また解答も1つとは限らなかったため,成り立っていた勉強法だと思います。

データベーススペシャリスト合格体験記『午後Ⅱ易化でボーダーライン上昇?』:ぴーちゃんさん

自画自賛みたいになっちゃいますが,改めて,わく☆すたブログの合格体験記を読み返すと,面白いものが多いなぁ,と感じています。
単に合格するコツだけじゃなく,悩んだ過程など,いろいろ感情が見えてくると,文章は面白くなります。
その分,合格体験記ごとに言ってることは結構違います。
基本的に,参考書情報などは,実際に受験した人それぞれの感想が大事だと思っていますので,そのまま掲載しています。
そのため,人によって,参考書の善し悪しの感じ方には,差が出てきていると思います。
ぜひ,単純に,「これがおすすめ」というのにとらわれず,自分の基準で,合いそうな教材を選んでみてください。
今日の合格体験記は,データベーススペシャリストに合格された,ぴーちゃんさんです。
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【基本情報】
氏名:ぴーちゃん
年齢:32歳
データベーススペシャリスト受験:1回目

「わく☆すた公開セミナー 応用情報技術者午後対策3回コース」無事終了しました

今日は,2012年秋向け公開セミナー「応用情報技術者午後対策3回コース」の3回目を開催し,3回コースが無事終了いたしました。

ご参加いただいた皆様,ありがとうございます。
弊社facebookページで写真を公開しています。

ネットワーク,セキュリティ,システムアーキテクチャ,そして組込みシステム開発の分野について学習しました。
ネットワーク,セキュリティの分野は,勉強していないと解けませんが,しっかり勉強すれば確実に得点できる分野なので,重点を置いて学習するのがおすすめです。
2つの分野で共通する部分も多いので,一緒に勉強すれば,1.6倍ぐらいの労力で両方の分野が押さえられると思います。
応用情報技術者試験の午後の場合,問5のネットワークは避けるけど問9の情報セキュリティは選択しようと思っている人が意外と多いのですが,セキュリティはセキュリティだけ勉強していても解けない問題が結構多いのです。
技術的な話はネットワークと密接に結びついていますので,ネットワークの基礎ぐらいは押さえておきましょう。

これは,情報セキュリティスペシャリスト試験を受ける方にも言えることで,セキュリティは,セキュリティ「だけ」勉強しようとすると理解できません。
応用情報技術者レベルぐらいのネットワーク知識は必須です。

企業研修などでは結構,基本情報技術者レベルのネットワークも知らない人が時々いるのですが,それだと,ファイアウォールの原理も理解できないと思います。
ある分野を勉強する時には,関連する分野の知識もある程度は必要ですので,最低限は押さえておきましょう。

応用情報技術者試験を受験される方は,そろそろ午後の選択問題をある程度は決めて,勉強を深めていく時期です。
以前,「応用情報技術者試験午後の問題選択の基準」の記事でも選択基準について書きましたが,個人的には,目先の受かりやすさよりも,将来を見据えて問題を選ぶのがおすすめです。

早めに方向性を決めて,あとは一歩一歩,着実に進んでいきましょう。

「わく☆すた公開セミナー 情報処理技術者試験の国語」無事終了しました

今日は,2012年秋向け公開セミナー「情報処理技術者試験の国語」を開催し,無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございます。
弊社facebookページで写真を公開しています。
今日は初めての,「国語」に特化したセミナーでした。
情報処理技術者試験の対策,というためだけでなくても,国語力は大切です。
ただ,試験を通すことで,自分の国語力について考える機会をもつことができますし,それが能力向上のきっかけにもなります。
今後も,わく☆すたでは,そういった試験以前に大切な基礎力を養成するためのセミナーや勉強会などを,開催していきたいと思います。
何件か問合せもいただきましたが,撮影も無事終わりましたので,今回の内容はDVDで販売予定です。
遠方の方,本日来られなかった方は,よろしければご活用ください。
あと,昨日ですが,試験センターから「「平成24年度秋期情報処理技術者試験」の応募者数について」が発表されました。
去年と今年を比較するだけだと,全体で少し増えているという印象ですが,去年は特別試験の後なので,一昨年に比べて受験者が大幅に減っています。
例えば,ネットワークスペシャリスト試験は,今年が21,941名,去年の平成23年が21,465名なので,一見増えてそうですが,平成22年は申込者数25,544名です。
個人的には,ガタッと減った受験者が戻ってないんだな,という印象です。
応募者数も発表されて,試験もいよいよ近づいてきました。
次に更新される統計資料で,「合格者数」の中に入れるよう,最後までしっかり学習していきましょう。

