株式会社わくわくスタディワールド

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カテゴリ: 基本情報技術者

情報処理技術者試験のシラバス改訂2021

情報処理技術者試験,情報処理安全確保支援士試験の出題範囲やシラバスが,2021年(令和3年)10月に計2回更新されました。一番大きな変更は,ITパスポートで「プログラミング的思考」を問うために疑似言語の問題が出題されるようになることです。その他の変更は,高等学校の学習カリキュラム「情報Ⅰ」への対応や,ソフトウェアライフサイクルの新JIS規格への対応などですので,出題内容に大きな変更はないと考えられます。

基本情報技術者試験でPythonを選択する場合の学習方法

2021年(令和3年)秋期の情報処理技術者試験はもうすぐです。まずは,基本情報技術者試験は10月1日からCBT(Computer Based Testing)方式で開始です。その後,10月10日(日)に,応用情報技術者試験や高度区分,情報処理安全確保支援士試験など一斉の筆記試験が開催されます。情報セキュリティマネジメント試験のCBT方式は12月です。

ちなみに私は,基本情報技術者試験の午後CBTは,初日に和歌山市で受験します。地元田辺市では1枠分しかとれなかったので,それは午前の受験として,11月に受験予定です。筆記試験では応用情報技術者試験を受験予定です。両方受験できるのは,地味にうれしいですね。

CBTになった情報セキュリティマネジメント試験

CBT(Computer Based Testing)方式の試験のうち,情報セキュリティマネジメント試験については,2020年(令和2年)度のCBT試験が,2020年(令和2年)12月に開催されました。2021年(令和3年)度上期の試験は2021年(令和3年)7月に開催される予定です。
本日6月1日より,申込みが開始されましたので,私も早速申し込みました。

CBTになった基本情報技術者試験

2020年(令和2年)秋期の情報処理技術者試験では,基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験が中止になりました。その代替として,CBT(Computer Based Testing)方式の試験が開始されました。

基本情報技術者試験については,2020年(令和2年)度のCBT試験が,2021年(令和3年)1月〜3月で開催されました。2021年(令和3年)度上期の試験は2021年(令和3年)5月〜6月で開催されています。

基本情報技術者試験のPython

令和2年度春期試験 受験申込みの最終締切は『本日18時』です
(2月10日現在)

もし情報処理技術者試験や情報処理安全確保支援士試験を受験しようと思っていて,申込みを忘れている方は急ぎましょう。
申し込まないと,合格することができません。

今回の基本情報技術者試験から,プログラミング言語の選択にPythonが加わります。

新しい内容に触れたい方は,今回は基本情報技術者試験の受験がおすすめです。
私も今回は,基本情報技術者試験で申し込みました。

基本情報技術者試験の出題変更 Python追加でプログラミング重視に

2019年1月24日,情報処理技術者試験の試験センターで,基本情報技術者試験における出題を見直しという記事が発表になりました。

なぜかニュースでは,「COBOL廃止!」ばかりが話題になっていますが,こちらは試験業界的にはどちらかというと既定路線で,「やっとなくなった」というのが個人的な感想ではあります。

それよりも,今後に向けて,大きな変更点は以下の3つです。


  1. プログラミング言語として,Pythonが選択できるようになった

  2. 午後のプログラミング(アルゴリズム+言語)の配点合計が,40点→50点になった

  3. プログラミング以外の問題の割合(問題数,配点)が減った


これらのことは,今後の基本情報技術者試験の学習に対して,大きな変化を起こすと考えられます。

基本情報技術者試験に合格したら,応用情報技術者試験を目指そう。(情報セキュリティマネジメント試験に合格しても同じ)

わく☆すた,けんけんです。
ただ今,美月さんが病気療養中なので,自分が書いております。
(と行っても,おかげさまで手術後順調に回復しており,今は入院中のベッドの上で艦これのイベントをやっているそうです。^^;)

前回の記事から間があいてしまいましたが,今日は基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験の合格発表ですね。成績照会はこちらです。(FESG

以前,美月さんも書いている通り,自分も,基本情報技術者試験にめでたく合格したあかつきには,応用情報技術者試験を目指すことをおすすめします。
理由は同じで,勉強し続けた方が合格しやすいからです。

もうちょっと砕けて言うと,“お得”だからです。

応用情報に受かれば基本はいらない?