なるべく「主観的」ではなく「客観的」な答案を書く

最近,記述式や論述式の答案を採点していてよく感じるのが,「主観的」な答案が,結構多いなぁ,ということです。
自分独自の目線で,問題で聞いていることではなく,自分が言いたいことを書いている,という感じの答案です。
もちろん,こういった答案は,題意を外していますので点数はありません。
試験問題で一番要求されていることは,「問題文の設問に対して解答する」ことです。
何でも自由に書いていいわけではもちろんありませんし,その人独自の主張を書いて欲しいわけでもありません。
ただ素直に,「求められている答え」を書いて欲しいだけなのです。
ですので,午後1や,記述式の試験の午後2の場合には,自分の主観は0で書くのがベストです。
知識やスキルをもとに,あるべき姿や解決策を考え,それをそのまま記述すればOKです。
「私ならこうする」的な,独自の主張は,あっても減点対象にしかなりません。
そして,論述式の午後2も,実は主観的な主張は,必要ありません。
論述式の場合,「あなたの経験と考えに基づいて」とあるので,経験をアピールするものだと思っている人が結構いるのですが,それは試験で求められていることではありません。
「自分はこんなことをやったんだ!」という主張を並べた,いわゆる「したした論文」は,落ちる論文の典型例です。
合格レベルの論文で必要なのは,そういった自分の経験を客観視し,試験で求められているスキルと合わせて,論文に適合させていくことです。
自分のやったことをアピールするのではなく,試験で求められていることを読み取って,それに合わせて自分の経験を当てはめていく,といった形で書く方がいい論文になります。
文章というのは,思っているよりもずっと,自分のスキルや考え方がそのまま表に出るものです。
できるふりをして,自分を必要以上に大きく見せようとしても,それがそのままにじみ出てしまいます。
少し外側から客観視して,「この文章は相手にどう受けとられるだろうか」を考えながら書くと,相手にも読みやすい文章になりますし,試験だと正解に近くなります。
なるべく目線を上げて,自分のことを外から客観視しながら答案を書く,ということを心がけていきましょう。

プロジェクトマネージャ合格体験記『なせば成る』:バズさん

ただいま,「情報処理技術者試験の国語」の準備中なのですが,国語力のあるなしって,高度区分,それもレベルが上がれば上がるほど,影響が大きくなってくるなぁ,と感じています。
最近よく,仕事で記述式の採点をしているのですが,応用情報技術者試験や情報セキュリティスペシャリストを受ける方の答案は,かなり文章のレベルにばらつきがあります。
中には,「日本語になってないよ~」と感じるぐらいのものもありますし,問題文と関係ないことを書いてくる答案はざらにあります。
論述系の区分になると,そういった答案は少なくなるのですが,明らかに文章を読んだだけで「受かりそうにない」と感じさせられることも結構あります。
そして,簡単な区分を受験する時から,読みやすい文章を書く人の場合,その後どんどん高度区分に受かっていくことが多いです。
難しく高尚な文章よりも,「さらっと読めて内容が通じる」文章であることが大切です。
というところで,今日も合格体験記シリーズです。
以前,「情報セキュリティスペシャリスト合格体験記『あきらめちゃダメだ、あきらめちゃダメだ、あきらめちゃダメだ』:バズさん」でも書いていただき,プロジェクトマネージャ試験に連続合格されたバズさんです。
読みやすい文章ですし,「プロマネに受かるにはこういった文章が書ければいいんだな」ということも感じてみてください。

試験に受かるために関係ないこと

最近よく,「試験に受かる人,落ちる人の特徴は?」ということを聞かれます。
改めて考えてみるといろいろ細かいことはあると思いますが,基本的には,「試験に必要な勉強を必要十分に行った人」が受かって,そうでない人が落ちる,というだけのことかな,とも感じています。
そして,ついついやりがちで,試験に受かるためには関係ないことベスト3は,次の3つです。

1.「勉強しなきゃ~」と,悩んだり焦ったりすること
  その後さらに,何もやらなったりすると,当たり前ですが勉強量は0です。
  疲れるだけ損,とも言えます。
2.「一番効率のいい勉強法」を探して,いろんな方法を渡り歩くこと
  勉強法は,「一番効率のいい」とか,「一番いいもの」にこだわっていると,
  見つけるのに時間がかかりすぎて,結局勉強できなかったりします。
  そこそこ効率的な勉強法で十分なので,勉強をとにかく始めることが大切です。
3.参考書・専門書をいっぱい買うこと
  参考書は,買っただけでは,何の役にも立ちません。
  ちゃんと中を読んで,勉強してはじめて価値がでるものです。
  1冊でもちゃんと活用できれば受かりますし,何十冊持ってても飾ってるだけなら無意味です。

「わくすたブログ」毎日読んでます,と言われるとうれしいです。
ただ,残念ながら,わくすたブログは,勉強のやり方や試験の情報はお伝えしますが,「読んだだけで勉強ができるようになる」ようにはできてません。^^;
このブログで,ちょっとやる気になってもらって,そこから実際の勉強につなげていただく,というのがベストかな,と思って書いてます。
どうやったら勉強をやる気になるかどうかを考えるよりは,とりあえず1ページでも参考書を読んでみたり,午前の1問でもやってみた方が効果的です。
勉強法は,ある程度続けることで効果が出るものが多いので,いろいろ試すよりまず,続けてみることが大切です。
そして,参考書は,自分に合った1冊でいいので,しっかり消化できればかなり実力がつきます。
試験が近づいてきて,ついつい焦ることも多くなってくると思います。
そんなときこそ,地に足をつけて,一歩一歩,着実に勉強を進めていきましょう。

わく☆すた,今後の予定・他

わく☆すた,けんけんです。
美月さんが体調不良の為,かわりに書いております。
先日,「情報セキュリティスペシャリスト対策3回コース」が終了しました。今,3回目のセミナーを編集しています。
今期のセミナーは,この他にも「ネットワークスペシャリスト対策5回コース」,「応用情報技術者 午後3回コース」と走っていて,スポットで「情報処理技術者試験の国語」セミナーなんかも控えています。
これらのセミナーは,直近の期の解答解説DVDの撮影もかねており,順次弊社WebページのTopページや,facebookページで最新情報をお知らせしていますが,ごちゃごちゃしてきたので,ブログでまとめてみたいと思います。
(リンクが無いものは,販売を終了していますので,ご了承下さい。)

●発売中のDVD(2012年秋向けセミナー分)
 ネットワークスペシャリスト対策5回コース 1回目,2回目,3回目,4回目
 情報セキュリティスペシャリスト3回コース 1回目,2回目
  (この期のDVDは販売を終了しています。現在発売しているDVDはこちらです。)
 応用情報技術者 午後3回コース 1回目,2回目
  (この期のDVDは販売を終了しています。現在発売しているDVDはこちらです。)
 高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース
 論文対策 (全種目対応・論文添削付き!)