本日,「プレス発表 平成27年度春期情報処理技術者試験(基本情報技術者試験)の合格発表について」にもありますとおり,春の基本情報技術者試験の合格発表が行われました。
全体の合格率は26.0%,統計情報によると,新制度累計での基本情報技術者試験の平均合格率は24.4%ですので,例年より少し高い合格率ですね。

合格された方は,おめでとうございます。
せっかくなので,基本だけで満足せず,そのまま応用情報技術者試験を受験するのは,とてもおすすめです。
受かったばかりで,覚えたことも忘れないうちに再度受験すると,今までの勉強が活かせますし,なにより連続で受けた時の合格率はとても高いです。

基本情報技術者試験午後プログラム言語の学習ポイント

先日,コメント欄で「基本情報技術者試験のC言語の学習方法」について聞かれた方がいらっしゃいました。
答えようと思いつつ,時間が経ってしまっていたのですが,ここでC言語を中心とした,学習ポイントについてお話ししたいと思います。

基本情報技術者試験の午後では,C,COBOL,Java,アセンブラ,表計算の5つのプログラム言語の問題が出題され,受験者はこのうちの1つを選んで回答します。
どの言語を選ぶのか,というのも,この試験を受ける上で重視されることが多いです。

ただ,大前提として押さえておいて欲しいのは,この試験で問われているのは,「プログラム言語を知っているかどうか」ではありません。
もちろん,知っておかなければ問題を読むこともできませんので,ある程度プログラム言語について学習する必要もあるのですが,それがメインではないのです。

基本情報技術者試験の合格発表が行われました

本日(11月17日(月))正午より,平成26年秋期の情報処理技術者試験のうち,基本情報技術者試験の合格発表が行われました。
合格者の受験番号はこちら,成績照会はこちらから行うことができます。

基本情報技術者試験は,マークシートだけなので,結果発表が早いですね。
その他の区分は,合格発表スケジュールによると,約1か月後の,12月19日(金)正午の予定です。

基本情報技術者試験の内容を復習してみる

本日,基本情報技術者試験の平成26年春午後問1(情報セキュリティ)の動画を,YouTubeに公開しました。
先日,問8(アルゴリズム)も公開しています。

ちなみに,基本情報技術者試験関連の公開動画は,「基本情報技術者 YouTube 解説映像」のページにまとめています。
今後も徐々に増やしていく予定です。

基本情報技術者試験,受験のすすめ

少し出遅れてしまいましたが,昨日7月14日(月)より,平成26年秋期の情報処理技術者試験の申込みが開始されました。
詳しくは公式ホームページの「平成26年度秋期試験について」をご覧ください。

申込み期間は,インターネット個人申込みでは,「平成26年7月14日(月)10時 ~ 8月22日(金)20時」です。
申込みは「受験申込」から行えます。

平成26年春期試験の午後の問題番号変更

さっき,「情報処理技術者試験「試験要綱」(Ver1.7)(PDF)」を読み返していて改めて気づいたのですが,基本情報技術者と応用情報技術者の午後で,どの問がどの問題番号なのかは,しっかり試験要綱に記述されているんですね。
試験要綱の33ページに,「問1が情報セキュリティ分野になる」ことがしっかり記載されていました。

以前,「平成26年春期情報処理技術者試験の変更点」の記事でも書きましたが,次回の試験から,情報セキュリティ分野に関しては,出題の強化・拡充が行われます。

基本情報技術者試験をJavaで受けてみる

かなり前に,「基本情報技術者試験のプログラミング言語」という記事を書きました。

最近の表計算は難しくなって,以前ほど大きな差はなくなってきていますが,基本情報技術者試験のプログラミング言語は,選択した言語によって難易度がかなり異なります。
ですので,受かりやすさだけを考えたら,表計算が一番楽だとは感じています。

ただ,受かりやすいものを選んで合格すれば何でもいい,というわけでは実はありません。
別に理想論で,「難しいものを選んだ方が素晴らしい!」ということではなく,実は言語選択については,その後にも実際に影響してくるのです。

試験で問われるプログラミングのレベル

はてな匿名ダイアリーにあった,「プログラミング出来ない奴ちょっと来い」が役に立ちそうだったので,ちょっと紹介します。

確かに,世の中のプログラミング本は,「プログラミング言語」の書き方の説明ばっかりで,「プログラミング」ができるようになる本って,なかなかないですね。
初心者の方は特に,このエントリにあるような方法で,実際に書いてエラーを出しながらマスターすることは大切だと感じています。

そして,情報処理技術者試験のプログラミング,アルゴリズム問題は,この「プログラミングができるようになったかどうか」を試すための試験です。

基本情報技術者試験より簡単かもしれない応用情報技術者試験

最近すごく感じていることなのですが,ここ数年の応用情報技術者試験は,アルゴリズム(プログラミング)が,すごく簡単になりました。
午後の問2(プログラミング)の問題は,難問が全然なくなり,アルゴリズムの基本がわかっていて,トレースをしっかりやれば解ける問題がほとんどです。
以前は出てきていたポインタの問題もなくなり,配列の添字を扱う問題が中心になりました。

基本情報技術者試験のプログラミング言語

わく☆すた,美月です。

昨日,誰かがプログラミング言語Javaの話をしていて,「うわー,そんなに大変なら基本情報はJavaで受けたくない!」という声を聞いたので,情報処理技術者試験でのプログラミング言語のお話しをしたいと思います。
情報処理技術者試験で,プログラミング言語の問題が必須なのは基本情報技術者試験だけで,C,COBOL,Java,アセンブラ,表計算の5言語のうちから,1つ選択です。