●2012/09/11現在予約中のDVD
 ・セミナー

 ネットワークスペシャリスト対策5回コース 5回目
 情報セキュリティスペシャリスト3回コース 3回目
 応用情報技術者 午後3回コース 3回目
 ・解答解説DVD
 平成23年秋 ネットワークスペシャリスト解答解説DVD
 平成24年春 情報セキュリティスペシャリスト解答解説DVD
 平成24年春 応用情報技術者(テクノロジ編) 解答解説DVD

●その他,最近発売したDVD
 平成23年春 応用情報技術者(テクノロジ編) 解答解説DVD

過去問の解答解説DVDは,予約分を含めた直近の過去3期分のセットを用意しています。(NWAPSCDB

応用情報技術者 解答解説DVDのストラテジ他編は,作成を予定しています。実は各期の問3のみ収録していないので,どこかで撮り下ろしして試験前までには発売できればと目論んでおります。
予約中のDVDの発売は,該当のセミナー終了後,一週間程度で発売できるように編集しています。解答解説DVDは,そのもうちょっと後になります。予約いただいた方から優先して発送いたします。
以上セミナーについてでしたが,10月8日(月・祝)に「超直前勉強会」を開催します。ただいま募集中です。
と箇条書きに並べてただけなのですが,改めて見返すと,ラインナップ多いですね。^^;
なんか長くなってしまいました。試験まであと一月ちょっとです。季節の変わり目で気温の落差が大きいので,体調にお気を付け下さい。

今日は,この辺で。

データベーススペシャリスト合格体験記:Y.Yさん

試験まであと1ヶ月と少しです。
追い込まれた方が頑張れるとか,一夜漬けが得意,という人はこれからは追い込みの時期です。
ただ,着実に積み重ねていける人は,あえて来年の試験に向けてじっくり勉強を開始してみるのもいいかもしれません。
今日の合格体験記は,そんな感じで,今ぐらいの時期からじっくり時間をかけてデータベーススペシャリスト試験に合格されたY.Yさんです。
ちなみに,Y.Yさんは,前回,「「応用情報技術者合格体験記:Y.Yさん」で体験記を書かれた方と同一人物です。
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【基本情報】
氏名:Y.Y
年齢:34歳
職業:SE(データベース管理が中心)
データベーススペシャリスト試験受験:1回目

「わく☆すた公開セミナー 情報セキュリティスペシャリスト対策3回コース」無事終了しました

今日は,2012年秋向け公開セミナー「情報セキュリティスペシャリスト対策3回コース」の3回目を開催し,3回コースが無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございます。
弊社facebookページで写真を公開しています。
収録は無事終わりましたので,編集が終わり次第,DVDとして販売いたします。(現在発売中のDVDはこちらです。)

また,平成24年春の午後問題だけをまとめた,解答解説DVDも発売予定です。

今日は,情報セキュリティスペシャリストの午後2試験の演習とその解説が中心でした。
平成24年春に出題された午後2を2問とも取り扱いましたが,問題によって状況が全然違って,それを読み取ることが大切,ということを体感いただけたのではないかと感じています。
特に,最後の問2で,最後の問題のヒントが一番最初のページにある,というのは,かなり見つけにくかったのではないかと思います。
情報セキュリティスペシャリストの試験はこういった,ヒントがどこにあるか分からないので全部読み返して探し当てる,という作業が必要な問題が多いですね。
先日,「情報セキュリティスペシャリストは,午後2が合否のカギ」でも書きましたが,情報セキュリティスペシャリストは午後2を突破することが午後2の最後の難関です。
午後問題は基礎知識を身につけた後は,実際に解いて実践力を身につけることが大切です。
あと1ヶ月,しっかり演習して,悔いを残さないようにしていきましょう。

「知識」と「知恵」の違い

ただいま,出張で新大阪まで新幹線に乗っております美月です。
といっても,講義が続いておりますので,明日には東京にトンボ返りです。
時間があったら,淡路島とか高野山とか,行ってみたいところがいっぱいあるので少し残念ですが,新幹線は好きなので乗ってるだけで少し幸せです。^^
新幹線がすごい速度で移動しているのに,なぜかWiMAXがちゃんとつながるのが不思議です。
ってことで,今日のブログは新幹線のぞみの中からお送りします。

プロジェクトマネージャ合格体験記:らっこさん

私事ですが,9月に入って,仕事がいろいろ佳境に入ってます。
なんかバタバタ忙しくしているのですが,こういった時の方が,仕事が効率的にこなせています。
忙しい,というのは決してマイナスではないんですね。
情報処理技術者試験も,独身でヒマがいっぱいある,という人よりも,家族がいていろいろ忙しい人の方が,個人的な感覚では合格しやすいように感じています。
今日の合格体験記は,共働きで子育てをしながら,2つ目の高度区分,プロジェクトマネージャ試験にも合格された,らっこさんです。
ちなみに,前回の合格体験記は,「情報セキュリティスペシャリスト合格体験記:らっこさん」になります。
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【基本情報】
氏名: らっこ
年齢: 42歳
 共働き・2児の母
 H24年度は,PTAの学年団長もやってます。(去年の子ども会会長に引き続きアタリです。宝くじ,買いに走った方がいいのか!?)
プロジェクトマネージャ受験: 1回目

情報セキュリティスペシャリストは,午後2が合否のカギ

おかげさまで,今週末(9/9(日)に行われるわく☆すた公開セミナー「情報セキュリティスペシャリスト対策+平成24年春過去問解説 3回コース」の3回目が,残席わずかとなりました。
3回目は,「最新技術・午後2問題の解き方」ということで,午後2に特化していますので,申し込まれる方が多いようです。

確かに,情報セキュリティスペシャリスト試験は,午後2が合否のカギを握ります。
午後1までは知識中心でもなんとか突破できますが,午後2だと,ちゃんとセキュリティの本質を理解している必要があります。
それに加えて,午後2は事例解析で,問題文に出てくる会社の状況に合わせて答える必要があるため,その場で問題文を理解する読解力も問われます。

そして,問題文の意図を取ることの難しさは,情報セキュリティスペシャリスト試験の午後2は情報処理技術者試験全12区分の中でも,一番なんじゃないかと思います。

・ぱっと見だと,何を答えていいのかわからない。
・何でも答えになりそうな気が一見するのに,問題文を探すと,答えが一意になるような記述がちゃんとある。
・単なる知識ではなく,仕組みや「その技術で何ができて,何ができないか」を分かっている必要がある。

そんな感じで,一筋縄ではいかないのが午後2です。

知識の量や深さだと,多分ネットワークスペシャリストの午後2の方が難しいと思います。
ただ,ネットワークは,内容は難しいですが,問題文は素直です。
問題文の意図が取れなくてネットワークスペシャリスト試験が突破できない人は,情報セキュリティスペシャリスト試験だともっと苦労すると思います。
問題文を深く読み込まないと解けないため,表面的な解答だと全然点数にはならないからです。
情報セキュリティスペシャリスト試験を受験される方は,早めに午後2の問題演習を行っていきましょう。

そしてその時,「ちゃんと問題が意図した答案を,自分の実力で書けているか」という観点で,厳しめに採点してみることが大切です。
「大体合っているからOK」とか,「解答例を見て納得できたからOK」だと,本番では対応できません。
情報セキュリティスペシャリストの午後2は,自己採点より低くなる傾向はあります。

午後2は,58点や59点など,あと一息で落ちる人が多いのも特徴です。
このあたりだと,原因は知識不足ではなく,解答の書き方次第なところですので,しっかり問題演習をして,確実に合格ラインを突破していきましょう。

情報セキュリティスペシャリスト合格体験記:すぎなみSさん

以前,「アウトプットを意識して勉強する」の記事で告知しておりましたが,試験直前の10月8日(月・祝日:体育の日,寒露)に,恒例の超直前勉強会を開催いたします。
まる1日,試験日の時間と同じ時間帯での勉強会で,午前は午前問題バトル,午後は午後2の演習&お互いに採点,という形での開催です。
普段のセミナーとは違って,アウトプットすることが多いですので,しっかりやれば1日でかなり実力がつくと思います。
それでは,久しぶりの合格体験記です。
本日の体験記は,前回の超直前勉強会に参加されて,見事情報セキュリティスペシャリスト試験に合格された,すぎなみSさんです。
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【受験者情報】
氏名:すぎなみS
年齢:34歳
情報セキュリティスペシャリスト受験:3回目