といっても,応用情報技術者試験では言語がいらないか,というとそんなことはなく,何か一つの言語(C,C++,Javaあたりがベター)をマスターしていることが求められます。アルゴリズム問題では,単にアルゴリズムを知っているというだけでなく,プログラミング経験がないとわからないテクニックを結構聞かれます。文字列型を数値に変換する方法,配列の添字の付け方,ポインタの扱いなどは,プログラミングをやってないとわかりづらいところです。

情報セキュリティスペシャリスト試験も,セキュアプログラミングは,C++,Java,Perl(注:平成21年当時)のうちで出題されますので,プログラミング言語をちゃんと知っておいた方がベターです。(避けて通ることは可能ですが)

今回(平成21年春)の試験で,基本情報技術者試験のプログラミング言語の選択に,「表計算」が追加されました。
先ほど,直近の基本情報技術者試験の午後問題を解いてみましたが,この「表計算」の追加が,基本情報技術者試験の合格率アップの要因の一つだな,と感じました。解いていて頭を使うので,決して簡単というほどではないのですが,プログラミング言語を学習する労力を考えると,格段に楽だと思われます。

必要な勉強量と難易度をふまえて,基本情報技術者試験に受かりやすい言語,ということを考えると,

  表計算 >> アセンブラ > COBOL >> C > Java

の順番だと,私は考えてます。

ただ受かるだけなら,前回の問題を見る限り,表計算が一番楽だと思います。Excelの本で表計算のやり方を勉強して,初級シスアドの過去問で問題演習をするぐらいで,合格レベルに到達すると思います。問題文がややこしいので,ある程度の読解力と論理的思考力は必要ですが,それをクリアしていれば,表計算自体の勉強というのはあまりありません。絶対参照と相対参照という考え方がわかっていればいい,くらいだと思います。

ただ,表計算で受かっても,技術者としては通用しないとは感じます。
基本情報技術者試験に限っては,就職の面接などではよく,「あ,基本情報持ってるんですね。言語は何をとりました?」と聞かれます。ここで,「Cです」「Javaです」というのと,「表計算です」というのは,かなり印象が違います。プログラミング能力が要求される応用情報技術者試験につながりにくい,という面でも,受かった後のレベルアップが難しくなります。なので,コンピュータ系の技術者になりたい人には,他の4言語の方がおすすめです。
他の4言語では,マスターするまでの時間が一番短いのは,アセンブラです。

これは,仮想機械COMET II用のアセンブラCASL IIで,実用的ではないですが,コンピュータの仕組みを知るには,最適な言語です。アドレスやポインタの考え方も理解しやすくなりますし,後につながるという意味では,とてもおすすめな言語です。CASL IIは,マスターするのに大体1ヶ月ぐらいで,他の言語に比べると短いので,会社の新人研修での試験対策講座ではよくCASL IIが選択されます。

手間はかかるけど,誰でも確実にマスターでき,資質に関係なく合格しやすいのがCOBOLです。
もともと,事務用に開発され,誰が書いても同じようなプログラムになるような言語ですので,ステップを踏んで順に覚えていけば,確実に組めるようにはなります。教えやすいので,専門学校で選択されることが多い言語です。
覚える文法は多いので,ひととおり学習するのに3ヶ月ぐらいはかかりますが,覚えてしまえば,確実な得点源となります。

ただ,COBOLは,古い言語で考え方が古く,マスターしても次につながっていかないのが難点です。実際の講義での,私の体感として,応用情報技術者試験のアルゴリズムで苦戦する人には,基本情報技術者試験でCOBOLを選択した人が多いように感じています。COBOLの考え方と,C,C++,Javaなどの最近多い言語との間には,隔たりが大きいので,他の言語になじみづらい,というところがあります。技術者として上を目指す人は,最初の言語にCOBOLを選択しない方がいいと思います。

Cは,とっつきづらいですし,ひととおりマスターするのに時間はかかりますが,いろいろ役立つ言語です。
基本情報技術者試験のC言語の問題は,Cの文法というよりアルゴリズムを聞いてくることが多いので,アルゴリズムも同時に学習できます。応用情報技術者試験に,一番直結している言語だと思います。ひととおりマスターするのには,3ヶ月から半年ぐらいはかかると思いますが,応用は効きます。個人的には,Cを学習した後にJavaをやると,言語をより深く知ることができていいと感じています。

Javaは,マスターするのに一番時間がかかる言語ですが,就職や転職には一番使えます。
基本情報技術者試験試験のJava問題は,基本的に,オブジェクト指向をベースにして,ポリモルフィズムや継承などの概念を聞いてきます。ですので,オブジェクト指向の理解が不可欠です。それだけではなく,文法的にも覚えることは多いので,実務で使えるようになるには,普通にやってたら半年以上かかります。

「基本情報技術者試験に受かる」という目的だけなら,一番回り道になる言語です。実際,Javaを選んだ人の合格率は低いですし,難易度も高いと思います。ただ,将来性を考えるなら,今頑張ってマスターしておく,というのはおすすめです。

ということで,言語の選択,どれがベストかは個人差が大きいです。
長所,短所を踏まえて,自分の目的に合った言語を,ぜひ選んでみてください。