ITストラテジストのおすすめ参考書

私(美月)は去年,ITストラテジスト試験に合格しました。
といっても,システムアナリストからの取り直しですし,2回目の受験なので,それほどいっぱいは勉強していません。
しっかり使った参考書は,アイテックの本試験問題集だけで,過去問3回分をとにかく解く,という勉強方法でした。
今年版は,「2012 徹底解説ITストラテジスト本試験問題」として発売されています。
ただ,この本だけだと,午後2対策には足りません。

個人的には,仕事柄,午後2は自分で採点できるので特に困りませんでしたが,普通は午後2対策は必要だと思います。
去年,「おすすめ参考書 ~論文対策編~」の記事でも紹介しましたが,TACで出している「最速の論文対策」シリーズの,「ITストラテジスト午後2最速の論文対策」が結構おすすめです。

論文の事例集だと,「ITストラテジスト合格論文の書き方・事例集 第3版」がありますが,事例を読むだけでなく,しっかり書き方を知っておくことも大切だと思います。
午後1が苦手で,いつも午後1で落ちてしまう,という方には,午後1向けの参考書もあります。
電子書籍(PDF販売)ですが,「ITストラテジスト(情報処理試験)誰も教えてくれなかった午後1記述対策」ということで,午後1対策に特化しています。
この本の著者は,先ほどの「ITストラテジスト午後2最速の論文対策」と同じ方です。広田航二先生は,「ITストラテジスト(最速の情報処理試験論文対策)」というブログも書かれています。

ITストラテジストは,私が最初に受けたときには,あまり参考書がなく,勉強するのに苦労した覚えがあります。
といっても3年前(平成21年)なのですが,年を追うごとに少しずつ充実してきた感じです。
ただ,ITストラテジスト試験は,参考書で知識をつけたら合格できる,というものではないので,早めに過去問を解いて,問題演習を行いながら,試験の意図や勘所をつかみとっていくといいと思います。
あと,ITストラテジストの視点をつかむのは,ほかの試験区分に比べて大変なので,最初の論述式試験としての受験はおすすめしません。
システムアーキテクトやITサービスマネージャに受かってからの方が,勉強しやすいと思います。
ITストラテジスト試験を受けるなら,試験対策を行うのにも,戦略的に楽しんでいきましょう。

午後2の問題をじっくり解く

本日は,わく☆すた公開セミナー「ネットワークスペシャリスト対策 5回コース」の4回目を開催いたしました。
ご参加いただいた方々,ありがとうございました。
弊社facebookページで写真を公開しています。

今日から,ネットワークスペシャリスト試験対策講座は,最後の最大の山場,午後2に入りました。
ネットワークスペシャリスト試験の午後2は,かなりボリュームもありますし,考えさせる問題が多いです。
今日は,平成23年秋午後2問1の問題を中心に,午後2の解き方を学習していきましたが,後の設問になればなるほど,一筋縄ではいかない問題が増えてきます。
実際,講義をしていて改めて感じたのは,基本的なことの理解の大切さです。
今日扱った問題は一見,FCoEなどが出てきて,新しい知識を聞いている問題に見えるのですが,実際にはTCPやOSI階層モデル,STPといった,昔からある基本的なことがしっかり理解できていないと解けません。
セミナーでは,じっくり午後2を一緒に解いていくことで,見えてくるものもいろいろあったのではないかと思います。
午後2ではネットワークの本質的な理解が問われる,基本的なんだけど複雑な問題が結構でてきます。
こういった問題は,ささっと問題をといて,答え合わせをしてみただけでは,その内容を理解することができません。
ネットワークスペシャリストの午後2は,じっくり解いて,1つずつ理解していくことがとても大切です。
1日に設問1つずつでもいいので,じっくり,完全に理解しながら学習するのがおすすめです。
9月に入って,試験も近づいてきました。
この時期にしっかり過去問演習をして,実践的な力を身につけられるかどうかが,合否に大きく影響します。
そろそろ涼しくなって,勉強の秋,ということで,着実にやることをやっていきましょう。

今後のメールやコメントなどの対応について

わくわくスタディワールドの瀬戸美月です。
おかげさまで,「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成24年度」をはじめとした著書や教材もご好評をいただいております。
ありがたいことです。

ただ,本などが広まるのに比例して,最近は,メールやホームページからの問合せ,コメントなどでのコンタクトが増えてきて,対応しきれないでいます。
皆様の大切な問合せですし,なるべく一つ一つ対処してきましたが,そろそろバックログが多くなりすぎて無理がきています。
ですので,今後は,ある程度対応を絞らざるを得ないと考えています。
私の時間や労力などのリソースは有限ですし,線引きをさせていただきます。
今後は,匿名の方,見ず知らずの方からの質問メールやお問い合わせに関しては,基本的に返答いたしません。
勉強法などに対するサポートは,わく☆すたや企業などでのセミナー受講生(DVDなども含む)で,面識がある方や,こちらが認識できる方に限らせていただきます。
書籍だけを購入された方は,対象外です。
というのも,今一番困っているのは,「書籍を購入したお客様」だから,と匿名でいろいろこちらに要求してきたり,誹謗中傷してくる人たちだからです。
書籍そのものに関するサポートに関しては,今後は出版社経由に一本化させていただく予定です。
以前から,情報処理技術者試験関連の本では,いい本,意欲的な本を出す著者ほど,燃え尽きてやめる人が多いな,とは感じていました。
その理由が,最近なんとなくわかってきた気がしています。
私はあまり燃え尽きたくはないので,無理のない範囲で,対処していきたいと思います。
こちらのブログのコメント欄に関しても,今後は基本的に,返答はなしの方向で考えています。
必要な場合,余裕がある場合には返答いたしますが,コメントの返信は義務ではありませんので,できる範囲で行います。
「コメントの返答がない,遅い」ということでの非難はお控えいただけますように,お願いいたします。
また,このブログの内容にそぐわず不適切だと判断したコメントは,削除させていただきます。
その分,最近更新頻度が減っているブログやYouTube,セミナーや勉強会の新しい企画など,皆様に役に立つ情報発信を行っていきたいと思います。
今後とも,よろしくお願いいたします。

「正しいこと」にこだわらない

高校生の頃までは,世の中には「絶対的な正解」があるものだと信じていました。
そして,それは大学に入ると揺らぎだし,大学院生の頃には,完全に打ち砕かれていました。
「正しいと言われていることは,まず疑ってみる」のは,科学者としての基本的な考え方です。
実際,社会では一般常識で言われていることで,科学的には違う,ということはいっぱいあります。
例えば,「すべてのものには寿命がある」という風に一般的には考えられているようですが,大腸菌などの単細胞生物や,動物以外の多くの生物では寿命はありません。
そして,寿命の意義などは,まだまだ論争中で,決まった答えはありません。

そんな感じで,最先端に行けばいくほど,「正しいこと」はなく,「わかってないこと」だらけになります。
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」という本がありますが,ホントに,世の中で言われていることの99・9%ぐらいは仮説だと思います。
だからといって,「100%正しいこと」にこだわっていると何も進みません。
そのため,実用的で役に立つ知識は,ある程度あいまいであっても,それを定説,ということについてまとめます。
情報技術は,そんな感じの,「知っていると役立つ仮説」の寄せ集めです。
分野的には,基礎理論あたりは数学がベースになっているので,「正解」が比較的決めやすいのですが,マネジメント系になると,正解を決めることが難しくなります。
そこで,「こういうふうにやったらうまくいった」という「妥当な解」を「ベストプラクティス」ということでまとめます。
PMBOKやITILは,そういったベストプラクティスの集まりです。
試験勉強では,「正しいこと」にこだわって勉強すると,すぐに行き詰まります。
どうしても,「わからないこと」「あいまいなこと」が登場してくるからです。
試験問題の解釈だって人によって違いますし,正解だと思っていたことがミスである可能性もあります。
ですので,ある程度割り切って,わからないことはわからないままにしておくといいと思います。
そのうちわかってくるかもしれませんし,「わからないこと」それ自体が正解かもしれません。
あまり「正しいこと」にこだわらず,役に立つ知識を身につけていきましょう。